さくらんぼがなるのはどんな木?実がなる桜の種類や実る季節をご紹介!のイメージ

さくらんぼがなるのはどんな木?実がなる桜の種類や実る季節をご紹介!

さくらんぼってどんな木になっているか、誰もが一度は考えたことがあるはずです。まっさきに浮かんでくるのは桜の木?実際のところはどのような木に実がなるのでしょうか、さくらんぼと呼ばれる名前の由来や別名、何科なのかという素朴な疑問まで詳細を解説したいと思います。

2019年05月25日更新

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目次

  1. さくらんぼは桜の木に実らない?
  2. さくらんぼの木と桜の違いについて
  3. 西洋桜以外で木の実がなる桜の種類とは
  4. さくらんぼの木ってそもそも何科?
  5. さくらんぼの名前の由来とは
  6. さくらんぼの木が実る季節について
  7. 美味しいさくらんぼの選び方
  8. さくらんぼの木が育ちやすい産地について
  9. さくらんぼの種を土に埋めれば木になる?
  10. まとめ

さくらんぼは桜の木に実らない?

普段人々が口にしている甘酸っぱくて美味しいさくらんぼは、名前や色、大きさや形からして桜の木に実っていそうなイメージを想像してしまいますが、実際はどのような木から収穫できるのでしょうか。さくらんぼの木と桜の違い、さくらんぼの木の種類や何科なのかといった詳細など、今さら人に聞けないさくらんぼヒストリーについてご紹介したいと思います。

さくらんぼの木は西洋桜

スーパーマーケットで販売されているさくらんぼは主に西洋桜(セイヨウザクラ)という、海外発祥の桜の木です。日本人の春の風物詩である花見シーンで大活躍するソメイヨシノには、小さな実がわずかになるものの、その実は酸っぱ苦く、とても食用には向いていないことから食べる人はまずいないでしょう。甘くてクセになる美味しさのさくらんぼは、基本的に西洋桜という外来種であることを覚えておきましょう。

さくらんぼの木と桜の違いについて

さくらんぼの木(西洋桜)と桜(ソメイヨシノ、八重桜)の大まかな違いについてまとめていきましょう。印象的な違いは大きさです。お花見で鑑賞する桜の木は木登りができるくらい巨大な樹木ですが、西洋桜は人が体重をかけてしまえば枝部分はポキッと折れてしまいそうなくらい細く、高さは樹齢20年の木でも10メートル程度しかありません。西洋桜は食べられる果実がなる点に関しては魅力的ですが、花見用としては日本の桜には敵いません。

さくらんぼの木は花びらの色が違う

花が咲くころになると、さらにもう1点大きな違いに気づくでしょう。さくらんぼの木に咲く花は表面が白色であることがほとんどです。稀に表面が桃色に色づく種類も存在しますが、薄っすらと薄ピンク色に染まる程度にしかなりません。桜と言えばピンク一色といった心象ですが、さくらんぼが実る木に関しては白い花が咲くという違いがあるのです。

西洋桜以外で木の実がなる桜の種類とは

さくらんぼ狩りができる気はセイヨウザクラがメインということは理解できましたが、日本にある桜にも木の実がなっている姿を目撃したことはありませんか。西洋桜以外にも果実が実る桜の種類と食用の可否について解説します。

ソメイヨシノ・八重桜

日本の桜の代表格ともいえるソメイヨシノや八重桜といった種類になる実は、小ぶりで小さく実る数も少ないのが特徴で、その味は残念なほど美味しいとは言えない。食感に瑞々しさが感じられず、糖度はほとんどありません。この種類はジャムにしてもリキュールにしてもあまり良い食材とは言えないでしょう。

ヤマザクラ

山桜は日本の東北から北海道にかけて普及している桜の種類の1つですが、ソメイヨシノとの大きな違いは実は食べられないほどではないといった点です。未熟は酸っぱく完熟は苦いのですが、完熟の一歩手前の赤みを出した状態では、ほのかな甘さが感じられると言われています。ジャムやお酒に加工して食せば、食用としても価値のある木の実だと言えます。

