ハンギングプランターで観葉植物と暮らそう
観葉植物を植木鉢に入れて、壁にかけて飾るほか、天井からつるす方法でオシャレなインテリアとして人気の高いハンギングプランター。日々の生活にゆとりと癒しを与えてくれ、明日の元気の源にもなるる重要なインテリアです。
興味があるけれど、世話ができるかどうか心配という方、気軽にできる方法はいろいろあります。今回は簡単でおしゃれにできるハンギングプランターの作り方をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
ハンギングプランターのおしゃれな作り方とは？
ハンギングプランターをインテリアとしておしゃれに飾るポイントはふたつあります。ひとつは、どんな観葉植物を飾るのか、もうひとつは、どんな飾り方や吊り下げ方をするのかです。
やみくもに飾ってもおしゃれなインテリアにはなりませんし、つるす方法によってはおしゃれなインテリアからほど遠い観葉植物になってしまいます。ハンギングプランターを上手に作る作り方のポイントを見ていきましょう。
観葉植物を選ぶ
ハンギングプランターの作り方として、まず考えなければならないのは、どんな観葉植物を飾るのかということ。好きな観葉植物や部屋の雰囲気に合った観葉植物など、選び方はそれぞれですが、生活スタイルから選ぶのも手です。
たとえば、清潔好きな方は土を必要としないエアープランツ、手をかけて育てたい方はつる性観葉植物、忙しい日々を過ごしている方には、日常的な手があまりかからない多肉植物やサボテンなど。いずれにせよ、飾る植物をまず選びぶことからはじめましょう。
つるす方法を考える
飾る観葉植物を決めたら、次はつるす方法を考えましょう。吊り下げる方法はいろいろあって、ロープでシンプルにつるす、マクラメ編みしたロープでつるす、植木用のガラスやハンガーを使ってつるす、苔玉を使ってつるすなど、実に多様な作り方があります。
また、陶器のポット、ブリキの入れ物、ハンガーポケットなど、さまざまな道具を使って、壁から吊り下げる方法もあるので、どれにするか決めましょう。
ハンギングプランターのおしゃれな観葉植物4選
①土を必要としないエアープランツ
エアープランツは、雨や空気中の水分を吸収して成長するため、土がなくても平気です。土を必要としないので、虫が近寄ってきたり、床が土で汚れたりする心配がありません。
また土を必要としないため、飾り方も幅広く、おしゃれに生活空間に取り入れられるという点も魅力。そのため、ハンギングプランターとして取り入れる植物にぴったりとなります。
放っておいたら枯れる
エアープランツは、土を必要としませんが、水やりなどの管理は必須です。1週間に3～4回、霧吹きで株全体に水をかけるほか、月に1～2回、エアープランツを水につけるソーキングを行います。
ただし、品種によってはソーキングをしないほうがいいものもありますので、購入したときに管理方法を確認するようにしましょう。上手に管理していったら、長期間、お部屋のインテリアとして楽しめます。
②ぷっくりとしたフォルムがおしゃれな多肉植物
多肉植物は、葉、茎、根などの内部に水分を貯め込むことのできる植物で、乾燥した地方に自生しています。花が咲く品種、紅葉する品種など、多肉植物も種類がたくさんあるので、部屋の雰囲気と合わせてインテリアとして楽しめます。
多肉植物は、植木鉢に水はけのよい土を使い、植木鉢の土がすっかり乾燥したら水を与えていきましょう。
株を増やせば楽しみも倍増
多肉植物は、品種によって生育期の前に植木鉢を大きくして植え替えすると、株を増やせます。植木鉢から株を抜き取り、根についた土を落として根の様子を確認しましょう。根が付いている株を分けて別の植木鉢に植え替えることで、簡単に株を増やせるのです。
品種によっては、取れた葉を土の上に置くだけで増えていくものもあります。せっかくなのでいろいろと挑戦してみましょう。
③吊り下げるとおしゃれなつる性観葉植物
観葉植物の中でも、つるを伸ばすつる性の観葉植物は、ハンギングプランターにおすすめです。つるの伸び具合がかわいいし、インテリアにもピッタリ。日頃の管理は、品種によって多少異なります。
日当たりが必要とする植物なのか、直射日光が苦手な植物か、土が乾いたら水をやるのかなど、植物の育て方を確認してからはじめましょう。
つる性観葉植物の種類は？
