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シマノ「ステラ」の歴代ラインナップ一覧!モデルごとの特徴や違いをご紹介!

釣り人憧れのシマノ最高峰のフラグシップリール、ステラシリーズ。今回は初代ステラから現行モデルまでその歴史を振り返ります。現行モデルに関しては、それぞれのリールの性能や機能、口コミもまとめたので、ステラの購入で迷っている方必見です!
更新: 2021年2月16日
えびこ【えびちゃん】
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シマノリール最高峰のステラ

ステラシリーズはシマノのスピニングリールで最上級モデルにあたるリールです。2019年に新型である19ステラSWが発売されましたが、ステラの歴史は長く、初代のステラは27年前に発売されました。ステラシリーズはシマノが培ってきた最高峰の技術が集約されたリールと言えます。

今回はそんなステラシリーズの歴史を振り返りながら、現行モデルの特徴や違いについてまとめました。現行モデル(2019年現在)については口コミ評価も合わせて紹介するので、購入の際には是非参考にしてください。

ステラシリーズの歴史

その歴史を遡ること27年。1992年にリール界の歴史を塗り替える、シマノのステラが発売されました。それまでのシマノの主力商品であった自転車部品の製造ノウハウをリールのボディやギアの製造にも活かすことで、これまでになかった使用感と剛性を持ったリールの開発に成功したのです。

数あるステラシリーズは、ライトゲームから海のビッグゲームまで様々な釣りに対応するラインナップ展開がされています。2019年の現在に至るまで3〜4年毎のサイクルでステラシリーズは生まれ変わっており、今なおその歴史を塗り替え続けているリールです。

歴代ステラシリーズ1:92ステラ

スピニングリールの歴史を大きく変えることになったステラシリーズ最初のモデルが、92ステラです。当時、釣具メーカーとして技術的にダイワに遅れをとっていたシマノが、形勢逆転を狙って発売した渾身の一作。

新技術である「SBL(シマノバランスロックシステム)」の採用により、ライン巻き取り時のブレを抑制。さらに今までのスピニングリールの課題だったハンドルのガタを抑えることで、最高の巻き心地を実現したリールです。ダブルハンドル使用のモデルも発売され、まさに釣具界の歴史を塗り変える最高のリールとなりました。

歴代ステラシリーズ2:95ステラ

95ステラは3年の時を経て、初代ステラからモデルチェンジした新型ステラです。92ステラとの大きな違いはやはりその外見。より高級感が追求され、ボディカラーもガンメタリックへと変更。さらに現行モデルにも繋がるスプールの装飾も、当時は斬新なデザインとして大変な人気となりました。

当時バスフィッシングが流行していたこともあり、繊細な操作が求められるシーンで高い評価を得たリールです。また、この頃のステラは現在に比べ構造が単純で、メンテナンスも簡単だったため長く釣り人に愛されるリールとなりました。

歴代ステラシリーズ3:98ステラ

98ステラはヒラマサをはじめとするビッグターゲットを狙った釣りが流行しきた時代背景もあり、初めて5000番以上の大型モデルが登場したステラです。

98ステラが小型〜中型モデル、その後1999年に発売された99ステラで大型モデルがラインナップされ正確には別々の発売ですが、内部機構は変わっていないため98ステラとまとめられることが多いです。スプール径が小さいことでバックラッシュが起きやすいという不満点が残るものの、巻き心地や耐久性に関しては釣り人から高い評価を得ました。

歴代ステラシリーズ4:ミレニアムステラ

別名00ステラとも呼ばれる2000年に記念モデルとして限定生産されたステラ。メタリックとゴールドの配色に、スプール部分には装飾と、これまでにない高級感です。今までのステラの歴史を振り返っても、これほど豪華なステラはありませんでした。

また、スーパースローオシュレートというハンドル回転に合わせてスプールが上下する新しい機能が搭載されました。機能面でも大きくモデルチェンジを果たした新型ステラは、その豪華さと相まってまさに千年の区切りにふさわしいリールとなったのです。

歴代ステラシリーズ5:01ステラ

このころから釣りのシュチュエーションやロケーションに合わせてリールのラインナップも細分化され始めます。もちろんシマノ新型のステラとして登場した01ステラも、フレッシュウォーター(淡水)、ソルトウォーター(海水)、オールラウンドとそれぞれラインナップが分かれて発売されました。

