ガヤとは?旬な時期に食べたい魚の釣り方とおすすめの食べ方をご紹介!のイメージ

ガヤとは?旬な時期に食べたい魚の釣り方とおすすめの食べ方をご紹介!

ガヤと呼ばれるメバルに似た魚が日本の北海にいます。本名をエゾメバルと言い、漢字では蝦夷眼張と書きます。秋から冬にかけて東北以北、特に北海道で大量に出回る魚です。今回は安くて美味しいのに関東以南ではなじみの薄いガヤについて、その釣り方や食べ方などをご紹介いたします。

2019年05月25日更新

kuma10
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神奈川県の三浦市で漁師の家に産まれ、その後生鮮魚介類問屋として魚に関わる仕事を続けてきたおかげで魚に関しては誰にも負けない知識があります。アウトドア好きが高じて離島に移住して20数年。釣りとカヌーとバイクが好きな不良オヤジです。
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目次

  1. ガヤってどんな魚?
  2. ガヤの生態
  3. ガヤの旬は?
  4. ガヤを手に入れるには
  5. ガヤの釣り方
  6. ガヤの食べ方①「お刺身」
  7. ガヤの食べ方②「煮付け」
  8. ガヤの食べ方③「唐揚げ」
  9. ガヤの食べ方④「アクアパッツァ」
  10. コスパ最高のガヤ!

ガヤってどんな魚?

メバルの仲間は日本中の海で見られますが、ガヤは特に北の海で漁獲されるメバルの仲間です。本名を「エゾメバル」と言い、漢字では北海道を意味する「蝦夷」の字が使われます。体長は大きい物では30センチを超えるものも確認されています。メバルの仲間の中では「眼張」と書くほど大きい目はしておらず、体色も黄色っぽいものから黒っぽいものまでさまざまです。食味は良いのですが、評価自体はそう高くはありません。

ガヤの生態

東北以北の魚

Photo byjackmac34

「エゾ」と名前が付いているとはいえ実際の生息域はもう少し広く、北海道のほぼ全域から太平洋側は宮城県の沿岸部、日本海側は石川県の沿岸部まで分布が確認されています。生活水深はおおむね100mより浅い岩礁帯で、パヤオ(漁礁)などがあればその周りにも群れで付きます。交尾の行われる11月頃を目指して10月頃から沿岸部に寄ってきます。ショアからの釣りはその頃からが最盛期になります。

魚名の由来

関東地方でも旬の時期には箱にあふれんばかりのガヤが市場に入って来ることがあります。他のメバルより少し安めなのですが、量が凄い。この旬の時期の大量のエゾメバルがまるで「ガヤガヤ」と大騒ぎしているように見える事から「ガヤ」と呼ばれるようになりました。もちろんこの場合の「ガヤ」はただ単にうるさいという意味ではなく、地元の魚に対する愛情や愛着を持って呼ばれているものです。

ガヤの旬は?

旬は秋から冬

秋から婚活を始め、冬に抱卵して春から初夏にかけて出産をするエゾメバルは、当然出産前が一番脂乗りがよく美味です。数が釣れるので6月頃を旬としているガイドブックなども見かけますが、味が良いという意味での旬は間違いなく「秋から冬」です。この時期は身だけでなく卵もまた美味しく、炒り煮などの料理にして食べられます。ただ胎卵生のため、出産間近のエゾメバルのメスはできれば逃がしてあげましょう。

時期になればこんなイベントまで

2018年から開催されている「ガヤリンピック」は、ふだん外道扱いされているガヤをメインターゲットに開かれる釣り大会なのですが、2018年は8月開催ということで2年魚までのガヤが岸壁に集まっていたようです。2019年も開催されますが、今年は6月30日に開催される予定になっています。今年の方がサイズアップが期待できそうですね。しかし特筆すべきは、北海道ではガヤが外道扱いというところ。高級魚ではないにしろ、関東ではまあまあの値段で取り引きされているのにうらやましい限りですね。

