はじめに
素敵なひょうたんアートを簡単に作る方法
ひょうたんは昔から容器として使われてきた植物の実です。唐辛子入れとして小さなものを手にしたり見かけたりすることも多いでしょう。そんなひょうたんを使ったDIYで中に電球を入れて幻想的で美しいランプづくりが注目されています。
子供にでも作れる簡単なひょうたんアート。今回はその作り方手順やデザインの参考例から、先生に教えてもらう体験教室などひょうたんランプについて詳しくご紹介していきましょう。
ひょうたんランプとは
ひょうたんランプの作り方をご説明する前にまずはひょうたんランプとはというところから見ていきましょう。ひょうたんを使ったランプには次のような良さがあります。
ひょうたんを使った手作りランプ
中身を空洞にしたひょうたん容器の中に電球を仕込み、皮に穴を開けていくことでそこから漏れる幻想的な模様が浮き上がる素敵なインテリアです。
ひょうたんランプの良さ
ひょうたんアートはその名のとおりひょうたんという植物の実を使って作る手作りのランプだけれど、天然の素材を使うことでひとつとして同じ実の形はなく、それぞれに合った模様をつけることでとてもアーティスティックな作品作りができるもの。
ひょうたんランプは簡単に手作りできる
模様はただ穴をあけただけやビーズなどを詰め込んだりと、簡単に作りたい人は10分たらずでできるし、凝ったものを作りたい人は工夫しだいでいくらでも芸術的な作品に仕上げられるというメリットがあります。
簡単手作りひょうたんランプの作り方1.材料と道具
それではさっそくひょうたんランプの作り方を解説開始。まずは材料や道具など用意して欲しいものから紹介します。
ひょうたんランプ作りの材料と道具
ひょうたんランプの材料はひょうたん・電球です。模様にニュアンスをつけるためにビーズもあると良いですね。使用する道具はその皮に合わせてやわらかいものであれば爪楊枝や竹串などでも作ることができるけれど通常はキリを用います。
大型で皮の厚いものには電動ドリルでないと穴があけにくいでしょう。そのほか模様を書き込む鉛筆とそれを消す消しゴムも用意してください。
ひょうたんランプの材料選びのコツ
ひょうたんランプづくりの難易度はその皮の硬さによるといっても良いでしょう。やわらかいものほど穴あけが簡単で模様付けが楽になります。ただし強くにぎったりすると壊れてしまうこともあるので加減も必要。
また、ひょうたんそのものの形の面白さでインスピレーションがわくこともあるのでひょうたん選びは大切なポイントです。
簡単手作りひょうたんランプの作り方2.下処理
ひょうたんが空洞になっていない生のものの場合、まずは下処理からはじめます。ひょうたんの下処理はやり方こそ簡単だけれど少し日数がかかります。その手間が大変という方は容器状に中が空洞にできあがったものを用意しましょう。
ひょうたんランプの作り方:はじめにすること
生のひょうたんは中身を腐らせて空洞にしてください。へちまの垢すりを手作りしたことがありますか?その体験があれば方法は同じですので簡単にできるでしょう。やり方はというと簡単にいうと水に付けて種や果肉を腐らせ取り除くだけです。
ひょうたんランプにする下処理のコツ
一度水につけておく期間は1週間から。中身がすっかり腐ってなくなり、臭いニオイがなくなるまで何度も水につけて洗い流し乾燥させるという作業を繰り返します。
簡単手作りひょうたんランプの作り方3.ランプ部分
空洞になったひょうたんにランプにするめための電球を入れていく作業です。ひょうたんランプのタイプに合わせた電球を用意して中に仕込んでいきましょう。
ひょうたんランプの作り方:電球を付ける
ひょうたんランプに電球を取り付けるための穴をあけます。これは底の部分を平らにする目的もあるので、丁寧におこなってください。やすりなどを使ってきれいに仕上げると良いですね。中に入れる電球はお好みのものを。小さなサイズなら100均で売られているLED電球がコスパもよくておすすめです。
電球の付け方コツ
電球の選び方は置くタイプか吊り下げにするかで変わってきます。棚などに置きたいなら電球はスタンドタイプを用意してください。吊り下げ式の場合は電球を入れる底穴の他に紐を出すための穴を上部にも開ける必要がでてくるのでご注意ください。
簡単手作りひょうたんランプの作り方4.模様
模様のデザインはセンスと好みで決めていただくことなのでここではひょうたんへの模様の入れ方のみについて解説します。ひょうたんの皮の厚みによって合う道具でおこないましょう。
ひょうたんランプの作り方:模様入れ
ここがひょうたんランプ作りのポイントともなる模様入れについてご説明しましょう。模様はお好みのものを柔らかい鉛筆を使ってひょうたんに直に書き込んでいきます。デザインについては参考になる模様の例を後述でご紹介するのでそちらも見てくださいね。
ひょうたんランプ模様入れのやり方・コツ
模様はえんぴつの線に合わせて穴を複数あけていくことで作ります。穴の位置が近すぎると穴同士がつながってしまうので、適度な間隔を取るのがコツ。穴の大きさに変化をもたせることで漏れる光の量が変わって仕上がりがきれいです。それらも考慮して模様入れをしてください。
簡単手作りひょうたんランプの作り方5.仕上げ
いよいよひょうたんランプも仕上げ作業です。ここまでのできはいかがでしょうか?ひょうたんの形を活かした作品になっていますか?少し物足りないなと感じたらビーズなどで装飾をプラスするのも素敵なひょうたんランプを作るコツです。
