オマール海老 500g
ロブスターとは?
ロブスターと聞くと、巨大なザリガニのイメージが頭に浮かんできますよね。日本には無いような、海外の雰囲気を感じさせる迫力のある生き物です。そんなロブスターは、日本人にとって馴染み深い食べ物でもありませんので、どのような生き物なのか、詳しく知っている方はあまり多くありません。最近は手に入りやすくなっていますので、出来れば知っておきたいですよね。そこで今回は、ロブスターについて解説していきます!
ロブスターの特徴
ロブスターとは?
エビ目ザリガニ亜目アカザエビ科ロブスター属に分類される甲殻類を、ロブスターと言います。巨大なイメージの通り、エビ目の中で最大の生物ですね。また、大きいだけではなく、食品としても優れており、高級食材として扱われています。見た目は画像の通り、非常に大きな鋏脚を持っているのが特徴。ただし、この鋏脚は攻撃用ではなく、主に威嚇用に使われています。色は青・赤・灰色など様々です。
ロブスターはどんな味?
気になる味ですが、高級食材として扱われるだけあって、やはり美味です。色は白く、美味しいと評判の伊勢海老よりも弾力があると言われていますね。プリッとした食感です。ただし、日本では伊勢海老の方が高級扱いされています。これは輸入量の関係もありますが、伊勢海老の方が美味しいことが多い為です。ロブスターは海外から来ますので、どうしても鮮度や状態が落ちてしまい、少し味が落ちてしまう部分があります。
ロブスターとオマール海老の違いは?
ロブスターとオマール海老は同じ
オマール海老という名前もよく聞きますよね。しかし、見た目はロブスターとかなり似ている為、違いは何なのか気になった方も多いのではないでしょうか。実は、オマール海老とロブスターに違いは無いのです。オマールはヨーロッパ、ロブスターはアメリカでの呼び方という認識で良いでしょう。ちなみに、オマールとはフランス語でハンマーという意味があります。フランス料理で使われる際はオマール海老と呼ばれますね。
伊勢海老もロブスターと呼ばれることがある?
伊勢海老はエビであり、ザリガニ系ではありません。しかし。広義のロブスターとして呼ばれることもあるのです。大型のエビをまとめてロブスターと呼ぶ場合もある為、伊勢海老もその仲間であると考えられるのですね。また、海外では伊勢海老のことをスパイニーロブスターと読んだりします。伊勢海老は見た目がトゲトゲしく、比べると違いが一目瞭然ですので、同じ呼び方でもすぐに見分けられますよね。
ロブスターの種類
アメリカン・ロブスター
よく知られているのが、アメリカンロブスターです。こちらは名前の通り、アメリカ大陸にいる種類で、大西洋の西岸に生息しています。色は赤~茶色で、非常に大きくなるのが特徴。なんと1m以上にまで成長するのです。もちろん、すべての個体が1mになるまで生きていられる訳ではなく、天敵に襲われたり、漁獲されるなどして大型個体は消えていきます。よく販売されているのは30~40センチサイズのものですね。
ヨーロピアン・ロブスター
こちらは名前の通り、ヨーロッパ方面に生息しているロブスターです。ノルウェーから地中海のあたりまで、一部地域を除いて生息しています。大きさは小さく、最大でも75㎝とされています。アメリカンに比べるとサイズは劣りますが、それでも十分大きいですよね。形はアメリカンとそっくりですが、色が青やクリーム色のものが多いのが特徴。また、味もアメリカンより美味しいとされ、価格も高めとなっています。
ロブスターは寿命が極めて長い
ロブスターは寿命が長い
生物は体が大きいものほど寿命が長い傾向があり、ロブスターもまた巨大なエビですので、寿命が長い生き物です。100歳以上と推測される個体も今までに見つかっており、人間以上に長寿であることが分かっています。ちなみに、寿命は体重などから大体分かるとされており、大きいほど年齢を重ねた個体であることが分かります。
なぜロブスターの寿命は長いのか?
