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冬キャンプ用テントの選び方は?初心者でも失敗しないポイントを解説!

テントは形状がことなるもの、大きさがことなるもの、設営方法がことなるものなどいろいろな種類がありテント選びは大変です。さらに冬キャンプは冬キャンプ用のテント選びも必要になることから、テントを買う前にチェックしておきたいポイントを紹介します。
2020年8月27日
揚げ餅
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この記事で紹介しているアイテム

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冬でもキャンプは楽しめる

防寒対策をすれば大丈夫

Photo byFree-Photos

キャンプのシーズンは秋までという考え方は古いかもしれません。近年は冬でもキャンプを楽しむという方が増えてきました。寒さ対策が必要で、荷物が多くなりアウトドアが盛んな時期と比べると大変ですが、同じようにソロや二人の少人数でも、4人や5人などのファミリーキャンプもできます。気温が大幅に違うことと、冬には休業しているキャンプ場が多いことを除けば実は普段のキャンプと冬キャンプに大きな違いはありません。

初心者は注意

大きな差はないといいましたが、初心者は注意しないといけないことがたくさんあります。気温が低いので、新たに装備にお金をかけないといけなくなります。例えば夏用の寝袋だと冬は使用不可。-10度ぐらいに対応したものが必要になったり、私服では寒いのでフリースのジャケットを着込むなどして暖かい服装をしてキャンプを楽しみましょう。他には冬のキャンプ場では水道が凍ってしまう可能性なども考えられます。

冬キャンプに必要な防寒対策について

防寒着で寒さ対策

冬キャンプではどのような服装になるかというと、重ね着をしていきます。ベースとなる服の上に保温性のあるフリースなどを着てその上に風を通さないウィンドブレーカーを着るようにしましょう。冬キャンプの定番の服装です。初心者の方は厚い上着一枚だけ持っていけばいいと思うかもしれませんが、重ね着をすることで、汗をかかないちょうどいい温度に調整しやすくなります。防寒着で寒さ対策をするのは冬キャンプの基本です。

マットなどの寝具の工夫

冬キャンプではテントも大切ですが、それと同等に寒さを感じないように寝具も大切です。いつもは使っているマットが3cmの厚みなら5cmや10cmのものに変えたり、コットを導入したりと暖かい寝床を作りましょう。電源付きサイトを利用してホットカーペットなどを導入するというような方法もあります。

ストーブの導入

冬はソロや二人用の小さなテントもいいですが、あえてソロや二人でもファミリー向けの大きなテントを選ぶという方法もおすすめです。テントが広いと石油ストーブや薪ストーブが使えるようになるので便利ですよ。電気ストーブは暖房効率が足りず真冬だとあまり暖かくなりません。そのため冬キャンプでのおすすめストーブは石油ストーブや薪ストーブになります。

冬キャンプ用のテントとは

おすすめはインナーが通常の生地のテント

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61%2B6OfOfkcL._SL1200_.jpg

軽量化をはかるためにインナーが通常の生地ではなくフルメッシュのものがありますが、風通しがよく冬キャンプ向きのテントはいえません。冬キャンプでも使えるテントとして大切なのは寒い風をいかにシャットダウンしながら通気性を確保しているかということです。インナーがメッシュだと中に風が入ってきたときにダイレクトに寒さが伝わるため暖かいテント、過ごしやすいテントとは言えません。

冬キャンプ用のテントの選び方とは

Photo byHuskyherz

冬キャンプ向けのテントの選び方で大切なポイントは外からの風を以下に防ぐかということです。薪ストーブが使えるような状態だと暖かいですが、ストーブがない状態だとテントはただの生地です。決して発熱し暖房のような効果があるわけではないので、冷たい空気が防げるようになっているか、暖房器具などが導入しやすいかなどが選び方のポイントになります。また普段のキャンプと同じように持ち運びやすさなども大切です。

