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キャンプファイヤーのやり方は?薪の組み方などの進め方と楽しみ方をご紹介!

ごうごうと燃え盛る焚き火を中心に据えるキャンプファイヤー。それは大勢でのキャンプ中にも、楽しみをもたらす要素です。子供の頃以来、遠ざかっている人も多い行事ですが、実は奥深い要素に満ちていました。キャンプファイヤーの持っている本当の意味、進め方に迫ります。
2020年8月28日
はぐれ猫

キャンプファイヤーの役割

集団での親睦会の意味

よくフィールドの焚き火で暖を取ったり、或いは料理をすることをキャンプファイヤーと呼ぶ場合があります。近年は特にそんな傾向がありますが、しかし実際のキャンプファイヤーの意味合いは違っています。人が集まり、火の儀式を前にして仲間意識を高める、本来はそんな親睦会の意味があるのです。


火の神を崇拝する儀式

その焚き火の儀式は単純な親睦会というだけに留まらず、人に炎の恩恵をもたらす火の神が、人間を導くような形式です。はじめの言葉から終わりの言葉まで、火の神は重要な役割を持ちます。キャンプファイヤーに集った人々は、火の神の存在を通じてこの出来事を心に留めることができます。

キャンプファイヤーの起源

古代欧米先住民の拝火思想が発祥


その源流にあるのは、アメリカ大陸の先住民が継承してきた文化です。インディアン(ネイティブ・アメリカン)と呼ばれる彼らの拝火教的な火の神の儀式が、キャンプファイヤーの根幹にあります。世界の各地で古来よりの火の神が崇拝された中で、インディアンの火の儀式は本格的に世の中に広まりました。

歌やダンスを伴うのはアメリカ起源

当たり前のように含まれる歌、そしてダンス。それが現代人が良く知るキャンプファイヤーの内容です。しかし歌と踊りを含む行事は、19世紀に発祥があります。西部開拓時代のアメリカ人が、インディアンの儀式と当時の流行歌「オクラホマミキサー」やフォークダンスを加え、次第と形式化したのです。


日本では戦後にGHQが広めた

国内での歴史はそう古いものではなく、そのはじめは戦後の頃。当時日本の占領政策を実行していた、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が、子供の教育に持ち込んだのが始まりでした。キャンプファイヤーは1970年台までは高校の校庭でも行われるものでしたが、今では出来る場所は限定的です。

キャンプファイヤーの場所

キャンプ場

心置きなく焚き火の儀式が可能な場所の1つは、人々が余暇を過ごすキャンプ場。設備の整ったキャンプ場の中には、石で囲ったファイヤーサークルを備えている場所があります。管理者の許可を取てキャンプファイヤーをしますが、大人数には対応していない施設もあり、確認が不可欠です。

自然の家

学校の主要行事には林間学校があるため、キャンプファイヤーはかなり多くの人が経験して来ました。林間学校では山間部の自然の家と呼ばれる宿泊施設を利用しますが、ここにキャンプ場やファイヤーサークルが備わっています。自然の家は学校向けの他、個人向けにも開放されています。

キャンプファイヤーの組み方の種類

星型の火

真ん中から薪を放射状に並べる焚き火は、星型の火と呼ばれる典型のスタイルです。これはインディアンの火とも呼ばれ、北米のキャンプファイヤーでは一般的に採用されています。焚き火は星型の組み方が影響し、一度火を灯すと長く燃え続けて手がかからない意味で、怠け者の火とも呼ばれています。

狩人の火

簡易式でありながら風にも強さを発揮するのは、狩人の火と呼ばれるスタイル。これは2本の大きな薪を並べて、その間で焚き火をするという独特な形です。外国の狩人が始めたことからこの名が付いています。少人数のキャンプファイヤーには向いている組み方です。

ネスムックの火

背後に丸太の壁を作ることで、防風対策と熱効率を上げているのがこの組み方です。ネスムックという19世紀のアメリカにいた大キャンパーが好んだので、この名があります。背後に丸太を組むという意味で、キャンプファイヤーは半円状に開催されることになります。一般には採用されていないスタイルです。

蜘蛛の巣の火

太い薪を井桁のようにし、4段以上も重なっている形式は、蜘蛛の巣の火と呼ばれています。日本のキャンプファイヤーでは典型的な組み方で、越中や信州のほうでは一般的。外国ではcob house fireと呼ばれます。炎は空高く上がるので、迫力のあるキャンプファイヤーにもってこいです。

キャンプファイヤーの組み方①

星型の火の組み方

簡易な星型の焚き火について、気になる組み方を詳しく見ていきます。中央から外側に向けて放射状に並べて、真ん中が盛り上がって富士山型とすることで燃焼効率を上げ、下部に細い薪を入れて着火しやすい状態とします。キャンプファイヤーでは、最後まで星型の形状が維持されるのも特徴的です。

着火と管理

中央の細かい枝の下に空間を作り、火を押し込みます。燃え方が弱いので、火吹き筒で空気を送り込み次第と炎を大きくします。火が大きくなったら星型の周囲に薪を放射状に置いて火力を上げます。他のキャンプファイヤーの焚き火に比べ、薪は短くても構わない利点があります。

