HARIO ハリオ MSS-1TB セラミックミル・スリム 2杯用
クラシックミル#42003/カリタ(Kalita)
カリタ Kalita 電動コーヒーミル (ブラック) CM-50
ユニフレーム コーヒーバネットsierra 667767
パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー NC−A57−K ブラック
デロンギ Delonghi ECAM23120BN エスプレッソマシン
はじめに
飲み方の種類に合ったコーヒー豆の挽き方は?
自宅でドリップコーヒーを淹れて飲むとき、豆の挽き方を気にしていますか?いつも同じホットでだけを飲むならそれも良いですが、夏場のアイスで淹れるときにはホットと挽き方を変えた方がおいしいものができあがります。今回はコーヒー豆の挽き方の種類とそれにあった飲み方、おすすめの器具も紹介します。
コーヒー豆を挽くとは
コーヒー豆は挽き方具合で味も変わる
まずは豆を自分で挽くメリットから見ていきましょう。豆を買ってくるときすでに挽かれて粉になっているものを買うよりも、自分でその都度挽いた方が断然おいしいです。また飲み方や淹れ方によって挽き方を変えることでも味が変わり豆のポテンシャルを最高に活かした飲み方になります。
コーヒー豆の味を悪くする酸化
その都度挽くことをおすすめする最大の理由が豆の酸化。この酸化によってコーヒーの大切な香りが全然変わってきます。酸化による豆の劣化は挽かない状態でも1ヶ月しかもたないと言われているほどです。
挽いたとたんにコーヒー豆の酸化が進む
豆ひとつぶの表面積と粉に挽いたときの表面積は何倍・何十倍にもなります。酸化の原因は空気に触れることなので、表面積の大きさと非常に大きな関係があります。そのため、コーヒーをおいしくいただくには挽いてある粉を買うよりも豆の状態で購入してその都度自分で挽いた方が良いのです。
コーヒーの飲み方の種類で豆の挽き方を変える1.
コーヒー豆の挽き方具合1.粗挽き
それでは豆の挽き方紹介に入りましょう。まずは大きめな粗挽きと呼ばれる挽き方。この挽き方の細かさは挽く時間が影響します。粗挽きにした粉はフレンチプレスで引き立つ挽き方です。
粗挽きコーヒー豆の他の粗さと味の違い
粗挽きにした粉の大きさはざらめ砂糖ぐらい。こうすることで、苦味が抑えられスッキリとした後味に仕上がります。
粗挽きコーヒー豆の粗さに向く飲み方
フレンチプレスを使った抽出方法での飲み方。液体そのものは薄く、苦味も少なく苦味があまり得意でないという方にも飲みやすいアメリカンとして飲むのが向いています。
コーヒーの飲み方の種類で豆の挽き方を変える2.
コーヒー豆の挽き方具合2.中荒挽き中細挽き
次に細かい挽き方が中粗挽きや中細挽きといわれる挽き方。一般的なホット(ブレンド・ドリップなどといわれるもの)に使用するのは、このくらいの挽き加減が向いているといわれます。
中荒挽きコーヒー豆の他の粗さと味の違い
粉の粒の大きさはグラニュー糖より少し大きいくらいか同等。苦味とスッキリさのバランスが良く、一番コーヒーらしい味わいが感じられるという意見が多い挽き具合となっています。
中荒挽きコーヒー豆の粗さに向く飲み方
先程も申し上げた通り、ホットとしていただくのにはこの挽き具合にすると良いです。アメリカンではパンチが足りない、もう少しガツンとくるような苦味が欲しているという方であればそれまでの挽き方からこちらの中粗挽きという挽き方に移行してみるのもおすすめ。
コーヒーの飲み方の種類で豆の挽き方を変える3.
