ボルティーのレビューまとめ!スズキらしさが溢れたかわいいバイクの評価は?のイメージ

ボルティーのレビューまとめ!スズキらしさが溢れたかわいいバイクの評価は?

スズキのボルティーはかわいいと評判!しかし、レビューを見てもデザインがかわいいというコメントは評判ほど多くありません。ではどこがかわいいの?かっこいいとはほど遠いけど?スペックやユーザーのレビューを通して、スズキのボルティーを徹底解剖します。

2019年06月27日更新

hosokawa_taka
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キャンプツーリング歴25年。ツーリング先で野宿やキャンプを楽しんでいます。バイクでのソロキャンプも楽しいですが、家族旅行で宿代わりにするファミリーキャンプも別の楽しみがありますね。ツーリングやキャンプの情報を正しく丁寧に伝えます。
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目次

  1. かわいいボルティーのレビュー:はじめに
  2. ボルティーはなぜ安いの?
  3. ボルティーの性能とレビュー:デザイン
  4. ボルティーの性能とレビュー:エンジン
  5. ボルティーの性能とレビュー:足回り
  6. ボルティーの性能とレビュー:街乗り
  7. ボルティーの性能とレビュー:高速道路
  8. ボルティーのレビュー:ツーリング
  9. ボルティーの維持費
  10. ボルティーは本当にかわいい?
  11. かわいいボルティーのレビュー:まとめ

かわいいボルティーのレビュー:はじめに

スズキのボルティーは軽量でコンパクトな車体、低中回転域の豊かなトルク、親しみやすくかわいいデザインなどに人気があるストリートバイクです。1994年の11月に販売が開始され、2003年モデルまで生産されました。ここでは性能やユーザーレビューをもとにボルティーを徹底解剖しますね。

ボルティーのモデルチェンジ

スズキのボルティーは生産が終了されるまでの10年間、大幅なモデルチェンジがされませんでした。年式によって微細な変更がされていますが、体感できるほどの違いはありません。大きな変更があったのは2000年モデル。排出ガス規制をクリアするために、ブローバイガス還元装置が追加されました。同時に、キャブレターと変速比の変更も行われています。

ボルティーのルーツと後継機種

スズキのボルティーは1982年に販売が開始されたGN250Eをベースに開発されました。「GN250Eがフルモデルチェンジを受けてボルティーになった」そういっても過言ではないほど同一パーツが使用されています。また、ボルティーの派生車種として開発されたグラストラッカーや後継機種であるST250にもGN250Eの血統が流れています。

ボルティーはなぜ安いの?

スズキのボルティーは安い価格にも人気があります。1994年の新発売当初、ボルティーのベーシックグレード(タイプⅠ)は298,000円でした。価格破壊という言葉が流行った時代で、ボルティーは注目を浴びましたね。GN250Eのパーツを流用して開発コストを抑えたため、安い価格で販売できたのです。扱いやすさと安い価格が理由となり、ボルティーは人気モデルとなりました。

中古車市場価格も安い!

スズキのボルティーは中古車市場でも安い価格で販売されています。GOOBIKEなどの中古車情報サイトで250ccのバイクを検索し、価格が安い順に並べ替えると、必ずボルティーがたくさん台見つかります。新車の安い販売価格に引っ張られているのも原因ですが、中古車在庫が多いため値崩れしているといっていいですね。まれに、オークションサイトで1円スタートされているボルティーも見かけます。

ボルティーは安かろう悪かろう?

スズキのボルティーは安いからダメなバイクなのか?その真相を検証していきます。2019年6月22日現在、250ccバイクのラインアップはスポーティーな方向へと動いていて、もっと気軽に街乗りでできるバイクはないものか?そう嘆くバイク乗りは多いですね。ボルティーと2019年の現行モデルの性能も比較します。

ボルティーの性能とレビュー:デザイン

出典: https://www.goobike.com

【ボルティーの車体サイズ】

  スズキ
ボルティー
(2003年)
現行モデル
軽二輪MT車の
平均値
全長(mm) 2,005 2,105.0
全幅(mm) 770 800.9
全高(mm) 1,075 1,155.6