必要なアイテム

【薪】適量
【紙】新聞紙、包装紙など
【着火道具】トーチ(松明)
【火吹き筒】竹製、金属製など
【トング】大きめサイズ

キャンプファイヤーの組み方①

蜘蛛の巣の火の組み方

最も炎が高く舞い上がる、蜘蛛の巣の焚き火の組み方を詳しく見てみます。一番下の井桁の薪は、大規模なキャンプファイヤーならば1mを超える太いものが組まれます。中には細い枝をピラミッド状に組み、燃焼しやすい状態とします。井桁は上に行くほど小さい薪とし、4段以上に組み上げれば完成です。

着火と管理

下部の井桁の枯れ枝へと、手元の火を灯します。火力が充分となるまで火吹き筒で空気を入れ込みます。火力の加減は井桁の薪を外すなどで行い、火力を上げるなら大きめな薪を中に斜め入れします。最後は崩れ落ちるので、キャンプファイヤー参加者の距離感が大切です。

必要なアイテム

【薪】下部は大型の薪、中央に細かい薪
【紙】新聞紙、包装紙など
【着火道具】トーチ(松明)
【火吹き筒】竹製、金属製など
【トング】大きめサイズ

キャンプファイヤーに必要な準備①(進行役)

人選

この儀式では2つの根幹的な役割が存在しています、第1に進行と案内を務める司会(エールマスター)、第2に儀式の主役として位置づけられる火の神の役目です。さらにキャンプファイヤーでは焚き火を適切に維持する火守り(ファイヤーキーパー)、他に運営スタッフの人選も不可欠です。

司会と配役の決定方法

全体の進行を取り仕切る司会については、集団のリーダーや年長者である場合が多くなります。キャンプファイヤーの炎の管理者は、焚き火詳しく慣れた人物が最適です。火の神は子供からも選ばれますが、セリフを覚えられる記憶力があり、仮面を被って神様らしく振る舞えるノリの良い人が適任です。

キャンプファイヤーに必要な準備②(進行役)

内容の決定

儀式の中身は、完全に定められているものではありません。したがってキャンプファイヤーの内容は、運営スタッフが全て取り決めます。決める時にはエールマスターを中心とし、司会と火の神役の言葉、途中にどんな歌やダンスの見せ場を入れるかなど、会議を繰り返して進行内容を煮詰めます。

開催地とスケジュールの決定

それと同時に大切なのが、一体どこで炎の儀式を行うかを決めることです。開催場所は各地のキャンプ場や自然の家を検討し、事前にファイヤーサークルや宿泊場所を下見するのも良いことです。いつ開催するかも大切で、季節は暖かい春から秋、雨の少ない時期を選んで、滞りない進行を目指します。

言葉と被り物の準備

古代より言霊と表現される通り、言葉には人の心を動かす力が備わっています。キャンプファイヤーでは、司会と火の神が言葉を発する役目です。はじめからセリフが幾つかあるため、その場に相応しい言葉を決定します。同時に火の神専用の被り物を用意することで、場の雰囲気を高められます。

冊子やポスター作り

運営と参加者に提供する、冊子の作成。これも忘れてならない作業の1つです。内容はキャンプや林間学校と同時開催なら、まとめて記載します。場所、スケジュール、歌詞など必要な情報を全てまとめることが大切です。また、告知のポスターを作ることでも効果を上げます。

プログラムの予行練習

司会と火の神そしてスタッフは、事前に内容と流れを把握する必要があります。書類にまとめ理解するのは勿論、何度もキャンプファイヤーの予行練習をして体で覚えるようにします。プログラムが中途半端だったり、現地でぶっつけ本番的にはじめると、進行が上手くいかない可能性があるからです。

キャンプファイヤーに必要な準備③(参加者)

告知と練習

内容が固まったなら、参加者に対して開催の通知を行います。曲やダンスはキャンプファイヤーに相応しいものを運営スタッフで検討し、それを参加者に練習してもらう形です。よく知られるのは「遠き山に日は落ちて」「燃えろよ燃えろ」などの歌、ダンスは「オクラホマミキサーのフォークダンスです。

歌の練習

それほど歌唱力にこだわらず、小声で気軽に歌える程度で構いません。キャンプファイヤーの各曲目は、予め歌詞と音程を把握したスタッフが全員に教える形です。歌詞を見ながら原曲を聞いて、曲目の1番だけを覚えます。2番はフフフ~ンというハミングだけという、手抜きな感じで構わないのです。

ダンスの練習

円滑にダンスを教えるなら、まずスタッフ側が踊り方を完全にマスターすることです。オクラホマミキサーのダンスは基本的に円を描きます。手を繋ぐ形、足の右左右の動き、回転と礼などを分解して教え、繰り返し練習します。キャンプファイヤーでは、ダンスも完璧さを追求しなくて問題ありません。

