ソルゴーとは?風除けにもなる植物の特徴や障壁栽培のやり方まで解説!のイメージ

ソルゴーとは?風除けにもなる植物の特徴や障壁栽培のやり方まで解説!

ソルゴーと呼ばれる植物をご存じですか?ソルゴーは畑の風除けや、害虫対策、土壌改良などに効果のある緑肥植物です。この記事では、ソルゴーの特徴や、ソルゴーを畑に植えることによって得られる様々な効果についてご紹介しまていきます。

2019年09月13日更新

のべじ
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目次

  1. はじめに
  2. ソルゴーとは
  3. ソルゴーの効果
  4. ソルゴーの栽培方法
  5. ソルゴーの障壁栽培について
  6. まとめ

はじめに

ソルゴーはあまりなじみのない植物かもしれませんが、緑肥植物の1つで、畑の風除けや、害虫対策、土壌改良などの効果があるとされています。家庭菜園でもソルゴーを植えることによって、これらのメリットを得ることができ、農薬や除草剤などの使用を減らすこともできます。今回は、ソルゴーの特徴や、その効果についてご紹介していきます。無農薬栽培などにも繋がりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ソルゴーとは

イネ科の植物

ソルゴーはイネ科の一年草です。熱帯アフリカ原産で乾燥に強く、野生種では3mにもなりますが、緑肥用のソルゴーは1.5mほどです。農業の世界では「ソルガム」と呼ばれることも多く、様々な効果のある緑肥植物として利用されています。

ソルゴーの食用での利用

ソルゴーは和名では「モロコシ」と呼ばれます。その名前から想像できるように、トウモロコシの仲間であり、食用としての利用方法もあります。日本では食用としての利用はあまりありませんが、アフリカや東南アジアでは重要な穀物として利用されています。また、サトウキビのように茎から糖汁を取り出して利用されています。

実は栄養満点

ソルゴーには同じイネ科の米よりもミネラルや食物繊維が豊富とされています。また、タンニンと呼ばれる抗酸化物質を含むため、ガンなど予防にも効果があるとされています。最近ではグラノーラの中に混じっていることも多いです。なかなか食べる機会が少ないかもしれませんが、チャンスがあればぜひ食べてみてください。

ソルゴーの効果

風除け効果

ソルゴーは平均すると高さが1.5mほどで、中には3m近くに成長する種類もあります。この高さを利用して、畑を囲むと、防風林のように風除け効果が得られます。また、ソルゴーは地中深くにしっかりとした根っこを張るため、強い風が吹いても倒れません。四方を囲むと最も効果的ですが、風が強く当たる方向だけでもソルゴーを植えることによって十分に風除けの効果があります。

土壌改良効果

ソルゴーを栽培することで、根っこが土中深くに張り巡らされます。その根っこの働きによって、土中の団粒構造が進み、排水性や通気性が高まります。排水性が悪く、病気が発症しやすい場所で栽培すると効果的です。また、広い範囲に根っこが張り巡らされることにより、多くの養分を吸い、土中の過剰な養分をリセットしてくれます。栄養過多で野菜がうまう育たなかった場合に利用してみましょう。

緑肥効果

成長したソルゴーを刈り取って、細かくして土にすき込むことによって、ソルゴーが土中に分解され、各種栄養分となり、肥料としての効果が得られます。植物由来の肥料となるため、各養分のバランスがよくなります。また、有機物として、土壌の環境を改善する効果も期待できます。化学肥料を使わない有機栽培などでは緑肥効果を得るためにソルゴーを利用する場合があります。

障壁効果

近年注目されているのが、障壁効果です。これは畑の四方や、作物のそばにソルゴーを植えることによって、風除けと同時に、風に乗って飛来するアブラムシを食い止める効果を期待するものです。ソルゴーにはアブラムシの天敵であるテントウムシが付きやすいため、畑にテントウムシが増え、アブラムシを食べてくれる効果もあります。また、無農薬栽培をしている場合、近隣の畑からの農薬などの飛来を防ぐ効果もあります。

