インテリアに飾る絵とは
部屋のインテリアを代表する絵
部屋のインテリアテイストに合った絵を選ぶことが大切です。エレガントなインテリアにはクラシカルな油絵や歴史絵、風景画など、和室には水墨画や漢字アートなど、空間に調和する絵を選びます。まずは飾りたい場所を決め、目線の高さと同じか少し下に飾るのが基本の配置です。
窓の代わりとしての絵
高層住宅は一戸建てに比べ窓数が少なく、室内が薄暗くなることがあります。そんな時は、窓を描いた一枚の絵を飾ってみてください。まるでそこに窓があり、外を眺めているような気分になりませんか？窓の外に見える日光の明るさや、海や森などの美しい景色が心を外の世界へと誘い、インテリアに開放感が生まれます。
インテリアに飾る絵の大きさ
絵の大きさには制限がなく、ポストカード大のものから身長を超えるような大きな絵まで、さまざまな絵が存在しています。部屋や空間に合った大きさの絵を選び、家具やインテリアが絵によってさらに引き立つように飾りましょう。絵の大きさを選ぶ際のポイントをお伝えします。
大きな絵？小さな絵？飾り方の基準
大きな絵の飾り方
大きな絵を飾るには、大きな空間が必要です。部屋の中ではソファの後ろの壁、ベッドのヘッドボード側の壁、また玄関の壁、吹き抜け空間の壁などが、大きな絵にふさわしい広さがあります。絵の面積を考慮し、暗い色や重い色はなるべく避け、明るいトーンや中間色の絵を選びましょう。
小さな絵の飾り方
小さくてもお気に入りの絵はぜひインテリアに飾りたいものですが、広い空間にポツンと一枚小さな絵があっても、絵が引き立ちません。小さな絵の飾り方のコツは、ちょっとした空間、例えば窓と扉の間の細い壁、階段の途中やトイレの壁、ニッチに壁掛けしたり、あるいは写真立てに入れて出窓などに飾ることです。
部屋をおしゃれに見せる絵の配置
複数枚をバランスよく配置
新たに絵を購入しなくても、すでに持っている絵を生かす飾り方があります。同じような大きさの絵を複数枚、壁掛けで飾る方法です。絵の色合いやインテリアとのバランスを見ながら配置していきます。全体として見ると、大きな絵画のような印象を与えるおしゃれな飾り方です。
主人公と脇役を決めて配置
主役となる大きな絵、それを囲むように小さな絵を配置する飾り方があります。フォーカルポイントがはっきりするので、バランスのとれた飾り方です。複数枚絵を壁掛けする場合、絵とフレームに共通したカラーを使用すると全体がうまくコーディネートできます。
インテリアに飾る絵の飾り方
飾り方①壁掛け
一般的な絵の飾り方は「壁掛け」です。部屋の中で、家具を配置した後、なんとなくインテリアが寂しい気がしたことはありませんか？床には家具やラグ、観葉植物などものが乗りますが、壁面には案外壁掛け時計ぐらいしかなかったりするものです。壁面に大きな絵を飾り、おしゃれな部屋に変身させましょう。
飾り方②直置き
壁に穴を開けたくないからという理由で絵を直置きする方がいますが、これもおしゃれな飾り方の一つです。空間によっては直置きの方が、絵が映える場合があります。例えばリビング内のオープン階段の下や、飾り棚や靴箱の上など。直置きする場合は大きな絵の方がバランスがよくなります。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵①
リビングにおすすめなのは、大きな絵です。お部屋の中で最も面積が広いのはたいていリビングであり、大勢の人が集まったり家族団らんの大切な場所になります。そこに飾る絵は、心を和ませてくれる風景の絵や、お部屋のインテリアを象徴するような絵を選びましょう。
リビングに飾るおすすめの絵：1
大きな絵にふさわしいのが風景画です。リビングには、のどかな田園地帯や湖、山などの自然を描いた絵を飾りましょう。３人掛けのソファの後ろの壁に飾る場合は、ソファとセンターを合わせて配置します。インテリアのアクセントカラーと絵の色を合わせるのが、上級者の飾り方です。
リビングに飾るおすすめの絵：2
人が集まるリビングには、気持ちが明るくなるような花の絵がおすすめです。暗い感じの油彩画よりも、空や鳥、太陽や虹などが盛り込まれた明るい印象の絵がよいでしょう。ソファの後ろの壁に飾る配置と、ソファに座った時に眺められる場所に飾る配置があります。
リビングに飾るおすすめの絵：3
絵画 ジュリアン アスキンス 「サマー コーブ」
