野菜の連作障害で大切な8つのこと!野菜や土壌への影響や対策について解説!のイメージ

野菜の連作障害で大切な8つのこと!野菜や土壌への影響や対策について解説!

野菜の連作障害は作物のできを悪くする農業では誰もが気にすること。有名なものではナス科の連作障害などがあります。野菜の連作障害を防ぐにはどうしたら良いのか。連作障害の原因からない野菜・でやすい野菜の紹介から具体的な対策例まで解説します。

2019年08月04日更新

佐藤3
佐藤3
ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。
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目次

  1. はじめに
  2. 連作障害とは
  3. 大切なこと①連作障害の原因と影響:病気
  4. 大切なこと②連作障害の原因と影響:虫
  5. 大切なこと③連作障害の原因と影響:養分
  6. 大切なこと④連作障害がない野菜
  7. 大切なこと⑤連作障害がでやすい野菜
  8. 大切なこと⑥連作障害対策法:輪作
  9. 大切なこと⑦連作障害対策法:有機肥料
  10. 大切なこと⑧連作障害対策法:消毒
  11. まとめ

はじめに

野菜の連作障害はなぜ起こる?対策法も紹介

作物を畑で栽培するとき続けて同じ土で育ててはダメな野菜があるといわれるけれどすべての品種がそうであるわけでなくて、いけない野菜と続けて作っても強い野菜があるので初心者の方には混乱することもあるでしょう。まずは連作障害がおこる原因を知るところよりはじめて、畑を休ませる年数など具体的な対策方法まで見ていきましょう。

連作障害とは

野菜作りをはじめたばかりの初心者の方の中には、連作といわれてもピンとこない人もいるでしょう。まず最初は連作すると具体的にどうなるのか?それがどのように悪いのかというところを最初にご紹介します。

連作障害が起こった状態

連作とは続けてひとつの作物をその場所で栽培すること。野菜の栽培ではナス科の植物などのようにこの連作を嫌うものも少なくありません。それにはいくつか原因があるのですが、結果的にはどれも成長が悪い・病気になりやすいなどがおこるのでどれも野菜作りには避けたいことばかりですね。

作物の数に大きく関わる連作障害

病気になったり成長が悪かったりすると、結果的にできる作物の数が少なくなったり大きさが小さいなどと大きな影響がおこることも。家庭菜園でも大きくて美味しい野菜ができれば嬉しいですし、農家の方ならば作物のできは直接生活にも関わってくる重大な問題。その点で連作障害は野菜を作る人より嫌われる対策されるべき状態です。

大切なこと①連作障害の原因と影響:病気

ひとくちに作物によくない(成長不良・病気・害虫被害)ことがおこるのはわかったけれどその原因は?というとひとつには絞りきれません。そのすべてが連作という作物の作り方によって起こるため怖さを感じるとともに、連作さえしなければこんなにたくさんの悪い要素を取り除けるのかと希望にもなるでしょう。

土壌の病原菌の増加

ナス科など特定の野菜をひとつの場所で続けてつくることで、土の中の病原菌の数が増えることがわかっていて、それは植物はその品種によって根より分泌されるアミノ酸や糖といった物質が決まっているため。同じ成分を分泌すると特定の微生物が多くなり土壌の均衡が崩れ病原菌の発生を増長してしまうでしょう。

この連作障害で起こりやすい病気

青枯病やアブラナ科の根こぶ病・萎黄病といった病気が連作障害によって増えた病原菌によって引き起こされる代表的な病気ですので、これらが起こったら連作による障害はなかったか考えてみてください。

大切なこと②連作障害の原因と影響:虫

虫被害というと葉や実を食べる食害や病気を持ち込む存在をイメージするけれど、土の中にできる作物(イモ類)などには土の中の害虫が増えるのも連作が原因である場合が多々あるでしょう。

土壌のセンチュウバランス

連作することで土壌の中の均衡が崩れるのは病原菌だけとは限りません。土の中にはセンチュウという虫がいるものですが、それはひとつの種類ではなく複数おりまるで人の腸の中の善玉菌と悪玉菌のようにお互い影響をもって存在しているのが土壌が普通の状態です。