寿命が長い理由は、老化しにくい為です。体は徐々に老化して、いずれ寿命を迎えるのが生き物の基本ですが、実はロブスターは脱皮をする度に内蔵まで入れ替わるのです。表面だけではなく、体の仲間で新しく生まれ変わり、また能力が落ちるようなことも無いので、理論上は不老不死なのではとも言われていました。ただし、人間に捕らえられたり、脱皮に失敗したりといった事がありますので、100歳以上の個体は滅多に見つかるものではありません。
ロブスターの巨大サイズはどれくらい?
【衝撃】体長1m以上ある巨大ロブスターが捕獲される https://t.co/sBQsZeZLcg
— LINE NEWS (@news_line_me) October 21, 2016
北大西洋のバミューダ諸島付近で釣りをしていた男性。釣り針にただならぬ手ごたえを感じて引き上げたところ、重さ6.3kg以上の巨大なロブスターが釣れたといいます。 pic.twitter.com/l4d83wM9Fj
やはり気になるのは、今までどれくらい巨大な個体が見つかったかということではないでしょうか。何匹も巨大個体が見つかっていますが、今まで見つかった中でも特に巨大だとされているのが、画像のものです。こちらはなんと134㎝もあったそうで、巨大サイズでも1mとされていることを考えると、いかに大きいのかが伝わりますよね。ただし、長さで言えばかなりの巨大サイズですが、案外体重は軽く、重さは6.3㎏だったそうです。
ロブスターは養殖出来る?
ロブスターの養殖は難しい
高級食材として知られるロブスターですが、なぜ養殖個体が出回っていないのか、養殖業者が少ないのか不思議に思っている方も多いかもしれません。その理由は、養殖が単純に難しいからなのです。養殖するには色々な要素が揃っている必要があり、またビジネスとして成立している必要もあります。ロブスターは商品サイズに育つまで非常に時間がかかることや、共食いをする性質があることなども難しいポイントとなっています。
養殖を行っている国もある
養殖が不可能な訳ではありませんので、一部の国では積極的に行われています。湾にケージを作り、その中に入れ、餌を与えて大型になるよう育てています。オーストラリア等の国で養殖されていることが知られていますが、最近では中国でも養殖が行われ始めました。まだまだ養殖個体が沢山流通することはありませんが、いつかは養殖されたものが安く買える時が来るかもしれません。
ロブスターはイオンでも買える?
イオンでロブスターが販売されている
これがイオンのCMでやってるロブスターか、品切れになるまえに買っとこ pic.twitter.com/0xOuqHRMYt
— 相互フォローのレジェンド@テストタロウZ (@taaaarooo) December 20, 2014
かつては高級食材として、中々食べらないイメージを持たれていましたよね。しかし、最近ではイオンで安く販売される機会もあり、手に取りやすくなってきました。イオンのロブスターが有名になったのが、クリスマスシーズンに販売された冷凍のボイルロブスターです。既にボイルしてある為、解凍するだけで食べることが出来る手軽さが人気となりました。また、価格も約1000円となっており、常識を覆すような安さで衝撃的でしたよね。
イオンのロブスターは美味しい?
メリークリスマス:christmas_tree:
— ぞのちゃん@宮崎から清掃業界に大きな波を立てるぞ! (@chunchunayumi) December 24, 2017
イオンのおかげで短時間でロブスターのオーブン焼きとローストビーフとアヒージョが出来たよ!!
こんなに食べちゃって、デブまっしぐら。笑#クリスマスディナー pic.twitter.com/czuaCio2Fc
イオンのロブスターが安いと話題にはなっても、味が美味しいのか心配に思う方も多いかもしれません。確かに、あらかじめボイル調理されて冷凍された分は、味が落ちてしまいます。一番美味しいのは活ロブスターですよね。しかし、元々がとても美味しい食材ですので、多少味が落ちるといっても十分に楽しめるクオリティとして、イオンのロブスターは人気になりました。もしイオンで見かけた際は、是非手に取ってみて下さい。
ロブスターは通販で買える?