ミザクラ

世界中の人々に愛されるさくらんぼの木はセイヨウザクラですが、アジア圏にも食用に最適な人気のさくらんぼの木があります。名前はミザクラといい、別名はシナミザクラ、またの別名を桜桃と呼んだりします。ほかには、うすらうめやスミノミザクラといった別名もあります、沢山の別名がありますね。この種は西洋桜になる果実よりも若干酸味が強いクセがありますが、昔の中国や日本では多く食べられていました。現在では西洋桜が主流です。

さくらんぼの木ってそもそも何科?

さくらんぼのなる木とは、そもそも何科の植物なのか気になったことはありませんか。さくらはバラ科サクラ属の落葉性植物です。何科なのか知って驚く方もいるかもしれませんが、生え方や色や形などの違いが多くあるバラ目に分類されています。開花時期の近い梅の花や桃の花もバラ科に帰属します。

バラと桜は本当は似ている植物

植物の何科について調べていると、梅、桃、桜が統一されることは理解できるが、なぜバラが桜と同じ科名になるのか不思議に思うことがあります。しかし何科について歴史をさかのぼっていくと、バラと桜は見た目が見事マッチする共通点があることに気づきます。

自然界のバラは桜に似ている

バラ科植物の基本的な指標となるのは、花びらが5枚あって、おしべが10本前後あるということ。絶対ではありませんがこの条件に近いものがバラ科に分類されるので、その種類は2,000種類を越えるほどです。しかしお店で売られているバラを見ると、全然指標に合っておらず桜と似ている部分など感じられません。これは市場で流通しているバラが品種改良されているからなのです、自然界に咲くバラは桜のように5枚の花弁で構成されています。

さくらんぼの名前の由来とは

さくらんぼの名前の由来ですが、さくらんぼの「ぼ」は、もともと「坊」とされており、さくらん坊という愛嬌のある呼び名を使われていました。これは桜の木の子供(坊や)の意味をとってつけられたことが由来に繋がっています。この可愛らしい由来は日本に広く伝わっていますので、由来としてではなく今でも「さくらん坊」が正式名称だと思っている人もいるほど、さくらんぼの姿形にしっくりはまっている名前ですね。

さくらんぼの別名「桜桃」の名前の由来

さくらんぼには、桜桃(おうとう)と呼ばれる別名があります。この名前の由来は桜桃という漢字そのもので、桜になる桃という意味で、桜の木には李のような小ぶりの実が沢山つくことから、発祥の地である中国では桜の木を桜桃を呼びました。日本では、さくらんぼ=桜桃という認識が一般的ですが、桜桃は桜の木の名前ということになります。

さくらんぼの木が実る季節について

さくらんぼが実りはじめる季節は春。花びらが散ったあとに緑色の小さな粒がぽつぽつと姿を現しはじめます。4月の春の暖かい季節から数ヶ月で熟していくので、収穫は5月後半から6月頭の雨が多い季節になることがほとんどです。ただし人工的なビニールハウス栽培では収穫できる季節に幅が広がるため、1月から6月の冬の季節から成長させることも可能です。

さくらんぼの旬の季節とは

さくらんぼの旬の季節は品種によって異なります。佐藤錦なら6月、紅秀峰なら7月と収穫時期に違いが生じるので、美味しく食べられる季節も変わってきます。ですが人工的なハウス環境で作られたチェリーは4月頭には市場に並べらていますので、一概に標準となるタイミングを解説することは難しいでしょう。さくらんぼは、ミカンのように収穫後に熟していくこはないので、生産者がいつ収穫するのかによっても味に大きく関係にしていきます。

