検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

食用ほおずきとは?気になる味や品種の特徴などをご紹介!

食用ほおずきをご存知でしょうか?ほおずきと言うと、多くの方は観賞用の植物をもい浮かべるかもしれませんが、栄養価が高くスーパーフードとしても注目されている果物です。そんな食用ほおずきの味や品種の特徴などについて詳しく紹介しています。
2020年8月27日
のべじ
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

はじめに

皆さんは食用ほおずきをご存知ですか?ほおずきというと、お盆に飾るほおずきを思い浮かべる方も多いと思いますが、実は食べられるほおずきも存在するのです。そうなると気になるのが、やはり食用ほおずきの味や品種です。食用ほおずきについて、味や品種、観賞用との違いなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

食用ほおずきとは

実はナスの仲間

食用ほおずきは、ナス科ほおずき属の果物です。ヨーロッパでは昔から食用として普及していましたが、日本では1990年代の入ってから少しずつ栽培され始めました。全国的に栽培されるようになったのは、ごく最近で、見た目の可愛らしさや、栄養面からスーパーフードとしても注目されている果物です。

原産地は南アメリカ

食用ほおずきの原産地は南アメリカとされています。コロンビア、チリ、エクアドル、ペルーの高山地帯が原産で、19世紀に、南アメリカの広い範囲で野菜として栽培されるようになりました。その後、ヨーロッパーへと広まり、日本でも栽培されるようになりました。

観賞用との違い

日本では、お盆の時期になるとほおずきをよく見かけます。こちらのほおずきは、観賞用のほおずきで、食用のほおずきとは少し違います。観賞用と食用のほおずきの違いは毒の有無です。観賞用のほおずきには毒があり、食すことができません。また、観賞用はそれほど香りはしませんが、食用は甘い独特な香りがすることも違いの一つです。

食用ほおずきの旬

食用ほおずきの旬は、夏から秋にかけてで、8月頃がピークになります。ハウスでの栽培も少しずつ始まっていますが、まだまだ普及してないため、旬の時期を逃すと、食べるチャンスもなかなかありません。旬の時期になったら、ぜひスーパーなどで探してみて下さい。

食用ほおずきの味


食用ほおずきは、甘い香りがし、甘酸っぱい味がします。人によって表現が違いますが、イチゴとトマト、パイナップルとマンゴーなど、甘い果物と酸っぱい果物が混ざったような独特な味がします。あえて似ていると野菜、果物を挙げると、糖度の高い甘いトマトのような味です。小さな種が入っているため、食感もプチプチとミニトマトと似ています。

食用ほおずきの栄養

食用ほおずきには、イノシトールと呼ばれる栄養素が含まれています。イノシトールにはコレステロールを低下させたり、脂肪肝、がん、動脈硬化など様々な病気を予防する効果があると考えられています。そのため、近年ではスーパーフードとしても注目されているのです。また、ビタミンA、Cや鉄分も豊富で、栄養満点な果物なのです。

食用ほおずきの品種

ストロベリートマト

別名、プルイノサとも呼ばれ、黄色い果実で生食する種類です。食用ほおずきの中では定番の種類で、スーパーなどで販売されているものの多くは、この品種です。ストロベリートマトはガクが茶色っぽくなって来たころが収穫の適期です。保存する場合は、ガクを付けたまま冷蔵庫で保存します。

トマティロ

イクソカルパ、トマティーヨなどの別名もあります。紫、緑、黄色など様々な色の実をつけ、熟すとガクが破れて中の実が露出します。そのため、中の実が見えてきた頃が収穫の適期となります。南アメリカ原産で、現地ではサルサソースや、グリーンソースの材料に使われています。

ベルウィアーナ

南アメリカが原産で、インカ帝国でも栽培されていたとされてる食用ほおずきです。そのため、インカベリーの別名もあります。果実は熟すと黄色くなります。他の品種に比べて酸味が強く、ドライフルーツに加工して食べられることが多い種類です。しまほおずき、ゴールデンベリーの名前でも流通しています。

