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インテリアに絵を飾るなら?家に飾る絵の選び方からおしゃれな飾り方まで解説!

インテリアに絵を飾ってますか?絵をプラスするだけで、インテリアが洗練される飾り方をご紹介しています。初めて絵を飾る方にも役立つ絵の選び方・壁掛けの方法まで解説していますので、ぜひご参考にしてください。リビングが、大きな絵や写真アートでおしゃれに変身しますよ。
2020年8月27日
森川 美月
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インテリアの中での絵の位置づけ

料理でいうならスパイス

通販やアートギャラリーで販売されている絵画・写真アートとは、インテリアの中でどのような存在でしょうか。料理に例えるなら、絵や写真アートは仕上げに加えるスパイスに似ています。なくても良いのですが、ひとふりするだけで料理全体の味わいの決め手となり、食べた人の印象もガラリと変わってくるのです。

おしゃれに見せる絵のヒミツ

通販などで絵を購入し飾っても、なんだか魅力的に見えないことがあります。インテリア全体として見て、絵を目立たせるように飾るとおしゃれにまとまるので覚えておいてください。例えばモノトーンやベージュトーンで統一したリビングインテリアの中に、きれいな発色の絵が一枚あれば、自然と目を引きつけます。

インテリアの絵の飾り方

飾り方①壁掛け

インテリアにおいて、絵は壁に飾るのが最も自然です。室内に立ち、大人の女性の目線ぐらいの位置に壁掛けします。壁に穴をあけることに抵抗がある方は、天井付近の壁に取り付けるピクチャーレール(上の写真。通販でも販売されています)を利用すれば、耐荷重内で複数枚同時に吊り下げが可能です。

飾り方②直置き

絵の飾り方は壁掛けだけではありません。直置きにすると、買ってきたばかりの絵を置いてあるような、あるいは引っ越したばかりのような、気軽で無造作な演出ができます。ポップアートや英字アートなどはこの飾り方がおすすめです。インテリアでは椅子や棚の上、床に直置きする飾り方があります。

飾り方③フォトフレーム

小さな絵や写真アートに向いているのが、フォトフレームに入れる飾り方です。インテリアテイストに合ったフレームを選ぶようにしましょう。リビングのサイドボードの上に置く場合は、家具の木色やインテリアテイストに合わせたフレームにするとしっくりなじみます。

インテリアに絵を飾るアイデア

可能なら壁紙を絵に合わせる

これから家を建てる方は、新築のインテリアプランの際、壁掛けする絵や写真アートのことも考慮して壁紙(クロス)を選ぶようにしましょう。絵の中の一色、あるいは同系の色を淡くしたカラーをインテリアクロスに使うと、絵や写真が引き立ちます。

絵を飾るためのコーナーを設ける

同様に、新築を計画している方は、すでにお持ちの絵あるいは未来に購入予定のアートを飾るためのスペースを、あらかじめ設計に組み込んでもらうことができます。たとえば玄関やリビングにニッチ(壁に設けたくぼみの飾り棚)を設けたり、絵の両サイドにブラケットライトをつけるなどです。

インテリアに飾る絵のおすすめ購入方法

①通販で購入

通販で絵を購入するメリットとしては、大きく二つ挙げられます。一つは、お気に入りの絵が見つかるまで足が棒になるほど歩き回る必要がないということです。二つめは、大きな絵を購入する場合、通販ショップなら金額に応じて送料が無料になるケースが多いので、持ち帰る苦労がありません。

通販のデメリット

通販で絵を購入する場合、絵の縦横サイズは詳細に記載してあっても、フレーム部分の厚みや全体の重量までは記載がないことがあります。またインテリアに飾ったときの、光の当たり方による絵の見え方や質感までは確認できないので、その点を理解して購入しましょう。

②ショップで購入


 ショップで直接絵を購入するメリットは、通販の真逆になります。つまり、光による絵の見え方や質感まで実際に確認でき、また、フレームの厚みや重量までわかるので安心です。デメリットは送料が別途かかる可能性や、気に入った絵に出会うまでそれなりの労力が必要になる点でしょう。

インテリアに飾る絵の選び方①

インテリアに絵を飾るなら、家の中で過ごす時間の長い部屋に飾りましょう。家族全員がよく集まるリビングは、家族にとって大切な憩いの場所です。例えばリビングのインテリアが無彩色なら、絵にはビビッドカラーを使うとメリハリのあるインテリアに、同系色でまとめると穏やかな印象のインテリアになります。

リビングに飾る絵の選び方

リビングに壁掛けするなら華やかな絵がおすすめです。明るく爽やかな印象の絵を選びましょう。リビングは、家の中で最も面積が広く設計されることが多い部屋なので、空間に負けない大きな絵を飾るのがおすすめです。縦長よりは横長の絵を選んだ方が、安定感や横への広がりを感じさせインテリアが落ち着きます。

