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赤唐辛子の栽培は楽しい?栽培方法や収穫時期、干し方、使い方までをご紹介!

赤唐辛子の栽培は楽しいのか、気になりますよね。育て方自体は簡単で、初心者でも育てられることで知られていますが、収穫なども含めて楽しいかどうかが大切な部分です。そこで今回は、赤唐辛子の栽培方法や収穫時期、干し方、使い方などをご紹介していきます!
更新: 2022年6月2日
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赤唐辛子の栽培は楽しい?

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食べられる野菜を育ててみたいと考えている方が気になるのが「赤唐辛子の栽培は楽しいのか?」です。トマトやきゅうりなどのように、それをメインにして食べることは少ない赤唐辛子ですので、はたして楽しいのかどうか心配で育てたことが無い方も多いのですが、とても栽培しやすく、使い方も幅が広いのでとても便利です。今回はそんな赤唐辛子の栽培方法や収穫時期、干し方、使い方などをご紹介していきます!

赤唐辛子の特徴

赤唐辛子とは?

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赤唐辛子はナス科トウガラシ属に分類される植物で、原産地は熱帯アメリカです。お気づきの方も多いかもしれませんが、ピーマンやパプリカといった野菜と形が似ている通り、それらは仲間なのです。また、トウガラシは辛い・風味が強いというイメージがありますが、それも品種によります。栄養価はビタミンCやカロテンが豊富で、抗酸化作用などもある為、定期的に食べたい野菜となっています。

赤唐辛子栽培は初心者でも楽しい?

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栽培が楽しいかどうかが、家庭菜園においては大切です。まず、栽培難易度は低いので、初心者でも楽しい野菜と言えるでしょう。特に大変なお世話も無く、普通の野菜として育てていけます。ただし、乾燥に弱いタイプの植物ですので、夏場の水切れだけ注意してあげて下さい。実がなってしまえば、あとは収穫して保存することで長く楽しめます。干し方・保存方法は後述して解説していきます。

赤唐辛子の開花時期

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実が楽しみな植物ですが、実がなる前には花が咲きます。開花時期は6~8月で、画像のように、白と紫の小さな花をつけます。花に観賞価値はあまりありませんが、小さくて可愛らしいので、こちらも見ておきましょう。花後の果実も見て楽しめることを考えると、6~12月くらいの間は楽しめるという形になります。

赤唐辛子の種類

種類①鷹の爪

一番有名な赤唐辛子が「鷹の爪」です。色々な料理の風味向上に使われており、料理に欠かせないアイテムとして重宝します。大きさは3~5㎝程度で、名前の通り、鷹の爪のような雰囲気から名づけられました。辛みが強いタイプで、一味唐辛子の原料も鷹の爪です。

種類②日光トウガラシ

こちらはとても大きなタイプの赤唐辛子で、なんと10~15㎝サイズになります。鷹の爪と比べるとかなりの大きさです。日光市周辺で古くから栽培されている種類で、風味が良く、青い内は焼き唐辛子や天ぷらなどの使い方も出来ます。熟する程赤くなって辛みが増し、鷹の爪と同様の使い方も出来ます。

種類③八房

こちらは数ある品種の中でも辛みが薄いタイプのもので、育てやすいことでも知られています。辛すぎるものは苦手という方におすすめです。完熟させればそれなりに辛みがありますので、青い内に収穫して、若い風味を味わうのも良いでしょう。かつては七味唐辛子用に大量栽培された品種でもあります。

ハバネロはオレンジ色の唐辛子

赤唐辛子と言うとハバネロを想像する方も多いでしょう。ハバネロは激辛トウガラシであり、赤いイメージがあるかもしれません。しかし、実はハバネロは画像のように、可愛らしいオレンジ色をしているのです。まるでフルーツのような綺麗な色をしているのですが、実はとても辛い野菜なのです。また、ハバネロ・レッドサビナという品種は赤く改良された品種で、風味を楽しんでいられないような衝撃的に辛いトウガラシとなっています。

赤唐辛子の花言葉・名前の由来


赤唐辛子の花言葉

花を咲かせますので、花言葉もちゃんと付いています。花言葉は「悪夢が覚めた・辛辣・嫉妬」といった、ちょっとくらい言葉もありますが、「生命力・雅味・旧友」といった花言葉も付いています。嫉妬は赤くなるほど怒っているように見えることから付けられていて、旧友は昔か使われてきたことが由来です。トウガラシの花を贈ることは少ないですが、もし贈る際は意味に気を付けましょう。

