文化たきつけ 18本入り
火起こしに便利な着火剤の種類について
着火剤は使い方で3種類に分かれる
焚き火、キャンプ、バーベキューなどで火を使う時にあると便利な着火剤は、使い方によって3種類に分類できます。薪や炭の下に置いて使う固形タイプと小分けパック、薪などに直接塗って火起こしするジェルタイプがあります。この3種類の中で固形タイプのものは、北海道などの寒い地方で薪ストーブを使う時に使われていたものが多いです。エタノールを使った小分けパック、ジェルタイプよりもよく燃える着火剤で、古くから使われています。
固形タイプの着火剤の素材と特性
固形タイプの素材は、おが屑のような木の繊維と灯油のように燃える油(ワックス)を使用した着火剤ですが、どちらかいえば小型燃料みたいなものです。火力を比較すると、もともと薪ストーブの着火に使われていたものなので、熱量が非常に高いという特徴があります。エタノールやアルコールを使ったものより大きな炎があがるため、火がつきにくい炭の火起こしにも効果的です。ただし他の着火剤と比較すると、煙や臭いが発生しやすいと言われています。
文化たきつけとは
定番の固形着火剤
文化たきつけ 18本入り
文化たきつけは、北海道のマルミ富士屋商店が生産している昔からある着火剤の1つです。ホームセンターでも取り扱われていることが多く、素材は木材繊維質と灯油でできているため、マッチ1本で簡単に着火できます。熱量が大きいので、文化たきつけ1本だけで木炭の火起こしができると言われていますよ。安い黒炭よりも火起こしが難しいとされるオガ炭も、たった1本で着火できると評判で簡単に割れるため、量を調整しやすいのも魅力です。
素材に灯油が使われているのが大きなポイント
詳しくは後ほど紹介しますが、木質繊維と灯油の組み合わせは、他の着火剤にはない組み合わせです。バーベキューやキャンプが好きな方は、ランプやバーナーなど灯油を使うことが多くなります。しかしアウトドア以外でも、ストーブやボイラーなどで使用される液体の燃料です。大量に保管し取り扱う場合は、国家資格の危険物取扱者乙種第4類が必要になるほどのものと木質繊維の組み合わせなので、想像するだけで高火力になるのがわかるでしょう。
揮発性の素材
灯油は常温で気体になるものなので、保管方法に気をつけないと危険です。この点も他の着火剤とは大きく異なる点となります。一般的な着火剤で使われている素材のワックスや脂は常温で固まっているので、灯油のように気化することはありません。灯油は気温が低くても必ず気化するので、文化たきつけも同様に考えてください。
文化たきつけの使い方
一般的な固形タイプと同じ使い方
着火剤なので火起こしの際の使い方は、まずコンロや焚き火台の上に適量を置き、その上に炭を立体的に並べていきます。準備ができたら、チャッカマンのように火口が長いものを使って燃やします。火口が長いものを使用する理由は、他の素材よりもよく燃える組み合わせのため、ライターでは火傷するおそれがあるからです。
分量は薪、木炭やオガ炭などの火起こしには1本、オイルコークスや本などの少し燃えにくいものには2本程度となっていますよ。
量に気をつける
切れ込みが入っていて簡単に好きな本数に割れるのですが、さらにコンパクトに割れるので火起こししたい薪や炭の量に合わせて簡単に調整できますよ。前述した量は小さいコンロなどで少量使うときになります。量を増やす時は文化たきつけが、石炭ストーブの焚き付けとして使われていたことを意識しましょう。量が多すぎると炎がかなり大きくなるので、注意してくださいね。
文化たきつけの魅力と比較1
コストパフォーマンスがいい
文化たきつけの大きな魅力となるのが、コストパフォーマンスが特に優れているということです。キャンプやバーベキューで火起こしする際に気になるのが着火剤のコスパですね。焚き火をする度に結構な価格になると使いにくくなりますが、文化たきつけはだいたい100円程度が目安なります。
さらに文化たきつけ18本入りなので、1本あたりの値段は5.5円ほどとなり、100円ショップの着火剤よりコスパが良いですよ。
ホームセンターでも安い場所は110円程度
通販だから格安と言うわけではなく、ホームセンターでも110円前後で売られていますよ。この場合も1本約6円程なので非常に安いです。実店舗でもコストに優れています。
通販の場合は本体より送料が高い場合もある
どれくらいコスパが良いかと言うと、文化たきつけ本体より送料のほうが高くなるぐらいです。もともとはストーブの着火剤だったので、ホームセンターでも取り扱わていることが多く、実店舗で見かけたらそちらのほうがお得かもしれません。
文化たきつけのバリエーションとして通常のタイプだけではなく多少高くなります。初めてのキャンプやバーベキューに便利な軍手、火口の長いライター、ジップロック袋のセットもあります。
文化たきつけの魅力と比較2
灯油で大火力
他社の固形着火剤は、ろうそくや手作りキャンドルで使われるパラフィンワックスを使っているため、よく燃えます。しかし文化たきつけと比較すると、やはり火の勢いはあまりなく弱めです。灯油はよく燃えるので、火力がやはり大きく、どんな素材でも着火できると言われいます。
つまりコスパもよく、よく燃えて火がつきにくいと言われるオガ炭にも、1本で着火できるという魅力があります。これにより固形燃料最強とも言われていますよ。