特定の虫がその土壌を独占してしまう

しかし連作によってそのセンチュウの中の悪玉ばかりが増えてしまい作物を侵食するのがセンチュウ被害。これはナス科のような野菜よりもじゃがいもなどの根菜類に多く現れるのが特徴です。

大切なこと③連作障害の原因と影響:養分

野菜の作り方を見ていると、その作物に適した肥料も紹介されているのを目にしませんか?これは植物にはそれぞれ必要とする栄養素がほぼ決まっているからです。同様の品種の作物ばかり育てているとどうなるか?土の中の養分との関係も見捨てておけません。

土壌の栄養が偏る

決まった野菜を連作で育てるということは与える肥料にも偏りがでてきるとともに、すべて植物が与えた栄養を吸収するわけでなく、その過剰した養分は土の中に残るという事態に。またその野菜と相性の合わない肥料をあげることも同様でそれによって野菜の生育不足・弱い苗となり病気にかかりやすくなるでしょう。

畑の土壌はバランスが大切

土の中の養分も偏らないのが大切で一定の肥料ばかりを与え続けてしまうと生理障害という土壌の栄養過多・栄養不足による野菜の生育不足が懸念されるでしょう。

大切なこと④連作障害がない野菜

野菜すべてが続けて作ってはいけないわけではなく、ほとんど影響がでない初心者向けの野菜もあります。ここでは、続けて作っても比較的安心な被害がない野菜の品種は何か?ということを解説していきましょう。

連作障害がない野菜もある?

野菜の中にも連作障害に注意が必要なものや、その必要がない野菜といろいろです。続けて作れない期間が1年のものもあるし1度畑に植えるとその場所が6-7年も使えないという作物もあるというのを知っておきましょう。

連作障害がない野菜リスト

連作障害がわからない。または輪作するほど土地がないという方は連作しても影響がない野菜を選んで植えることでこの被害を防ぐことができるでしょう。影響がない野菜の代表としてアスパラガスやかぼちゃ・サツマイモ・小松菜・トウモロコシやニンジンなどです。

大切なこと⑤連作障害がでやすい野菜

心配がない野菜がある反面逆にとても気をつけたい野菜も。中でも家庭菜園でも人気なよく使われる作物トマトやナスなどのナス科の作物はその影響がでやすく休ませる期間も長い野菜といわれているのです。他にはどんなものがあるのかでやすいものからご紹介します。

連作障害に気をつけたい野菜は

影響がない野菜の逆で気をつけなければいけない野菜のこともお話しておきましょう。作った翌年は同じ場所に作らない方がよく、影響が少なく2年先にはまたその場所に植えられる休みの期間が1年の作物はネギやオクラ・ほうれん草や水菜・壬生菜・春菊やニンニクといった作物です。

土壌を長く休ませたい野菜は

そんな軽度な連作障害が心配される野菜でなく、もっと長期間休みがないと障害を防ぐことができないのがスイカやえんどう豆などの豆類。ゴボウやナスなどのナス科の野菜です。これらの野菜を毎年作りたいというときは、それを防ぐ方法として畑の区画を分けてずらしながら植えていくという方法も紹介しましょう。

大切なこと⑥連作障害対策法:輪作

続けて作物を作るためにおこる障害を防ぐには、被害がない野菜を選べば良いですがそれ以外の野菜も作りたくなることでしょう。そのためにできる畑への対策方法を解説しましょう。まずは相性の良い野菜を数種類選んでローテーションさせて期間を伸ばす植え方から。

大きな畑に有効な連作対策

物理的な方法で広い場所があれば難しいことを考えずに可能なのが輪作という作物の作り方。これは先程もご紹介したいように、畑を区画分けしてそこで作る作物をローテーションさせて栽培する方法。区画の数に応じて作物を決め、去年作った作物をずらして植えるということだけを気にすれば良いので初心者でも取り組みやすい対策です。