※2019年6月22日現在

スズキのボルティーはコンパクトな車体サイズと丸みを帯びたデザインが魅力です。「かっこいい」でもなく「美しい」でもない、「正解」でもなければ「不正解」でもない、そんな不思議なデザインが人気の理由になっています。サイズを250ccの2019年現行モデルと比較すると、ボルティーの車体サイズはとてもコンパクトです。

ボルティーユーザーの評価:デザイン

ボルティーユーザーのデザインに関する評価を見ると、「かわいい」や「おしゃれ」というコメントが見つかるものの、「シンプル」や「オーソドックス」というコメントのほうが多いですね。中には「かっこ悪い不人気車だから購入した」というコメントも。どうやら「かわいい」という評価はデザインだけが理由ではないかもです。

スタイルはオーソドックだけれどもシートにおしゃれ感が有り、(中略)中々良いと思います。

見た目がクラシック。お洒落。

ボルティーの性能とレビュー:エンジン

【ボルティーのエンジン性能】

  スズキ
ボルティー
(2003年)
現行モデル
軽二輪MT車の
平均値
排気量 249cc 242.8cc
速度1 121.7km/h
5速
7500rpm
140.7km/h
トップギア
9,750.0rpm
速度2 97.4
5速6,000rpm
115.8km/h
トップギア
8,031.3rpm

※スペックシートの数値をもとに理論上の速度を計算
※速度1:最高出力を発生させるエンジン回転数
※速度2:最大トルクを発生させるエンジン回転数
※2019年6月22日現在

スズキのボルティーには空冷4ストロークのSOHC4バルブエンジンが搭載されています。オフロードバイクであるDR250S由来のエンジンですので、最高速度は控えめ。250ccクラスの平均速度と比較すると、最高出力を発生させるエンジン回転数で19km/h、最大トルクを発生させるエンジン回転数で18.4km/h低いですね。

ボルティーユーザーの評価:エンジン

ボルティーユーザーのレビューを見ると「速さを求めるバイクではない」といったコメントが目立ちます。しかし、低中速域で感じられるトルキーなエンジン特性を高く評価するユーザーは多いですね。スズキはニーズの隙間を狙うのが上手いバイクメーカー。最高速度を捨てて、扱いやすさを重視したスズキの判断は正しかったといえます。

トルクはあるが高回転型ではない。エンストとは無縁。エンブレはすごいです。

街中走行ではそこそこ満足出来る速さ。

ボルティーのエンジンをカスタムする

ボルティーのエンジンはカスタムする余地が少ないといえます。エンジンのカスタムとして第一に挙げられるのは社外品マフラーへの換装ですが、ボルティーユーザーの多くは静粛性を重視する傾向にありますので、マフラーを交換する人は少ないですね。

ボルティーの性能とレビュー:足回り

【ボルティーの足回り】

  ボルティー
全年式
フレーム ダイヤモンド
フロント タイヤ 3.00-18
サスペンション φ37mm正立フォーク
リア タイヤ 120/80-17
サスペンション 2本ショック
5段プリロード調整

ボルティーの足回りは剛性よりもしなやかさが優先されています。低い速度域でコントロールしやすくするための足回りです。フレームはダイヤモンドというより、セミダブルクレードルのアンダーフレームを省略したような形状(バックボーンフレームともいいます)。サスペンションには特筆すべき特徴がありません。価格を抑えるために、ホイールのリムはスチール製です。

ボルティーユーザーの評価:足回り

ボルティーユーザーの足回りに関する評価を見ると「鈍重」といわれることもあれば「ヒラヒラ」といわれることもあります。正確には「素直で大らかなハンドリング」だといえます。軽快さよりも安定感や安心感を優先した足回りですね。前後タイヤの組み合わせが特殊で、同じ銘柄でそろえようとすると選択肢は少ないとのコメントも目立ちました。

ズバッとした直進感が有る訳では無いのにヒラヒラ感も無く、スポーツバイクや原Ⅱスクーターのような軽快感の乏しい鈍重さがボルティの乗り味です。

パワーを生かした走りでなく、軽くヒラヒラした走り。

ボルティーのカスタム:足回り

ボルティーの足回りをカスタムするならリアサスペンションを社外品に換装するのがおすすめです。ボルティーは古いバイクですので、リアサスペンションが寿命を迎えていたり、シールが劣化してオイル漏れをしていたりする可能性があるからです。スチール製のリムをアルミ製のものに換装し、バネした荷重を軽量化するカスタムもありですが、アルミリムの価格やボルティーの速度域を考えると、リムを換装するカスタムの必要性を感じません。

