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マフラーの洗濯のコツは?ウールやカシミヤなど素材に合わせた洗い方をご紹介!

マフラーのお洗濯はどうしていますか?カシミヤやウールなど高級な素材が多くて洗濯はできないと思っている方も多いようですが洗い方を工夫することでマフラーも家で洗濯できます。今回はマフラーの洗濯方法・コツと一緒に新しくなった品質表示の見方も解説していきます。
2020年8月27日
佐藤3
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はじめに

マフラーを自分で洗濯しよう

秋から冬にかけて身につける機会も多くあるマフラーは、あまり目立たなくても少しずつ汚れてきます。シーズンが終わったらクリーニングに出すという人も多いでしょうがそれではちょっと汚れや匂いが気になる、自分で洗濯できたらいいのにと思ったことはありませんか?高級素材であったりするので自宅で手洗いするのも大変そうと感じるでしょうが一度手洗いをしてみるとその手軽さと清潔なマフラーの清々しさにきっと満足するでしょう。今回はマフラーを自分で洗濯する洗い方とそのコツを素材別に御覧ください。

マフラーの素材は何でできている

自分で洗濯するならまずその素材を知らなければはじまりません。素材によって洗濯機で洗えるのか手洗いが必要なのか、洗剤は何を使ったらいいのかも変わってくるからです。

アクリルとは

まずは洗濯機で洗える素材、アクリルから見ていきます。アクリルとは石油から作られた化学繊維で特にウールの性質とよく似ていることから、保温性にもすぐれた素材です。化繊の特徴でもあるカラフルな色づけも可能なので、マフラーなどコーディネートのワンポイントになるアイテムにも使われることが多い繊維となっています。

ウールとは

アクリルの説明ですでに登場していますが秋冬の防寒用品として古くから愛用されているのがウール素材で、その材料は動物の毛です。毛の繊維そのものやそれを使った織物(マフラーやセーター・絨毯など)を差してウールと呼ぶこともあります。使われる動物は羊が有名ですが、ウサギ・ラクダ・ヤギなども高級素材として珍重されるのでチェックしてから洗濯してください。

カシミヤとは

カシミヤは先程のウールの中でもカシミール地方のヤギの毛を使った高級素材で、とても柔らかいのが特徴となっています。羊の毛よりも細く触り心地もやわらかで軽くて良いのですが、その毛の細さから乱暴に扱うと破れやすいので洗濯する場合も扱いを丁寧に心がけましょう。

シルクとは

マフラーに使われる素材にはシルクも含まれます。シルクの原料は蚕という虫の吐く糸(マユ玉)で、1匹から少量しか取れないこと触り心地がなめらかなことから超高級素材として扱われます。マフラーの大きさでもかなりお値段がするものですから、手洗いでの洗い方を選ばれる方も少ないかも知れませんがシルクを洗える洗剤も市販されているので自分で洗うことも可能です。

マフラーの手洗い前の注意点

1.素材の確認

それでは早速洗濯方法を解説したいのですが、まずは手洗い前にチェックしておきたい注意点があるのでそこから始めます。最初におこなうのはマフラーが何でできているのかの確認です。最近は織物技術がも向上しておりウールのようなアクリルマフラーもあるので混乱する場合も。ウールを洗うように丁寧にアクリルを洗っても問題はないのですが、洗濯機で洗えるのに手洗いで洗うのも少し残念なので素材の確認は大切です。

2.色落ちの確認

自宅で洗う場合に次に注意したいのが色落ちの心配です。特に地色が薄く濃い色で模様が入ったものは模様の染料が地色に滲んでせっかくのマフラーが使えなくなってしまうことも。色落ちの程度によっては自宅で洗濯できないものもあるのでここは重要なチェックポイントになるでしょう。