輪作の良い点

畑の中で同じ野菜の作付面積を広くとりたい専業農家の方にとっては輪作は場所を確保するのが難しいとされるけれど、ひとつの畑でたくさんの作物を収穫したい家庭菜園には向いているのがこの輪作のよいところ。

ナス科野菜には注意を

気をつけなければいけないのは、組み合わせて作る野菜どうしの相性。ナスとトマトなど見た目は違うけれど同じナス科の野菜であると輪作しているつもりでも連作になってしまっているという場合があるので、家庭菜園の作物として人気が高いナス科の野菜を輪作をおこなう際には相性に気をつけてください。

大切なこと⑦連作障害対策法:有機肥料

続けて作物を作るとその期間によって土壌バランスが崩れるのであれば、それを安心できる有機のチカラで何とかしようという考えが堆肥などをすき込む土壌改良方法です。あまり品種や野菜の相性を気にしなくてよくなるので作れる作物が増えるでしょう。

土壌の病原菌・センチュウ対策

土の中の均衡が崩れることによりおこる特定の病原菌やセンチュウが増える事態。また栄養素の偏りを防ぐ効果があるのがこの有機肥料を与えるという方法です。これにより輪作のように品種選びを考える必要もなく、比較的安全な土の状態が保てるようになります。

有機肥料を与えるとどうなるのか

有機肥料を土に投入することで、まず土壌の微生物の数が増えるのがポイント。特に栽培していた作物以外を原料とする有機肥料であることが大切。市販されている堆肥などがよいでしょう。それにより少なくなっていた微生物が活性化、餌である微生物が変わることで悪玉センチュウの偏りも防ぐことができるでしょう。

直接微生物資材を与えるのは考えもの

有機肥料の考え方は多くの種類の微生物を土壌中に混在させるという目的ですが、ここで考える方もいるのが微生物資材の混入。これには良い点もあるけれど逆にそればかりが増えてしまうというリスクも。またせっかく入れた微生物が土壌で活性化しないということもあるようです。実践よりも研究という目的で使用するのにとどめた方がよいでしょう。

大切なこと⑧連作障害対策法:消毒

おこなうのには少し難易度がアップすることもあるけれど、土を消毒するとこによって病原菌や害虫は駆除することが可能です。特にイモ類などセンチュウ被害が怖い場合や雑草も同時に何とかしたい場合に有効なので、品種や相性を考慮してこちらの方法も併せて試してみてください。

病原体や虫を駆除・消毒する方法

土壌の中のバランスを保って連作被害を防ぐ方法の他に、直接増えてしまった病原菌や虫(と、その卵)を消毒して駆除してしまうというのが土壌の消毒です。薬剤を使ったり、太陽熱によっておこなうやり方もおすすめ!

トラクタで土壌消毒剤をまく様子

土の中の病気や害虫を消毒するために大きな畑の場合はトラクタを用いて消毒剤を散布します。家庭菜園ではなかなかこのような機械を使ってまで作業する必要はありませんが、やり方のひとつとして見ておくのもよいでしょう。

簡単にできる太陽光消毒方法

作物の栽培が終わった区画にぼかしなどをすき込みながら耕し、黒マルチ(熱を集めるために透明ではなく黒が良い)を敷き虫を卵ごと殺虫したり病原菌を消毒するやり方を取られている人もたくさんいます。マルチを敷くことでその場所への雑草も生えなくなるので、無駄に栄養を雑草に取られることも防ぐ働きもあり一石二鳥。

まとめ

連作障害対策は被害がない野菜や相性を考えて

出典: https://www.photo-ac.com

連作障害はほとんどの野菜を育てる際に気をつけたい大切な植え方のコツです。その原因と対策方法をご紹介してきましたがいかがでしたか?家庭菜園で簡単に取り組みやすいのが輪作や有機肥料を与えることでしょう。輪作の場合は次に植える作物の相性や品種なども考慮して、同じナス科の野菜を続けて植えてしまっていたなどということがないようにしましょう。また植え付ける期間によっては一周回っても休ませる期間が必要なものもあるので、それも計画しながら予定を立ててくださいね。

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