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ナイロンラインの特徴は?気になる強度や寿命とおすすめ12選をご紹介!

ナイロンラインは釣りで使用されるラインの代表です。セットで市販されているリールにも一般的にはナイロンラインが使用されていますが、やはり気になるのは強度や寿命などの部分です。今回はナイロンラインの特徴やコスパについてご紹介します。
2020年8月27日
前田 恵一
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この記事で紹介しているアイテム

サンライン バススペシャル Ver.4 ナイロンライン SUNLINE

ダイワ 月下美人ライン TYPE−N 150m 4lb ライムグリーン

ダイワ(Daiwa) MTデュラ(モアザン デュラ) 1000 8lb ナチュラルパープル 04625401

シーガー リアルサスペンド磯(150m)/道糸/磯釣り/黒鯛/チヌ/メジナ/グレ/ナイロンライン/KUREHA/クレハ/SEAGUAR/ネコポス可

ラインシステム 遠投カゴ釣り NYLON 200m 5号 オレンジ(東日本店)

サンライン(SUNLINE) 磯スペシャル ビジブルプラス 150m 2.5号 パッションオレンジ

ブラックシーブリーム 落とし込み・NL 100m 1.2号 蛍光オレンジ(東日本店)

ダイワ アストロン磯 TYPE-SUSPEND III 100m 4号 ホットピンク【ゆうパケット】

よつあみ ナスリー Nウォーカー ナイロン ミートブラウン 91m

東亜ストリング(TOA) 烏賊 KAITOU RUPAN イカ大王 泳がせ専用 ナイロンライン 平行巻き  150m (ホワイト) 1.5号〜5号

モーリス[VARIVAS]シーバス ショックリーダー [ナイロン]color ナチュラルsize 20LB /メーカー[バリバス・VARIVAS・ モーリス)]

シマノ LIMITED PRO NYLON ショックリーダー サスペンド NL-I33Q 50m 3.0号 グリーン【ゆうパケット】

ナイロンラインとは

材質と特徴

ナイロンラインはポリアミドという素材から作られています。ポリアミドは水を含みやすく、非常に伸びがあったりライントラブルが少ないなどのことから初心者の方におすすめの特徴を持っています。また、下記でご紹介するナイロンラインのデメリットについても近年では改良されたものも発売されているため上級者の方にも人気があり広く愛用されています。

最も一般的なライン

ナイロンラインは釣具店やネットで販売しているような市販のセットのリールに付いているほどスタンダードなものです。初心者の方には非常に使いやすいためまずは市販のもので釣りをしてみてから自分の好きな性質のラインに付け替えてみるのが良いでしょう。可能であればセットのものは2~3回使用したら付け替えるのが理想です。

初心者から上級者まで使える

Photo by hiroooooki

ナイロンラインは様々な釣りに対応できる性質をもっているため、初心者から上級者のアングラーまで多くの人に使われているラインです。価格帯も比較的低いものが多いためあまり釣り具代にお金をかけられない人にも、十分釣りを楽しめる強度があるラインが手に入れることができます。

ナイロンラインのメリット

しなやかで伸びがある

ナイロンラインの一番の特徴はその伸びと弾力性です。この2つの特徴によってラインが絡まりにくく、遠投性に優れています。また、PEラインのショックリーダーにも使われていることから、伸びによって魚がかかった際の衝撃を吸収ししっかりと口にハリをかける事ができます。シーバスなどの暴れる魚に対しても最小限の負荷でファイトすることが可能です。また、サルカンやスナップなどと結ぶ際に簡単に結ぶことができるというメリットもあります。

水に浮く

ナイロンラインは水よりも比重が軽いという特徴があるため海面に浮いた状態になります。これによって表層付近の魚を狙いたいときや、ナイトフィッシングなどで自分のラインがどこにあるのか分からないといったときに役立ちます。特に浮いたラインを把握し、ルアーが通る道筋を目視しながら釣りができるためこの特徴は非常に便利です。

コスパが良い

下記にも記述していますが、ナイロンラインは劣化が早いという欠点があります。しかし、コスパは非常に良いです。というのは、ナイロンラインは他のラインに比べて比較的安いため、交換する時期や頻度を間違えなければ圧倒的にコスパが良いということになります。また、交換頻度も他のラインよりも多いことから色んなメーカーのラインを試しに使える点もメリットです。