美味しいさくらんぼの選び方

さくらんぼの食べどきとなる、大体の旬は4月から7月ということは間違いないのですが、店頭で美味しいさくらんぼを手に入れるためには旬を知ることより果実の表面の状態を確認することが大事です。さくらんぼの品種は数多くありますが、美味しい果実の見分け方は、実の表面や枝を注意して観察することには変わりありません。

表面はツルツルで粒が大きいのは甘い証拠

表面がピカピカ輝いているさくらんぼは、指で軽くなぞってみるとベタベタすることがあります。これは皮の表面にまで糖分がにじみ出ていることを示しており、糖度が高い証になります。実が大きいさくらんぼは、甘さが高いことはもちろん、噛んだ時にプリップリの弾ける食感が最高に幸せな気分にさせてくれます。表面の艶とサイズ感、この2つの基準に加えてさくらんぼの枝を見ます、萎れていたり色が変色していたりしなければ新鮮ということになります。

さくらんぼの木が育ちやすい産地について

さくらんぼは育成に手間がかかる果物として有名です。ハリのある実を作り糖度を高めていくには、7℃~15℃くらいの気温が適しているので、国内の産地では必然的に東北地方より北国に産地が偏ることになります。また、さくらんぼの実は軽くて小さいので、雨に打たれることで傷んでしまったり地面に叩き落とされてしまうこともあるため、涼しい気温と同時に雨の少ない産地が好ましいと言えるでしょう。

山形は国内生産量の7割以上

さくらんぼの有名産地といえば、山形県産がまず頭に浮かんでくるのではないでしょうか。それはイメージにとどまらず、実際に山形県では例年の国内生産量を70%以上シェアしています。ほかの生産地では、青森、福島、山梨、北海道などあります。なぜここまでにも山形県が他の生産地に大差をつけてトップなのかと言いますと、年間降水量の低さ、盆地なので強風も少ない、冬と夏の寒暖の差が激しい、などなど圧倒的に育成しやすい環境があるからなのです。

さくらんぼの種を土に埋めれば木になる?

さくらんぼ1つにつきもれなく立派な種が1つ出てきます、1パック食べれば数十個の種が出ることになるので、この種を庭に埋めたらもしかして…なんて思ったことはないでしょうか。最後はそんな素朴な疑問に答えていきたいと思います。

さくらんぼの発芽率は極めて低い

食用のさくらんぼの種を良質な土に植えた場合の発芽率は、1割~2割程度しかありません。仮に100個の種を埋めたとしても、芽が生えてくるのはそのうち10本くらいという計算になります。また成長した10本も花や実をつけるまでには早くても6年以上の年月が必要となり、その間も病気対策など世話が欠かせないので、種を庭に植えて木になるまで育てるのはあまり現実的ではないでしょう。

暖地さくらんぼがおすすめ

種から作るという面倒なことをしなくても、さくらんぼの苗木は数千円で購入可能です。中でもおすすめは、暖地さくらんぼという小さくて可愛い苗木です。ナポレオンなど木が大きくなる品種では個人で栽培することは難しいですが、暖地さくらんぼなら日本の暖かいエリアでも栽培可能で、サイズも最大で10mに届くか届かないかくらいなので比較的育てやすい品種になります。実も小ぶりですが甘酸っぱくて美味しいと評判ですよ。

まとめ

出典: https://pixabay.com

さくらんぼがなる木と桜の違い、別名の多さや種類によって美味しい果実と酸っぱいだけの果実があること、そもそも桜は何科なのかという基本知識など、さくらんぼにまつわる歴史について知ることはできましたでしょうか。適当な産地も少なく大量生産が難しい果物なので市場価値は高くなりますが、これからも甘くて美味しいさくらんぼは食べ続けていきたいですね。

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さくらんぼの最も美味しい食べ方は、とれたてを食べること。おすすめさくらんぼの狩り情報は以下の記事まとめています。さらに補足として、桜の木のメンテナンス情報や花びらが似ている植物の紹介など、桜に関する豆知識もご一緒にいかがですか。

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