クローゼットのすっきり整理術7選を紹介
収納力がたっぷりあるクローゼットでも、何も考えずやみくもに衣類や小物などを詰め込んでしまうと、あっという間にゴチャゴチャした空間になってしまいます。そんなときは断捨離が良いアイデアかもしれませんが、その前にできることは、さっぱり片付けて整理整頓することでしょう。使い方次第では、物を減らすことなく、クローゼットの中を美しく整えることができるかもしれません。
整理のアイデアやコツを1つずつ解説
ちょっとした気づきで、まとまりがないクローゼットを綺麗に大変身させることが可能です。クローゼット上下の空間を使ったり、アイテムの使用頻度に合わせて収納エリアを変えたり、使い方を少し変えるだけでクローゼットは生まれ変わります。この記事では、おすすめのクローゼット整理術を7つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クローゼットの整理術1:空間を無駄なく活用
扉を開けた瞬間、クローゼットの中の壁が見えている場合は、空間を上手に使えていないかもしれません。ポールの上段や下段の空間を無駄なく活用すれば、クローゼットにさらに多くの収納スペースを確保することができるでしょう。
衣類の丈の長さ別に仕切りで分ける
クローゼットの下段スペースを有効活用するには、衣類をハンガーにかけたときのバランスを見ましょう。Tシャツやパンツ、コートにスカートなどバラバラにかけていると、下段の収納スペースを隠してしまいます。ロングスカートやワンピースなど、丈の長い衣類は仕切りを使って左右どちらかの端に寄せることで、反対側のポール下に空間を作るのがコツ。できたスペースにチェストや収納ボックスなどを設置して、クローゼットの収納力を上げていきましょう。
上段に収納スペースを作る
オーソドックスなクローゼットは、ポール上に棚が設置されていますので、上段の収納スペースは確保できています。しかし、この棚が標準装備されていない場合は、簡単な方法で作ることが可能なんです。あらかじめ設置されているポールの数cm上に、突っ張り棒を2本~4本取り付けるだけで、網棚仕様の棚を作ることができます。通常の上段棚より強度が低いので、帽子やストールなど軽い小物を置くようにしましょう。
クローゼットの整理術2:収納BOXの使い方
クローゼットの下段に空間を生み出すことができたら、まず設置したい収納アイテムは収納ボックスです。昔ながらの蓋つきボックスや、チェストのような引き出しタイプ、新しい製品ではガバっと開く開閉式のボックスまでタイプは色々あります。それぞれには用途別に使い方がありますので、1つずつ紹介したいと思います。
蓋つきボックスの使い方
収納ケースの定番として昔からある形が、カチッとロック付きのフタで閉じるタイプです。衣類の収納力はずば抜けて高いのですが、開け閉めの面倒や奥の物が取り出しにくいなどのデメリットも気になる点でしょう。蓋つきボックスの基本的な使い方は、使用頻度の低いものや、季節ものなどをしまっておくのに重宝します。蓋つきボックスは、普段は下段の一番下に眠らせておき、ほかの収納アイテムを上に重ねて使うことをおすすめします。
引き出しタイプの使い方
チェストのような引き出しタイプの収納ケースには、インナーをはじめ、畳んで入れてもシワにならない衣類や、ハンガーにかけると変形してしまう衣類を入れていきましょう。ただし、適当に詰め込んでしまうと、取り出すさいに中の衣類が乱れてしまいます。そこで便利なアイデアグッズとして仕切りを組み込んでいきます。仕切りは、100均で買えるプラダンを自由なサイズにカットして、収納ケースにはめ込めばOK。
衣装ケースを仕切る方法は?便利アイテムと綺麗に整理できる収納術をご紹介!
衣装ケースは使っているうちに汚くなってしまうことがあると思います。でも、そんなときはケースに仕切りがあればきれいに収納できます。入れ方によっ...