3.水の温度の確認

洗濯タグを見るとその繊維にあった水温が表示されているでしょう。縮みやすいウールなどには特にこの水温は大切ですので、必ず表示を確認してください。

4.洗い方の確認

服飾品の洗濯タグには可能な洗い方も指定されているので、ここもよく見て洗濯機で洗えるのか手洗いが必要なのか判断してください。洗濯表示にはJIS規格で決まりがあるのですが、近年この表示方法に変更がありましたので衣類によっては旧表示だったり新しく変わっていたりとわかりにくくなっていることもあるので、後述でこの表示の見方の違いについてもご紹介しましょう。

マフラーの洗濯方法①アクリルを洗濯機で

マフラーの洗濯機での洗い方

アクリルマフラーは機械で洗うことが可能です。もちろん手洗い洗濯しても良いですよ。洗濯機のモードはおしゃれ着洗いかドライコース。あまり回転させず繊維を絡ませないように汚れを浮き出させるようにしないと化学繊維でもフェルト化してしまいます。

アクリルマフラーの洗い方・コツ

この素材に限りませんがマフラーなどの長いものを洗濯するときは衣類同士が絡んでひっぱられ、伸びてしまう型崩れが心配です。必ず洗濯ネットに入れるとともに、フリンジがついているデザインのときはその部分が内側になるように畳んでいれると良いでしょう。

マフラーの洗濯方法②ウール・カシミヤを手洗い

カシミヤなどウール類は手洗いがおすすめ

毛糸類は洗濯したときの縮みと伸び、繊維のフェルト化が心配されます。洗濯機のドライコースなどで洗えるといわれていても手洗いの優しさにはかなわず、回数を重ねるごとに少しずつ繊維のふんわり感も軽さも失われてくることでしょう。何度も洗いたいというきれい好きな方は特に手洗いで洗濯方法を選んでください。

ウールマフラーの洗い方・コツ

Photo bytookapic

自然な繊維なのでできるだけ温度の低い水で洗わないようにしましょう。40度くらいのぬるま湯が良いといわれますが自分で手を入れてみて冷たい!と感じない程度の温度ならOKで40度にこだわる必要はありません。ただし、洗濯の水温とすすぎの水温は絶対に同じにするという点は必ず守ってください。洗剤液は予め中性製剤を適量水で溶いておくこと、やさしく押し洗いすることがコツです。

カシミヤマフラーの洗い方・コツ

カシミヤの場合は繊維が細いので洗濯・脱水・干しすべてにおいて他のウール製品よりも注意深く扱うことが必要になってきます。ウール製品はふんわりと織ってあるので押し洗いだけで汚れが落ちるので、ゴシゴシと洗う必要はありません。汚れがひどいときは何度か水を取り替えて水が澄むまで押し洗いを繰り返し脱水して干してください。干し方は後述でまたポイントを解説しましょう。

マフラーの洗濯方法④シルクを手洗いで

シルクは手洗いかクリーニングに


最近は高級素材も洗える洗剤が販売されているので、それらを使えば自宅でも洗濯する方法はあります。水に長時間浸っているのを嫌う繊維なので、手洗いの場合でも洗濯・すすぎ時は手早く終わらせてください。

シルクマフラーの洗い方・コツ

シルクの洗濯が難しい理由は①洗剤で色落ちしやすい②繊維が痛みやすい③日光で変色するの3点です。かなり使い込んで見た目や風合いも落ちてきたようなマフラーなら自宅で試してみるのも良いですが、自信がない方は自分で洗うよりもクリーニングに出した方が懸命です。この場合もできるだけチェーン店のクリーニングよりも確かな腕を持った個人経営のお店の方が安心できるでしょう。

マフラー洗濯後の脱水から干し方

マフラーの脱水方法

洗濯は手洗いで洗うようなウール製品でも脱水は洗濯機を使った方が、あとあと上手に型くずれしにくく干せます。やっていけない脱水は手でぎゅーっと絞る方法です。ネットに入れて1-2分脱水するだけであらかたの水分は飛びますのでそのあと干しましょう。洗濯機の脱水が心配な方はバスタオルを2-3枚用意して挟んで押して水分を取るタオルドライをしてください。

