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スマホの最適な充電タイミングは?毎日フル充電すると劣化するのか徹底解説!

スマホの充電池の寿命は数年と短く、充電のしすぎやタイミングを誤った知識で覚えてしまうと、劣化スピードも早まってしまいます。スマホの電池残量が残りどれくらいで充電すべきか、いつどんなタイミングでスマホを充電するのかなど、正しい充電方法について解説します。
更新: 2023年4月7日
sakakibara-tetuji
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目次

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スマホの充電池が劣化する仕組み

スマホの充電池は主にリチウムイオン電池という、イオン液体を使った電池が使われています。ニカド充電池やニッケル水素充電池など、従来一般的だったサイクル用電池に比べて電圧や容量が格段に優れており、サイズもコンパクトなのでスマホをはじめとする小型電子器にとって最高のパフォーマンスをもたらします。

しかし優秀なリチウムイオン充電池ですが、スマホで稼働させるさいの平均寿命は2年と短く消耗が早いのが玉に瑕です。

スマホの充電タイミングが悪いと劣化しやすい

スマホのリチウムイオン充電池は、電力を引き起こすイオンの働きが鈍ることで耐久が落ち込みます。充電池内のイオンは、放電・充電のしすぎや、高頻度で充電したりフル充電の状態を長く保ったりなどタイミングを誤ることで落込スピードに大きく影響します。

負担をできるだけ最小限に抑えるためには、毎日のスマホの扱い方はもちろんいつ充電器に繋ぐのかもしっかり把握していきましょう。

スマホはどれくらい使ったら寿命がくる?

満タンからどれくらいもつのが平均的でしょうか、工場出荷して未開封のスマホの電池なら、動画や音楽のストリーミング再生を控えれば、余裕で終日もつと言われています。

どれくらいで電池が劣化するかは状況によってたちまちですが、どれくらい使ったかだけでなく、どれくらい充電したかでも長持ちするか否かが変わってきます。

充電しすぎは寿命に悪影響

スマホの劣化スピードを速めてしまう要素には、いつどれくらい充電したかにも関係します。充電しすぎというのは、残量が70%以上あるのに何度も充電器に差し込んで充電しすぎてしまうことです。

毎日の充電しすぎは確実にスマホの耐久へ悪影響を及ぼすので、次に紹介する最適なスマホの充電タイミングを参考にして、スマホに与える損傷を最小限に減らしましょう。

スマホの充電に最適なタイミング

スマホの電池を長持ちさせるには暑さ・寒さなどの使用環境や、充電しながら操作など、スマホの使用方法がが大きく関わりますが、スマホの電池残量を意識した充電タイミングもまた電池の耐久に関係しています。

生活のサポートツールとして欠かせないスマホを長く使っていくため、今回はスマホの充電池を長く使う為の基本となるコツとして、スマホの正しい充電タイミングを紹介。

スマホをフル充電するタイミングについて

ご存知の通り、スマホの充電池は毎日使う(放電)することで劣化していきますが、充電する瞬間によっても、スマホの充電池には負担をかけています。

スマホの充電池を毎日満タンにチャージしたまま放置しておくと、その間も毎日充電池の内部では常に電流が流れ続けてしまうので、夜間さしっぱなしの充電器からスマホと充電器に微量なダメージをいつも蓄積し続ける結果になってしまうのです。


フル充電はなるべくしない方が良い

スマホの充電池に負担をかけてしまう電池量量は、0%のときか100%のときです、そして最も負担が少ない値は20%から50%の数値です。

可能であれば50%前後にとどめておくことが、スマホの充電タイミングにとって1番望ましいのですが、普通にスマホを使っている方はそんなこと面倒です。なのでフル充電をする場合は満タンになったらすぐ充電器から抜くようにしましょう。可能な範囲で80%程度で充電をストップしてください。

フル充電されない充電ケーブルもある

ノートパソコンではACケーブルにずっと繋いだまま使用するケースもおおいので、デフォルトで充電しすぎないようにストップ機能がそなえられている機種もあります。

スマホでは過充電防止の充電ツールを使うことで、寝る前にフル充電になったら電流を送るのを停止することができます。このような便利ツールをタイミングよく活用して、スマホの充電池の耐久を延ばしていきましょう。

残り20%になったときがタイミング

スマホの電源が落ちるまで電池を使いきってしまうと、再起動するまでに膨大なエネルギーが必要となります。その送電する過程でスマホの電池に大きな負担を与えてしまうきっかけになります。

なので最適なスマホの充電タイミングとしては残り20%がちょうど目安だと言えるでしょう。残り10%でも良いのですが、うっかりしてしまうとあっという間に残り0%になってしまうので、分かりやすくするためにも残り20%になった時がタイミングと覚えて下さい。

スマホの充電タイミングを知らせるアプリ

「BatteryView」というandroidアプリを使用すれば、スマホの残り電池容量が指定した数値を下回ったときに、充電タイミングを教えてくれます。

スマホの電池を適正な充電タイミングになるまで使ってから、充電器につなげたいと思っている方でも、なかなか見逃してしまうことは多々あるかと思います。そんなときに役立つのが「BatteryView」のような残り容量を知らせてくれるアプリの活用です。

頻度は1日1回以上でも問題ない

スマホを充電する頻度はできるだけ少なくして、1日1回だけ残量ゼロになったら行う方がスマホに優しいタイミングだと思っている人も多いでしょう。しかしappleが公式に発表した論文では、

