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【2019】スキューバダイビングの資格とは?その種類や取得方法まで解説!

体験スキューバダイビングだけでは物足りないと感じたら、スキューバダイビングの資格(Cカード)を取得してみましょう。自由にスキューバダイビングを楽しむためには、Cカードという認証が必要になります。この記事では初めての方でも迷わない、資格の種類や取得方法をご紹介。
2020年8月27日
sakakibara-tetuji
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スキューバダイビングの資格を取るメリットとは

海中を自由に探索できるスキューバダイビングは、健康な体と10歳以上の年齢、この2つの条件が整えば基本的に初めての人でも体験することが可能なマリンアクティビティです。わざわざ資格(ライセンス)を取らなくても、ビーチリゾートへ行けばトライすることができるスキューバダイビングですが、なぜスキューバダイビングの資格を取るダイバーたちが多くいるのでしょうか。その秘密は、資格を取ることによって得られる数々のメリットにあります。

資格保有者は海を自由に潜れる

初めての体験スキューバダイビングは、インストラクターに背中を引っ張られて、浅瀬の海を数十分潜るだけの自由度の低いスキューバダイビングです。シュノーケリングとさほど変わりない内容となるケースむ珍しくないので、たっぷりスキューバダイビングの醍醐味を味わいたい方にはおすすめできません。一方で資格を取得した場合は、バディと呼ばれる一緒に潜る人と組むなどの条件を満たせば、深度の深いところも自由に移動することが出来るんです。

スキューバダイビングの資格の正式名は認定証

世の中にはさまざまな資格が存在しますが、スキューバダイビングの資格は免許のような国家試験ではないので、免許がなければ海に潜れないといった決まりはありません。個人が楽しむためのスキューバダイビングでは、法律が作られていないので、民間の教育委員会が「Cカード」というスキューバダイビングの知識と技術を認定するカードを発行しています。

スキューバダイビングの認定証「Cカード」とは

初めての人がスキューバダイビングで大事故に巻き込まれないために、世界中で使えるC(certification‐認証)カードが作られました。取得した者は、最低限の知識と技術を有していると認められ、国内はもちろん世界中のスキューバダイビングサービスで海へ潜ることを許可されます。このように、スキューバダイビングの資格は国が関与している免許とは違い、民間の教育機関が認定証を発行しているのです。これが免許代わりとなり、世界中の人々が取得しています。

Cカード(免許)の種類を紹介

スキューバダイビングの免許代わりになるCカードには、沢山の種類があります。一概に免許を取得すると言っても、初めての人向けの資格から、インストラクターとして活動可能な資格まで幅広くあり、目的によってどの資格を取得するか決めていきます。この記事では資格の代表的な種類を、5つに分類して分かりやすく紹介します。

スキューバダイビングの資格の種類1

オープンウォーターダイバー

まずはじめに取得することになる資格は、初めての人向けの「オープンウォーター」という資格で、2日間から4日間の講習を受けることで手に入れることが可能です。この資格の主な認証内容は、バディと組んで、水深18mの深さまで潜ることが許可されます。料金は30,000円~50,000円が相場です。体験スキューバダイビングをしてみて、もっと自由に色々なスポットを探検してみたいと感じたら、まずはオープンウォーターを取得しましょう。

オープンウォーターの講習内容

スクールによって講習に必要な時間は変化しますが、講習内容自体には大きな変化はありません。まずレクチャーを受ける前に、配布されたテキストや動画などで予備知識を習得します。次に学科、プールでの模擬講習、最後に実際に海へ出て本番さながらの経験を積みます。学んでいく内容は、機材の使い方や海に関する生態学、基礎的な安全確認が主。合宿などでスピーディーに進行すれば、早くて2日間で講習は終了します。


スキューバダイビングの資格の種類2

アドバンスドオープンウォーター

スキューバダイビングを本格的に楽しむためには、アドバンスドオープンウォーターの資格を取ってからがスタートと言えるでしょう。前述したオープンウォーターの資格では、浜辺から入水して少し進んだくらいで許可範囲の深度18mを越えてしまいます。そこで必要になるのがこの資格。水深30mの深さまで潜ることが可能になるほか、5種類のダイブスキルを習得することができます。

アドバンスドオープンウォーターの講習内容

取得する流れは、学科講義と海での野外授業のみとなり、プールでの講習は基本的にありません。内容は30mまで潜るスキューバダイビングや、暗い海中を探索するナイトスキューバダイビングなどが主です。この他に最大24種類のスキルの中から3つのアクションを選んで講習を受ける仕組みになっており、個々で取得するスキルの内容が異なるのが特徴的でしょう。講習期間は2日で料金は30,000円~40,000円が相場になります。

スキューバダイビングの資格の種類3

レスキュー

海の中を楽しむことに慣れてきたら、次に挑戦したいランクが「レスキュー」です。体の動かし方や自然界の知識など、たくさんの経験を積んだとしても、実際にトラブルに直面したら案外パニック状態に陥ってしまうものです。ただ自分だけが楽しむだけではなく、自分はもちろん周囲のバディ達や初めて体験する人の安全を守ってあげられる能力と、実際にアクシデントに見舞われたさいの対処法などを覚えることができます。

レスキューの講習内容

レスキューの資格を取得するうえで実際に学んでいくことは、学科による危険予測や人名救助の知識と、海に出てあらかじめ想定したアクシデントの対応模擬訓練が主です。レスキューという名前はありますが、免許のように国が認めた資格ではないので、あくまで人命救助ができるスキルを証明しているものだと思ってください。講習期間は2日間で料金は40,000円前後が相場になります。