モデルチェンジした新型01ステラには「Sコンセプト」という強度や巻き心地をさらに追求したシマノの技術が採用され、こちらも釣り人から高い評価を得ることとなりました。

歴代ステラシリーズ6:04ステラ

04ステラは以前のモデルから、より信頼性を高めるための「SRコンセプト」をベースに主に2つの新機構が搭載され、モデルチェンジしました。2019年現行モデルにも通じる新技術が採用された革新的なモデルで、ステラの歴史を大きく変えたモデルとして非常に高い評価が付けられています。

新型リールに搭載された技術

SR-ワンピースベール

今までベールはラインローラー部分のパーツとそれぞれ別々のパーツが組み合わせてある構造でした。04ステラは今までと違い、この別々のパーツが一体化されたベールが採用され、キャスト時のライン切れや糸ヨレの抑制に大きく貢献しました。
 

SR-3Dギア

モデルチェンジに伴いギアの設計も大きく見直されました。コンピューターによる三次元解析から導き出された理想の歯面と、冷間鍛造でより剛性をましたギアがSR-3Dギアです。

歴代ステラシリーズ7:07ステラ

07ステラは、シマノがこれまでの歴史の中で培ってきたシルキーな巻き心地をさらに高めつつ、ドラグの滑り出しの滑らかさや、ライン放出時の抵抗を軽減するための新技術の搭載などにより、さらに進化してモデルチェンジを果たしました。


新型リールに搭載された技術

ARスプール

数々の現行リールにも搭載されている「AR-Cスプール」の先駆けとなった技術。今までのスプールと違い、スプールのエッジ部分の形状を変えたことで、ライン放出の際にラインにかかる抵抗を抑えることができるようになりました。

歴代ステラシリーズ8:08ステラSW

08ステラSWは通常のステラシリーズと違い、ヒラマサ、カンパチなどの海のビッグゲーム専用にモデルチェンジしたラインナップのステラシリーズです。これまでのパワーギアやハイギアタイプに加え、より糸巻き量の多いエクストラハイギアのラインナップが加わったことで、オフショアでの釣りで高い評価を得ました。

また、ハンドルノブも今までの形状とは違い、丸型のラウンドノブ、卵型のエッグノブが採用され、ジギングやキャスティングゲームで釣り人へかかる負担軽減にも大きく貢献しました。

歴代ステラシリーズ9:10ステラ

10ステラは今までの快適な巻き心地をさらに高めつつ、より強い巻き上げ力を兼ね備えてモデルチェンジしたステラです。リールサイズを変えずに、内部のギアのなどの構造を見直すことで、今までのステラを大きく上回るトルクを手に入れました。

ボディの素材が今までのステラと違い、マグネシウムを新たに採用したことで、より軽く、そして強く長持ちするステラとして高い評価を受けました。

新型リールに搭載された技術

X-SHIP

X-SHIPはハンドルを巻き上げた時のパワーをリール内部へロスなく伝達するためのギアシステムです。ギアを大きくするだけではなく、今までより高い精度で歯面設計を見直したことで実現した技術で、2019年現行モデルにも通ずる技術です。

歴代ステラシリーズ10:13ステラSW

13ステラSWは、08ステラSWからさらにトルクがパワーアップしたソルトウォーター専用機としてモデルチェンジを果たした新型のステラです。

10ステラで搭載されたX-SHIPを引き継ぐことで、海のビッグゲームを制する圧倒的なパワーを持った13ステラSW。マグロゲーム用に30000番のモデルも発売され、ステラの歴史に新たなページを刻みました。

新型リールに搭載された技術

X-TOUGH DRAG

ドラグ性能に関わるパーツを一から見直すことで、ドラグ強度、滑り出し、そして操作性が飛躍的に向上した新機構です。ドラグツマミの設計も見直され、ファイト中に釣り人がドラグ調整を行いやすくなったことで口コミ評価も非常に高いドラグシステムです。

13ステラSWだけのモデル

30000番は現状13ステラSWにしか存在しない番手です。なんとPE8号を600m巻くことができる超大型のスピニングリールで、この番手の登場は今までのスピニングリールの歴史を大きく塗り替えることとなりました。2019年現在でも、オフショアのマグロゲームで多くの評価を受けているステラです。

リールの口コミ評価

SW専用機としては2019年にシマノから新型ステラが発売されましたが、現状では13ステラSWにしかラインナップされていない番手も多く、13ステラSWも未だに多くの釣り人から多くの評価を得ています。口コミでは、よりパワーファイトが求められるシーンでの評価が高いです。

とにかく強い メチャクチャ強いです 負荷が掛かればわかりますが、08ステラとは比較にならない位の巻き上げ力 あと格好いい!

