カツラ(植物)の育て方とは?植え付け場所や水やりなどのコツを解説!のイメージ

カツラ(植物)の育て方とは?植え付け場所や水やりなどのコツを解説!

植物のカツラの育て方をご存知でしょうか?カツラは日本原産の大きな木で、とても育てやすいのでシンボルツリーにもよく使われており、植物を育てるのが不安な方にもオススメ出来る木です。今回はそんな植物のカツラの育て方のコツや、由来・縁起などを解説していきます。

2019年09月13日更新

T・S
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元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!
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目次

  1. カツラ(植物)の育て方とは?
  2. カツラ(植物)の特徴
  3. カツラ(植物)の種類
  4. カツラ(植物)の花言葉と名前の由来・意味
  5. カツラ(植物)の販売価格は?
  6. カツラ(植物)の育て方①環境
  7. カツラ(植物)の育て方②用土・植え付け
  8. カツラ(植物)の育て方③水やり・肥料
  9. カツラ(植物)の育て方④植え替え・増やし方
  10. カツラ(植物)の育て方⑤剪定・低く抑えたい場合
  11. カツラ(植物)の育て方⑥病気・害虫
  12. まとめ

カツラ(植物)の育て方とは?

お庭に植える大きなシンボルツリーをお探しの方におすすめなのが「カツラ」です。カツラの木は昔から親しまれており、日本原産の木ですので気候も合い、育てやすいのがポイントです。また、葉が黄変する頃には良い香りもしますので、人気があります。縁起の良い木でもありますので、ぜひ育ててみて下さい。今回はそんな植物のカツラの育て方のコツや、由来・縁起などを解説していきます。

カツラ(植物)の特徴

カツラとは?

カツラとは、カツラ科カツラ属に分類される、雌雄異株の落葉樹です。原産地は日本で、大昔から自生していました。アメリカにも分布していたのですが、アメリカのものは絶滅してしまい、日本原産となっています。非常に大きく育つ植物で、樹高は20mを超えます。画像のように非常に逞しい姿に成長しますが、葉はハートの形をしており、可愛らしさがあるのがポイントとなります。

カツラは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になるのが育てやすさですが、カツラは非常に育てやすい樹木として知られています。北海道から九州まで自生しているような木ですので、一旦環境が合ってしまえば放っておいても育ちます。街路樹にも使用されていますので、ぜひ気軽に育ててみて下さい。耐寒性に優れていますので、北海道の平地でも育てられます。また、多少であれば日陰でも育ちます。

カツラの開花時期

開花時期は4~5月です。時期になると画像のように、可愛らしい赤い花を咲かせます。あまり派手ではありませんが、これはこれで趣があります。花には花弁や苞がありません。雄花には赤い葯を持った雄しべがぶら下がり、雌花には赤色の雌蕊が3~5本つきます。また、雌株は秋になると果実が実ります。花だけではなく、木も開花期になると少し赤くなります。

カツラは甘い香りのする木

大木になることも特徴ですが、甘い香りがするのも大きな特徴の一つです。新緑の葉はあまり香りがしないのですが、秋になり、葉が黄変する頃にキャラメルのような香りが出てきます。この香りはマントールという物質によるもので、他の植物にも含まれているのですが、特にカツラは香りが強い木となっています。黄変した見た目も良いので、秋も十分に楽しめる落葉樹と言えます。

カツラ(植物)の種類

カツラの種類①カツラ(本種)

こちらは本種になります。本種は現在、日本と中国に分布しており、広く栽培されています。街路樹や公園樹としてもよく見かけますので、非常に馴染み深い木と言えます。また、実は木材としても使われており、耐久性がある為、洗濯板などにも使われてきました。今でも材として使われており、将棋盤や碁盤などに利用されています。

カツラの種類②ヒロハカツラ

こちらは日本固有種で、東北・中部地方にのみ自生している種類です。本種の近縁種ですが、葉が本種よりも大きく、先端に丸みがあります。また、樹皮があまり剥離しないのも特徴です。

カツラの種類③レッド・フォックス

こちらは見た目が大きく違う種類で、画像のように赤く染まる葉が特徴です。6月頃には緑色になりますが、葉が新しい葉は綺麗な赤色をしていますので、気になる方は育ててみて下さい。葉が赤くなる特徴以外は、本種同様に育てていけます。

