カクレミノの育て方は?庭木や鉢植えでもできる育て方のポイントを解説!のイメージ

カクレミノの育て方は?庭木や鉢植えでもできる育て方のポイントを解説!

カクレミノという植物。常緑の木で庭木や鉢植えとして栽培されています。ツヤツヤとした大きな葉は形も特徴的。成長すると5mもの大きさになります。カクレミノの育て方や挿し木の方法、枯れるなどの問題点についても詳しく解説していきます。

2019年04月29日更新

佐藤3
佐藤3
ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。
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目次

  1. はじめに
  2. カクレミノについて
  3. カクレミノの特徴
  4. カクレミノの育て方①日当たり・置き場所
  5. カクレミノの育て方②土・肥料
  6. カクレミノの育て方③水やり
  7. カクレミノの育て方④植え付け・植え替え
  8. カクレミノの育て方⑤剪定
  9. カクレミノの育て方⑥増やし方
  10. カクレミノの育て方⑦お悩み解決
  11. カクレミノが枯れる悩み
  12. まとめ

はじめに

庭木に人気のカクレミノ

日本の関東より南の地域に見られる樹木、カクレミノ。緑の少なくなる冬にも楽しめる常緑樹で、庭木としてもたいへん人気がある植物です。その育て方は少しだけ特徴的。日常的なお世話の仕方から、剪定や害虫駆除といったたまにしかしないこと。枯れるなどのお悩みにも応え、初心者の方でもスムーズに育てられるように解説していきます。

カクレミノについて

カクレミノの基本情報

科・属:ウコギ科カクレミノ属
原産地:日本・東アジア
学名/英語名:Dendropanax trifidus/Kakuremino
常緑の高木樹で高さは5mほどにもなる木。庭木や鉢植えなどでも売られている人気種です。同じウコギ科の仲間ではヘデラという観葉植物も有名。どちらも美しい葉の形が好まれる理由でしょう。

カクレミノの名前の由来

カクレミノで思い出すのに天狗の隠れ蓑という日本の童話ではないでしょうか。伝説の生き物天狗が持っている架空の道具。それに使われるのがこのカクレミノの葉という意味なのですが、実はこの道具はヤツデの葉。似ている葉なのですが実は少し間違えて付けられてしまった名前です。

カクレミノの特徴

特徴①木の高さ

この木は通常3mから大きく成長すると5mくらいにもなる高木な樹木。庭木の中でもひときわ目立つ存在になってくれるでしょう。シンボルツリーを探している人にはもってこい。あまり大きな庭でない場合、少し庭木には大きすぎるというときは剪定をしてコンパクトに仕立てることも可能。樹高の管理がしやすいのが特徴です。

特徴②常緑樹

木の大きさだけでなく、常緑樹というところも庭木におすすめの特徴。いつも緑を蓄えるその葉の形は昔話の天狗が持っているヤツデにとてもよく似ていて個性的。成長するにつれ下の方の葉は落ち、上の方が茂る形に整うので手間もかからない樹木と人気があります。葉もそれほど密に茂らず風通しの心配もなし。病気や害虫が付きにくいのも魅力的。

特徴③日陰OKの木

このカクレミノという木は多少の耐陰性があり、ある程度の明るさがあれば室内でも鉢植えで栽培可能です。もちろん、庭木として日陰になる場所に緑を植えたい人にも向いています。この名前には災厄から隠れるという意味ももち、室内の観葉植物としてプレゼントにも最適。マンションなど庭はないが室内にグリーンが欲しいという人にもおすすめできる特徴。

カクレミノの育て方①日当たり・置き場所

カクレミノは日陰好き?