冬キャンプ用のテントの選び方1

テント選びのポイント1:フライの有無

初心者の方はあまり見かけないかもしれませんが、テントにはインナーだけのシングルウォールとフライシートがあるダブルウォールがあります。登山以外では基本的にフライシートがある方が快適に過ごせるのでまずはダブルウォールテントから選びましょう。フライシートがあるとインナーとの間に空気の層ができ暖かい、結露に強い、荷物置き場やリビングにもなる前室ができるなどいろいろな効果があります。

ファミリー向けシングルウォールはない

探せばあるかもしれませんが、ファミリー向けのシングルウォールテントはありません。大きなものでも4人程度のものが多いです。シングルウォールは登山用に軽量化しているものが多く、大人数で使うという使い方はあまり想定されておらず種類が少ないです。また一般的に大きくても結露が発生しやすいのでストーブの導入は難しいでしょう。

冬キャンプ用のテントの選び方2


テント選びのポイント2:スカート

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51TWUmpr4qL._SL1200_.jpg

冬キャンプ向けテントのおすすめの選び方としてはスカートの有無があります。単にスカートということもありますが、メーカーによって呼び方が多少異なりマッドスカートやスノースカートと呼称されフライシートの裾が夏用のテントなどと比べると、少し長くなっていて地面まで垂れ下がっているものを指します。雨による跳ね返りでインナーが汚れるのを防いでくれたり、冬の冷たい風が入らないように防いでくれるので便利です。

スカートがないと寒い

スカートがないテントはフライシートと地面の間に隙間を作ることで換気の役割を果たしています。そのため冬では冷たい空気が常に循環して寒いと言われています。スカートがないテントでも冬キャンプはできますが寒さ対策が必ず必要になります。もし冬キャンプ用に新しくテントを買う場合はスカートが付いているか選びましょう。迷っている方もスカートがあるほうがおすすめです。

冬キャンプ用のテントの選び方3

テント選びのポイント3:目的に合っているか

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41A4qz2uPSL.jpg

登山や電車などを使って徒歩でキャンプをしたいというときにスカートが付いていても重たいテントだと持てないですよね。持てたとしてもキャンプをする頃には運搬だけで疲れてしまう可能性があります。このように冬キャンプでも選び方で大切なのは目的や使い方にあっているかということです。徒歩や自転車だと重さ、収納サイズはどの季節でも選び方として重要なポイントになりますよ。

オートキャンプならあまり気にしなくてもいい

車でキャンプ場までいくという場合は重さや収納サイズによる選び方はあまり気にしなくても大丈夫です。ソロキャンプでもファミリー向けの大きなテントを使う方は多いです。大きいと薪ストーブが使えるようになることから暖かい幕内になります。また小さいソロや二人用のテントでも大きなスクリーンタープ内で設営すると寒さ対策にもなるので目的や使い方に合わせてサイズは選びましょう。

冬キャンプ用のテントの選び方4

テント選びのポイント4:通気性

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81I9FCrv9RL._SL1500_.jpg

キャンプではベンチレーション(通気孔)があるテントを選びましょう。冬に通気孔あると暖かい空気が出ていきそう、スカートが付いている意味がないのではと思うかもしれませんね。先ほど紹介したことと真逆のことを言っているように思えるかもしれませんが、通気性がないと結露が発生しやすくなります。また恐ろしいことに雪が降る中キャンプをしているとベンチレーションがなければ酸欠になる可能性もあるので通気性は大切です。

結露は完全に防げない

どんなテントも大なり小なり結露は発生するので、ベンチレーションが無いもの以外はあまり気にしなくてもいいでしょう。初心者の方には分かりにくいと思うのですがテント内に人がいるだけで、温度と湿度はテントの外より高くなり通気性が良くても結露は発生します。インナーの全体がメッシュになっていると冬は寒いので、インナーの一部だけメッシュになっているものや開閉式のほうが暖かいですよ。ソロや二人、ファミリー向けでも同じです。