リビングの絵のおしゃれな飾り方

リビングの絵を飾るおすすめの場所は、ソファの後ろです。壁掛けにするほか、ピクチャーレールで天井際から吊るしたり、ピクチャー用の細いシェルフをつけ、複数枚並べるという飾り方があります。立った時の目線と同じか、やや下に飾ると眺めやすいでしょう。

インテリアに飾る絵の選び方②

日本住宅のインテリア写真を見ると、海外のインテリアに比べ全体に色が控えめで、圧倒的に絵が少ないことに気づかされます。これは文化の違いによるものです。海外では洗練されたインテリアにはモノトーンが多く使われており、ダイニングルームでさえ黒を配色したコーディネートが見られます。

ダイニングに飾る絵の選び方

食事シーンで求められる色彩は、やはり食欲をそそるものでなければなりません。黒く暗い背景や、陰気な絵はダイニングインテリアには不適切です。絵のモチーフとしてはおいしそうな果物や美しい花がおすすめ。モノトーンインテリアの場合でも、空間のアクセントとして暖色が少し入った絵を選ぶとおしゃれです。

ダイニングの絵のおしゃれな飾り方

ダイニングインテリアに絵を飾る場合、食事をする人たちから眺めやすい位置に飾ることがポイントになります。食卓テーブルの位置と揃えて、壁掛けにするのがおしゃれでおすすめです。または、食卓の隣りに腰高のサイドボードやダイニングボードを置き、その上に絵を壁掛けか直置きで飾ります。

インテリアに飾る絵の選び方③

キッチンインテリアには絵は必需品ではありませんが、何の飾りも個性もないキッチンはあまりにすっきりしすぎて、モデルルームのような印象になってしまいます。お料理をする場所なので、デコラティブな額ではなくシンプルなフレームや素朴な木を使ったインテリアフレームを飾りたいものです。

キッチンに飾る絵の選び方

家庭の奥さまが料理をするキッチンでは、やはり主婦目線で絵を選ぶのがよいです。奥さまの好きな花や風景の写真、カフェ風のサインボードやタイルアートを飾るのもおしゃれです。野菜や食べ物をモチーフにした絵もふさわしいインテリアといえます。リビングとは正反対に、大きな絵より幅20~30cmほどの小さな絵がキッチン向きです。

キッチンの絵のおしゃれな飾り方

キッチンに飾る絵のテーマを決めたら、同じテーマで複数枚飾るのもひとつの飾り方です。飾る場所は、キッチンの油や水はねがかからない場所、コンロやシンクから離れたところに壁掛けしましょう。壁に穴をあけたくない方は、キッチンカウンターの上にレシピスタンドに入れて飾るとおしゃれでおすすめです。

インテリアに飾る絵の選び方④

誰かのお家を訪ねて玄関で待たされた時、そこに絵があると何だかほっとしませんか?絵は持ち主の人がらや好みを如実に表します。クラシックな絵は落ち着きや品格のある人、モダンアートはおしゃれで洗練されたイメージ、ポップなポスターならキュートで流行に敏感な人、といった具合です。

玄関に飾る絵の選び方


玄関は、家の顔とも呼ばれる大切な空間です。住む人のインテリアの好みや個性がよく表れます。小さな絵では貧相ですので、大きな絵を選ぶようにしましょう。縦長の絵の場合、横幅は少なくとも40cm以上がおすすめです。玄関はリビングへの導入部分にあたりますので、リビングとインテリアテイストを揃えるときれいにまとまります。

玄関の絵のおしゃれな飾り方

玄関では二つの飾り方がおしゃれです。シンプルに壁掛けにする場合は靴箱の上かニッチの中、あるいは窓も何もない側の壁のアクセントとして飾ります。パリジェンヌのアパートのような、気軽でおしゃれな印象にするには大きな絵を直置きするのがおすすめです。写真立てに入れる飾り方だと絵が小さく印象が薄くなるので、玄関では避けましょう。

インテリアに飾る絵の選び方⑤

寝室に鏡を飾ることは風水ではタブーとされていますが、絵なら大丈夫です。眠るための部屋なので窓は最低限だけつけて設計されている場合があります。明かりが少ない分、お部屋を明るくするようなカラーの絵を窓代わりに飾るとよいでしょう。

寝室に飾る絵の選び方

一日の終わりに体を休める寝室は、心の底からくつろげる場所にしたいですね。寝室向きの絵は、リラックス効果の高いペールトーンやパステルトーンの大きな絵がおすすめです。絵のモチーフは花畑や森などの風景画、あるいは想像力をふくらませるモダンアートなどがよいでしょう。

寝室の絵のおしゃれな飾り方

寝室では、寝具から出るホコリが床にたまりやすいので、床への絵の直置きはあまりおすすめしません。ホテルの一室のように、ベッドを置く場合はヘッドボード側(頭の側)の壁に、中心を合わせて壁掛けする飾り方がきれいです。あるいは横になった時に眺められるベッドサイドの壁に、大きな絵を飾りましょう。