ナイロンラインのデメリット

劣化が比較的早い

主にラインの劣化には「吸水劣化」と「紫外線劣化」があります。特にナイロンラインは海水をよく吸収してしまい、1度吸収すると元に戻すことができません。主にこの吸水劣化によってナイロンラインはすぐにボロボロになってしまいます。劣化が経過したナイロンラインはかなり弱く、簡単に切れてしまったり結びが緩んでしまったりするので管理を徹底する必要があります。

根擦れに弱い

ボトム付近の魚を狙う場合や岩や石などが海底にあるようなポイントで釣りをする場合は注意が必要です。ナイロンラインはかなり根擦れに弱く、ラインが岩に擦れると簡単に切れてしまいます。余裕があれば一回ごとの釣行後に擦れてボロボロになっている箇所がないか確認するようにすると良いです。また、PEラインのショックリーダーとして使う場合にはキャスト後に確認するクセを付けることをおすすめします。

比較的強度が弱い


ナイロンラインは他のPEラインやフロロカーボンラインと比べると耐久性に欠けるという特徴もあります。アジングやメバリングなどの繊細な感度が求められる釣りでは重宝されますがその分強度に注意する必要があるため、自分が狙いたいターゲットによって慎重にポンド数を考えることをおすすめします。軽めのポンド数を使用する場合にはタモなどを釣行時に持っていくことで確実に魚をキャッチできる可能性が高まります。

デメリットのカバー

主に上記のデメリットをもつナイロンラインですが、近年ではその課題をカバーした加工がされたものも多く開発されています。特に根ズレに関しては、有名メーカーであればかなり改良され気にする必要がないレベルにまでなっているものもありますので下記のおすすめラインの特徴を参考にしてみてください。

ナイロンラインの寿命

ナイロンラインの寿命については非常に注意しておく事項です。劣化の速さから交換頻度が高くなることは避けられませんが、その短所を補えるほどコスパは高いため、あまり深く考えて交換を怠る必要はありません。

ナイロンラインは寿命が短い

ナイロンラインはかなり劣化が早く寿命が短い特徴があるため、定期的に交換することが大切です。交換の目安としては1か月程度、釣行回数としては最低でも5回程度が良いです。劣化の速さを除けば最強のラインと言えますが、劣化してしまうとその性能は半減してしまうので、少し勿体ない気がしても交換は必ず行うことをおすすめします。

ショックリーダーとして使用する場合にも注意

ナイロンラインをショックリーダーとして使用する場合には特に寿命に注意が必要です。フロロカーボンラインと比べると劣化による強度の低下は避けられません。特に岩場などでの釣りの場合は想像よりもすぐに劣化してしまいます。必ず5回に1回はキャストして回収した後に根ズレや退色による変化がないか確認し、少しでも違和感があれば新しいリーダーに交換することをおすすめします。特に注意して確認するべきはPEラインとの結合部分とルアーや仕掛けとの結合部分です。

おすすめのナイロンライン①

ダイワ 月下美人ライン TYPE−N 150m 4lb ライムグリーン

アジングやメバリングで大人気の「月下美人」シリーズのおすすめナイロンラインです。特徴は伸度を抑えめにして作られているため非常に高い感度を誇ります。そのため魚の小さなアタリにも気づくことができ、強度も十分にあります。また、ライムグリーンカラーは海の中では魚に気づかれにくく、人間の目からは視認しやすいというメリットを持つためナイトフィッシングでも効果を発揮します。

アジングやメバリングでのナイロンライン

アジングやメバリングをする際にはナイロンラインは非常に適したラインであると言えます。伸縮性の高さから非常に感度が高く、かなり軽いジグヘッドやジグ、ミノーを使用しても的確にアタリを感じ取ることができます。

おすすめのナイロンライン②

ダイワ(Daiwa) MTデュラ(モアザン デュラ) 1000 8lb ナチュラルパープル 04625401

人気メーカーDAIWAのシーバス用シリーズ「more than」のおすすめナイロンラインです。非常に強度が高いことが特徴で、先代モデルの15倍の強度を誇ります。そのため大型のシーバスとも安心してファイトすることができ、ラインコントロールがしやすいというメリットもあります。また、こちらはパープルカラーで昼夜どちらでもラインを目視確認できるためシーバスゲームでのポイント打ちやライントラブルを軽減できるという特徴もあります。