どのような観葉植物がいいのか、趣味によってまちまちですが、窓辺をおしゃれに飾ってくれるいくつかの種類をご紹介しましょう。細いつるにいくつもの葉をつけるワイヤープランツは、天井からつるすだけではなく、壁に飾るのもOK。
ポトスは観葉植物の代表ですが、大きく育てても小さく育ててもつるす飾り方でも壁に掛ける飾り方でもおしゃれにまとまります。ハートカズラは葉っぱがハート型のかわいらしい植物。初心者にも育てやすいアイビーもおすすめです。
④入手しやすいサボテン
サボテンは多肉植物の一種です。さまざまな種類のサボテンが店頭に出回っていて、サイズも小さなものから大きなものまであります。基本的には日当たりのよいところに飾り、土が乾いたらたっぷりと水を与えるという方法で管理していきましょう。
土は水はけのよいものを選び、株分けをして増やすこともできます。100円ショップなどでも気軽に購入できるので、ハンギングプランター初心者におすすめです。
5,000種もあるといわれている
サボテンも非常に多くの種類があることで知られていますが、その品種数は5000を超えるのだとか。サボテンは、ほかの植物に比べて、とくに水やりの調整がむずかしいため、根腐れを起こさないように育てていくのが重要なポイントです。
とくに秋から冬にかけては、月に一度ぐらいのペースで水やりをして、根腐れが起こらないように注意していきましょう。
ハンギングプランターの4つの簡単な作り方
①ロープ
ハンギングプランターを簡単に作る方法として、ロープを使った方法があります。100均などで入手できる簡単なロープでもおしゃれにまとめることが可能です。
ロープでマクラメ編みをして吊り下げる方法ではなくても、観葉植物を飾る入れ物にロープをつなげて吊り下げるだけでもステキにまとまります。流木や木のオブジェと合わせると、ナチュラルな印象がより強くなるでしょう。
マクラメ編みができなくても吊り下げることは可能
マクラメ編みのハンギングプランター用ハンガーが人気となっていますが、マクラメ編みを手作りするのが苦手という方は、植木を入れる入れ物をロープでつなげてみるほか、そういった商品を購入してみるという方法もあります。
アジアンテイストのプランターバスケットをロープで吊り下げるタイプの商品は、観葉植物をさらに涼し気に演出してくれるでしょう。
②マクラメ編み
マクラメ編みは、一見するとむずかしそうに見えますが、簡単に作る方法もあります。試しに挑戦してみましょう。まずは同じ長さの8本のロープを用意。次に8本のロープをひとつにまとめて結び、結び目から適当な長さのところで2本ずつ4つの結び目を作ります。
結び目のうち、それぞれの結び目から1本ずつを、結び目から10cmのところで結び、繰り返していくと、簡単に網目が完成。ロープを軽くほどいてフリンジを作り、植木鉢などを中に入れると、ハンギングプランターのできあがりです。
マクラメ編みのハンガーを購入するのも手
マクラメ編みでハンギングプランター用のハンガーを手作りするのはちょっとむずかしいという方は、簡単に購入可能です。さまざまな長さや使い方のハンガーがありますので、参考にしてみてください。
ご紹介している商品は3本セットです。このように気に入ったものを購入しても良いですし、マクラメ編みの手作りにもぜひ挑戦してみてくださいね。
③トレイ
ハンギングプランターを飾る部屋によっては、トレイのついたワイヤーの方がいいという場合もあります。トレイ付きのハンギングワイヤーですと、大きめの植木鉢を飾れる上、安定感があるので使いやすいと考える方も多いのでは。
吊り下げるタイプのほか、壁にかけるウォールハンガータイプもあります。気取らないシンプルなインテリアとしても活用できるのでぜひチェックしてみてくださいね。
ハンギングトレイでミニマムインテリアを目指す
シンプルなハンギングトレイは、観葉植物の樹姿を強調したいときなどにおすすめです。デコレーションとしての側面ではなく、植物のおもしろさを引き立てられます。
ちょっと変わった植物を育てている方は、御紹介しているようなシンプルなハンギングトレイなどはいかがでしょうか。植木鉢でも安心して吊り下げることができておすすめです。
④ハンガー
ハンギングプランターをスタイリッシュに吊り下げるのにおすすめなのがこちら、ハンギングハンガーです。吊り下げる部分もアイアン製なので、大きめの植木鉢も安定させてデコレーションできます。吊り下げる場所を考えればカッコいいインテリアとして活用できるので、ぜひ取り入れてみましょう。