インテリアに飾る絵の選び方⑥

色が氾濫しがちな子供部屋だからこそ、インテリアコーディネートは計画的におこないたいものです。家具はシンプルな色のものを選び、カーテンや寝具もあまり派手な柄ものは避けます。その代わり、実に着けるものや壁に飾る絵を、思い切り子供の好きなテイストにしてあげてください。

子供部屋に飾る絵の選び方

子供部屋に飾る絵については、大きな絵でなくてよいので、豊かな色彩の夢のある絵を選びます。子供時代にできるだけ多くの色に触れさせることが、子供の感受性を高めるからです。写真よりは絵の方が想像力をかきたてるので、お子さまと一緒にぜひお気に入りのアートを探してみてください。

子供部屋の絵のおしゃれな飾り方

お子さまの部屋に絵を飾る場合は、子供の目線に合った高さに飾るのがポイントです。お子さまにいたずらされないよう手の届かない場所に飾るのもアイデアですが、あまり高すぎては見えにくくなりますので注意しましょう。何枚か並べて配置するとおしゃれで、お子さまの興味も引きつけます。

インテリアに飾る絵の選び方⑦

トイレに飾る絵の選び方

オープンなサニタリースペースは別として、トイレは一般的に一畳ほどの、家の中で最も狭い部屋といえます。また、マンションなどでは窓がないトイレが多いので、その狭さ・暗さを解消するような奥行きのある絵や、明るい色彩の絵を選ぶようにしましょう。大きな絵はトイレをかえって狭く見せることがあります。

トイレの絵のおしゃれな飾り方

トイレでは、便器の後ろの壁か、サイドの壁、どちらかに飾ります。空間のデザインによってどちらに飾る方がよいかは異なりますが、座る人の目線に入る位置が好ましいでしょう。大きな絵である必要はなく、小さな棚があるなら、写真立てに入れたお気に入りのアートをそこに置くだけでもいいのです。

インテリアに飾る絵の選び方⑧

階段に飾る絵の選び方


階段を上るとき、壁がさみしいと感じたことはありませんか?家の中で階段は、設計上窓の少ない場所であることが多く、家の中心のリビング階段の場合などはまったく窓がないこともあります。風景画やトーンの明るい色の写真を飾り、階段を明るく照らすようなイメージで選びましょう。

階段の絵のおしゃれな飾り方

段に沿って、やはりアートも斜めに上るように飾ります。階段に白い壁が多い場合は、複数の額を集めてギャラリーのように写真を飾るのもおしゃれな飾り方です。階段の踊り場などに直置きで飾るのもおしゃれですし、ブラケット照明に照らされるように絵を飾ると、美術館のような雰囲気になります。

インテリアに飾る絵の選び方⑨

吹き抜けに飾る絵の選び方

吹き抜け空間の高い位置にアートを飾る場合、日々のメンテナンスが難しくなるため、汚れのつきにくい素材や額装されたアートを選ぶようにします。大きな絵やアートだと壁への負担が心配な方は、通販でも買えるファブリックアートやタペストリーなどがよいでしょう。

吹き抜けの絵のおしゃれな飾り方

採光目的の吹き抜けなら、日光を避けるように採光窓の下にアートを配置します。時間によって日の当たる場所が変わりますので、確認してから飾る場所を決定するとよいでしょう。また、あまり高い位置にしすぎると見えづらいため、どこから眺めるかを考えて飾るようにします。

インテリアに飾る絵の選び方⑩

和室に飾る絵の選び方

和室は昔ながらのほっとくつろげる畳の空間です。モダンな印象の和室では、クロスを壁紙に使用することもありますが、珪藻土や漆喰で仕上げられていることもあります。純和風の和室なら書や水墨画を飾り、モダンな和室なら漆や金箔を想わせる黒や金をあしらった抽象的なアートが似合うでしょう。写真よりは手描きの絵の方が、和の情緒を引き立てます。

和室の絵のおしゃれな飾り方

掛け軸は床の間に飾るものですが、アートとしてとらえるなら飾る場所は自由です。矢筈(やはず)と呼ばれる道具(通販で1000円程度からあります)を使い、天井に近い位置に取り付けた金具に吊るします。また、鴨居の上の長押(なげし)に専用のフックをつけ吊り下げる壁掛けの方法も、壁を傷つけないのでおすすめです。

インテリアに飾る絵の選び方:まとめ

インテリアに絵を飾るということは、洋服を着た後にアクセサリーをつけるようなものです。特に天井も壁も白くなりがちな日本の住宅では、壁面を飾るとぐっとおしゃれなインテリアに変身します。お部屋に合った飾り方をマスターして、アートのある暮らしを始めませんか?

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