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スキューバダイビングの始め方!揃える道具やライセンスの取得方法まで解説!

スキューバダイビングの始め方について解説しています。ライセンスの種類や、揃えるべき道具、体験ダイビングについても詳しく説明していますので、これからスキューバダイビングを始めて見たい方、興味のある方におすすめの内容となっています。
2020年8月27日
のべじ
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スキューバダイビングについて

スキューバダイビングは、タンクを背負い海の中で呼吸をしながら楽しめるマリンスポーツです。無重力のような浮遊感を楽しんだり、可愛い魚と戯れたり、大型のサメと接近したりと様々な楽しみ方があります。一見難しそうなスポーツですが、初心者からでも安心して楽しめるスポーツです。今回はスキューバダイビングのライセンスについて詳しく解説します。

スキューバライセンスの資格

スキューバダイビングの資格は免許?

実はダイビングの資格は車や船の免許とは違い、法律で決められた免許ではありません。法律で決められた免許ではないので、必ずしも資格がないと潜れないわけではないですが、ダイビングをするためにタンクを借りたり、海を利用する際に、資格の提示を求められるため、事実上、免許のような扱いを受けています。

ダイビングをするための資格がCカード

ダイビングをするための認定資格のことをCカードと言います。Cカードは「Certification-card」の略で、日本語では「技能認定証」と言います。ダイビングの指導団体が定める一定の講習を受け、知識と技術を身につけた人に発行される資格です。あくまで免許ではないのですが、日本ではCカードのことをライセンスと呼ぶ事がすっかり定着しています。

潜水士の免許はいらないの?

Cカードとは別に、潜水士免許という免許があります。こちらは、厚生労働省が認定する免許で、水中作業に従事する人達に取得は義務づけられている免許です。レジャーでダイビングを楽しむためには必要ありませんが、水中で引率、デモンストレーションする=作業するインストラクターは潜水士の免許を所有しなくてはなりません。

スキューバダイビングの指導団体とは

Cカードを発行する団体のことを指導団体と言います。レジャーダイバーへの教育や、インストラクターの養成など行う団体です。各指導団体によって、ダイビングの理念や方針は異なりますが、安全で楽しいダイビングを広める活動しています。各指導団体によって認定されたインストラクターがライセンス講習を行います。発行されるCカードの種類は基本的に共通となっています。

スキューバダイビング指導団体:PADI

出典: https://www.padi.co.jp/

世界最大規模の指導団体がPADIです。世界の200カ国近くで、13万人以上のプロダイバーを認定しています。初心者が楽しみやすい取り組みをしています。日本でもメジャーで、ダイバーではない人でも知っている人も多いかもしれませんね。

スキューバダイビング指導団体:NAUI

出典: https://www.naui.co.jp/

世界で一番歴史のある指導団体がNAUIです。安全プログラムや教育に力をいれ、NAUIのインストラクターになるためには非常に厳しいカリキュラムがあります。そのため、ダイビング事故発生件数は一番少ないと言われています。

スキューバダイビング指導団体:その他

出典: https://www.divessi.com/info/ja-IC/scuba-diver-168.html

PADIやNAUI以外にもSSI、JP、CMAS、BSACその他たくさんの指導団体があります。しかし、レジャーでダイビングを楽しむ分には指導団体はそれほど関係ないので、気にしなくても大丈夫です。

Cカード(ライセンス)の種類

Cカードにはステップアップしていくごとに、いくつかの種類があります。無理にステップアップしなくても良いですが、自分自身の自信にも繋がりますし、何よりも海を楽しむ幅が広がります。初心者の域から脱するためにも、ぜひステップアップすると良いですね。

スクーバダイバー

スクーバダイバーは、インストラクターの引率のもと、水深12mまで潜ることができる種類です。オープンウォーターダイバーより講習日程が短く、費用が安いので、あまり時間が取れない方にはおすすめです。余裕があればオープンウォーターダイバーからの取得をおすすめします。

オープンウォーターダイバー

オープンウォーターダイバーは、最大で水深18mまで潜ることができる種類の資格です。また、バディダイビングと言って、インストラクターが引率しなくても、Cカードを保有しているダイバーが複数いれば潜ることができます。もちろん、ガイドが引率するツアーに参加しても大丈夫です。一般的には、オープンウォーターダイバーを取得すれば、ダイビング初心者への仲間入りです。


アドバンスド・オープンウォーターダイバー

アドバンスド・オープンウォーターダイバーはオープンウォーターダイバーの次のランクの種類です。取得すると、最大水深30mまで潜ることができるようになります。海外のダイビングポイントでは、アドバンスド・オープンウォーターダイバーでないと、潜らせて貰えない所もあります。よりダイビングを楽しむためにも、初心者の枠から抜け出すためにも、ぜひ取得したい資格です。

Cカード(ライセンス)を取得する場所と費用①

都市型スクールでの取得

街の中にあるダイビングショップのことを都市型スクールと言います。都市型スクールの場合、学科講習とプール実習をお店や近隣の室内プールで行い、海洋実習を伊豆や紀伊半島などの海に出て行います。自宅近くのお店であれば、自分の都合の良い日に各講習が受けられるメリットがあります。海洋実習の際も、お店から現地まで送迎付きなので、移動が楽なのもいいですね。