必ずしも1回の充電ごとにすべてを使い切る必要はありません。

と書かれています。スマホの1サイクルの充電は必ずしも1日1回と定めるのでなく、もっと大事なことはスマホ電池を0%にしないこと、スマホをフル充電状態のまま充電器に差さないことです。

頻度より残量に注目しよう

スマホをこまめなタイミングで充電しすぎると電池がサボってすぐに寿命がきてしまう、といった都市伝説が一時期流れていましたが、頻度よりも電池残量の方が消耗に大きく関わっています。

常に電池ストックが70%から100%といった満タンに近い状態ですと、スマホ電池にかかる負担が大きくなってしまうので10%から80%の間に保つことが重要です。その間をキープできるなら、頻度は特に気にすることなく充電しても大丈夫です。


高頻度の充電で劣化するのはニッケル水素

高頻度の充電は良くないイメージが強かったのは、スマホが普及する前に流通していたニッケル水素電池で、デジカメなどによく起用されていました。

ニッケル水素には何度も回数を重ねて充電すると、電池容量が減るといったメモリー効果が懸念視されていましたが、スマホのリチウムイオン電池に関しては同じ現象になりえるメモリー機能がないので安心してスマホを充電することができます。

目が覚めたときにスマホを充電する

過充電防止装置を活用するのもありますが、スマホの電池のケアを考えるなら、朝起きてから出かけるまでの時間にスマホを充電すべきでしょう。純正の高速充電器ならどれくらい時短になるかといいますと、なんと2時間もあれば0%から満タンすることが可能なのです。

つまりは、寝る前にスマホを50%程度までチャージしておき、起床と共に充電ケーブルに差し込む、そして1時間程度の身支度をしている間に完結させるといった方法です。

モバイルバッテリーと併用する方法も良い

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出典:楽天
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朝の準備に1時間もかからない方は、スマホの電池を完全にためることができないでしょう。しかし文中でも述べたように、スマホの電池が残量が頂点に無い状態はスマホの電池にとって好都合です。

外出先で不足する分に関してはモバイルバッテリーを使用して、家でスマホを満タン充電できなかった電力を補給していきましょう。寝る前のタイミングに1回、朝起きたタイミングに1回、外出先のタイミング1回といったルーティンがおすすめです。

スマホを充電するときの注意点

ここまではスマホをいつ充電するかなど、タイミングが重要であると解説してきましたが、スマホをチャージタイミングだけ完璧にする他にも、スマホへの蓄積ダメージを軽減する策があります。

スマホの充電中にしたらNGなことや、安全に作動するスマホ専用充電器の選び方など、ここからはスマホの充電における電池への負担を大きくしないための注意点を紹介します。

スマホチャージ中は極力操作しないこと

最近のスマホゲーム市場ではオンラインのリアルタイム対戦で盛り上がるFPSゲームが流行っており、グラフィックとアクション動作の処理に膨大なエネルギーを使うため、ヘビーユーザーのスマホの電池残量は一瞬で消耗する環境に置かれがちです。

電源ゼロを避けるために、プレイ中はいつも充電ケーブルを差し込んだままゲームに夢中になることがあるが、これは放電と充電を同時進行させているためスマホの電池への負担が大きくなってしまいます。

毎日オンラインゲームをしている人は要注意

スマホの通信速度や処理機能は年々進化してきているが、それに追いついてこれないのが蓄電池の進化です。年式が古いスマホであれば最新ゲームアプリをプレイすれば数時間もしないうちに電源が落ちてしまうでしょう。そうなると1日に2サイクル以上もスマホを充電しなければならなくなります。

電源に差し込んだまま操作していると、一体何サイクル充電しているのか分からなくなってしまうので、スマホ操作中は充電しないように注意しましょう。


熱がこもる所にスマホを置いて充電しない

いつスマホを充電するのかといったタイミングの問題の他に、スマホの寿命に大きな関係がある要素が温度です。ベッドの上で寝転びながらスマホを触って、そのままベッドの上でスマホをチャージしていたら、いきなりスマホが発熱してしまったという経験はないでしょうか。

スマホは充電中も発熱しながら内部の電池内のイオン液を巡らせています。なので熱がこもりやすいベッドの上やクッション、ソファーなどに置いてしまうと発熱して危険です。

発熱するとなにがいけないのか

スマホだけに限ったことではありませんが、電子機器は使用することで少なからず熱を放ちます。PCでは冷却用にファンがついていることもありますね。

スマホが熱くなるということはデータ処理に余裕がないことを表しており、必死で作業しようとスマホのメモリは電池を激しく消費して電池に負担を与えます。そのまま使い続けると電池に悪影響を与えるだけでなく、スマホのCPUが一時的に故障して操作に誤作動を及ぼす危険があります。

まとめ

スマホを毎日こまめに充電することは問題ありませんが、見ておきたいところは頻度よりもスマホの電池の残量です。大事なポイントは電池残量を10%から80%内にとどめておくことで、その間であればスマホを高頻度で充電しても大丈夫です。

人間の体力と同じように、スマホの充電池も0か100は良い結果を生まないと覚えておくと良いですね。面倒に感じる部分もややありますが、スマホの充電は程々が1番優しい使い方ということになります。

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