キズ補修用クリーム コロンブスアドカラー
はじめに
バイクシートのほつれや破れの補修方法は
スクーターなどの原付きや大きなバイクの革シートの穴やほつれ。小さなものなら市販品で簡単に直すことができますが、もっと大きな裂けや破れも自分で補修できるのをご存知ですか?シートごと交換してり修理を頼むと高いですがDIYなら安くきれいにできるでしょう。
スクーターや原付き・バイクのシートの悩み
さて、バイクなどのシートの悩みどんなものが多いのか見ていきましょう。今は修復するほどではないと考えている人もこれからどのようなシートの破損や劣化が出てくるかわかります。
シートの悩み1.直射日光による色あせ
どんなに丁寧にバイクに乗っている人でも革の劣化だけは止めることができません。その多くが直射日光による色あせ。シートベルトを装着している人ならそれを外してみるとどれだけシートがあせているのかわかるでしょう。新しいシートにかえることで買った当時のような美しさがよみがえります。
シートの悩み2.キーなどによる小さな穴
バイクといえばキーがつきもの。キーを持ったままシートを触りそこが1のように太陽光で劣化していれば簡単にキーが刺さり穴が開いてしまうことも少なくありません。ほんの少しの傷穴ですが放置しておくとそこから裂け目が広がって大きな破れとなることも。
シートの悩み3.革の劣化による裂け・破れ
キーなど硬いもので刺さずとも革の劣化によりいつの間にか裂けることる。こうなってしまうと遠くから見てもボロボロな古いシートで見栄えも悪く、また裂けたところが固くなって座り心地にも大きく影響してしまうでしょう。
シートの悩み4.雨水の染み込み
シートの中にはクッション材としてウレタンが使われています。皮革シートが裂けたり穴が開いたりすることで、雨天時や飲み物をうっかりこぼしたというときの水分の染み込みがおこります。シートに腰掛けるときおしりが冷たくなりバイクに乗りたくなってしまいますね。
シート補修DIYで安くお悩み解決
このような悩みはすべてシートを新しく張り替えたり軽いものならテープやシールを貼ることで、より長持ちさせることができます。シートすべてを交換するのとは違い低価格でできるのが補修のよいところ。それでは、シートの程度に合わせた補修方法いろいろを見ていきましょう。
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修①
シート補修DIYに必要な材料と道具
小さくて程度の軽い傷であれば、市販の補修シールが使えます。シート全体を張り替えるような破れには変えるための革。この他シリコン・サンドペーパー・セメダインなどの接着剤・アドカラーという色味をあわせるためのインクも使うときれいにできあがるでしょう。革を切るためのハサミも用意してください。
シート補修DIYにかかる時間の目安
シートの破れや穴の形状によって大きく変わってきます。シールを切って貼るだけであれば数分~数十分。形が複雑なシートをきれいに張り替えるなら試行錯誤を繰り返して半日仕事になることも。また小さな穴の補修は思っているより手間がかかり、接着剤を乾かしたりする時間を含めると2-4時間かかってしまうこともあるでしょう。
材料道具選びで安く補修するコツ
張り替える革にもいろいろな種類があります。本皮は高く合成皮革なら安上がり。同じ革であっても端切れのようなものは比較的安価で売られています。また補修シールは見栄えはあまり気にしないから簡単に安く補修したいというのであればかなりコスパのよい補修材となってくれるはずです。
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修②
小さなほつれや穴を補修する方法
キーで穴をあけてしまったり、たばこを吸われる方は丸く焦げ跡が穴になることもあるでしょう。そのような小さなピンポイントの補修は①裏布を中に入れて接着剤などで裂け目が広がらないように固定。②元々のシートとの段差部分を接着剤やインクで盛りたいらにしてから③カラーで色味を揃えて完成となります。
小さな穴は革の張替えなしで直る
小さな破れや穴はシートの全張替えなしで補修するのが一般的です。ポイントは元々のシートとの色をそろえてなるべく傷部分を目立たなくすること。そのために厚みを揃えたり色を縫って乾かして余分な部分を取り除くという作業に時間がかかります。コストはかかりませんが手間がかかるのがこの補修のメリット・デメリットです。
アドカラーは革製品の補修用クリーム
キズ補修用クリーム コロンブスアドカラー
バイクのシートだけでなくソファーや車のシートなど革製品に傷や穴が気になるという方は1本持っていると便利なのがアドカラーという革製品補修クリームです。いろいろな色が揃っているので合わせて色を作ることも可能。だいたい定価が1本300円くらいの商品なので買い求めやすさも魅力でしょう。
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修③
補修シールで簡単にほつれ破れを直す方法
バイクのシートはほとんど1枚ものの革でできていますが、中には縫い目のあるものも。その縫い目がほつれてくると思わぬ大きな裂けができてしまいます。シートの革の劣化自体はない場合はすべて張り替えずに補修シールで簡単になおしてしまうのがおすすめ。ソファーや車のシートなどにはとくにこのほつれが起こりますので余ってもそれらに流用できるのでお得です。
補修シールでのDIY
補修シールはある程度の幅のものがロール状になって売られていることが多いです。それを①ほつれの部分の長さ・幅に合わせてカット。②剥離紙を剥がして貼り付けるだけで補修は完了。注意点として貼り付ける部分の汚れ(とくに皮脂汚れは接着を悪くするのできれいに取り除く)をきれいにすることです。凹凸があるシートの場合軽くサンドペーパーでならしてから貼り付けると良いでしょう。
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修④
大きな破れがあるならシートの革張替えを
大きなほつれや破れがシート全体に何本もできてしまった場合はシート全体を新しい革と張り替えてしまった方がきれいでしょう。材料もネット通販や100円ショップで購入可能ですので誰でもチャレンジすることが可能。使用するのはシートの大きさよりも1.5-2まわりくらい大きな革とタッカー・ペンチです。複雑な形をしたシートの場合は時間がかかりますがシンプルな座面のものなら穴を塞ぐよりも簡単なことも。
バイクシートのDIY張替えは簡単?