冬キャンプ用のテントの選び方5

テント選びのポイント5:丈夫な作り

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61lck8tM8eL._SL1500_.jpg

冬は風が強いこともありできるだけ丈夫な作りになっているテントが初心者にはおすすめです。フレームを対角線上に交差させてるシンプルなドームテントは初心者でも設営しやすいですが風に対する強さは普通です。フレームの交差箇所が多いほど風に対する強度があるので、交差箇所が多いテントがおすすめになります。またテントを選びでは作りだけではなく丈夫な素材かどうかというところも大切です。

丈夫な素材とは

テント選びで大切な丈夫な素材とは、素材そのものの強度です。寒さ対策や過ごしやすさには、なんら影響しませんが、テント全体の強度や丈夫さに影響してきます。例えばFRP(繊維強化プラスチック・グラスファイバー)とアルミポールだとアルミのほうが強度があると言われ、アルミとアルミ合金だとアルミ合金のほうが丈夫です。生地もD(デニール)やT(デシテックス)の数値が大きいほど丈夫な生地が使われています。

冬キャンプ用のテントの選び方6

テント選びのポイント6:大きさ

Photo bypiviso

ソロ用や二人用などテントの大きさによる選び方です。小さいとすぐにテント内が暖かくなるのですが、ストーブの導入が難しい場合が多いです。逆にテントが大きいとすぐに暖かくなりにくいですが薪ストーブがつかえるようになるので暖かいです。冬キャンプは防寒着を着用して寒さ対策をして行いますがテントの大きさによって使える寒さ対策が変わってくるので注意しましょう。ソロキャンプでもファミリー向けテントを使う方もいます。

形状による選び方1

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テントの種類(形状)も大切です。ドームテントは価格も安く。初心者でも設営がしやすく、ソロや二人用の小さなものでもスカート付きで冬キャンプで使いやすいものがあります。前室が小さいタイプが多く防寒着による寒さ対策、マットや寝具による寒さ対策が中心になります。他の形状と比べると登山で使える軽いものも多いですよ。

形状による選び方2

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/514Kl%2BSqfmL._SL1000_.jpg

ツールームテントは大型のテントで寝室とリビングがあるので薪ストーブが使えるタイプです。薪ストーブが使えると非常に暖かく冬キャンプも過ごしやすいですが、適度に換気をしないと危険な一酸化炭素が発生する恐れがあります。薪ストーブだけではなく、いろいろなストーブが使え暖かいですが、防寒着による寒さ対策は必須です。

形状による選び方3

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51Jm9AVXWfL._SL1024_.jpg

ワンポール、ベルテントも薪ストーブが使えるタイプが多いです。部屋はインナーを使わなければ一つになるのでコットを導入したり、半分だけ寝室にして残りのスペースをキッチンにしたりとある程度自由に使えます。ソロや二人用のワンポールテントは少なく、インナーがフルメッシュのものが多いので4シーズン使えるタイプは貴重です。薪ストーブが使えるテントですが防寒着による寒さ対策は必要です。

冬キャンプ用のテントの選び方7

テント選びのポイント7:考え方

すでにソロや二人用の小さなテントを持っている方は大きなシェルターだけ買うという考え方もあります。冬キャンプの過ごし方の一つとして大きなシェルターの中に小さなテントを設営するカンガルースタイルというものがあり初心者でもテントを持っているとシェルターだけ追加すれば使えます。単純ですが防寒対策としても暖かいのでおすすめです。ただし使うシェルターにベンチレーションとフルクローズの機能が必要です。

安いテントで大丈夫

カンガルースタイルはファミリー向けの大きなテントでできませんが、安いソロや二人用の小さなテントが使えるのですでにスクリーンタープがある方は費用を抑えることもできます。スクリーンタープ内にテントを入れるので雨に弱い、防水加工のないテントでも使えますよ。

冬キャンプ用のテントの選び方8

テント選びのポイント8:構造

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/A1WzWCacPeL._SL1500_.jpg

あまり気にしなくてもいいですが、冬用にテントを新調するという場合は電源コード用の窓があると、電源付きサイトでホットカーペットなどを使うときに中に引き込みやすくなります。冬キャンプの防寒対策として電源付きサイトを利用するというのはよくある方法なので、冬キャンプ用にテントを新調するなら構造にも目を配ってみましょう。専用の窓があるのは大型のテントより小型のテントに多いです。