シーバスゲームで使用する場合

操作性や感度の観点からシーバスゲームでもナイロンラインは十分使用できます。しかし、耐久性に関してはサイズの大きいシーバスがかかった場合には対応しきれない可能性もあるため、ラインの太さをしっかりと考慮する必要があります。

おすすめのナイロンライン③

シーガー リアルサスペンド磯(150m)/道糸/磯釣り/黒鯛/チヌ/メジナ/グレ/ナイロンライン/KUREHA/クレハ/SEAGUAR/ネコポス可


磯釣りに特化して設計された人気ナイロンラインで、操作性やサルカンなどの仕掛けとの結節強度に定評があります。また、ナイロンラインの根ズレに弱いというデメリットを撥水コーティングによってカバーしており、海水の吸水による劣化も抑えられるためコスパの高さも人気の理由です。

おすすめのナイロンライン④

サンライン バススペシャル Ver.4 ナイロンライン SUNLINE

ブラックバス用に開発された非常に弾力がある点が特徴の人気ナイロンラインです。ブラックバスゲームではライントラブルや紫外線劣化が懸念されますがUV-R製法という特殊な製法によって強度を保ちつつも劣化を抑えられるコスパの高いシリーズです。特にカラーはジャングルグリーンがおすすめです。コスパが非常に高い点もメリットのひとつです。

ブラックバスに対応したナイロンライン

激しい引きが楽しめるブラックバスゲームですが、ナイロンラインの太さには十分注意が必要です。また、ソルトウォーター対応でないナイロンラインを海で使用すると劣化がより早くなってしまうため購入する際には必ず確認することが大切です。

おすすめのナイロンライン⑤

ラインシステム 遠投カゴ釣り NYLON 200m 5号 オレンジ(東日本店)

サビキ釣りやちょい投げ、投げ釣り、ウキ釣りをしたい人におすすめのナイロンラインです。表面に樹脂加工がされていて強度と飛距離、劣化の抑制に特化している特徴があります。ラインカラーがオレンジのため非常に視認性が高い点もメリットになります。

重すぎる仕掛けに注意

投げ釣りにナイロンラインを使用する場合には仕掛けの重さに十分注意することが必要です。伸縮性があるためある程度の重さには対応できますが、無理に対応しきれない重さの仕掛けを投げようとすると切れてしまう可能性があります。

おすすめのナイロンライン⑥

サンライン(SUNLINE) 磯スペシャル ビジブルプラス 150m 2.5号 パッションオレンジ

こちらはナイロンにミクロチタンファイバーという素材を複合させた特殊なナイロンラインです。ツヤ消し加工によって視認しやすく、操作性が高いことが特徴です。手で触ってみると通常のナイロンラインとは違う質感で、仕掛けを組む際やリールに巻き付ける際に組みやすいというメリットもあります。初心者の方や極力ライントラブルを避けてストレスなく釣りを楽しみたい人におすすめです。

おすすめのナイロンライン⑦

ブラックシーブリーム 落とし込み・NL 100m 1.2号 蛍光オレンジ(東日本店)

ナイロンラインの欠点である吸水性をギリギリまで抑えた落とし込み釣り専用のラインです。吸水率は驚異の5%を誇り、それによってラインの劣化を防ぎ交換頻度の低下を実現しています。特にクロダイや根魚を狙う落とし込み釣りではラインコントロールなどの操作性が求められる釣りで効果を発揮します。劣化防止効果がある上に低価格のためかなりコスパが高いナイロンラインのひとつと言えます。

おすすめのナイロンライン⑧

ダイワ アストロン磯 TYPE-SUSPEND III 100m 4号 ホットピンク【ゆうパケット】

ナイロンラインの弾力を活かした磯や堤防での釣りにおすすめのラインです。伸縮性に優れているため大型の魚の衝撃を吸収し、安心してファイトを楽しむことができます。また、潮の流れとの同調が簡単にできる操作性の高さも特徴のひとつで自分が狙いたいポイントに的確に仕掛けを流すことができます。安価でコスパは高いですが、劣化が早めなので定期的な交換に注意する必要があります。