コーヒー豆の挽き方具合3.細挽き
細挽きは挽いた状態でも売られていることがある挽き方でポピュラーでありなおかつ苦味が欲しいときに求められる粉。中粗挽きや中細挽きとの違いはあまり明確ではないと感じる人も多いでしょう。コーヒーをドリップする器具を変えることでまた味も変わってきます。器具とのコンビネーションが大切。
細挽きコーヒー豆の他の粗さと味の違い
細挽きはグラニュー糖の粒と同等の粗さ。もうおわかりだと思いますが、細かく挽くほど苦味が強調されますので、さらに苦いコーヒーに仕上がります。
細挽きコーヒー豆の粗さに向く飲み方
細挽き程度になると最近注目されつつある水出しコーヒーで淹れることができます。またエスプレッソやアイスといった飲み方をするのに細挽きを使う方法も。明確にこう使わないといけないという縛りが曖昧な挽き方ではありますがその分いろいろな使い方もできるでしょう。
コーヒーの飲み方の種類で豆の挽き方を変える4.
コーヒー豆の挽き方具合4.極細挽き
挽き方の中で一番細かくするものがこの極細挽き。苦さも引き立ってきます。粉の粒が細かいのでフィルターによっては目詰まりして落としにくいこともありますので、お使いの器具で抽出可能か確かめてから挽くようにしましょう。
極細挽きコーヒー豆の他の粗さと味の違い
粗さは非常に細かく、粉という表現がぴったり。味は更に苦味を増して通な方であれば極細挽きに限る!という人もいるくらいです。お好みにもよりますが、ライトなコーヒーでは満足できないという方におすすめの挽き方。
極細挽きコーヒー豆の粗さに向く飲み方
この挽き方が合うのはエスプレッソの飲み方。非常に濃いコーヒーを少量だけいただく方法です。エスプレッソマシーン用に挽く豆ならばこの挽き加減にしましょう。
コーヒー豆の挽き方・コーヒーミルの種類と特徴
豆を挽くにはミルという器具を用います。ミルにも大きく分けて手動・電動と2つの種類がありますがどちらも一長一短。ただ飲むだけでは満足できない趣味としてたしなむ方の中には、両方の種類を持っていてその時に飲みたい味で使い分ける方もいらっしゃるほど。ミルの種類と特徴を見ていきましょう。
ハリオ セラミックミル
HARIO ハリオ MSS-1TB セラミックミル・スリム 2杯用
ドリッパーもそうなのですが、何よりも手軽でお手入れが楽なものが使うのにおすすめできます。とてもシンプルな構造になっており小型で女性の手にもフィット。アウトドアに持ち歩くのにも軽く、更にコスパも良いので手挽きミルを初めて買うという方に推薦したい商品です。
カリタ クラシックミル
クラシックミル#42003/カリタ(Kalita)
少し面倒でもたまにはコーヒー豆を自分でミルで挽いてドリップして飲むというその作業にロマンを感じたい人におすすめなのがカリタのクラシックミル。自分のちから加減で具合を調整できるのは手動ミルならではです。
カリタ 電動コーヒーミル
カリタ Kalita 電動コーヒーミル (ブラック) CM-50
毎朝コーヒーを飲む人ならできるだけ簡単に、自動で挽いてくれるマシーンが欲しい。そういったニーズに合うのがこちらの電動ミルです。中挽きならば15秒程度とスピーディーさは手動ではできないこと。挽く時間で粗さを調整でき極細挽きにもできます。挽く時間が早いということは酸化も抑えられおいしいということ。なかなか具合も味も良いおすすめの電動ミルです。
一度に挽くコーヒー豆の適量は
一人分のコーヒー豆の量
コーヒー豆を計るスプーンで2杯分が一人分の量。だいたい10g、贅沢に飲みたいときは12-13gまでとなり人数が増えると少しずつこのひとりあたりの量が減っていくようにするとおいしく淹れられます。ふたり分なら18g3人分なら24gとするのが適量です。これに合わせてコーヒー豆の量を計り、その都度飲み方によって挽き方を変えるのが上手な淹れ方。
大量に挽いて保存は絶対NG
はじめの方でもご紹介しましたが、コーヒーがまずくなるのは酸化が原因。せっかくの良い香りが酸化した臭い香りにかき消されて飲めたものではありません。手間がかかるからと大量に挽いて保存するのは、たとえ密封できる容器であっても絶対にやってはいけないこと。一度に飲む量を守ってそのたびごとに飲み方種類に合った挽き方で挽きましょう。