複雑な形をしたシートの場合は時間がかかりますがシンプルな座面のものなら穴を塞ぐよりも簡単なことも。色があわなかったり補修部分が目立ってしまうこともなく満足度が高い補修ができるでしょう。
自分でやればシートが安くきれいになる!
シートは純正品と交換することもできます。張り替え作業もプロにおまかせすることもできますが、調べてみたところ最低の基本料金で4,000円程度。工期に1ヶ月預けなくてはいけなくその間バイクに乗ることはできません。自分でやれば時間がかかっても1日あればできてしまうし材料費だけで済むのでコスパも最高です。
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修⑤
シート革の総張り替えで新品同様に
バイクシートの総張り替えのよいところは、シートが新品のように蘇ること。中身のあんこ(ウレタン部分)はそのまま使用できるので形や座り心地などが変わる心配もありません。バイクにフィットした新しいシートを買ったような満足感があります。
大きな破れ・ほつれは張り替えた方が後々楽
もちろん、手間が大変と思われる方は補修シールを使って大きなやぶれやほつれを直すことは可能です。しかしなぜ破れたかの理由によっては、元の革が劣化していてすぐに別の場所が破れてしまうことも。今のシートの革の状態を見て古く薄くゴワゴワに固くなっているようであれば、総張り替えをしてしまった方が後々の手間も省けて楽な場合もあります
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修⑥
シートの総張り替えの方法
シートの形はバイクによってさまざま。フロントシートとリアシートが分かれているものは比較的張り替えやすく一体型のものは複雑な形になっているので難易度が増しますがやり方は一緒。①シートを本体からはずす。②破れやほつれのあるシートを剥がす。③大きめに切ったシートをタッカーで裏側に留め付ける。④余分な革を切りシートを元に戻して完成です。
シート張替えDIYのコツ
シートの総張り替えをきれいにするのにはひっぱる力が必要になります。そのためあまり革と同じ大きさにすると手で持つ部分が不足して力が入りにくくやりにくいです。はじめはひとまわりかふたまわりくらい大きくカットしてタッカーで貼ったあとに切る方法がおすすめですよ。
スクーター原付きバイクのシートを自分で補修⑦
シート補修は純正品でないとダメ?その違いは
シートの張り替えをするとき考えるのが純正品でなくて何か不具合が起こることはないのだろうか?ということ。ここでは純正品との違いを中心に、安く仕上げるDIYのシート張り替えとの違いを見ていきましょう。
純正品との違い1.色
まず違いが出てくるところはシートの色。元のシート色がとても気に入っている場合はこの点に関しては満足度が下がってしまうことも。逆に自分らしい色に張り替えることができておしゃれに感じる人も少なくありません。元の色が気に入っている場合は純正品とできるだけ近い色の革を探すことで解決できるでしょう。
純正品との違い2.補修テープが目立つことも
シート全部を純正品と交換すればシートだけ見れば新品のバイクのようです。補修テープはいろんな色が揃っていますが、違いといえばやはり貼った部分が目立ちます。これは純正品関係なくシールで補修するときには我慢しなくてはいけないこと。納得いかない場合は、シートすべての革を張り替える方法で対処しましょう。
純正品との違い3.強度に対する不安
革を買おうとするとその厚みにいろいろあることに気づくはずです。安い革ほど薄くてペラペラで、大きな違いとして強度が下がることがあげられます。できるだけ純正品と同じ強度にしたいときは、まず買いに行く前に元の革の厚みを手で確認。できるだけ同じような厚みのものを買うとよいでしょう。
安くできるならある程度は違いに目をつぶることも
補修シールはどうしても跡が目立つ。安い革は強度が心配などどうしても元の純正シートとは違いが出てきてしまうのは否めません。古くて破れが多く、水のしみこみにお尻の冷たさを我慢しながら乗るよりも安くDIYをこまめにしていつもきれいな状態にした方が気分よくバイクに乗れます。それでも我慢できないようであれば、シートを純正の新品に交換するという選択肢もありますが、安くあがるのだからある程度の違いには目をつぶることも必要でしょう。
まとめ
バイクのシートの穴・ほつれ破れはDIYで直そう
バイクシートの補修は自分でDIYすることができます。やり方も接着剤で穴を塞ぐ方法から市販の革補修シールや全部張り替えなど3種類から選べるのでご自分のシートの劣化状態に合わせて最適と思える方法で試してみてはいかがでしょうか。
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