ボルティーの性能とレビュー:街乗り

【ボルティーの街乗り性能】

  スズキ
ボルティー
2003年
現行モデル
軽二輪MT車の
平均値
車両重量 139kg 158.3kg
シート高 750mm 805.0mm
1Nmあたりの
車両重量
6.619 7.336

※2019年6月22日現在

ボルティーは軽量な車両重量と足つき性のいいシート高が魅力です。小柄で非力なバイク乗りであっても、街乗りで不安を感じることはありません。エンジンの項ではボルティーの非力さを指摘しましたが、トルクウェイトレシオはの軽二輪MT車現行モデルの平均より上。街乗りで加速に不足を感じることはありません。

ボルティーユーザーの評価:街乗り

ボルティーユーザーの街乗りに関する評価を見ると、大絶賛といってもいいほどのコメントが多いですね。アップライトなライディングポジションは交通の流れを把握しやすいですし、低中速域のトルク感も充実しているとのこと。落ち着いたハンドリングは街乗りで安定感を高めてくれます。

下手な原付買うよりもボルティーの方が良いセカンドバイクになるのでは?とも思います。

足つきがよく車体も軽いので原チャリのように扱えます。

ボルティーのカスタム:街乗り

ボルティーを街乗りメインで使うならカスタムする余地がありません。エンジンの項でカスタムマフラーに換装する人は少ないと先述しましたが、それは街乗りでの静粛性を望んでのこと。グラストラッカーの足回り(フロントフォーク、スイングアーム、前後ホイール)を移植してサイズアップするカスタムは体格が大きなバイク乗りやツーリング派に人気ですが、街乗り性能は落ちますのでご注意ください。

ボルティーの性能とレビュー:高速道路

【ボルティーの高速道路巡航速度】

  スズキ
ボルティー
2003年
現行モデル
軽二輪MT車の
平均値
エンジン回転数 6,160rpm 6,916rpm
最大トルクが発生する
回転数との割合
102.7% 89.9%

※トップギア100km/h
※2019年6月22日現在

スズキのボルティーは街乗りで最強なものの、高速道路では非力だといわざるをえません。100km/h時のエンジン回転数は最大トルクを発生させるエンジン回転数を超えています。つまり、高速道路での追い越しに余裕がないといっていいですね。ボルティーの高速道路での巡航速度は80km/hが基準。高速道路でのバイクの制限速度が80km/hから100km/hに上げられたのは2000年、ボルティーの販売が開始されたのは1994年だからです。

ボルティーユーザーの評価:高速道路

ボルティーユーザーの高速道路走行に関する評価を見ると、「エンジンが非力で高速道路は厳しい」というコメントが目立ちます。80km/hでも振動が災いして疲労を蓄積しやすいというコメントも。高速道路をよく利用する人はカスタムする余地があります。しかし、まれにしか利用しない高速道路よりも、毎日使う一般道でのトルク感を重視するのはありですね。

アベレ―ジ速度が100km位で流れてる道路では、125㏄の空冷シングルと同様にいっぱいいっぱいです。高速道路に入るのは避けた方が無難でしょう。

高速走行が厳しい。80kmのクルージングまではいい。100km/hで精一杯。(中略)ポジションが立っているため走行風がきつい。

ボルティーのカスタム:高速道路

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ボルティーで高速道路を利用する機会が多い人は二次減速比をカスタムするのがおすすめです。エンジンをハイパワー化するよりも手軽に最高速度を延ばせます。ドライブスプロケットを15丁から16丁に変更すれば、100km/h時のエンジン回転数を5,775rpmまで落とせます。最大トルクが発生するエンジン回転数との割合は96.3%になりますので、少しは改善されます。

ボルティーのレビュー:ツーリング

【ボルティーの一般道巡航速度】

  スズキ
ボルティー
2003年
現行モデル
軽二輪MT車
の平均値
エンジン回転数 3,696rpm 4,149rpm
最大トルクが発生する
エンジン回転数との割合
61.6% 53.9%

※トップギア60km/h
※2019年6月22日現在

ボルティーの60km/h時のエンジン回転数を見ると、一般道の巡航速度がもっとも心地いいエンジン特性であることが分かります。エンジン回転数は低めですが、最大トルクを発生させる回転数との割合は高めです。アメリカンクルーザーやオフロードバイクに近いエンジン特性だといえますね。