カツラの種類④シダレカツラ

こちらは珍木として知られている品種で、画像のように枝垂れ性となっています。日本らしい趣があり人気です。また、岩手県盛岡市には国の天然記念物に指定されているシダレカツラが3つあります。

カツラ(植物)の花言葉と名前の由来・意味

カツラの花言葉

花を咲かせますので、花言葉も持っています。花言葉は「不忠・不変」となっており、とても意味深な花言葉です。また、枯れた葉にも言葉が付いており、「憂鬱・夢想家」となります。あまり良い花言葉が付いている木ではありませんが、後述するように縁起の良い木ですので、花言葉はあまり気にせず育てると良いでしょう。

カツラの名前の由来・意味

気になる名前の由来・意味ですが、これは「香出(かず)ら」が由来と言われています。黄変する頃に出る甘い香りから名づけられたとする説です。ちなみに、中国での「桂」はキンモクセイですので注意しましょう。学名に「Cercidiphyllum」と付きますが、この由来・意味は「ハナズオウ(属)の葉」という意味です。葉の形がハナズオウに似ていることから付けられています。

別名の由来・意味

その他、別名として「コウノキ」があります。漢字で書くと「香の木」で、こちらも香りが由来となっている名前になります。ちなみに、お葬式で焼香に使われる抹香にも利用されている木です。

カツラの縁起

庭に植える際は縁起も気になるところですが、カツラは非常に縁起の良い木として知られています。大木になるほど成長し、空へまっすぐ伸びていく様から、縁起が良いとされている様子です。また、中国では枝や樹皮が薬用として使われることがあり、体に良いとされているのもポイントです。

カツラ(植物)の販売価格は?

カツラの販売価格

育てる前に気になるのが販売価格ですが、大きなものであれば5000~15000円程度の価格になります。しかし、小さいポット苗のようなものであれば安価に販売されていることもあり、1000円程度でも購入出来ます。最初から大きな木を植え付けるか、小さい木から始めて大きくなっていく様子を楽しむか、お好きな方を選びましょう。

カツラの選び方

特別な選び方のポイントはありませんので、元気そうな苗を選びましょう。葉や幹がしっかりしており、病気や害虫の様子が無いものを選んで下さい。なるべく良いものを選んだ方が良いですが、生命力が強くて丈夫な木ですので、あまり神経質になる必要はありません。気に入ったものを購入して下さい。

カツラ(植物)の育て方①環境

カツラは鉢植えも可能?

大木になりますので、基本的には地植えで育てていくことになりますが、鉢植えでも育てられます。ただし、やはり大きな鉢は必要になります。20号鉢くらいの大型のコンテナで育てましょう。小さいポットの苗木から始める場合は、少しずつ鉢のサイズも上げていきます。スペースがあまり無い場合は鉢植えも検討しましょう。

カツラに適した生育環境

様々なところで自生している植物ですので、環境への適合性は高いのですが、出来れば日当たりの良い場所に植えてあげたいところです。半日陰でも構いませんが、日当たりが悪いと花付きが悪くなる上に、葉が黄変しにくくなります。なるべく日当たりの良い場所で育てていきましょう。

カツラの夏冬の管理

植物の育て方で大きなポイントとなるのが夏冬の管理ですが、生命力が強いのが特徴の木ですので、あまり心配はいりません。真夏の暑さにも耐えられます。強い直射日光を浴び続けると葉焼けをすることもありますが、あまり神経質になる必要はありません。冬も、耐寒性が高いので対策しなくても良いでしょう。北海道の平地程度であればそのまま冬越し出来ます。

カツラ(植物)の育て方②用土・植え付け

カツラの用土

用土は肥沃な土が適しています。地植えする場合、植え付けの際に大きな植穴を掘って、腐葉土や堆肥を混ぜておきましょう。たっぷり混ぜ込み、同時に緩効性肥料も元肥として施しておきます。鉢植えで育てる場合は、赤玉土を6割、腐葉土を4割程度の割合で混ぜたものを使うと良いでしょう。

カツラの植え付け

植え付けの時期は落葉期です。11~12月、もしくは2~3月に植え付けて下さい。植穴は根鉢の2倍程度の大きさの穴を掘ります。根鉢を3分の1ほど崩して苗木を置き、隙間に土を入れて馴染ませ、最後にたっぷり水やりをして下さい。鉢植えもほぼ同様です。不安定な様子であれば、支柱を立てて支えてあげると良いでしょう。

