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はつかだいこんの栽培方法は?種まきから収穫まで時期ごとのコツを解説!

カラフルで可愛らしい見た目のはつかだいこん。少し加えるだけで食卓が鮮やかになりますよね。育て方は非常に簡単で、家庭菜園初心者の方にもおすすめの野菜です。はつかだいこんの育て方について、種まきから収穫までそれぞれのコツを解説していきます。
2020年8月27日
のべじ
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はじめに

可愛い見た目をしたはつかだいこん。赤色や白色、赤白など様々な色の品種があり、食卓を彩ってくれます。そんなはつかだいこんは、栽培期間が短く、育てやすいため、家庭菜園初心者の方にもおすすめの野菜です。はつかだいこんについて、種まきから間引き、収穫までのコツを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

はつかだいこんとは

大根の仲間

はつかだいこんは、アブラナ科ダイコン属に属する野菜です。名前にだいこんとつくように大根の仲間で、大根の仲間の中では一番小さな種類です。もともとはヨーロッパ原産の野菜で、明治時代に日本にやってきた野菜です。

ラディッシュとの違いは?

ラディッシュと呼ばれる野菜もよく見かけますが、実は、はつかだいこんとラディッシュは同じ野菜です。もともと英語で大根のことをラディッシュと言いますが、日本では小さな大根のことをまとめてラディッシュと呼んでいます。

カブとの違いは?

丸いはつかだいこんは、カブとそっくりです。一見同じ野菜のように見えますが、違いは葉っぱにあります。はつかだいこんの葉っぱは小さな葉っぱが沢山ありギザギザしていますが、カブの葉っぱは全体的に丸みを帯びています。もちろん、食べてみても似た味わいをしています。はつかだいこんは、大根と同じく少しピリッとした味をしていますね。

二十日で収穫できる?

はつかだいこんは、漢字で書くと「二十日大根」です。その漢字通り、二十日程度で収穫できることから名づけられました。実際には二十日ではやや早く三十日ほどで収穫の時期を迎えます。この収穫までの早さから、家庭菜園初心者の方におすすめされる野菜です。

はつかだいこんの利用

はつかだいこんは、その色合いを活かしてサラダや酢の物など生で食べる印象が強いですが、実は様々な料理に利用できます。一般的な大根が使われる料理であれば同じように食べることができます。大根おろしにすると、鮮やかな色の大根おろしができるため、隠れた人気となっています。また、葉っぱの部分も葉物として利用でき、捨てるところのない野菜です。

はつかだいこんの栄養素

はつかだいこんには、一般的な大根と同じように、プロテアーゼと言う消化酵素が含まれています。プロテアーゼはタンパク質の分解を助けてくれます。そのため、大根おろしを肉や魚料理に添えられるのです。そして、ビタミンCが豊富です。ビタミンCは熱に弱いですが、生で丸ごと食べられるはつかだいこんであれば、効率よく摂取することができます。

はつかだいこんの品種

色形が様々

はつかだいこんには非常に沢山の品種があります。丸い形や細長い形、赤や白色と色や形が様々で見た目にも非常にバラエティの富みます。市販されている種子は単一のものありますが、ラディッシュミックスとしてあらかじめミックスされているものもあります。色々な品種を育てて違いを楽しむのもいいですし、食卓がより華やかになります。

赤丸はつかだいこん


直径2cmほどに育つ、赤くて丸い、定番のはつかだいこんです。スーパーで見かけることも多い品種でしょう。カットすると、皮が赤く、実が白いため、輪切りにすると料理により彩りが加えられます。

赤長はつかだいこん

名前の通り、赤くて長細いはつかだいこんです。ぱっと見は小さなニンジンのようにも見えます。直径2cm前後、長さが10cmほどに成長します。根が長い分、土をしっかりと耕して栽培しましょう。

紅白はつかだいこん

紡錘形で、上部が2/3が赤色、下部1/3が白色の紅白模様をしています。丸形や長形の品種とはやや形が違います。長形の品種と同じように、土をしっかりと耕しましょう。鮮やかな紅白が料理に彩りを添えてくれます。

白長はつかだいこん

一般的な大根をそのまま白くしたような形のはつかだいこんです。直径2cm、長さ8cm程度になります。他の品種と違い、やや色味にかけるので、他の品種と併せて料理に使ってみてはいかがでしょうか。

ゴールデンラディッシュ

ヨーロッパでは古くから親しまれてきた品種で、名前の通り、皮が黄金色をして丸い品種です。食べてみると、味が濃く、甘みがしっかりとしています。直径4~5cmが食べ頃で、火を通すと、黄金色がより鮮やかになります。

はつかだいこんの育て方①:土づくり

連作は避ける

はつかだいこんは栽培期間が短く、栽培場所もそれほど必要ないため、ついつい連作をしたくなってしまいます。しかし、連作をすると連作障害が起こり、形が崩れたり、根っこがあまり肥大しなくなってしまいます。はつかだいこん以外でも、大根やキャベツ、小松菜など他のアブラナ科との連作も控えるようにしましょう。

よく耕して土づくりする

種まきの2週間前までに、はつかだいこんに適したpHになるように苦土石灰をまきましょう。1㎡あたり100gの苦土石灰をまいてよく耕します。次に化成肥料を1㎡あたり50gまいてよく耕します。土が硬いと、はつかだいこんの形が崩れやすく、きれいな丸形にならなくなってしまいます。しっかりと耕して柔らかくしておきましょう。