スタイリッシュなインテリアを目指している方へ
シンプルなハンギングハンガーは、スタイリッシュでおしゃれな印象を与えてくれます。飾る観葉植物もエアープランツのようなスタイリッシュなタイプにするなど工夫すれば、さらに涼し気な雰囲気を作ることが可能です。
さまざまな種類のハンガーがラインナップされているので、いろいろと見比べてみるのもおすすめ。
⑤ガラス
ハンギングプランターをガラスの入れ物に入れて飾るインテリア。一度はやってみたい方法です。ガラスを飾るので、落ちたり割れたりする心配もありますが、エアープランツなど日常的に手があまりかからない観葉植物からはじめてみてはいかがでしょうか。
慣れてきたら、ガラスの中で小さな世界を作ってみましょう。作る楽しみと見る楽しみを味わえます。
個性的な形でオリジナリティを出すのもおすすめ
インテリアとして観葉植物をガラスの入れ物に飾るのであれば、ガラスの入れ物にオリジナリティを持たせるのもアイディアのひとつ。さまざまな形のものがありますので、じっくりと吟味してどのようなインテリアを作りたいのかイメージしていきましょう。
涼し気な色合いの小石を使って、海辺をイメージしたインテリアにするほか、砂漠のオアシスをイメージしたインテリアにするなど、楽しみ方はいろいろです。
⑥苔玉
観葉植物を貼りつけて作る苔玉。作り方はいささか手が込んでいますが、ミニ盆栽のような印象でモダン調のインテリアとなります。
作り方は、苔玉用のケト土、赤玉土、水苔などを十分に混ぜて土を球状にし、きれいに整理した観葉植物の根に土を巻きつけるように、貼りつけていきましょう。仕上げに苔を貼りつけ、苔が取れないように糸などを巻きつけて押さえればできあがりです。
ミニ盆栽で作ってみるのも手
苔玉を使ったハンギングプランターを作るのがむずかしいという方は、苔玉を使ったミニ盆栽を購入して飾るという方法も有効。ハンギングハンガーを使ってつるすほか、苔玉を置いたお皿をロープで固定して吊り下げるなど、アイデアはいろいろ。
苔玉に目をつけておもしろいオブジェを作るなど、実に多様な楽しみ方ができます。
⑦ブリキ
ハンギングプランターのアレンジ方法のひとつで、ブリキの入れ物を壁に飾る方法も。ブリキを使うとビンテージ風味が出ておしゃれな印象を与えてくれます。アンティーク調のインテリアでまとめたい方は、ぜひうまく取り入れてみましょう。ブリキの入れ物は100均などでも購入できます。
ブリキの植木鉢カバーは購入することも可能
ブリキを使ったハンギングプランターは手作りでも簡単にできますが、気に入ったブリキの入れ物がなければ、なかなか理想どおり作ることはできません。そんなとき、ハンギングロープなどもしっかりと装着されている製品を購入するという選択肢もありますので、ぜひチェックしてみましょう。
⑧ポット
壁掛けのハンギングプランターでは、いろいろなアイデアを盛り込むことも可能です。ハンギングプランターとして利用できる壁掛けもありますが、壁飾りを手作りして、その一部をプランターとして使うという方法もあります。
DIY好きの方はいろいろなアイデアを駆使して、おしゃれな壁掛けポットを作ってみましょう。
観葉植物を淹れられるポットなら何でもOK
ハンギングプランターをインテリアとして飾るにあたって、こうするべき姿はありません。何てことはないポットも飾ってみたらおもしろいということもありますので、家にある雑貨などで試してみることをおすすめします。
ただし、育てる植物が育ちやすい環境に飾ることは重要。風通しのいい場所、日当たりがいい場所など、植物の性質を確認しましょう。また、屋外に飾る場合、フェンスなどにホルダーをかませて飾ることもできます。
ハンギングプランターと癒しある暮らしを
日常生活を送る大切な場所に緑があると心が癒されます。ハンギングプランターは、生活に癒しを与えてくれる重要アイテムです。せっかくだったら部屋の雰囲気に合わせて、おしゃれにかっこよく飾りたいもの。家にある雑貨などを使ってまずは気軽にはじめましょう。
観葉植物について気になる方はこちらもチェック
ハンギングプランターを作るにあたって、どんな観葉植物を選んだらいいのかは大事。こちらの記事をチェックして、大切な部屋のインテリアにふさわしい観葉植物をぜひ選んでください。
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