おすすめのナイロンライン⑨

よつあみ ナスリー Nウォーカー ナイロン ミートブラウン 91m

W-DMVナイロンという特殊な素材を使用したナイロンラインで、特にルアー釣りをしたい人におすすめです。W-DMVナイロンは吸水性を従来のものの10%まで抑え、さらに伸縮性を抑えているという特徴があります。伸縮性が抑えてあるため根ズレに強いうえにルアーのアクション操作性に優れているというメリットもあります。注意する点は安価ですがラインの長さが91mと短めのため、リール径や釣りのジャンルと相談する必要があります。

おすすめのナイロンライン⑩

東亜ストリング(TOA) 烏賊 KAITOU RUPAN イカ大王 泳がせ専用 ナイロンライン 平行巻き  150m (ホワイト) 1.5号〜5号

アジなどの泳がせ釣りやヤエン、エギングにおすすめのナイロンラインです。特にエギングで使用する際にはイカにラインの色が見えにくいホワイトカラーが使われており、ラインのクセがつかないという特徴があります。エギングではイカのアタリが分かりにくいということがありますが、特殊加工によってイカのアタリがしっかりと手元に伝わる高い感度を誇る点もメリットです。


おすすめのナイロンライン⑪

モーリス[VARIVAS]シーバス ショックリーダー [ナイロン]color ナチュラルsize 20LB /メーカー[バリバス・VARIVAS・ モーリス)]

道糸ではなくショックリーダーとして使用される人気のナイロンラインです。PEラインは伸縮性がかなり低いため、ナイロンラインを先端に結ぶことによって魚の衝撃を吸収することができます。特にシーバスゲームなどではルアーの操作性はもちろん、根ズレに強いラインを使用することが求められます。このラインは操作性の面でも強度の面でも十分シーバスゲームに通用する性能を誇っています。また、ショックリーダーとして使用する場合にも寿命が短いことに変わりはありません。適度にライン交換をする必要があるため確認は必須です。

おすすめのナイロンライン⑫

シマノ LIMITED PRO NYLON ショックリーダー サスペンド NL-I33Q 50m 3.0号 グリーン【ゆうパケット】

ナイロンラインの中では高級とされるショックリーダー専用のナイロンラインです。根ズレや吸水劣化を低減し仕掛けの操作性の高さが人気です。高級ラインではありますが600~800円程度で手に入るため適度に交換しても十分コスパは高いです。また、PEラインとの相性も良く、初心者の人でも簡単に結合することができます。

PEラインとショックリーダーの結び方が気になる人はこちらもチェック!

ナイロンラインをショックリーダーとして使用する場合には特殊な結び方をする必要があります。結び方によって操作性はもちろん、キャストした時の飛距離も変化してくるため自分のしたい釣り方に合った結び方を見つけることが大切です。

まとめ

特徴の理解が釣果につながる

様々な特性があるナイロンラインですが、これらを十分理解したうえで仕掛けの種類や重さを調整することで釣果アップに必ず繋がります。自分のやりたい釣りにナイロンラインが適しているか、どのタイプのナイロンラインが適しているかを考え、使い分けるようにすると良いです。

様々な種類があるが交換は必要

デメリット対策を凝らした種類も多いですが、やはり他と比べると劣化が避けられないことに変わりはありません。毎回の釣行で状態を確認し、交換頻度を必ず守ることで最強の状態を維持して釣りに挑みましょう。

他のラインと比較する

今回はナイロンラインの特徴についてご紹介しましたが、フロロカーボンラインやPEラインなどの他のラインの特性と比較してみるとよりラインの使い分けが可能になり、釣果に繋げることができます。それぞれの特性と釣り方や釣り場の特徴を照らし合わせることも重要です。

PEラインのおすすめが気になる人はこちらもチェック!

ナイロンラインのメリットとデメリットをご紹介しましたが、他にもPEラインという種類もあります。こちらはナイロンラインとは異なった特徴があるラインで非常に優れています。ぜひPEラインも使ってみようと考えている方はチェックしてみて下さい。