火力が強いからできる使い方
火起こしのやり方は、小さな炎に終えやすい小枝のようなものを加え、だんだん木を大きくしていくのが一般的です。本品はすごい火力があるので、小さな木だとすぐに燃え尽きてしまうため、太い薪を入れても大丈夫です。焚き付けを作らなくてもいいので、スピーディーに焚き火やバーベキューができますよ。
マッチでも着火できる
着火剤は、火をつけやすいというのも大切です。勢いよく燃えるので火口が短いものは危険ですが、文化たきつけそのものはマッチのように小さな火でもしっかり燃え出します。そのためキャンプやバーベキューでも使いやすいですよ。
簡単に勢いよく燃えるためアウトドアだけでなく、災害時のような非常時でも役立つでしょう。火力の強さに対する口コミや評判が多いところも本品の特性の1つです。
文化たきつけの魅力と比較3
国内製造
気になる人と気にならない人がいると思いますが、固形の着火剤、燃料の中には海外のものも多いです。 海外産の着火剤の中には、もくもくと大量の煙を出すものがあると言われています。文化たきつけは北海道で作られている日本生まれの着火剤で、古くからある製品なので煙の心配はあまりしなくてもいいでしょう。
煙の量が少ないだけで出ないわけではないので、その点は注意してくださいね。すぐに食材を焼いてしまうと臭いがつきます。
シンプルな素材
素材の紹介は何度もしましたが、シンプルにおが屑と灯油です。灯油の臭いがしますが、文化たきつけのいいところは太陽光の下でも見やすい炎色になるので、バーベキューでも使いやすいですよ。ジェルタイプのものは青い炎色になりやすく、太陽光のある場所で燃えていてもほぼ見えないことから、事故になりやすいです。
文化たきつけの魅力と比較4
量を調整しやすい
文化たきつけは、大きなブロックに切れ込みが入っています。棒状に切り離して使いますが、切れ込みのない場所もちぎるようにすれば意外と柔らかく簡単に割れるので、少量だけ追加したいときにも便利です。ジェルタイプでは、燃えている最中に追加すると炎が伝って容器ごと引火する可能性があります。
辺りに燃えているジェルが拡散し、ジェルが付着すると簡単に流れないため大変危険です。固形タイプは爆発することは少ないです。
1つのブロックに切れ目は5つ
文化たきつけは3枚のブロックになっていて、1つのブロックから6本に分けられます。切れ目の根元部分はつながっていますが、ナイフなどの道具を使わなくても簡単にちぎれますよ。
文化たきつけの保管方法
パッケージのまま保管はできない
使い方で注意しないといけないのは、保管方法になります。他の着火剤もですが乾燥させると燃えにくくなるので、きっちり保管しましょう。文化たきつけの場合は揮発性のある灯油が使われているので、さらにきちんとした場所で保管しないといけせん。
例えばよくキャンプやバーベキューに行くからと、開封済みの文化たきつけをパッケージの袋のままザックなどに入れたままにすると、中身が全て灯油臭くなります。
密封容器を使って保管
炎天下で車内に置きっぱなしにしても、車の中が灯油臭くなってしまいます。気化した灯油は低い場所に貯まる性質があるので、辺りに分散せず強烈な灯油の臭いがついてしまうのです。開封済みの文化たきつけは、ジップロックのような密封袋に入れてできるだけ冷暗所に保管しましょう。
灯油そのものを扱っているわけではないので、保管場所まで気にしなくていいですが、気化を抑えるには灯油と同じ保管方法がいいでしょう。
文化たきつけの注意点
火力があるので火傷しやすい
マッチでも火がつくのは魅力ですが、できれば火口の長いライターなどで点火しましょう。少ない量でもよく燃えるので、マッチやライターでは火傷する恐れがありますよ。キャンプで焚き火をよくする人は、耐火性のある手袋を着火の時点からちゃんと着用しておきましょう。
使い方や量に注意
数ある木質を利用した固形の着火剤の中でも圧倒的な火力があるので、量に注意しないと火が大きく燃え広がります。小さな焚き火台だとキャンプファイヤーのようになるかもしれませんよ。パッケージにも書いてあるのですが、使う時は1~2本を目安に焚き火台の広さや炭の量に合わせて増減してくださいね。
灯油の臭いに注意
手で直接触ると灯油の臭いがすると言われているぐらいです。カップラーメンのように、臭いが移りやすい食品と同じ場所に保管するのは避けましょう。ちぎって使う時は手袋をして、素手で触らないようにしたほうが安全です。
密封し保管
パッケージはチャックのないただの袋です。キットになっている物以外は、自分で密封できる袋を用意しないといけないため、開封前に用意しておきましょう。キャンプ場で開封後に買い物に行くと手遅れになり、灯油臭くなってしまいますよ。
文化たきつけのまとめ
簡単に着火できる最強着火剤
いろいろな場所で最強と言われている文化たきつけは、そもそも石炭ストーブの焚き付けのために作られていた製品なので火力は抜群です。それでいてコスパがいいとなると、最強と言われるのも納得できます。量も多いので、一回のキャンプやバーベキューで使い切るのは難しいため、しっかり密封できる容器や袋を要して使ってださいね。簡単に火起こしできるので、一度使うとやみつきになるかもしれませんよ。
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