おいしいドリップコーヒーの淹れ方
ドリップするお湯の温度は
せっかく種類にあった挽き方ができたのですからおいしくドリップしましょう。まず使うお湯の温度は90度前後が一般的に良いとされています。沸騰したお湯が100度ですから、そこからしばらく温度を下げてからドリップ開始するのがよいタイミング。好みもありますが、あまり温度が高いと雑味がでると言われているからです。
コーヒー豆の蒸らし時間は
最初からたっぷりとドリッパーにお湯を注がずコーヒー豆をしとらせ蒸らす作業をするので、まずは粉と同量のお湯を入れ30秒程度お待ちください。このときお湯
を入れるときはできるだけ低くから。蒸らしによって ガスが放出されてエキスが抽出されます。おいしいドリップの仕方・時間
抽出開始。500円玉くらいの大きさで回しながらお湯を入れます。いっぱいになったら一旦やめてお湯が減るのをまつ。すべてなくなってしまう前にまたお湯を足す。ペーパーフィルターにお湯はかけない。ドリッパーの最後のコーヒーにはアクが残っていておいしくないので、最後まで落としきらないうちにドリッパーは上げてしまうのがコツです。全体時間としては2-3分を目安に抽出時間を取りましょう。
淹れ方別おすすめコーヒー器具の種類
ペーパードリップ
ユニフレーム コーヒーバネットsierra 667767
どのような挽き方でも対応でき利用範囲が広い大変優秀なドリッパー。いろいろなものが売られていますが最近使っている人が多い人気のものがこのコーヒーバネットタイプ。ワイヤーでできており平らに収納可能。アウトドアだけでなく家庭でもコンパクトに片付くし何よりサイズも豊富で使いやすいです。こちらは2つ足タイプ。3つ・4つといろいろ足もありますので安定するものを選びましょう。
アイスコーヒーはペーパードリップで
夏になると飲む機会が増えるアイスコーヒー。どのドリッパーで淹れたらいいの?と疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。アイスで淹れるならペーパードリッパーでOK!
コーヒメーカー
パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー NC−A57−K ブラック
コーヒーメーカー向きの挽き方は非常に限られるのですが、一般的なホットを多く飲む方の家庭用の据え置き機としてあると便利です。いろいろなメーカーから出されていますが、個人的におすすめなのが自動洗浄機能がついているもの。コーヒーメーカーは洗うのが大変ですので少しでも手間を省けるものを買った方が後々後悔することも少なくなるでしょう。
エスプレッソマシーン
デロンギ Delonghi ECAM23120BN エスプレッソマシン
細挽きよりも細かい挽き方がエスプレッソコーヒーに向いているので、マシーンもそれに合ったものが必要です。エスプレッソが好きで家庭でも飲みたい!という方向けの専門の機械ですが使い方は限られるもののやはり持っているとエスプレッソを淹れるのに手軽で便利だと感じるでしょう。
まとめ
コーヒーは挽き方時間で味が変わる
今回はコーヒー豆の挽き方の種類・他の挽き方との風味や味、向いているコーヒーの淹れ方なども交えて解説してきましたがいかがでしたか?コーヒー豆は適当に挽いていたという方で、今の味に満足していないのであれば挽き方を変えてみるのも味変のひとつの方法。また、飲む都度挽くことで今までと同じコーヒー豆なのに味が全然ちがってスッキリしている。変な酸っぱさがなくなったという意見も多く聞かれます。紹介した挽き方と飲み方を参考に自分の好みにあったコーヒー豆の挽き方を見つけてみてはどうでしょうか。
コーヒーが気になる方はこちらもチェック
コーヒーを挽くミルのおすすめ機種を12個まとめて紹介したものや、アイスでの淹れ方特化の記事。水出しコーヒーを作ってみたい方への作り方解説などいろいろな飲み方記事もたくさんご用意しています。挽き方だけでなく淹れ方も気になる方はぜひこちらの記事もご参考にしていただければと思います。

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