クローゼットの整理術3:小物の収納について
クローゼットの中で最も散らかりやすいのは小物です。見た目が乱雑に見えてしまうのは、ネクタイやスカーフ、帽子やバッグなどのグッズをきちんと片付けられていないのが原因でしょう。
ウォールポケットへ片付ける
ウォールポケット
キッチンルームなどで見かけるウォールポケットですが、クローゼットの中に1枚忍び込ませておくと便利です。とくにクローゼットには、使用頻度の高い小物を入れておくことをおすすめします。ポールにつるして良いですが、アイデア収納術としては、デッドスペースになりがちな扉の後ろに張り付けるのもおすすめです。
籠へ片付ける
籠はネクタイやスカーフを収納するのに役立ちます。クルクルと丸めて、籠に入れていけば、見た目もおしゃれに片付けることが可能です。注意したいのは、仕切りがない深い籠だと奥底のアイテムが取り出しにくいので、仕切りつきの浅い籠を使いましょう。また、ふたなどのカバーがないため、埃が溜まってしまうことがありますので、籠は上段に置いてください。
クローゼットの整理術4:圧縮袋を活用
クローゼットの中でスペースを大きく使用してしまう物と言えば、冬用の掛け布団です。押しつぶして収納袋に入れたとしても、それでもミニタンス一個分のスペースを使ってしまう布団は、圧縮袋でサイズダウンさせましょう。家族でクローゼットをシェアしている場合は、これだけの工夫でかなりのスペースを空けることができるはずです。
ダウンジャケットも圧縮袋に入れてOK
圧縮袋 衣類 手巻き オリエント Q-PON(キューポン)対応 日本製 【DM便 代金引換不可】【いたわりダウンジャケット圧縮袋 ショート 2枚入】
収納場所に困る羽毛布団ですが、羽毛と言えばダウンジャケットも例外ではありません。中綿以上のダウンジャケットがたった3着所持していると、小さめのクローゼットなら既にパンパン。そんなときはダウンジャケット用の圧縮袋を活用してみましょう。1/3ほどのサイズまで小さく収納することが可能なので、ダウンを2着以上持っているいる方は使ってみる価値ありです。
クローゼットの整理術5:スーツケースを活用
クローゼットを整理していると、片付けに困るのがスーツケースです。旅行に出かけないときは、はっきり言って巨大なだけの空箱ですから、邪魔に感じるでしょう。しかしスーツケースは立派な荷物入れなので、レジャー用品など、日用品以外をしまっておくには最適です。旅行のときにしか使わないアイテムをスーツケースの中にしまっておくことで、その分チェストや収納ボックスに空き容量を増やすことが可能になります。
バッグを大きい順に収納
バッグの数が多すぎて悩んでいる方は、バッグを大きい順に並べて、バッグをバッグの中にしまっていく方法がおすすめです。スーツケースを親として、無理なくしまえるサイズのバッグを順に入れていけば、効率よくスーツケースの中の空間を利用することができるでしょう。ただし、ギュウギュウに詰め込みすぎて、大事なアイテムを傷つけないよう注意してください。。
クローゼットの整理術6:帽子ハンガーを活用
帽子・小物ハンガー
帽子のコレクションが多くて収納場所に困っているときは、帽子を吊るして保管できる帽子ハンガーがおすすめ。縦の空間を余すことなく使用できる帽子ハンガーは、多数の帽子を収納できるだけでなく、帽子の型崩れを防止して湿気からも守ってくれる優れものです。アレンジ次第では、ネクタイかけにしたりネックレススタンドにしたり、おしゃれに活用することもできますね。
扉の正面に取り付けてもOK
クローゼットの外側に帽子ハンガーを取り付ければ、クローゼット内の収納スペースをさらに増やすことができるでしょう。毎日使うような使用頻度が高いアイテムを吊す場合は、そこまで埃を気にすることもないので、扉の外側のスペースを有効活用してみてください。
クローゼットの整理術7:ラベルを活用