日陰が好きというわけではありませんが、さきほども申し上げたとおり耐陰性がある樹木です。室内で鉢植えで育てても葉色が悪くなったり徒長したりということもなく初心者でも育てやすい!逆に庭木にする場合は夏の強い日差しが降り注ぐような場所は少し苦手。植え付ける場所を選びます。

カクレミノの成長

高木になる樹木は多くが葉が広がって庭全体に日陰を作ってしまう心配があります。カクレミノも大きく成長する木ですが、良い点はあまり横に広がらないこと。シュッと上に伸びる形に成長し、下葉は落ち枝も邪魔にならず余計な日陰も作りません。成長速度もあまり早くありませんので、小さくしておきたい場合でもゆっくりとお世話することが可能。

カクレミノに向いた場所は

日陰でも十分成長するので、日当たりにはあまり気を使わずに場所を選べます。土も湿気が多くても問題なく、必要なのは土の中の養分。地植えにする場合は、夏の直射日光を考慮した置き場所に定植し栄養が足りない場合は堆肥や腐葉土を使って土の養分を補ってあげてください。

カクレミノの育て方②土・肥料

カクレミノ用の土つくり

この木に必要なのは適度な湿気と養分です。植え付ける土は先ほども申し上げた通りに、水はけが良すぎるものは避けて腐葉土や堆肥をよく混ぜ込んで栄養分もしっかり加えておくのを忘れずに。元々養分がある肥えた土であれば、肥料はほとんど必要ありません。

カクレミノの肥料

植え付け時に土に元肥として加えるのは堆肥がおすすめ。元々肥えた土であれば、元肥は特に意識せず植え付けてしまっても。成長を見つつ肥料が足りないようであれば、追肥をあげてください。

追肥

追肥は冬の時期に緩効性肥料を与えます。必ずあげなければいけないわけではなく、鉢植えなど養分が使い果たされてしまっているようならあげるというやり方で良いでしょう。肥沃な土に地植えした場合には、ほとんど追肥の必要はありません。

初心者におすすめのカクレミノの土

他の植物にも土の養分補充として使われる腐葉土。カクレミノを栽培するには乾燥予防に株元に敷き詰めたり、植え付け時に庭の土に混ぜ込んでおいたりといろいろ使いみちがあります。

カクレミノの育て方③水やり

鉢植えカクレミノの水のやり方

地植えではよっぽど土が乾く日なたに植えない限り水やりの必要はありませんが、鉢植えではそうもいかないのがカクレミノ栽培。乾燥に弱いので注意が必要。水やりを忘れてしまうと枯れる原因ともなってしまいます。カラカラに乾燥する前に水をたっぷり与えましょう。

水やりの時期

基本的に乾燥しないように水やりしますが、真夏の気温が高い時にあげてしまうと木が熱湯を吸い上げることになってしまうので、朝や夕方の涼しい時にあげるようにします。

カクレミノの育て方④植え付け・植え替え

植え付け植え替え時期

成長する時期に合わせて植え付けるとしっかり根を張ります。具体的に植え付け・植え替えするのに向いている時期は春から秋。7月~8月盛夏を除いた時期が適期。

庭木の植え方

苗で買った庭木を植え付ける場合は、根巻きの3倍の大きさで深さは倍くらいまで大きな穴を掘ります。堆肥を入れて少し土を戻して混ぜ込み、高さを調節して土を埋め戻します。風で倒れそうであれば支柱も立てて麻ひもなどでしっかりと幹に固定してください。

カクレミノの育て方⑤剪定

カクレミノの剪定

基本的にカクレミノは剪定をしなくても樹姿が乱れることはない木。大きさを小さくしたいという場合意外は剪定は必要ないでしょう。高木になったら困るという場合は、数年に1度というスパンで適した時期におこないます。

剪定時期

寒い時期は避け、春頃が剪定に適した時期です。剪定した脇から新しい芽も出やすく失敗が少ないのがその理由。はじめて庭木の剪定をおこなうという人は、5月頃がおすすめ。

剪定の注意点

カクレミノは剪定した古い枝のすぐ下から新しい芽が出るので、切り戻しする場合も剪定場所は気を使うことがなく初心者向け。ただし、秋や冬の寒い時期に剪定をおこなうと枝がいたんでしまうので温かい時期におこなうようにしましょう。