畝づくり

土作りができたら、幅60cm、高さ10cmほどの畝を作ります。その後、種まきがしやすいように条間10~15cm、深さ1~2cm程度のまき溝を掘っておきましょう。この時に、園芸用の支柱や、板切れなどを土に押し付けると、まっすぐきれいなまき溝を作ることができます。

はつかだいこんの育て方②:種まき

種まきの時期

はつかだいこんは真夏を除いてほぼ1年中種まきができます。しかし、暖かい時期は30日程度で収穫できますが、寒い時期は収穫まで30日程度かかるため、その点を意識して種まきをしましょう。少しずつ時期をずらしてまけば、いつでも食べられるので重宝します。


種まきの方法

まき溝の中に、1~2cm間隔で種をまいていきます。種をまいたら土をかけてしっかりと鎮圧します。覆土が少なすぎると、発芽が悪くなるため、種子の2~3倍の厚さの土をかけましょう。また、覆土の量を均一にするのが発芽を揃えるコツです。

乾燥に注意

種をまいた後は、たっぷりと水やりをしましょう。そして、不織布をかけて乾燥しないように注意しましょう。種まき後に乾燥してしまうと、発芽しなくなってしまいます。不織布をかけておけば、乾燥と同時に害虫からの被害も予防できるため効果的です。

はつかだいこんの育て方③:間引き

発芽したら間引きする

発芽して子葉が展開してきたら最初の間引きを行います。隣同士の株の葉が、お互いに触れ合わない程度に間引きをしましょう。不要な株を指でつまんで抜き取りましょう。ハサミで切る方法をとると、根っこが土の中に異物として残ってしまい、形が崩れる原因となるため、なるべく抜き取るようにしましょう。

2回目の間引き

2回目の間引きは、本葉が2~3枚に育ったころに行います。お互いの葉が触れ合っているところや、根っこの成長が遅い株を間引きします。間引きした後は、手で軽く土寄せをしましょう。そのままにしておくと残った株が不安定になり成長しづらくなってしまいます。

はつかだいこんの育て方④:日常管理

水やり

はつかだいこんは、乾燥のしすぎを嫌います。そのため、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。しかし、水やりのし過ぎも、病気を発生しやすくなるため、見極めが大切です。梅雨などの時期は、多少土が乾いても水やりをしなくても大丈夫です。

様子を見ながら追肥する

はつかだいこんは、栽培期間が短いため、元肥がしっかりと施されていれば追肥をする必要は基本的にはありません。しかし、成長が悪い場合は追肥をしてみましょう。1㎡あたり30~50gほどの化成肥料をまいてあげましょう。肥料のあげすぎは害虫被害を受けやすくなるため注意が必要です。

はつかだいこんの育て方⑤:病害虫対策

害虫対策

はつかだいこんは、小さな野菜のため、害虫の被害を受けると立ち直りが厳しくなってしまいます。気を付けたい害虫としてはハムシ、カブラハバチなどが挙げられます。どちらも葉っぱを食べてしまい、成長に影響がでてしまいます。またアブラムシもウイルス病を媒介するため注意が必要です。害虫予防のために防虫ネットを張るのが一番ですが、万が一被害を受けたら、捕殺するか、殺虫剤で対処しましょう。

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病気対策

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病気に強いはつかだいこんですが、がかかりやすい病気として、白さび病や立枯病、軟腐病などが挙げられます。いずれにしても多湿な環境が続くと発症しやすくなってしまいます。水やりのし過ぎには注意しましょう。万が一発症してしまった場合には、市販の薬剤を散布して治療しましょう。

なるべくなら無農薬で

はつかだいこんは、栽培期間が短く、生で食べることが多いため、できれば殺虫剤や、病薬は使いたくないものです。そのため、害虫対策として防虫ネットを張ったり、害虫の忌避効果のある反射テープなど張るのがおすすめです。また、こまめに観察をして、害虫を見つけ次第捕殺しましょう。病気予防としては何よりも水はけの良い土に植えましょう。

はつかだいこんの育て方⑥:収穫

採り遅れないように注意する

品種にもよりますが、多くのはつかだいこんは直径が2~3cmに成長したら収穫の適期です。大き目の株から順番に抜き取って収穫していきます。採り遅れると裂果したり、中がスカスカになってしまうため、早目に収穫しましょう。夏場で3~5日、冬場で7~10日のうちに収穫し終えたいですね。

間引くように収穫する

収穫する際は、間引くようにひとつづつ抜き取って収穫します。丸い形の種類は大きさが分かりやすいですが、細長い形のものはわかりにくいかもしれません。そんな時は、株の周りの土を指で少し掘って、太いものから収穫しましょう。種類によって適したサイズに違いがあるため、収穫する前にタネの袋を確認しておくと良いでしょう。

葉を取って保存する

一度に沢山収穫をせざるを得ない場合は、収穫後に葉と取って保存しましょう。葉が付いたままでは、成長が進んでしまい、根っこの中がスカスカになってしまいます。根っこは湿らせたキッチンペーパなどに包んで冷蔵庫で保存しましょう。葉っぱはしおれやすいので先に食べてしまうのが無難です。

まとめ

以上、はつかだいこんの栽培方法について紹介しました。家庭菜園でのはつかだいこんの栽培はとても簡単です。適切に間引きをして、病害虫対策を施せば誰でも簡単に栽培することができます。手軽に食卓に彩りを加えることができますので、ぜひ育ててみて下さい。

はつかだいこんの育て方が気になる方はこちらもチェック!

今回は家庭菜園でのはつかだいこんの育て方についてご紹介させて頂きました。その他にも、家庭菜園での様々な野菜の育て方や食べ方に関して、丁寧に紹介した記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。