ボルティーユーザーの評価:ツーリング

ボルティーユーザーのツーリングに関する評価を見ると、親しみやすいキャラクターがツーリングを楽しくしてくれるというコメントが多いですね。ツーリングに適したバイクだとはいえませんが、バイク旅には最適だといえます。ボルティーは初心者向けだという情報を見聞きしますが、ベテランライダーからの支持も高いですね。

乗りやすさバツグン。スピード重視ではなく景色を見ながら気軽に乗れて、今の自分のライフスタイルに合っているという感じです。

250ccに速さを求める人には向きません。(中略)トコトコと景色を眺めながら走るバイクですね。

ボルティーをカスタム:ツーリング

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ボルティーをツーリングで使うにあたって、もっとも課題になるのは積載性です。適合するリアキャリアが少ない上に、リアシートの面積が少ないからです。荷物をすっきりと積載するにはリアシートの座面が広いダブルシートがおすすめです。サイドバッグも併用してかっこよくキャンプツーリングをしましょう。

ボルティーの維持費

スズキのボルティーは維持費がかからないのも人気の理由です。軽二輪は車検を受けなくてもいいから維持費がかからない?いえいえ、そんなことはありません。12ヶ月点検や24ヶ月点検を受けると、維持費は400ccのバイクと大差ありません。ではなぜボルティーは維持費がかからないのか?その理由はシンプルな構造にあります。

セルフメンテナンスがしやすい

スズキのボルティーはメンテナンスがしやすいので、維持費を抑えやすいバイクだといえます。空冷のSOHCエンジンはサービスマニュアルさえあれば調整可能ですし、リアの2本ショックはリンク式モノサスよりも構造が簡単で、稼動部のグリスアップがしやすいですね。パーツの交換程度なら、自分で簡単にメンテナンスできます。

不動車のボルティーをレストアする

不動車のボルティーをレストアすると初期費用がかかりませんし、メンテナンスのタイミングを掴みやすくなります。バイクのレストアは維持費を抑えながら楽しめる崇高な遊びです。自分でレストアしたボルティーならカスタムのアイデアも浮かびやすくなります。オークションサイトで安価なパーツが手に入るのも、ボルティーは維持費が安いといわれる理由です。

シンプルなバイクなのでメンテナンス性は抜群。

整備が楽なので、メンテ修行にもちょうどいい。

ボルティーは本当にかわいい?

ボルティーがかわいいと評価される理由はデザイン以外にもあると先述しました。確かに丸みを帯びたコンパクトな車体はかわいいのですが、それは見た目だけのこと。高性能とはいえないエンジンで必至に走ろうとする姿、牧歌的な風景の中を淡々と走っているときの有機的なエンジンフィーリング、手間をかけてメンテナンスやカスタムをすると応えてくれるシンプルさ。そんな擬人化したくなるところがかわいいというユーザーは多いですね。

かわいい理由は足りないところ

ボルティーは高性能でもなく、かっこいいわけでもなく、流行のデザインでもありません。一部では不人気車として扱われています。しかし、理想的な異性よりも少し足りない異性のほうが愛おしく思えるのも事実。カスタムしてもう少し走れるようにしてあげよう、エンジンが苦しそうならアクセルを緩めてあげよう、そんな父性愛や母性愛をくすぐるのもボルティーの人気の理由です。

スタイルもそこまで良いとはいえませんが、なんとなし乗ってると愛着でます(笑)

本当にシンプルで余計なものがない。だからこそ、奥が深い。人とバイクという関係をより深く感じ、考えさせてくれるバイク。扱いやすくて門戸は広いけど、奥が深く飽きさせない。分かる人には分かる名車。

かわいいボルティーのレビュー:まとめ

走行性能を重視するバイク乗りなら、ボルティーは不人気車と考えるかもです。しかし、バイクは乗る楽しみ方だけでなく、手間をかける楽しみ方もあります。排出ガス規制の影響を受けて、バイクの構造は年々複雑になっていますので、ボルティーのようにメンテナンスからカスタムまで自分でできるバイクは貴重な存在。愛着を持てるバイクという意味では、ボルティーは名車だといっても過言ではありません。

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