ガヤを手に入れるには

旬の時期は魚屋さんで

冬場には関東の市場でも時々見かけるガヤ。商品名は当然「エゾメバル」で売られますが、流通量はあまり多くありません。関東以南でもメバルやソイ、カサゴなど似たような魚は漁獲されますし、なによりメバルやカサゴの味の評価が高いため、あまり探してまで手に入れようとされる魚ではありません。しかし食べるとその美味さにたいがいの方が驚きます。冬の時期になりましたら近所の魚屋さんなどに頼んで手に入れてみて下さい。美味しくてびっくりしますよ。

東北以北では釣魚

ガヤを手に入れる一番の手段は「自分で釣る」ことでしょう。時期さえ合えばほぼ100%釣れることが分かっているので、興味のある方はぜひ一度現地まで足を運んでみて下さい。ただ問題なのがその「現地」です。北海道の方からすれば「どこでも釣れるよ」となるのでしょうが、本州以南の釣り人にはなかなかガヤ釣りに北海道遠征は厳しいものがあります。旅行や帰省などのついでに狙ってみたらいかがでしょう。青森や宮城などでも釣れますが、あまり高い実績はありません。

ガヤの釣り方

堤防メバリングの仕掛け

サイズなどを気にしなければ堤防などからほぼ周年狙えるガヤですが、スポーツフィッシングとして面白いのはやはり「メバリング」でしょう。日本記録が34.5センチのエゾメバルですから、仕掛けはPE0.5号ほどのライトタックルで充分です。使用ルアーは3グラムほどのジグヘッドにワームが定番ですが、自分の体より大きなサイズのワームにも食ってくるほど獰猛ですので、あまり気にしなくて良いと思います。小型ジグやバイブレーションなどにも挑んできますよ。

穴釣りの仕掛け

エサ釣りが得意な方ならば「穴釣り」がおすすめです。テトラポットが打ってある海岸を見付けたら、まずは隙間にエサを落としてみましょう。仕掛けに使用するロッドは1.5m前後の短竿で、両軸リールがおすすめです。根ズレに弱いPEラインよりもナイロン3号程度のラインにブラクリ仕掛けと呼ばれるオモリと針の一体化したものを直付けします。エサはイソメや魚の切り身、イカ、オキアミなど何でも使用可能です。落としてちょいと誘うだけで、居ればまず食ってきますよ。

基本はメバルと同じです

「ガヤ」「エゾメバル」などと言えば何か特別な魚のような印象がありますが、釣り方の基本はメバルやカサゴといった根魚と同じです。ただ「ガヤガヤ」と集まる様子が名前の由来になっているだけあって、接岸時期ともなれば撒きエサなどで寄せた時に足元まで浮いてきて、見える範囲すべてがガヤだらけということもある魚です。スポーツフィッシングをするのかオカズ釣りをするのかで釣り方や仕掛けを変えるのもアリかと思います。

ガヤの食べ方①「お刺身」

魚のサイズによって

Photo byJeongGuHyeok

根魚の料理といえば煮魚が定番ですが、サイズの大きい物はお刺身で楽しんでいただきたいと思います。エゾメバルは大きい物ですと30センチを優に超すサイズものが釣れます。関東地方で言う「クロメバル」と比べると甘みが薄く、旨味にも多少欠けるところがありますが、逆に「あっさりと上品な」味わいがあります。身の質の締ってこりこりとした食感と相まって飽きの来ないお刺身になります。

お刺身レシピ

エゾメバルのウロコは柔らかくて剥ぎやすいのですが、皮は少々厚い傾向にあります。皮と身の間の旨味をすべて捨ててしまうのはもったいないので半身を刺身、半身を皮霜造りにしてみましょう。三枚におろした皮付きの半身の皮に格子状に飾り包丁を入れてバーナーで炙ります。火炎のあたった身がうっすらと白くなり、皮目にピチピチと脂が浮いてきたら食べごろです。お刺身は薄めのそぎ切り、皮霜造りは少し厚めに切っていただきましょう。

ガヤの食べ方②「煮付け」

メバル系魚の定番料理

出典: https://www.photo-ac.com

メバルやカサゴなど根魚の定番料理といえば「煮魚」ではないでしょうか。ちょっと甘辛く味付けされた根魚の煮付けはお酒のお供にもご飯のおかずにも最適ですよね。エゾメバルもその例にもれず煮付けで美味しい魚です。大きいサイズのものはお刺身のアラを、中くらいのサイズのものは丸ごと煮付けましょう。ウロコを剥いで飾り包丁を入れるだけで下ごしらえも済む簡単料理です。