キャンプファイヤーの進め方①集合

集合前の準備と注意

儀式をはじめる前にはオリエンテーションとなり、参加者全員に対しこれから行う行動の説明をします。軽い歌とダンスの確認や練習をすることで、本番での間違いがなくなります。さらにキャンプファイヤーに望む態度や、焚き火の危険性の注意を促しておくのも忘れてはいけないところです。

サークルに集合する

いよいよ夜空の下に集合した時は、中央のキャンプファイヤーを取り囲む形で、円を描いて座ることが基本形態です。この時に椅子を準備しておくか、地べたにそのまま座るかは団体側の判断になります。焚き火に近すぎない位置関係が、火傷しないためにも大切です。

キャンプファイヤーの進め方①はじめ

迎え火の集い

暗闇で場の雰囲気が高まっている中、迎え火の集いからはじめられます。ここでは司会による、キャンプファイヤーのはじめの言葉を皮切りとします。最初の歌があり、ハミング中にトーチを持った火の神の入場と言葉があり、そして薪に点火するまでが、迎え火の集いの進行に含まれています。

司会と火の神の言葉の要点

まず司会進行は儀式の場所の紹介などからはじめ、仲間との友情を深めましょう的な言葉を伝えます。被り物をした火の神はキャンプファイヤーをする意味合いや、楽しんで欲しいという希望を伝え、儀式を盛り上げて行きましょう的に言い終えます。難解さは無く、簡潔な言葉が基本です。

点火

一般的に点火の方法には2つがあります。1つはトーチを掲げている火の神が、薪に1人で突入し点火する方法。もう一つが進行役の司会やスタッフ、参加者の数人に分火をしての一斉点火です。時間を短縮するなら前者ですが、体験という意味では後者の進め方が相応しく感じます。

迎え火の集いの流れ

【1】集合→サークルに座る
【2】はじめの言葉(司会)
【3】歌「遠き山に日は落ちて」など
【4】火のトーチを持った火の神入場(ハミング中)→サークル1周
【5】火の神の言葉
【6】点火(火の神による点火、または分火による点火)
【7】歌「燃えろよ燃えろ」など(省略可能)

キャンプファイヤーの進め方②交歓

交歓の集い

次に参加者が練習を重ねてきた歌やダンスなどを主体とする、交歓の集いをはじめます。全員でダンスをしたり歌ったりする他、盛り上げる意味でゲームをするのもキャンプファイヤーではおすすめ。班ごとに練習してきた歌や踊りの成果を発揮するのも、魅力的な進め方です。

おすすめのゲーム

過去のあの場面で誰もが思い出すのは、椅子取りゲームかもしれません。人数より少ない椅子を用意、音楽が演奏されている間はぐるぐる周囲を巡り、音楽が止まった途端に一斉に椅子を奪い合います。キャンプファイヤーでは伝言ゲーム、実は◯◯です系の自己紹介など、興味を引くものを選び出します。

交歓の集いの流れ

【1】練習した歌やクラホマミキサーのフォークダンスなど
【2】各種のゲーム(椅子取りゲーム、伝言ゲーム、実は系自己紹介など
【3】班ごとの披露(歌、ダンス、怖い話など)

キャンプファイヤーの進め方③おわりまで

送り火の集い

楽しい交歓の集いも過ぎれば、キャンプファイヤーも既に佳境に入っています。進め方としては火の神の言葉の後、歌「今日の日はさようなら」の歌のハミングの時に神様が退場します。司会のおわりの言葉でまとめあげてから、全員が退場するといった流れです。

火の神と司会の言葉の要点

総まとめとして、火の神がありがたいお言葉を発します。キャンプファイヤーの赤々と燃える炎と楽しく過ごした様子を語り、いつまでも記憶に留めて下さい的に締めくくり退場します。司会のおわりの言葉でも、今日育まれた友情を大切に活かして下さい的にまとめます。簡潔で理解しやすいのが大切です。

送り火の集いの流れ

【1】歌「山賊の歌」など(省略可能)
【2】火の神の言葉
【3】歌「今日の日はさようなら」→ハミング中に火の神退場
【4】おわりの言葉(司会)
【5】参加者の退場

福岡自然の家 キャンプファイヤーの進め方の例

キャンプファイヤーの注意事項

騒ぎすぎ注意

フィールドでは騒ぎすぎることを禁物としている、自然の家やキャンプ場も存在します。そのためキャンプファイヤーでは随時もの静かに歌い、音楽のボリュームも小さくするなどの配慮が不可欠です。盛り上がるような場面でも、常に司会が静かに進行を促すようにします。

火の管理

シビアな焚き火の管理は安全性の意味で重要です。キャンプファイヤーでは普段から焚き火に慣れた大人が管理を徹底することは勿論、軍手などの道具を使って火傷防止に努めます。進行して終わりを迎えた後の片付けも大切で、燃えた炭は施設側に従って、適切に処理する必要があります。

キャンプファイヤーやってみる?

理想的な進め方を目指して

知らなかった本来の儀式的な意味も、そして焚き火の時の組み方や進め方も、だんだん頭に入ってきました。奥深いキャンプファイヤーは、会社や学校や仲間との集まりで、楽しいひと時を提供してくれます。理想的な進め方を目指して、プログラムの作成をしてみませんか。

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