薪ストーブについて

日本のブランドで薪ストーブが使えるようになっているテントは少ないと言われています。キャンパルジャパンのテントには薪ストーブが使えるように煙突を通す穴があいていますが、他のテントは穴が空いていないので自分で穴をあけるか簡単なDIYをして自分で薪ストーブが使えるようにしないといけません。

冬キャンプ用のテントの選び方9

テント選びのポイント9:耐水圧

冬でも夏でもテントを選ぶときに確認しておかないといけないチェック項目に耐水圧があります。これはソロや二人、ファミリー向けなど大きさや形状に関係なく大切なことです。耐水圧とはフライシートにどれくらいの水圧がかかったら水が染み込むかというもので、1cm四方の筒を立て水を入れていき測ります。2mまで水が入っても染み込まなければ耐水圧が2000mmとなり、数値が大きいほど雨に対する防水能力を表しています。

目安は1500mm以上


冬でも常に雪が降るとは限らないので水に濡れても安全に快適に過ごせるようにできるだけ丈夫なテントを選びましょう。一般的に耐水圧の目安は15000mm以上と言われています。キャンプができる程度の大雨は1500mm~2000mm程度あれば耐えられるからです。テント選びでは耐水圧の確認を必ずしましょう。高くなりすぎると通気性が悪くなります。ソロや二人、ファミリー向けなどテントの大きさ問わず大切です。

冬キャンプ用のテントの選び方10

テント選びのポイント10:予算

Photo byQuinceMedia

他の季節でも同じですが予算に合ったテントを選びも大切です。冬キャンプはフリースやウィンドブレーカーなどの防寒着で寒さ対策をしながらいつもより暖かい冬用のシュラフや湯たんぽ、カイロなどが必要になることから初心者が初めて冬キャンプをする場合費用が結構かかります。テントで予算を超えると防寒着などの寒さ対策をグレードダウンしないといけなくなり、快適に過ごしにくくなります。

丈夫な生地は高い

冬キャンプに合うコットンを使ったテントは価格が高くなります。コットンを使った生地は丈夫で、燃えにくく、適度に通気性があることから結露に強いので冬キャンプにおすすめの素材です。薪ストーブが使えるテント、使いやすいテントはコットンを使ったものになりますが、無理に買わなくても工夫次第で化繊のテントでも薪ストーブが使えるので余裕があるときに買いましょう。特にファミリー向けのテントだと非常に高価になります。

冬キャンプにおすすめのテント

キャンパルジャパン ピルツ 15 T/C

ogawa campal(小川キャンパル) ピルツ15T/C 2790八人用(8人用)

高価ですがファミリー向けワンポールテントとして大人気です。生地はコットンを使っていて通気性がよく結露に強いので冬キャンプに向きます。前述したように自分で加工しなくても煙突を通すための穴があるので、加工しなくても薪ストーブが使えるテントです。大きい冬用のテントを探している方におすすめです。

ロゴス エアマジックリビングハウス

ロゴス グランベーシック エアマジック リビングハウス

スカートがあるツールームテントでストーブの導入もしやすいので、防寒対策もしやすいテントです。テント内にリビングがるので暖かくて快適ですよ。空気で膨らまして設営するので大型のテントが初めての方でも設営しやすく便利です。冬キャンプでも寒さを気にすることなく楽しみたいという方におすすめです。

テントの選び方のまとめ

テントのチェックポイントは多い

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81aIDB9a2gL._SL1000_.jpg

冬キャンプはいかに暖かく過ごすかというところがポイントになるため、確認しておいたほうがいいポイントは多いです。また季節問わず自分のキャンプスタイルでも使えるのか、雨に強いのかというとことも大切になるのでテントは即決せずじっくり細部まで見て選んだほうが失敗しにくいでしょう。有名ブランドから選ぶということもときには大切ですよ。

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