ロブスターは通販で買う人が多い
お店で購入することももちろん出来ますが、いつでも置いてある食材ではありませんよね。ですので、多くの方は通販で購入しています。通販であればお店を探し歩く必要も無く、珍しいものや安くなっているセット商品も購入出来るメリットがあります。
通販での相場は?
オマール海老 500g
通販での相場ですが、安ければ2000円程で、高ければ5000円程で販売されていることが多いです。通販と言っても、色々なお店が出店していますので、お店を比べながら検討しましょう。一匹だけ通販することも可能ですが、やはり複数匹購入した方が、一匹あたりの単価は安くなります。また、ボイルされたものであれば更に安く通販出来ることもあります。
ロブスターのさばき方
包丁でのさばき方
こちらは、包丁でのさばき方が分かる動画となっています。日本語ではありませんが、綺麗な画質で撮影されており、どのようなさばき方かがよく分かりますよね。人によってさばき方は違いますが行わなければならないことは同じです。こちらの動画ではオーソドックスなハーフカットにしており、このまま調理出来るのがメリットです。
キッチンバサミでのさばき方
最もよく行われているのが、キッチンバサミでのさばき方です。こちらの動画では日本語で詳しく解説されていますので、是非参考にしてみて下さい。冷凍個体はまず解凍します。そして、胴とテールをハサミで分けます。そして、手を外してバラバラの状態にします。あとは身が食べやすいように、ハサミ等を使って殻から出していきましょう。
ロブスターの主な調理方法
茹でる・蒸す調理が簡単で美味しい
今からロブスター茹でる pic.twitter.com/lskabhSmgA
— 山岡 潤一 Junichi Yamaoka (@jun1chi) July 12, 2018
お店や通販で購入しても、初めて調理する場合は調理方法が分からないですよね。しかし、シンプルに味わうのが最もおすすめで、単純に茹でるか蒸すかするだけで美味しく食べられます。もちろん、オマール海老らしいオシャレな調理法方が出来る方であれば手を込んだ料理にしても大丈夫なのですが、あまり自信が無い方であれば蒸して食べてみて下さい。蒸すだけでも甘み・旨味がしっかり感じられるはずです。
ハーフカットで焼き調理
あらかじめハーフカット状態のものを購入した場合、もしくは、ハーフカットのさばき方をしたい場合は焼き料理もおすすめです。作り方は簡単で、ハーフにしたロブスターの上にホワイトソースを乗せ、チーズ・マヨネーズ・塩コショウ等をかけてオーブンで焼けば完成です。マヨネーズやチーズが乗っていれば、お子様も大喜びですよね。
ロブスターの豆知識
ロブスターは痛みが無い?
豆知識として知られているのが、痛みを感じないという話です。実は神経系が人間等と構造が違っており、痛みを感じないと言われているのです。しかし、先述して紹介した動画の中で、包丁を入れた途端に動いていた姿を見ると、中々そうは思いにくいですよね。
ロブスターは脚で味が分かる?
衝撃の豆知識が、味覚です。味と言えば口で感じるものですが、なんとロブスターは脚にも味覚を感じられる部分があるとされているのです。また、実は歯を持っているのですが、歯が胃に付いているというのも驚きのポイント。すぐにでも話したくなる豆知識ですよね。
まとめ:ロブスターとは?
今回の「ロブスターとは?オマール海老とは違う?特徴や生態、調理方法まで解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴から豆知識まで幅広くご紹介させて頂きましたが、非常に興味深い生き物でしたよね!シンプルな調理で食べられますので、もし機会があれば是非料理してみましょう。
ロブスターが気になる方はこちらもチェック!
今回はロブスターについて解説させて頂きましたが、他にも生き物に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。
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