出典:楽天先にも述べましたように、「窓の代わりとしての絵」というとらえ方をすると、窓から外をのぞいた時に眼下に広がるような風景画は、広がりと開放感が得られます。狭いリビングや、窓の少ないリビングにはこのような遥か彼方を見渡すような遠近感のある風景画がおすすめです。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵②
みんなで楽しく笑いながら食卓を囲むことは、食事の味をひときわ美味しく感じさせ、健康にもつながります。生き生きとした花や絵画でダイニングインテリアを彩り、いつも新鮮な気持ちで食事を摂りたいものですね。
ダイニングに飾るおすすめの絵：1
油絵 Henri Fantin-Latour 卓上の果物と花
出典:楽天ダイニングとは食卓を囲み、家族や友人と食事をする場所です。そこに楽しい気持ちを助長する絵があると、なお場の雰囲気が和やかになります。食事をするお部屋なので、果物を描いた絵がおすすめです。果物は風水でも好まれる題材で、「豊かな実り」「繁栄」を表します。
ダイニングに飾るおすすめの絵：2
食事をする部屋にはさわやかなフルーツや花がよく似合います。サイドボードの上などに飾る場合は、このような横長の絵と相性がよくなります。横長の絵は安定感があり、インテリアに平和や安心をもたらします。
ダイニングに飾るおすすめの絵：3
リアルなタッチの油彩画より、もう少しモダンアートの雰囲気を好む方にはアートパネルに収めたポスターがおすすめ。ポスターは、比較的安価で大きな絵が手に入るのが魅力です。はりたつお氏の「フランスの食卓」は、ポップなカラーで細部まで繊細に描きこまれていて、見飽きることがありません。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵③
毎日キッチンで料理するお母さんにとって、キッチン空間を心地よく保つことは大切です。お気に入りのキッチンツール、キッチンファブリック、そして壁掛けの写真や絵が、家事を頑張るお母さんに元気を分けてくれます。
キッチンに飾るおすすめの絵：1
キッチンには、野菜やハーブを題材にした絵がよく似合います。描かれている素材がこんなタイルならなおのこと、清潔感があっておすすめです。こちらは一枚一枚丁寧に作られた七宝焼きのピースを9枚合わせた額装アートで、爽やかな色合いの植物デザインが真っ白なタイルに映えます。
キッチンに飾るおすすめの絵：2
北欧インテリアやモダンインテリアに合わせやすいのがこちらの絵です。「絵本の魔術師」とうたわれた有名なアメリカの絵本作家、エリック・カールの果物をモチーフにした作品。何のフルーツかな？というところから、お友だちとの話題もはずむことでしょう。食卓から眺められるよう壁掛けにして飾ります。
キッチンに飾るおすすめの絵：3
ナチュラルインテリアやカジュアルなキッチンに合わせて飾りたい、フレッシュで優しい印象のくりのきはるみさんの作品です。「パリの朝食」というタイトルのこの絵は、絵の中に解放された窓が描かれており、見る者の心が絵の中へどんどん引き込まれていきます。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵④
玄関は、外から家の中に外気が入ってくる最初の場所です。いつも掃除して清潔に保つことはもちろん、そこに美しい絵画を飾ることで、単なる「入り口」から「玄関という名の部屋」へと格上げしませんか？長居したくなる心地よい玄関を目指しましょう。
玄関に飾るおすすめの絵：1
玄関には「安定」を意味する山の絵を飾ると良い気が入ってくるといわれています。掃除や安全の観点からは、直置きよりも壁掛けにして飾る方がよいでしょう。靴箱の上や、ニッチと呼ばれる飾り棚に飾るとおしゃれです。
玄関に飾るおすすめの絵：2
大人気画家、藤谷壮仁郎氏のジークレー版画作品です。荘厳なイメージのある富士山が宝石のような輝きを帯び、現代建築にも合わせやすいモダンな印象に仕上がっています。藤谷氏の絵は軽やかで鮮やかな色彩が特徴です。富士の絵を飾る場所は、目線よりやや高い配置が好ましいでしょう。
玄関に飾るおすすめの絵：3
鳥は幸福を運んできてくれるといわれ、玄関に飾るのにふさわしいモチーフです。あまり大きな絵よりは、幅30～40cmぐらいの大きさの方が可愛さが引き立ちます。さまざまな種類の鳥の絵を数枚用意し、波を描くようなラインで壁掛けにすると、空間に流れが生まれるのでおすすめです。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑤
一日の終わりに、穏やかな睡眠をとるための静かな寝室では、あまり派手な絵は気持ちが落ち着かないので避けましょう。気持ちをリラックスさせるカラー、ミントグリーンやラベンダーなどの中間色の絵や、パステルカラーの優しい雰囲気の絵がおすすめです。
寝室に飾るおすすめの絵：1
ラベンダーカラーは精神をリラックスさせるやすらぎの色です。発色のきれいなシルクスクリーンは寝室にぴったり。絵の配置は、ベッドのヘッドボード（頭側）上に壁掛けしたり、ベッド側面の壁に飾ると、寝ながら眺められるインテリアとしておすすめです。
寝室に飾るおすすめの絵：2
幸せな夢の国へ誘うような、優しいパステルカラーの空の絵です。羽ばたく鳥、美しい夕焼け、透き通るような空の色、すべてが希望と喜びに満ち溢れています。見る人の心に幸せを届けるこのようなアートは、ご新築祝いやご結婚祝いのギフトとしてもおすすめです。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑥
リビング・ダイニングのインテリアはモノトーンインテリアでシックにまとめていても、子供部屋までそのルールを当てはめるのはあまりおすすめしません。子供時代にできるだけ豊かな色に触れて暮らすことが、感受性の豊かな子供を育てるからです。
子供部屋に飾るおすすめの絵：1
男の子のお部屋には、こんな動物モチーフがユニークです。動物たちが擬人化され、絵本の中にある別世界のように描かれています。色合いはわりとシックなので、子供のおもちゃによくあるようなカラフルでうるさいイメージにはならず、品のよい愛らしさです。
子供部屋に飾るおすすめの絵：2
女の子の部屋には、くりのきはるみさんのアートがおすすめです。優しい色使い、胸がキュンとする可愛いウサギやネコなどの動物、そして美しい色合いの穏やかな風景。お誕生お祝いにプレゼントしても喜ばれます。わりと小さなサイズなので、いくつか揃えて飾るとおしゃれです。
子供部屋に飾るおすすめの絵：3
男の子、女の子問わず子供にも大人にも愛される虹が、なんと象さんの鼻からシャワーのように吹き上がるという、想像力を刺激するインテリアアートです。青は心を落ち着かせる作用がありますので、お子さまのお部屋に飾ると情緒の安定した子になりそうですね。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑦
トイレは家の中でも狭い空間ですので、大きな絵を飾る場合は一枚だけ、小さな絵なら複数枚飾るとおしゃれです。小さな部屋でも手を抜かずに、インテリアテイストに合った絵を選び、洗練された空間に仕上げましょう。
トイレに飾るおすすめの絵：1
清楚なイメージのある白い花のアートは、トイレにおすすめです。清潔感があり、繊細なタッチなのでお花畑にいるかのような気分にさせてくれます。トイレのインテリアに合わせて、淡いピンクや水色、紫、黄色などのお花でもおしゃれです。
トイレに飾るおすすめの絵：2
想像力をかきたてる、物語性のある絵がトイレにはおすすめです。すぐに答えがわかるような絵ではなく、謎解きのような、これは何だろう？と考えさせるミステリアスなムードが五感を刺激します。色は落ち着きのあるブルー系、爽やかなグリーン系などが心地よいカラーです。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑧
昭和の時代、和室に飾る絵といえば掛け軸や屏風でした。現代では、畳の形や壁・天井の素材に至るまで、モダンにアレンジされた和室が増えています。そんな現代和室に合う絵とは、どんなアートなのでしょうか？
和室に飾るおすすめの絵：1
和室に合うおすすめの色彩として「金」と「黒」があります。金色は屏風などに使われる金箔を想わせ、黒は漆の黒を連想させるため、和室によく合うのです。また、抽象的な絵を選ぶなら月や太陽に見える「輪」が、日の丸を連想させる日本らしいモチーフといえます。
和室に飾るおすすめの絵：2
おじぞうさまの絵が可愛らしい、額装色紙アートです。そこに書かれたメッセージを読むと、人生について前向きになれることから、大変人気があります。和室以外でも、階段やトイレなど、ちょっとした壁掛けとしてお部屋に飾るのにおすすめです。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑨
絵を飾る場所といえば、たいていの人はリビングや寝室を想いうかべます。ですが、階段にも意外に絵を飾るスペースがあるものです。ちょっとしたギャラリーや小さな美術館のように、階段を上がりながらアートを眺め、日々の生活の中でほっとする時間を持ちませんか？