赤唐辛子の名前の由来

唐辛子の名前にある「唐」という漢字は、中国を指しているのではなく、外国を意味しています。外国から入ってきた辛子という意味で名づけられました。英語ではチリペッパーと呼ばれているのですが、これはコロンブスが胡椒と間違えて持ち帰ったことで、ペッパーと付いたとされています。また、和名の別名として「唐芥子、蕃椒」という呼び方もあります。

唐辛子の風水

実を食べる為に栽培する方がほとんどですが、せっかく育てるのであれば風水も気になるところです。風水において、赤唐辛子は厄除けの意味があり、邪気の入る入口となる玄関に吊るしておくことで悪い気が入ってこなくなるとされます。また、車中に飾ることで交通事故防止のお守りにもなります。悪い気が溜まってそうな場所があれば、流れを考えて飾るのも良いでしょう。

赤唐辛子の苗の販売価格

赤唐辛子の苗の販売価格は?

韓国とうがらし 苗

出典:Amazon
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種から育てることが多いのですが、実は苗も販売されており、苗からの栽培の方が簡単です。種まきから育てると時間がかかりますので、楽に育てたい方は苗を購入しましょう。苗は数百円程度で販売されていることが多いです。お店で見つからない場合はネットショップも見てみて下さい。一年草扱いですので、毎年購入して育てます。

赤唐辛子の苗の選び方

苗の選び方は簡単で、葉や茎が生き生きとしていて、本葉が10枚程度あるものを選びましょう。生き生きとしているかどうかは、見た目の雰囲気で判断しても大丈夫です。また、病気や害虫が付いていないかもチェックしておくと良いでしょう。一番花が咲く直前の苗はが一番良いです。

赤唐辛子の育て方・栽培方法①環境

赤唐辛子は地植え?プランター?

地植えで育てるかプランターで育てるかも悩みのポイントですが、特に地植えにこだわる必要はありません。スペースがあれば地植えで構いませんが、スペースが無ければプランター栽培しましょう。地植えする場合、連作障害を起こしますので、同じ場所では5年ほどあけて栽培するようにします。もし興味があれば、落花生も一緒に育ててみて下さい。落花生を一緒に育てると、養分を吸収しやすくなる効果があります。

赤唐辛子に適した栽培環境

地植えする場所、またはプランターの管理場所は日当たりの良いところが良いでしょう。暑い地域が原産の植物ですので、日当たりが良く暖かな気候を好みます。ただし、真夏の直射日光に当たり続けると焼けてしまうことがありますので、少し遮光するなどして、葉焼けには気をつけて下さい。また、風通しも大切です。

赤唐辛子の育て方・栽培方法②用土・植え付け

赤唐辛子の用土

おいしい野菜を育てる培養土 25

出典:Amazon

用土は水はけが良く、肥沃な土を好みます。プランター栽培をする場合は、市販の野菜の培養土を使用すると良いでしょう。ご自分で混ぜたい場合は「赤玉土を6割、腐葉土を4割」の割合で混ぜてからたい肥を混ぜておきます。地植えする場合は、植え付け二週間前に苦土石灰でPH調整をして、一週間前にたい肥と元肥をまいてから植え付けをします。

赤唐辛子の種まき


サカタのタネ 鷹の爪 トウガラシ

出典:楽天

種から育てる場合は、ポットで育苗するか、プランターに直接まきましょう。種まきの適期は2月中旬ですが、発芽適温が25~30度ですので、室内で発芽させると良いでしょう。深さ1㎝の溝を掘って、4~5㎝感覚ですじまきして下さい。あとは水やりをして、保温管理をします。5~7日ほどで発芽します。花が開花するまで育ててから、本来育てたい場所に植え付けましょう。

赤唐辛子の苗の植え付け

一番花が咲く頃が植え付け時期です。晴天の日の午前中に植え付けしましょう。プランターの場合、鉢底石を入れて、用土を入れて、穴を掘って植え付けします。複数株植える場合は、30㎝離して植えると良いでしょう。地植えの場合は、高さ20㎝、幅70㎝の畝を作り、黒色のマルチをして雑草対策をしてから植え付けます。苗の根は崩さないようにして植え付けて下さい。植え付け後はたっぷり水やりをします。

赤唐辛子を支柱で誘引

植え付け後に支柱を立てて、倒れないように支えてあげましょう。折れやすい植物ですので、支柱をしないと危険です。苗の脇に支柱を挿して立てて、画像のようにひも等で固定しておきます。少し支えてあげるだけで効果がありますので、考えすぎずにやってみましょう。

赤唐辛子の整枝

主枝の1番花が咲くタイミングで整枝をしましょう。1番花の下から出ている生き生きとした側枝を2本残して、3本仕立て、もしくは4本仕立てにします。仕立てた枝にはそれぞれ支柱を立てて支えてあげます。こうすることで上手に沢山の実を収穫出来ます。