煮付けレシピ

煮付けのコツは水から火を入れることです。下ごしらえの済んだエゾメバルを鍋に置き、エゾメバル1匹につき上から砂糖大さじ1、みりん大さじ1、醤油大さじ1、酒50cc、水50ccを回しかけ、ショウガの薄切りを1片入れたら中火にかけます。落し蓋をして沸騰したら、弱火にして時々煮汁をすくって魚にかけながら煮ます。締めの食べ方を1つ。食べ終わったら煮汁をお椀にとってお湯を注いでみて下さい。美味しいお吸い物ができますよ。

ガヤの食べ方③「唐揚げ」

ポン酢がおすすめ

根魚料理で定番の一つに唐揚げがありますが、エゾメバルは小さいサイズのものは丸揚げに、大きいものは切り身にして揚げましょう。エゾメバルは上品な白身ですから身の味を楽しむために下味は薄めがいいでしょう。切り身などにしたエゾメバルに軽く塩を振り、揚げる前に出てきた水分を拭き取って新たに軽く塩胡椒をすれば下ごしらえは終了です。おすすめは水分を拭き取っただけで下ごしらえを終え、ポン酢でいただく食べ方です。

唐揚げレシピ

下ごしらえの終わったエゾメバルに片栗粉をまぶし、170度の油で揚げていきます。切り身の場合は2~3分揚げれば出来上がりです。小さめのガヤを料理する場合は背びれをハサミで落とし、背骨に沿って包丁を入れましょう。腹側や切れ込みを入れた背中の部分にもまんべんなく片栗粉をはたいたら、こちらは160度の油でじっくりと揚げていきます。骨までサクサクにしていただきましょう。お刺身を切ったガラもこうすれば美味しくいただけますよ。

ガヤの食べ方④「アクアパッツァ」

白身魚の洋風料理

美味しい白身魚が手に入ったらぜひやってみたいレシピの一つに「アクアパッツァ」があります。イタリア・ナポリの伝統料理ですが、語源はさまざまで、一番有名なのが「暴れ水」の意味だというものです。トマトを入れるレシピや入れないレシピなど作り方はいろいろありますが、決まっているのは強火でグツグツ煮る事(水を暴れさせる)です。魚のダシを最大限引き出すレシピですので、できればエゾメバルを丸ごと使いたいですね。

アクアパッツァレシピ

蓋のできるフライパンにオリーブオイル大さじ2を敷き、そこにニンニクのみじん切りを撒きます。火にかけニンニクから香りが出てきたら「ニンニクの上に」塩胡椒した魚を並べます。両面の皮に焼き色が付いたらアサリ、ミニトマト、オリーブの実、エビなどを魚の周りに散らし、白ワイン50ccを加えたら蓋をして中火で5分。アサリの蓋が開き、トマトから水分が出たら出来あがりです。ちぎったフランスパンをスープに漬けながら食べるとまるでリストランテです。

コスパ最高のガヤ!

今回ガヤ(エゾメバル)の釣り方、仕掛けや食べ方などを紹介して参りましたが、生息地域がほとんど北海道に限定されている魚ですので、地元の方以外はなかなか手に入れることが難しいと思います。クロメバルなどと比較されて食味が落ちるような情報もありますが、実際には他の根魚に負けない程美味しい魚です。どこかで見かけたら、ぜひゲットして食べてみて下さい。北海道まで釣りに行きたくなるかも知れませんよ。

北海道の釣りが気になる方はこちらもチェック!

今回北海道の特産である「ガヤ」についてレポートしましたが、北海道の釣魚はその釣り方や仕掛けなど特殊なものが多々あります。「暮らし~の」のサイト中には詳しく釣り方や仕掛けを解説してくれている記事があります。ガヤ釣りだけでなく、北海道に釣り旅行など計画される方はぜひ釣り方などのチェックをしてからお出かけ下さい。

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