マフラーは平干しで

長いものを型くずれせずに干す方法がM字干しです。ハンガーを3つくらい用意して2つ折り程度に畳んだマフラーを均等にハンガーに掛けてできるだけ明るい日陰に干してください(直射日光は繊維か痛みます)。100均で売られている大型の干物を作るネットも平干しに使えますので専用にひとつ用意するのもおすすめ。

マフラーの手洗いに!洗剤の種類

中性洗濯洗剤

【Amway】クール・ウォッシュ 洗濯用液体中性洗剤

毛糸の洗濯には中性の洗濯洗剤を使いますが、液体なら水に溶けやすく繊維に浸透しやすいのでおすすめです。繊維の変質もしづらいので洗濯による色落ちや色あせ、変色もおこりにくいでしょう。必ず適正濃度を守って水に溶いて洗濯液を作ってからマフラーを浸してください。

固形洗剤

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基本的に固形石鹸はマフラーなどを洗うのには不向きですが、どうしても落ちないシミが付いてしまった時はそこだけ集中的に洗うのに使いましょう。できるだけピンポイントにシミ部分だけをつまむようにして洗います。主に固形石鹸が活躍するのは白いTシャツやスニーカー洗いですので、手洗い洗濯用に1個はあると重宝します。

おしゃれ着洗い洗剤

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液体中性洗剤の中でも特にホームクリーニング用と銘打った液体洗剤がいろいろあります。一般用のものよりも天然繊維に対する変質色落ちなどに考慮した成分が使われているので、洗濯回数でその差が出てきます。使い古した衣類でなく新しいものほど専用の洗剤で気をつけて洗いたいですね。

専用の洗剤


THE LAUNDRESS THE LAUNDRESS/ウールカシミアシャンプー Cedar

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ドライクリーニングでしか洗えないウールやカシミヤの衣類を自宅で洗える専用洗剤。洗剤のテクスチャーはトロリとした液体で、使い方は他のおしゃれ着洗い洗剤と一緒です。専用ということでより縮みを防ぎふっくらと肌触り良く仕上げることができます。

マフラーの手洗い表示について

最後にお伝えしたいのが取扱表示についてです。2016年~2017年にJIS規格の洗濯の絵がガラリと変更したのを目にした方も多いと思いでしょう。これによって古いものと新しい図柄の衣類が各ご家庭にあって、見方が混乱しますね。マフラーに関する部分になりますが、この新規格と旧規格の違いは以下のようなことに気をつけてください。

旧表示と新表示に注意

Photo bymoerschy

一番混乱するのが洗濯機で洗えますという表示。旧絵柄の場合はマシーンをイメージさせる四角に丸がついた図柄でしたがこれがマシン洗い可能でもタライのような形に統一されて、タライの絵が機械洗いOKでそれに手のイラストが加わったものが手洗いしてくださいというものに。古いものと同じ感覚で見ると2つの洗い方の見分けがつかないので注意してください。

新表示の見方

Photo byClker-Free-Vector-Images

家で洗えるものに付く図形が上記のタライ。手が書いてあったら手洗い推奨で手がないものは洗濯機可能な指示となり、家での洗濯不可の場合はこのタライにバツの図が加わるのが特徴。このように新規格はタグに記入される図柄数が少なくなり、それに線を加えて表すようになりました。このタライの下に線が入ることもあり、それは水流指示です。本数が多くなるほど弱い水流の洗い方推奨という意味です。線は見逃しやすいので注意してくださいね。

まとめ

表示に注意すればマフラーを洗濯できる

家で洗濯できないと思っていたウールやカシミヤのマフラーの自宅での洗い方や新規格の洗濯表示でしたがいかがだったでしょうか。繊維を傷つけにくい専用洗剤などを使えば、いつでも色あせや縮みを防いでふっくらとした肌触りの気持ちよいマフラーを身につけられますね。

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