雑草の抑制

一般的に、雑草抑制のためには、他の緑肥植物を栽培することが多いです。しかし、ソルゴーは背丈が高く、雑草に光が当たりにくくなるため、雑草抑制の効果も期待できます。ソルゴーは畑の隅に植えることが多いですが、畑の隅はもともと雑草が多いです。畑の隅は除草剤で対策する人が多いですが、除草剤をまくのであれば、沢山の効果が期待できるソルゴーを植えてみてはいかがでしょうか。

ソルゴーの栽培方法

種類の選び方

園芸店などでは、複数の種類のソルゴーの種が販売されています。ソルゴーには上記の通り、様々な効果がありますが、種類によって、より期待できる効果が異なります。そのため、ご自身がソルゴーに期待する効果に合わせた種類の種を購入するようにしましょう。

種まきの方法

ソルゴーの種まきの時期は、品種や地域によって多少ずれがありますが、主に5月~8月頃とされています。条間30cmほど空けて、深さ5cmほどのまき溝をあけてスジ状に種をまきましょう。この時に、株間が広くなると、ソルゴーの茎が太く成長し、刈り取るのが大変になってしまうため注意して下さい。発芽後の新芽は鳥に狙われやすいため、ネットや、不織布をべた掛けすると効果的です。

刈り取りと再生

品種にもよりますが、種まきから40日前後で高さ1.5mほどに成長します。穂が出る前に刈り取ってしまいましょう。刈り取った後、緑肥として土中にすき込む場合は、株ごと抜き取り、クワなどで小さく崩しながら土と混ぜていきましょう。風除けなどに使用する場合は、しばらくすると再生するため、抜き取らないようにして下さい。

ソルゴーの障壁栽培について

障壁栽培とは?

障壁栽培とは、ソルゴーを畑の隅や、作物の風上に育てて、字のごとく障壁として利用する方法です。ソルゴーを障壁とすることによって、風に乗って飛来するアブラムシなどの害虫を食い止めることができます。また、ソルゴーが様々な益虫の住処になることによって、飛来した害虫を捕食したり、ソルゴーを基点に畑内に益虫が増え、害虫対策となり、農薬の使用を減らすことができます。

障壁栽培の方法

ソルゴーを利用した障壁栽培は、基本的には上記でご紹介したソルゴーの栽培方法を行えば大丈夫です。ソラマメなど、窒素過多によってアブラムシが発生しやすい野菜は、作物のすぐそばにソルゴーを植えることによって、障壁効果を得るとともに、土中の余分な窒素分をソルゴーが吸収し、作物の窒素過多を防ぐ効果もあります。

障壁栽培のメリット

害虫の被害を減らすことによって、農薬の使用を減らす、もしくはなくすことができます。当然、農薬散布や捕殺をするための時間とお金を省くことができます。また、風除けの効果が期待できるため、風による作物の傾倒や、傷がつくのを防ぐことができます。無農薬や減農薬栽培を行うためには非常に有効な手段となります。

障壁栽培のデメリット

障壁栽培には、当然デメリットも発生します。まず、ソルゴーを育てるため、その分ほかの作物の栽培面積が減ってしまいます。また、穂が出てしまうと、鳥が集まりやすくなり、ふんなどの被害が出てしまう恐れがあります。障壁栽培を行う場合は、このようなデメリットも理解したうえで、ソルゴーを育てるようにしましょう。

まとめ

出典: https://item.rakuten.co.jp

以上、ソルゴーについて、その特徴や効果についてご紹介しました。ソルゴーを利用した障壁栽培をすると、様々な効果が得られることが分かりました。緑肥植物の栽培と聞くと一見難しそうですが、むしろそれほど手間もかからず、様々な効果が得られるメリットの方が大きいです。農薬や除草剤の使用を減らせるので、安全な野菜を作れるのも嬉しいですね。ぜひ、ソルゴーを活用して家庭菜園を楽しんでください。

ソルゴーが気になる方はこちらもチェック!

今回はソルゴーの障壁栽培を中心にご紹介しましたが、その他にも様々な家庭菜園での野菜の育て方やガーデニングに関する記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

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