スキューバダイビングの資格の種類4

インストラクター

楽しむだけではなく、しっかり自分やバディたちの安全に目を配れるようになったら、さらに上のスキル「インストラクター」の世界に足を踏み入れることが可能。インストラクタークラスでは、またさらにいくつかのレベルに振り分けられます。スキューバダイビングのプロとして認められる「ダイブマスター」から始まり、最終的に「ディレクター」といったステップを踏んでいきます。

インストラクターの講習内容

上述したように、インストラクターの資格には複数の振り分けがされています。ここでは、インストラクター試験の登竜門ともいえる「ダイブマスター」の講習内容について紹介します。ダイブマスターからは、今までの講習とは一変して、長時間の立ち泳ぎや長距離水泳などダイバーの体力を測定するのが特徴です。また、地図作りや、機材の管理能力をテストして、お客さんの前に出れるようにトレーニングします。講習期間は1週間で料金は70,000円前後が相場になります。


スキューバダイビングの資格の種類5

スペシャリティー

ここまでの資格は、初めての人向けの「オープンウォーター」からプロクラスの「インストラクター」までレベル順に紹介してきました。この段階を踏んで取得していく資格とはまた別に、「スペシャリティー」というのがあります。この資格は魚の見分け方や写真の撮り方、ドリフトという特殊な遊泳方法など合計24種類のスキルの中から好きなアクションを学ぶといった、楽しみに重点をおいた資格です。

スペシャリティーの講習内容

スペシャリティーは、取得したいスキルによって講習内容、時間、料金はたちまちです。「プロジェクトAWARE」という海洋学を学ぶコースでは、学科のみの講習なので1日で終了します。水中ナビゲーターのスキル取得には、最低でも3回ほど海に潜る必要があり、その分料金も高くなります。

資格の取得方法1:国内

さいごに、資格の取得方法についてご紹介します。国家試験ではないスキューバダイビングでは、試験の受け方は様々なスタイルがあるんです。国内で取得する場合は、大きく分けて2つの取り方があるので1つずつご紹介します。

スクールで学ぶ

国内にはいくつもの、スキューバダイビングスクールが存在します。スクールでは受講はもちろん、取って終わりではなく、ダイバーになったあとも1つのコミュニティとして価値を提供しているのが特徴です。スクールで出会った仲間と一緒に計画を立てて、互いに能力を向上しながらスキューバダイビングを楽しむことができます。

スキューバダイビングサービスで学ぶ

リゾート地に行くと体験スキューバダイビングの案内をたくさん見かけるでしょう。現地のスキューバダイビングサービスでは、合宿などの短期間で資格を取得することが可能です。ただし、アフターフォローが全くない事務所も珍しくないので、取得後にどのように活用したらよいのか分からない方にはおすすめしません。

資格の取得方法2:海外

Cカードが世界共通のライセンスであるということは、試験を受けるのは国内以外でもOKということになります。グアムやフィリピンなど、日本人に人気の海外リゾート地で発行すれば、国内のスクールで申し込む料金の半額程度で入手することが可能です。旅行のついでに、オープンウォーターダイバーの資格を手に入れる日本人も多くいます。

海外講習の注意点

オープンウォーターダイバークラスのライセンスなら、片言の英語でも取得することはそこまで難しくありません。しかし、曖昧な理解で入手したライセンスほど危険なものはありません。安心してスキューバダイビングを楽しみたい方は、国内のスクールでじっくり基礎から学ぶことをおすすめします。


資格取得後の楽しみ方を紹介

スキューバダイビングの楽しみは、資格取得後からがスタートです。スキューバダイビングの資格をとったけれど、どうのように活用したらよいのか分からずスキューバダイビングをしないまま時間が経過してしまうと、せっかく覚えたスキューバダイビングの知識やスキルを忘れてしまうことに。せっかく取得したスキューバダイビングのライセンスを有効活用するために、スキューバダイビングの資格取得後の楽しみ方を紹介します。

スキューバダイビングサービスを利用する

国内では沖縄を中心にスキューバダイビングサービスを展開する業者が多くありますが、関東では伊豆にもスキューバダイビングサービスを扱う事務所がたくさんあります。各スキューバダイビングサービスのHPなどを参照して、自分の保有する資格で参加できるツアーに参加してみましょう。日帰りもできますが、スキューバダイビングと観光を合わせた、1泊2日以上の旅行計画を立てて見るのもおすすめです。

スクールで仲間を集める

スキューバダイビングのパッケージツアーに参加するのもありですが、スキューバダイビングのスクールへ通えば顔見知りの仲間と、オリジナルのリクエストツアーなどに参加することが可能です。スキューバダイビングの魅力を誰かとシェアして楽しみたい方には、資格取得後もお気に入りのスキューバダイビングスクールを見つけて、定期的に通うことをおすすめします。

まとめ

スキューバダイビングのライセンス「Cカード」は、とても多くの種類があります。体験スキューバダイビングでは物足りない方は、「オープンウォーターダイバー」から狙ってみてください。そしてもっと深く海の世界に潜り込んでみたいと感じた方は、「アドバンスドオープンウォーターダイバー」を受講しましょう。どちらも4日~7日ほどで取得可能ですので、この夏ビーチサイドから海の中へ入ってみたい方は、Cカード取得に向けて頑張ってみましょう。

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スキューバダイビングの資格について理解が深まったら、実際にCカード取得に向けて行動してみましょう。関連記事では、スキューバダイビングのライセンス取得までの詳細な道のりを公開しています。まだ資格は早いと感じる方のために、体験スキューバダイビングのおすすめ情報も公開。気になる方はぜひチェックしてみてください。