都市型スクールの取得費用

都市型スクールでのライセンス取得費用の目安は5~10万円です。講習代はもちろん、教材代、機材レンタル代、保険料、交通費などが含まれています。海洋実習を現地で宿泊して受ける場合は別途宿泊費がかかることが多いでしょう。講習と同時に機材を購入すると、安くなるお店もあるので、そう言ったお得なプランがあるお店を選ぶのもいいですね。

Cカード(ライセンス)を取得する場所と費用②

現地スクールでの取得

伊豆や紀伊半島、沖縄など、海辺の近くにお店を構えてるショップを現地スクールと呼びます。現地スクールの場合、日程を集中して取得するコースがほとんどで、ちょっとした旅行気分で講習を受けることができます。学科講習はお店で受け、プール実習は限定水域と呼ばれる穏やかな海で行います。実習後、疲れた後も移動が無く楽なのも良いですね。

現地スクールでの取得費用

現地スクールでのライセンス取得費用はの目安は3~6万円です。都市型のお店で取得するより安いお店が多いです。しかし、現地までの交通費や宿泊費が別途かかるため注意が必要です。しかし、宿泊施設を兼ね備えているお店や、提携しているホテルに止まれる場合もあり、通常より宿泊費が安くなる場合も多いです。沖縄などの場合、講習費はもちろん、飛行機代、ホテル代がパックになっているプランが用意されているお店もあります。

Cカード(ライセンス)を取得する場所と費用③

海外での取得

海外で取得する方法もあります。グアムやサイパン、東南アジアのセブ島やバリ島などでの取得が人気です。海外であっても、日本人のインストラクターが常駐しているお店がほとんどなので、日本語で講習を受けることができるので、英語ができなくても安心です。海外でリゾート気分を味わいながら取得できるのが最大のメリットです。

海外での取得費用

海外で取得する場合、それぞれ個別に手配すると費用が嵩むため、パックになったプランが人気があります。現地までの飛行機代、現地での交通費、講習代、機材レンタル代、宿泊費、食事代などほとんどがセットになって10~15万円ほどかかります。地域によって多少違いますが、物価の安い東南アジアなどではとてもお得に講習を受けることができます。

Cカード(ライセンス)取得日程1日目

ライセンス講習の内容

ライセンス講習は「学科講習」「プール実習」「海洋実習」の3つに分けられます。多くのお店では3日間にわたって講習を開催していますが、都合によっては細切れにして開催してくれるお店もあるので、相談してみると良いでしょう。

学科講習・プール実習

まず半日ほど学科講習が行われます。ダイビングに関する基本的な知識を勉強し、ちょっとしたテストを受けます。その後、プールや穏やかな海に移動し、プール実習を行います。道具の基本的な操作方法や、簡単なスキルの体験・練習をします。不安なスキルなどはしっかりと練習をしておきましょう。

Cカード(ライセンス)取得日程2日目


海洋実習1~2

海洋実習では実際の海を4本潜ります。多くのお店では2本潜りますが、場合によっては3本潜ることもあります。1本目は初めての海を体験するように浅い海を楽しみながら潜ります。2本目から徐々に深場へと移動し、プール実習で習ったスキルを改めて海の中で習得します。

スキンダイビングの講習も

スクールによっては、講習の合間にスキンダイビングの講習をしてくれるところもあります。タンクを背負わずに海に潜る楽しさはスキューバダイビングとは違った楽しさがあります。機会があればぜひ受けてみて下さいね

Cカード(ライセンス)取得日程3日目

海洋実習3~4

講習もいよいよ大詰めです。少しずつ高度なスキルも登場しますが、落ち着いて取り組みましょう。「水中でのマスクの脱着」や「緊急浮上」などいざと言うときに役立つスキルが中心です。無事に4本の実習を終えれば、晴れて初心者ダイバーの仲間入りです。

オプションダイビングも

スクールによっては初日に3本潜り、2日目は1本だけ講習で潜り、その後にオプションでファンダイビングを楽しむことができます。講習とは違って純粋に楽しむダイビングは格別に楽しいですよ。習ったことを体に染みこませる意味でもぜひ潜っておきたいですね。

スキューバダイビングを始めるための道具①スーツ

ダイビングには欠かせない保護スーツです。水着で潜ると、体温が奪われ低体温症になってしまったり、危険ない生物との接触や、岩場などの接触でケガをしてしまうことがあるため、必ず着用が必要な道具です。季節や地域によってスーツの種類が違いますが、代表的な2種類をご紹介します。

ウェットスーツ

マリンスポーツで着用する保護スーツとして最も一般的な種類です。様々なタイプがありますが、日本国内で主に潜るのであれば、5mmのワンピースタイプがおすすめです。寒い時期はウェットスーツの下にフードベストと呼ばれるインナーを着用すると快適に潜ることができます。既製品と、フルオーダーのものがありますが、隙間があると水が入っていきて寒いため、できればフルオーダーで購入するのがおすすめです。初心者の方はまずはウェットスーツが良いでしょう。