カツラ(植物)の育て方③水やり・肥料

カツラへの水やり

水やりは、地植えでしっかり根付けばほぼ不要になります。植え付けて2年未満の株は、土の表面が乾いたら水やりをしましょう。また、2年以上経っていても、極端に乾燥している場合は水やりをして下さい。鉢植えの場合は、土の表面が乾く度に水やりをします。まだ葉が黄変する時期じゃないのに香りが出てきたら、水不足となっていますので、水やりのペースを上げましょう。

カツラへの肥料

肥料は元肥として緩効性肥料を混ぜておく他、3月頃に寒肥を与えます。有機肥料か化成肥料を株の周辺に埋めておきましょう。鉢植えの場合も同様に、株元に与えます。その他の時期に肥料を与える必要はありませんので、あまり手間がかからない木と言えます。

カツラ(植物)の育て方④植え替え・増やし方

カツラの植え替え

鉢植えにした場合は、放っておくと根詰まりしてしまいますので、2~3年に一度は植え替えをしましょう。植え替えの時期は植え付け同様に、落葉期が適しています。鉢から出して、根と枝を切り詰めてから、一回り大きな鉢に植え替えてあげます。植え替えの際も緩効性肥料を元肥として施しましょう。

カツラの増やし方①種の採取

増やし方は種まきが一般的ですので、種の採取から行いましょう。雄株が近くにいて受粉した雌株は、花後にバナナのような鞘が出来ます。この鞘が茶色くなったら採種しましょう。受粉しないと種を採種出来ませんのでご注意下さい。採種した鞘は紙の上に置いて陰干しして、果実が裂けるのを待ちます。種を採種出来たら、すぐにまいても良いですし、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しておき、4月にまいても構いません。

カツラの増やし方②種まき

とりまきする場合は種を採種してすぐに種まきをします。ポットに赤玉土細粒を入れ、種まきをして、種が隠れる程度に覆土をします。たっぷり水やりをしたら、発芽するまで乾かさないように管理して下さい。冷蔵庫で保管した場合は、4月に同様に作業します。

カツラ(植物)の育て方⑤剪定・低く抑えたい場合

カツラの剪定

カツラは自然に樹形が整うタイプの木ですので、剪定は必ず行わなければいけない訳ではありません。混み合った枝や枯れた枝を間引く程度に行いましょう。剪定の適期は落葉期である11~2月です。枝の途中で剪定をすると樹形が乱れやすいので、枝分かれしている付け根の部分で剪定すると良いでしょう。

カツラを低く抑えたい場合

大きく育つのが特徴の木ではありますが、低く抑える方法もあります。強剪定も落葉期の11~2月の行いましょう。好みの高さで幹を切り詰めます。枝が太くて切れない時はのこぎりを使って下さい。主幹を切り落とすと、残した枝の基部や幹から強い枝が伸びてきます。それを将来の幹として育てていきましょう。幹にする枝を3本ほど残して、それ以外は基部から切り除きます。切った部分が細菌によって腐ることがありますので、ホームセンターで買える癒合剤を塗っておきましょう。

カツラ(植物)の育て方⑥病気・害虫

カツラの病気

初心者の方が不安になるのが病気についてですが、カツラは丈夫な木ですので、病気になることはあまりありません。水やりをしすぎないようにして、快適な環境を保つようにしていれば問題ないでしょう。

カツラに付く害虫

害虫はハダニやアブラムシといった一般的な害虫が付きますが、大きな影響がない場合が多いです。カミキリムシによる被害で、穴を開けられ、幹の内部を食害されることがありますので、もし穴が開いていたら針金を入れて補殺すると良いでしょう。葉はいずれ落葉しますので、食べられても大丈夫です。

まとめ

今回の「カツラ(植物)の育て方とは?植え付け場所や水やりなどのコツを解説!」はいかがでしたでしょうか?育て方から名前の意味などまで解説させて頂きましたが、縁起の良い育てやすい植物ですので、ぜひ気軽に育ててみて下さい。種まきで増やす場合は雌株も雄株も必要となる点に注意しましょう。

カツラが気になる方はこちらもチェック!

今回はカツラについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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