赤唐辛子の育て方・栽培方法③水やり・肥料・管理

赤唐辛子への水やり

乾燥が苦手なタイプの植物ですので、水やりには気をつけましょう。プランターの場合、土の表面が乾いてから水やりをしますが、乾きすぎないように様子を見ておいて下さい、株元をワラなどで覆っておくと乾燥の心配が減ります。地植えでも同様に、マルチングすることで乾燥予防になります。

赤唐辛子への肥料

肥沃な環境を好みますので肥料も大切です。5~9月の間、緩効性肥料を2ヶ月に一回与えて育てていきましょう。ぼかし肥などであれば、開花が始まった頃から二週間に一度のペースで与えます。肥料切れすると実が付きにくくなってしまいますので、切れないように管理して下さい。

赤唐辛子の育て方・栽培方法④病気・害虫

赤唐辛子の病気

病気は「青枯病」と「モザイク病」に注意して下さい。青枯病は、元気そうな株が突然しおれ、青いまま枯れる病気です。細菌による土壌障害で、水はけの良い畝で育てること、窒素肥料の与えすぎに気をつけることが予防となります。モザイク病はアブラムシが媒介となって発生する病気で、葉にモザイクのような模様が出ます。いずれも発症すると直りませんので、出てしまったら株ごと抜き取って焼却処分し、他の株に移らないようにしましょう。

赤唐辛子に付く害虫

アブラムシの他にも、アザミウマやタバコガなど、様々な害虫が付きます。育てる期間がある程度長いので、何らかの害虫対策をしておかないと、被害にあってしまうでしょう。最初は虫よけネットでも防げますが、最終的には農薬の使用が有効です。植え付けのタイミングから農薬を使った方が安心です。

赤唐辛子の育て方・栽培方法⑤収穫・干し方・保存

赤唐辛子の収穫時期と方法


収穫時期ですが、青くて辛みの少ない状態であれば、開花から20日ほどで収穫出来ます。完熟した赤唐辛子であれば開花後60日が目安です。最初はハサミで収穫していき、株に付いているトウガラシが全て赤く熟しているような状態になったら、株ごと引き抜いて収穫してしまいます。その後、乾燥させて保存しましょう。

赤唐辛子の干し方・保存方法

干し方・保存方法は簡単です。風通しの良い日陰に、2ヶ月ほど吊るして乾燥させておきましょう。乾燥させることでカビが防げます。唐辛子の根本を数本ずつ縛って吊るすのが一般的ですが、乾燥ネットなどの上に置く干し方もあります。乾燥出来ればどんな方法でも大丈夫ですので、しっかり乾燥させて下さい。夏時期であれば2週間ほどでカラカラに乾燥することもあります。乾燥したら密閉容器に入れて保存して下さい。

レンジで乾燥させる方法

実は自然乾燥意外にも、レンジ素早く乾燥させる方法もあります。ただし、レンジの時間が長すぎると焦げて台無しになってしまいますので、30秒くらいレンジを使っては様子を見た方が良いでしょう。レンジが心配な方は、乾燥材を入れて容器に入れて乾燥させるという方法もあります。

赤唐辛子の使い方

使い方は輪切りにして使うのが一般的です。細かく輪切りにして、油で炒めて辛味を出してから使うとより風味が良くなります。逆に、辛味を抑えたい方は輪切りにせずにそのまま使いましょう。中の種・ワタも食べられますが、ここには強い辛みがありますので、苦手な方は取り除いで下さい。使い方は幅広く、色々な料理に使えますので、沢山収穫が出来たらどんどん使っていきましょう。

赤唐辛子の風味がおかしい?

想像以上に辛すぎる、もしくは辛みが無さすぎると感じた場合は、育て方を見直しましょう。唐辛子はストレスのかかり具合で辛みが変わります。栄養不足になったり、水不足になったりするほど辛みが強くなりやすく、逆に何も問題ない環境で早めに収穫すると辛みが出にくくなります。辛みも大切な風味ですので、上手く調整しましょう。

まとめ

今回の「赤唐辛子の栽培は楽しい?栽培方法や収穫時期、干し方、使い方までをご紹介!」はいかがでしたでしょうか?概要から育て方、保存方法やレンジでの乾燥方法など、様々な点についてお伝えさせて頂きましたが、意外と簡単で楽しそうと感じた方も多いかもしれません。沢山作りすぎると使い切るのが大変かもしれませんので、まずは2株程度育ててみましょう!

赤唐辛子が気になる方はこちらもチェック!

今回は赤唐辛子について解説させて頂きましたが、他にも家庭菜園に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。