13ステラSWを動画でチェック!

こちらの動画では、実際に13ステラSWを使ったマグロゲームの様子が収録されています。釣り人なら一度は釣ってみたいクロマグロ。夢のクロマグロに近くためにも、ステラSWは欠かせないギアです。

歴代ステラシリーズ11:14ステラ

14ステラは究極の巻き心地を追求し、10ステラからモデルチェンジして登場しました。究極の巻き心地だけではなく、釣り人との一体感をより高めるための新技術が搭載され、より釣り人が求める究極のリールに近づいたステラです。

新型リールに搭載された技術

マイクロモジュールギア


マイクロモジュールギアはこれまでのゴアよりも歯面サイズを小さくし、歯面を増やすことで強度を保ったままより滑らかな巻き心地を実現させた新型のギアです。

ギアの噛み合わせの設計が大きく見直されたことで、ノイズを大きく抑制し、感度も大幅に向上。ライトゲームなど繊細な釣りで大きなアドバンテージを得ることができるようになりました。

Gフリーボディ

Gフリーボディーとは、シマノのリールは釣り人の手の延長であるいう発想から生まれた、より釣り人と一体感を生むための新技術です。今までリール下部に配置されていたウォームシャフトというパーツを、リール上部に配置。重心がロッドに近づいたことにより、従来のリールでは得られなかった釣り人との一体感を高めることに成功しました。

リールの口コミ評価

同時期には同じマイクロモジュールギアが搭載されたシマノのヴァンキッシュも発売され、高い評価を受けていました。そんな中でステラはドラグ性能もさることながら、見た目などフラッグシップモデルならではの所有感を満たしてくれるリールとして、口コミでもヴァンキッシュを上回る評価を得ています。

シーバス用にヴァンキッシュと迷いましたが、一度は使ってみたいと思い購入。 シマノのフラッグシップモデルなので、何も言うことはございません。 見た目、巻き心地、所有感、値段も最高です。 同時購入で15ツインパC3000も購入しましたが、実用重視ならツインパで十分です。 唯一、実釣で違いが体感できるのはドラグ性能くらいかも?(ステラのドラグは素晴らしいです)

歴代ステラシリーズ12:18ステラ

いよいよここからは最新のステラシリーズの登場です。まずは汎用リールの18ステラ。14ステラから外見が一新され、初期のステラを彷彿とさせるカラーにモデルチェンジしました。

ステラといえばシルキーな巻き心地で評価の高いリールですが、18ステラでは巻き心地にさらに磨きがかかり歴代最高峰の巻き心地を実現しました。2019年6月下旬には新しい番手のモデルも登場する予定で、その評価は止まる所を知りません。

新型リールに搭載された技術

マイクロモジュールギアⅡ

14ステラにも搭載されたマイクロモジュールギアがさらに進化して生まれ変わりました。最新のテクノロジーを使って歯面を再度設計し直し、シマノの培ってきた製造技術から生まれたギア。今までのリールでは到底なし得なかった圧倒的な巻き心地を実現しています。従来のステラの巻き心地との違いは圧倒的です。

サイレントドライブ

サイレントドライブは滑らかな巻き心地、そして巻き上げ時の静粛性をさらに高めるための新技術です。リール内部のそれぞれのパーツ設計、配置が一から見直されています。パーツ同士の小さなガタや、揺れなどを徹底的に排除することで、今までにない巻き心地と静粛性を生み出しています。

HAGANEギア

ギアの強度も従来のステラと違い、さらに安心して長く使えるものになりました。従来のリールにも多く搭載されてきたHAGANEギアですが、18ステラではこのHAGANEギアもさらに進化して生まれ変わりました。

ギアの素材は全く変わっていませんが、設計部分の見直しによって従来のHAGANEギアの約2倍の強度を得ることに成功しました。長年培ってきたシマノの技術力の高さが伺えます。