階段に飾るおすすめの絵：1
家の中で階段は、比較的窓の少ない場所です。リビング階段など、家の真ん中に階段がある場合はまったく窓がない場合もあります。そんな薄暗くなりがちな階段を明るくするには、一枚の絵を飾るだけでじゅうぶんです。窓の外や光輝く空などを描いた絵を飾ることで、開放感が生まれます。
階段に飾るおすすめの絵：2
階段にはお気に入りの絵をそっと並べて飾るとおしゃれです。動物好きの方や小さなお子さまのいるおうちなら、可愛らしいネコのアートはいかがですか？こちらの「黒猫デコレーション」は3枚セットになっていて、さまざまな表情の黒猫が登場します。
並べて飾ってもいいですし、階段に1枚ずつ間隔をあけてかけても動きが出て面白い配置ができますね。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑩
写真は絵と違い、リアルな現実のワンシーンなので、見る人の心を強く揺さぶる力があります。飾り方としては大きなサイズの写真を選び、大胆に飾るのがおすすめです。リビングの主役として、寝室の壁掛けとして、写真をインテリアにうまく取り入れてみませんか？
リビングに飾るおすすめの写真：1
モノクロ写真やセピア色の写真には、思い出アルバムをめくるような郷愁が漂います。色がないぶん、造形美や自然美に目がいき、風景を詳細に観察することができるのです。真っ白い画用紙を前にした子供のように想像力がかきたてられます。また、モノクロアートはパリのインテリアのようにおしゃれな印象です。
リビングに飾るおすすめの写真：2
白と黒だけの写真では味気ない、けれどもあまり色が氾濫した絵は好まない、という方は、こんな空気感のアートはいかがですか？モノクロではないのに、木のシルエットの美しさが際立ってとても印象的な写真です。北欧インテリアやモダンインテリアにマッチする、シンプルな飾り方ができます。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑪
寝室に写真を飾ると、心が落ち着いたり幸福感を覚えたりといった効果が得られます。眠る前のリラックスタイムには、清々しいホワイトや涼しげなブルー系の絵がおすすめです。光や花、自然風景など、広がりを感じさせる写真が心を解き放ってくれます。
寝室に飾るおすすめの写真：1
ネモフィラ/ひたち海浜公園 花 風景写真パネル
出典:楽天一見ラベンダーを想わせるこちらのブルーの花は、ネモフィラという小さな花です。これだけの数が群れ咲いて、楽園のような風景を創り出しています。丘のゆるやかなカーブを眺めていると、風になって丘を吹きわたっているような気持ちになりますね。
寝室に飾るおすすめの写真：2
北海道で撮影された、美しい朝もやの景色です。もやにより発生したグラデーションがオーロラのように漂い、豊かな自然を包み込みます。眺めていると、ぼんやりとまぶたが重くなってきそうです。このような壮大な風景写真は、大きなサイズで飾ると効果も大きくなります。
インテリアに飾りたいおしゃれな絵⑫
玄関はその家の顔であり、住む人の好みをよく反映する場所でもあります。ないがしろにせず、おしゃれなアートで美しく飾る習慣を持ちましょう。外から帰ってきたイメージで玄関を眺め、ここにアートがあるといいなと思う場所を見つけることから始めます。
玄関に飾るおすすめの写真：1
海が好きな人は、こんな桟橋を写した写真はいかがですか？ひたすらまっすぐに伸びる桟橋、思わず走り出したくなりますね。海の写真を飾るだけでなく、サーフボード型の置物やハイビスカスを飾るなど、インテリア小物とコラボレーションさせるとさらにおしゃれに演出できます。
玄関に飾るおすすめの写真：2
写真 アート プチ Fifth Ave.
出典:楽天都会的なインテリアを好む方は、こんな街並みの写真がおすすめです。モノトーンでまとめたインテリアによくマッチします。壁掛けにする場合は、目線よりやや上に飾ると見上げるように眺めることになり、高層ビル群を下から見ているような演出ができますよ。
インテリアに飾りたい絵：まとめ
部屋をアートな雰囲気にするのにおすすめなのは、巨匠画家の描くモダンな作品ですが、シンプルなモノクロ写真や子供の描いた絵が思いがけずおしゃれなアートになることもあります。お部屋の写真を撮って持参し、絵を購入する際に参考にすると失敗が少なくなりますよ。
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