ひょうたんランプの作り方:仕上げ作業
仕上げには模様の中にビーズを詰めたり下書きを消していく作業になります。ビーズはあまり使いすぎても効果がかんじられないので適度に使うのが良いでしょう。作りながらライトを付けてみて加減するとやりやすいですよ。
ひょうたんランプをきれいに仕上げるコツ
中の電球の色によってビーズの効果が変わってきます。これは電球の選び方になってしまうのですがクリア色ならビーズの色が目立ちますし、レインボーなど色つきの明かりで変化するものはビーズ部分が少しだけ暗く感じるため途中でライトをつけて試してみる必要が出てきます。
手作りひょうたんランプの参考にしたいデザイン1
ひょうたんランプは作るのは簡単だけれどその模様やデザインに悩んでしまうという方へ。参考になる素敵なひょうたんランプをご紹介します。
ひょうたんランプデザイン1
ひょうたんの形を活かしてマクラメ編みで飾りを付けたおしゃれなひょうたんランプです。下の丸い部分は普通に穴が開いているのでライトを灯せばそこから光がもれてくるでしょう。吊り下げて使うタイプなので下の丸いラインがそのまま残っているのも良いですね。
簡単な連続模様も素敵
肝心の穴による模様はというとこちらは細い月のような形を放射状に開けたもの。よく見ると模様が組み合わさリ連続になっていることがわかります。単純なパターンですが大人っぽくてきれいな柄ですね。きっと光が入るとさらに素敵になることでしょう。
手作りひょうたんランプの参考にしたいデザイン2
ひょうたんランプデザイン2
ひょうたんランプのデザインはかわいいものと細かいものの大きく2つに分けることができるでしょう。こちらは穴あけ自体は数もすくなくシンプルだけれど、ユーモラスな人形の形になっているのがポイント。カラフルな糸を巻きつけている帽子のデザインも素敵ですね。
明かりが入らなくてもインテリアになるデザイン
この作品のようにひょうたんランプに明かりが入らなくても楽しめるようカラフルなパーツを取り付けたり、ひょうたん自身に色塗りをしてしまう技法もよく見かけます。昼もひと目につくような場所に置くなら、カラフルな色付きのものにするのもひとつのやり方です。
手作りひょうたんランプの参考にしたいデザイン3
ひょうたんランプデザイン3
さきほどの光が入らなくてもインテリアになる進化系として、ひょうたん全体に色付けされたデザインです。特に素敵なのがひょうたんの形を活かしたペンギンの姿や表情を描いてあるところ。とてもアートな印象を受けるひょうたんランプで、そのかわいらしさに思わずずっと眺めてしまいそう。
ビーズやレースで装飾も
またもうひとつ素敵だと感じたポイントが、ビーズやレースといった小物の付け方のセンスです。少し大きめで目立つ色や形にすることで、作品の差し色的な効果が見られるでしょう。
全体で見てしまうと似たようなひょうたんランプだけれど、穴の模様を見るとちゃんと違いがあってそれに向いているビーズの色や数配置などとても考えられた作品になっています。
ランプをはじめひょうたんアート体験ができる場所
材料など集められないという方にはひょうたんアート体験教室がおすすめです。最後になりますが、そんなお教室を開いている場所2つを見ていただきましょう。(料金情報は2019/8/27現在のものです。)
ひょうたんアート体験「那須ハウス トールドール」
栃木県那須高原にある手作り雑貨店ではひょうたんランプの体験教室も開催されています。常設ではないので開催日はホームページやお電話でお問い合わせください。受講料は材料費込みで比較的低価格ではじめられます。
制作時間目安は1時間程度。口コミによると子供でもできるくらい簡単な教室だったとのことです。
トールドールの基本情報
【住所】〒325-0304 栃木県那須郡那須町高久甲5707-1
【電話番号】090-3758-6715(トールドール坂口さん)
【アクセス】那須IC下車
【材料費など】1800円~ ひょうたんアート体験教室は内容によって材料費が変わります
ひょうたんアート体験「田舎ごっこ」
こちらは体験コースとしっかり習いたい人の月謝制の2タイプがあり、手作りひょうたんランプ体験コースもミニなものから初心者向け、大型ランプ制作体験と複数のコースからそれぞれ選んでホームページから予約できます。
用意されているひょうたんの種類も豊富で、複数回の月謝制コースの場合自分で選んだひょうたんでお好みのランプが作れます。
田舎ごっこの基本情報
【住所】東京都世田谷区北沢2-12-14
【電話番号】03-3414-0677
【営業時間】10:30~、13:00~、15:00~
【材料費など】2500円から ひょうたんアート体験コースは初心者から複数用意されています。
まとめ
ひょうたんランプを手作りしよう
子供でも簡単に作れるひょうたんランプの作り方と参考にしたいデザイン例などを見てきましたがいかがでしたか?ひょうたんさえ手に入れば身近な材料で短時間で作れる素敵なインテリア。興味が湧いた方はこの記事を活用して是非試していただければと思います。
DIYが気になる方はこちらもチェック
そのほか暮らし~のではたくさんの手作りを応援する記事を掲載しています。ひょうたんアートの材料にも使われているビーズを使ったものから子供が喜ぶバルーンアートなど。またランプづくりの電球選びに電球のことも調べたいかたの記事もご紹介しておきますね。是非こちらも参考にしてください。
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