非接触型X-プロテクト

シマノのステラの代名詞といえば「変わらない巻き心地」。リールの耐久性においては他のリールとは圧倒的な違いがあります。18ステラではこのリールの耐久性も飛躍的に向上。

リールの内部構造を迷路のように入り組ませ、さらにその内部に撥水処理を施す技術が非接触型X-プロテクトです。この技術によりリール内部への浸水を限りなく防ぐことができ、より長い期間高いフィーリングを維持することに成功しました。

リールの口コミ評価

口コミ評価では主にライトゲームやバスフィッシング、シーバスフィッシングでの評価が多く集まっています。どの口コミにも共通して言えることですが、初心者の釣り人でもその性能の高さを実感できるステラ。まさにシマノ史上最も優秀なリールと言えるでしょう。

バスフィッシング初心者ですが、エントリーモデルから大奮発して購入しました。 シルキーな巻き心地、キャストの飛距離、滑らかなドラグ、重量の軽さ。 初心者の私さえわかる性能の高さは、何を取っても「素晴らしい」の一言に尽きます。 耐久性に優れていることも宣伝されていたので、大切に扱って末永く使っていきたいと思います。

シマノ18ステラを動画でチェック!

18ステラの解説と実釣インプレッションの動画です。14ステラとの比較では、巻きの軽さやベール操作時のフィーリングの良さについて解説されています。実釣でもやはりその性能の良さが伝わってくる動画で。

歴代ステラシリーズ13:19ステラSW

2019年、6年の沈黙を破って遂に登場したステラSWシリーズの新型モデル。初代ステラから27年間に渡ってシマノが培ってきた技術を惜しみなく注ぎ込んだ、究極のソルトウォーターリールです。大型魚とのファイトによりフォーカスしモデルチェンジを果たしました。


新型リールに搭載された技術

インフィニティドライブ

インフィニティドライブはX-SHIPからより進化した、新しいリール構造です。メインシャフトを始めとしたリール内部の設計が大幅に見直されています。また、メインシャフト自体も特殊な表面加工が施されており、摩擦抵抗を従来の30%カットすることに成功。従来のステラシリーズから、よりパワフルな巻き上げが可能となりました。

ヒートシンクドラグ

X-タフドラグから大きく進化して生まれ変わった「ヒートシンクドラグ」。今まであまりフォーカスされてこなかった「熱」に対して追求し生まれた新型のシステムです。ドラグ回転により発生した高熱を逃がすためにヒートシンクパネルを搭載。

また、ラインへの熱伝導をカットするために断熱シートを搭載し、大型回遊魚とのファイトでのドラグ性能の低下とラインの劣化を防ぐことができるようになりました。

Xプロテクトforラインローラー

19ステラSWでは、シマノのリールにも多く搭載されているXプロテクトをラインローラーにも採用しました。オフショアでは船上のリールが海水にさらされることも多く、こういった過酷な環境下での使用でも長期間リールの性能を維持するための技術が必要とされてきました。

ラインローラーにも防水加工が施されたことにより、19ステラSWはより長い間その最高の巻き心地を維持することに成功したのです。

リールの口コミ評価

2019年にソルトウォーターアングラーの希望を背負って登場した19ステラSWは、口コミでも高い評価を受けています。滑らかさとパワーを両立した19ステラSWは、今後も海のビッグゲームには欠かせないリールとして君臨し続けることでしょう。

滑らかさ、パワーどれも文句無しです 6キロほどの青物なら軽く上がります

シマノ19ステラSWを動画でチェック!

2019年、6年間の歳月を経て生まれ変わったステラのインプレッション動画です。旧モデルを所有の方や、よりハードな使用のためにリールの新調を検討している方は是非この動画をご覧ください。購入の後押しになること間違いなしです。

まとめ

今回は1992年にシマノから登場し2019年現在に至るまで、スプニングリール界の最高峰モデルとして存在し続けるステラシリーズの歴史を振り返りました。性能、見た目、全てにおいて死角の無いリールであることがお分り頂けたかと思います。ステラはこれからのシーズン本番に向けて、間違いなくおすすめのリールです。

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シマノからはそれぞれの釣りに特化したフラッグシップモデルのリールが多数販売されています。ステラに限らず、様々なリールを検討している方におすすめの記事を紹介しますので是非参考にしてください。