カクレミノの育て方⑥増やし方

剪定した枝を挿し木して増やす

剪定で切り取った枝を利用して挿し木をすることができます。もちろん、適宜若枝を切って挿し穂にしてもOK。挿し木での増やし方をご紹介します。

カクレミノの挿し木の時期・やり方

挿し木用の枝は今年生えたもの。できるだけ新しい枝の方がみずみずしい分発根の成功率が高くなります。適期は7月頃。15cmほどにカットしたものをコッブにひと晩挿して水あげし、挿し木用の清潔な赤玉土のポットや、成長に適した日陰に直接植えます。

挿し木の注意点

元々乾燥に弱い木なので、発根するまでは日陰で乾燥には十分注意します。葉が大きいので1/3ほどの大きさにカットすると葉からの水分の蒸発を抑える効果が。あまり挿し木の成功率が高い木ではないので、たくさん作ってその中の1本が発根すればよいという感じで期待しすぎないように。根の成長を促すために発根剤を塗って挿し木にする方法も適宜おこないます。

カクレミノの育て方⑦お悩み解決

カクレミノの病害虫

庭木も種類によっては刺されると危険な毛虫の被害が心配なものもありますが、カクレミノにはほとんど目立った病害虫被害の報告はされません。気をつけるとすると乾燥気味になるとカイガラムシが発生するくらい。人には影響もないので放置しても。

病害虫に気をつける時期

多くの植物の病害虫がそうであるように、夏前の虫が活発に活動する時期が病害虫被害の報告が多くなる季節。特に室内で鉢植えで育てている場合には、エアコンなどの乾燥によりカイガラムシの繁殖に拍車をかけてしまうことも。

カクレミノが枯れる悩み

丈夫な樹木ですが栽培方法によっては枯れるということも。どんなときに枯れるのかというと以下のとおり。

枯れる3つの原因

①鉢植えの水やり忘れ
②真夏の直射日光
③葉の寿命
湿気のあるところでも平気な木だけに、乾燥には弱いのが特徴。地植えの場合は枯れるほどにはなりませんが、鉢植えで水やりを忘れてしまうと最悪木が絶えてしまうことにも。

枯れる悩み解決方法①乾燥

水やりを忘れがちな人は
①地植えにしてしまう
②大きな鉢に変えて乾燥をできるだけ予防
③乾燥しづらい日陰に置く
これらの対策を考えてみてください。できるだけ水やりは欠かさないのが多湿好きな植物を育てる条件。それでも、一時的に忙しくてお世話できない時などの苦肉の策といった感じで試してみましょう。

枯れる悩み解決方法②真夏の対策

真夏の直射日光に当たると緑のツヤツヤとした葉がチリチリで枯れて見える状態になります。これは葉焼けという症状。一度こうなってしまうと元の葉には戻らず気になる方は枯れたはを剪定してしまうしか方法はないです。葉焼けで全部枯れるということはまず無いですが、日差しによって乾燥がひどいと1の状態にも。植え付けるときに夏の日当たりも考えた場所選びが必要。

枯れる悩み解決方法③寿命は仕方ない

カクレミノは成長していくうちに自然と下葉が枯れて落ちます。これは病気でも害虫のせいでもなく自然な形です。そのほか葉の寿命で枯れて落ちる葉もあることをお忘れなく。病気はほとんどない木ですから、下葉が枯れるのは心配の必要はなく放置しておいて大丈夫。

まとめ

カクレミノを庭木に植えるには

出典: https://item.rakuten.co.jp

日陰が好きで他の木が植えられない場所にも植え付け可能な樹木。植え付け場所に注意すれば、1年を通して庭の素敵な癒やしの空間となってくれます。高く成長して上の方で葉が茂る形も剪定不要で整い、初心者の方向けのシンボルツリーとしてもおすすめ。日陰の庭木を探している人はぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。栽培方法に悩んだ時は、またこのページを思い出して開いていただければ幸いです。

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