クローゼットを綺麗に整理整頓できたあとは、どこに何が入っているか把握しておく必要があります。見た目が良くても、ジャンルの仕切りがバラバラで、すぐに使いたい衣類を取り出せなければ意味がありません。片付けた物を視覚的に確認するにはラベルを貼るのが便利です。
100均のステッカーを使用する
100均でネームシールまたはデザインステッカーを調達してくれば、簡単に衣類をラベル分けすることが可能です。絵文字のようなマークが描かれているデザインステッカーなら、貼り付けるだけでOK。収納ケースやボックス、上段のスペースなどに貼ることで、どこに何を置いているのか一目で分かるようになります。大きめのネームシールを、ラベルとしてアレンジすれば、文章を使ってさらに細かい詳細を書いておくことも可能です。
PCやスマホでラベルを自作する
衣類の無料イラスト素材をダウンロードしたら、エクセルやワードで文字入れをして印刷するだけで、自作ラベルを作成することができます。シールにしたい場合は、シール専用プリンターを使うか、シールプリントを代行してくれるサービスを利用してください。
クローゼット整理のコツや心構えを紹介
最後に、クローゼットをすっきりおしゃれに片付けるコツや、意識しておきたい心構えを解説いたします。抑えておきたいポイントは、整頓されていながら機能面を充実させることと、新しく物を増やすさいに意識することの2つです。
よく使うものは中心に置く
クローゼットの扉をあけたとき、はじめに目につく場所は中央です。ゴールデンゾーンとも呼ばれており、心理的にも真ん中から右側にかけて意識が届きやすくなります。クローゼットの左側や下段は目につきにくく、触れる機会も少なくなるでしょう。上段は目線の高さであれば使いやすいですが、あまりにも高い場合は下段と同じく使用頻度は下がります。このように、すっきり整理するだけではなく、使いやすさを作ることも重要です。
収納する物の限度を決めておく
どんなにうまくアレンジしても、そもそもの衣類の数が多ければ綺麗にまとめることは困難です。チェストに入るインナーには上限があり、それを越えた入れ方をすれば、中で崩れてしまいシワの原因に繋がります。吊るして収納するハンガーであっても、詰め込み過ぎればカビが増えやすい環境になってしまうでしょう。お手本はアパレルショップの陳列です。展示されている品は多すぎず少なすぎず、常にバランスのとれた衣類の量を維持しましょう。
まとめ
上段や下段など空間を無駄なく使う、使用頻度別に収納エリアを決める、ラベルを貼って中の衣類を視覚化する、これらの基本的なコツを抑えれば、クローゼットはすっきりとした印象に生まれ変わるはずです。それでも整頓できないときは、荷物の全体量を少し減らしてみましょう。初めから断捨離を考えるのではなく、クローゼットの上手なアイデア整理術を知って、よりおしゃれで使いやすいクローゼットにしたいですね。
整頓・収納が気になる方はこちらもチェック
クローゼットを賢く使用する考え方は、他にもまだまだ盛りだくさん。クローゼット収納のアイデア・コツの紹介や、湿気が多い時期に心配なカビ・虫対策を紹介は、下記の関連記事にて公開中です。
クローゼットのハンガーを使った収納アイデア11選!吊るして整理する方法をご紹介!
いつの間にか散らかってしまいがちなクローゼットを、ハンガーを使ってスッキリ整理しましょう。ハンガーを使って収納すると、たたまなくても楽に収納...
クローゼットの布団収納術9選!簡単にすっきりさせるアイデアをご紹介!
布団を収納するのにもやり方があります。毎日使っているような布団をクローゼットに収納する方法や、客用や季節外の布団をクローゼットにしまう方法を...
クローゼットのカビの防止&除去方法6選!洋服や扉がカビてしまう原因は?
カビは水場だけに発生するわけではありません。窓際や天井など様々な場所に発生します。特にクローゼットの中は気が付きにくく、気が付いたらカビが発...