ドライスーツ

ドライスーツは特殊な防水ファスナーを使用し、頭以外は濡れずに潜ることができるスーツです。寒い時期や海域で潜る際に使用され、中に着るインナーを調整することで、快適に潜ることができます。スーツ内に空気を入れたり抜いたりする必要があるので、初心者の方は慣れるまで操作が大変かもしれません。また、ウェットスーツに比べて費用が高いのが難点です。冬場に潜る場合は必需品ですが、レンタルしているお店もあります。

スキューバダイビングを始めるための道具②軽機材

軽機材は、比較的低価格で揃えられるため、最初から揃える方が多いです。マスク、シュノーケル、フィンを合わせて「3点セット」と呼ばれます。3点セットがあれば、スキューバダイビングに行かなくても海水浴の延長でシュノーケリングにも使用できますし、初心者の方もぜひ揃えておきたい道具です。

マスク

各メーカが様々な形状やデザインの種類を販売しています。マスクは自分の顔にフィットしていないと、水中で水が入ってしまう原因となってしまうので、自分の顔にフィットする商品を選ぶことが大切です。複数のマスクを試着して選びましょう。また、視力が悪い方は、コンタクトレンズをつけてもいいですが、度入りのレンズに交換出来る商品もあるので、相談してみると良いでしょう。

シュノーケル

水面を移動するときや、水面で待機するときにしようする道具です。海水浴などの海遊びように非常に安価な商品も販売されていますが、耐久性や機能面で劣るので、ダイビングメーカーの物を購入する方が良いでしょう。中ランク以上の物であれば、逆止弁っがついていて、口の中に水が入りにくい構造になっているのでおすすめです。マスクと合わせてカラーリングなどにこだわるとおしゃれになりますよ。

フィン


フィンは大きく分けると2つの種類があり、ブーツの上から履き、ストラップで調整するストラップタイプと、裸足のまま足全体をすっぽり覆うフルフッとタイプがあります。ビーチダイビングがメインになるのであれば、ストラップタイプ、ボートダイビングがメインになるのであればフルフットタイプがおすすめです。また、脚力のある男性は硬めのタイプ、初心者尾方や、脚力の弱い女性は柔らかいタイプを選ぶと良いでしょう。

スキューバダイビングを始めるための道具③重機材

BCとレギュレーターを合わせて重機材と呼びます。重機材は、軽機材に比べて購入費用もかかるため、初心者の方はレンタルする人も多いです。しかし、重機材は操作が必要な道具のため、レンタルのたびに操作の仕方が変るのもストレスになります。ダイビングをずっと続けていくつもりの方は、最初に買ってしまっても良いかもしれませんね。

BC

BCは、ベストのような形になっていてタンクを固定し、水面での浮力確保や水中での浮力を調整する道具でもあります。メーカーによって各ボタンの配置などが違うため、試着して自分の体にあったものを選ぶと良いでしょう。また、体にフィットしていないと、水中でのストレスにもつながるので要注意です。ポケットの数やリングの位置、数などもチェックしておくと後々助かりますよ。

レギュレーター

タンクからの空気を吸うための道具です。メーカーによって素材や吸い心地が違うため、自分にあったものを購入しましょう。値段はピンキリでありますが、レギュレーターはオーバーホールすることで、非常に長く使える道具のため、長い目で見ればそれなりのお値段の物の方が安くなるかもしれません。

体験ダイビングとは?

スキューバダイビングはライセンス無しでも潜れる!?

体験ダイビングであれば、ライセンスを保有していなくてもダイビングをすることができます。全ての機材をレンタルでき、セッティングは不要、インストラクターが同行し、サポートしながら潜るので、安心して潜ることができます。体験ダイビングは10歳以上のお子様からお年寄りまで楽しめるので、家族みんなで楽しむこともできます。各スクールや、海外のリゾートで開催されています。

ライセンス講習の前に体験してみよう!

ライセンスの講習を申し込む前に、1度体験ダイビングをしてみるのもおすすめです。ダイビングはもちろん楽しいレジャーですが、中には水が苦手な人もいるでしょう。興味はあるけど、不安と言う方もいると思います。そこで、講習を申し込む前に体験ダイビングをすることで、ダイビングのイメージを掴むことができます。体験ダイビングは各地の海で開催されていますので、1度参加してみるといいですよ。

まとめ

スキューバダイビングのライセンスに関するまとめ

いかがでしたでしょうか?今回はスキューバダイビングのライセンス取得にかかる費用や日程、ダイビングに必要な機材などについてご紹介しました。少しでも興味がある方は、まずはスクールを覗いて、お話を聞いてみると良いかもしれません。また、まずは体験ダイビングをしてみるのもいいですね。ぜひダイビングライフをスタートして下さい。

スキューバダイビングが気になる方はこちらもチェック!

今回はライセンスの取得についてご紹介しましたが、まずは体験ダイビングをしてみたい方、初心者でも潜れる海を知ってみたい方など、他にもダイビングに関する記事がありますので、ぜひあわせて読んでみて下さいね。