食用ほおずきの食べ方

生でそのまま

食用ほおずきは、生で美味しく食べられる果物です。デザート感覚でそのまま食べるのはもちろんのこと、サラダに混ぜて食べたり、生ハムにまいて食べても美味しいです。甘さを活かして、ケーキなどにトッピングするのもおすすめです。


スイーツに加工する

食用ほおずきの甘酸っぱさは、スイーツにすることで活きてきます。ジャムやコンポートにするのはもちろんのこと、ケーキやタルト、パイなどにも利用できます。また、ドライフルーツとして加工されることも多くあります。

ソースに加工する

食用ほおずきは、中南米ではサルサソースやグリーンソースなどの材料となっています。ソースにすることで、甘酸っぱい味が活かされ、お肉との相性も抜群です。本格的なサルサソースでなくても、お肉料理や魚料理のソースに使うことで、一味違った美味しいソースが出来上がります。

食用ほおずきの育て方

家庭菜園でも育てられる

食用ほおずきは、ナス科の植物で、ナスやトマトの仲間であり、家庭菜園で育てることができます。それほど難しくないため、初心者の方でも育てることができます。まだまだ市場では手に入りづらいからこそ、ご自分で育ててみてはいかがでしょうか。採りたての食用ほおずきを食べられるのは、育てた人だけの特権ですよ。

①土づくり

食用ほおずきは土の酸度が強いと育ちにくいため、苦土石灰をまいてpHを調整しましょう。そして元肥として、完熟たい肥と化成肥料をまき、しっかりと耕します。苗の植え付け直前に土づくりをすると、成長を阻害する可能性があるため、1週間前までに終わらせましょう。耕した後は、幅60cm、高さ10cmの畝を立て、地温を高めるために黒マルチを張り、定植の準備をしましょう。

②苗づくり

食用ほおずきの種まきは、4~5月頃が適期です。市販のポットに種まき用土を入れ、5粒ほどタネをまきます。種は非常に小さいため注意しましょう。種をまいたら、土が乾燥しないように毎日水やりをします。朝晩寒い時期は、発芽を促進するため、発泡スチロールの箱の中で保温すると効果的です。発芽し、本葉が3~4枚になったら元気な苗を1本残して間引きをします。また、間引きした苗も、他のポットに移すと成長するため、捨てないようにしましょう。

③植え付け

食用ほおずきの苗の本葉が7枚程度に育ったら、いよいよ定植です。マルチに穴を開け、50~60cm間隔で植え付けましょう。植え付けの際は苗の土の形が崩れないように注意しましょう。植え付け後にたっぷりと水やりし、仮で支柱を立てて紐で結びます。遅霜がなくなってから定植すれば安心ですが、市販のホットキャップで保温するとより効果的です。

④日常管理


土が乾燥したら水やりをしましょう。そして、ほおずきの実が付き始めたら追肥をします。その後は1か月に1回のペースで追肥を行います。追肥が少ないと長い間収穫が楽しめないため、しっかりと追肥をするようにしましょう。また、成長して背丈が高くなってきたら、支柱を立てて誘引しましょう。

⑤収穫

食用ほおずきは、品種によって収穫の適期は違いますが、ガクが変色したころ、ガクが破れ始めてきた頃など、それぞれの適期が来たら収穫をします。食用ほおずきは時間がたつと自然と落下してしまいます。そのため、適期を逃さずに収穫することが重要になってきます。一斉に収穫せざるを得ない場合は、収穫後にジャムなどに加工して保存するのがおすすめです。

まとめ

以上、食用ほおずきの味や特徴について紹介しました。食用ほおずきは、なんとも言えない独特の味と香りがします。美味しくて栄養価が高く、これから注目間違いなしの果物ですね。まだまだ市場ではあまり出回っていない野菜ですので、ご自宅で栽培してみるのもおすすめです。ぜひ、不思議な味の食用ほおずきを味わってみて下さい。

食用ほおずきが気になる方はこちらもチェック!

今回は食用ほおずきの特徴についてご紹介しましたが、その他にも様々な野菜や果物に関する記事が、沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。