イギリスの湖水地方の観光プランをご紹介!
イギリスの北西部に位置する湖水地方は、大きな湖と小さな池からなる美しい湖水群と、まるで絵本の世界のようなのどかな町並みに癒される、イギリスで最も自然が美しい場所。湖水地方は世界で有名なピーターラビットの絵本の原作者ビアトリクス・ポターが過ごした町です。美しい景観に癒される湖水地方の観光プランをガイドいたします。
絵本の世界さながらのイギリスの湖水地方
ウィンダミアから旅を始めよう!
イギリスで最高に自然が美しい場所と言われる湖水地方。イギリスの北西部に位置する場所で、大きな湖やたくさんの池などの湖水群を絶景に望め、季節ごとに変わる自然美が格別に美しい場所です。世界でも有名なピーラーラビットの絵本の原作者であるビクトリクス・ポターが過ごした場所であり、詩人ワーズワースがこよなく愛した湖水地方の観光は、まるで絵本の世界に旅行に来たような風景が楽しめます。湖水地方の旅行の始まりは、湖水地方の玄関口である町のウィンダミアからスタートしましょう。
地図を追ってモデルコースになる町をご紹介!
ウィンダミアは湖水地方の観光のモデルコースの移動拠点でもあります。今回ご紹介しする観光スポットは、モデルコースの拠点であるウィンダミアを中心に最初はウィンダミアより南に下ったモデルコースになる町やスポットをご紹介し、南のレイクサイドから次は、ウィンダミアから湖水地方の地図では、北に位置するアンブルサイドの町から順々に北に上ったモデルコースとなる町や湖、スポットをご紹介していきます。
イギリスの湖水地方の観光ガイド1
湖水地方の玄関口であるウィンダミア(Windermere)
イギリスの湖水地方の玄関口である町のウィンダミアは、湖水地方の中心の場所に位置します。湖水地方の観光のモデルコースの出発点です。ロンドンから車で約4時間。そこはまさに絵本の世界に旅行に来たような景色です。春に時期に訪れると花が咲き誇り、背景になる風景とヨーロッパの中世の邸宅が相まり、まさに絵本の1ページ。イギリス最大の湖のウィンダミア湖に沈む夕日も絶景です。
観光におすすめはオレストヘッドのハイキング
ウィンダミアではウィンダミア駅からウォーキングのレベルで手軽に登山できるオレストヘッドのハイキングも観光におすすめです。標高約239mのオレストヘッドの頂上まで約25分程度の道のりです、往復約1時間、巡回コースを巡ると約2時間です。頂上からはウィンダミア湖や湖水地方の山々を絶景に360度の大パノラマで望めます。5月に旅行に出かけると辺り一面にブルーベルのブルーの花が咲き誇り、絵本の中のピーターラビットが本当に出てきそうな風景です。
イギリスの湖水地方の観光ガイド2
ピーターラビットの町ボウネス(Bowness)
ウィンダミアから徒歩で30分ほど南に降る場所に位置する湖水地方の町の一つボウネスも、観光のモデルコースには外せない町です。絵本ピーターラビットの世界を存分に堪能できるスポットがたくさんあります。ボウネスの町の中心には、ピーターラビットの絵本の世界の展示館「ビクトリクス・ポターの世界」があります。湖水地方はどの風景も絵本の世界ですが、この展示館は絵本のピーターラビットファンには外せないおすすめの場所です。
ボウネスの町中は花が綺麗
湖水方面や山の中を歩くと自生している花々も魅力ですが、花咲く春の時期に湖水地方に旅行に来ると自生の花をはじめ、町の邸宅のガーデンやお店など至る所に花がたくさん飾られます。特にボウネスの町はパブやお店に花が飾られることが多く、花咲く時期は花の色が鮮やかで、町並がとても綺麗です。もちろんこの町のお土産屋さんでは、本場ならではのピーターラビットの可愛いグッズに目が留まります。
観光ではウィンダミア湖クルージングツアーがおすすめ
湖水地方のボウネスからは、イギリスで最も大きい湖のウィンダミア湖のクルージングツアーに乗船するのもおすすめの観光です。クルージングツアーはウィンダミア湖を最短45分でクルージングするツアーのほか、3時間かけて湖周を一周する周遊ツアーがあります。またボウネスからレイクサイドへ寄りボウネスに戻るクルージングも便利に利用されています。クルージングツアーはあらかじめ予約が必要です。
イギリスの湖水地方の観光ガイド3
ピーターラビットの原作者の家があるニア・ソーリー(Near Sawrey)
ピーターラビットの原作者のビクトリクス・ポターの過ごした家である「ヒル・トップ」もおすすめの観光スポットです。春の季節に旅行を計画すると、咲き誇る花々に囲まれたポター氏の過ごした家であるヒル・ポップはまさにピーターラビットの絵本の中の風景と同じです。ニア・ソーリーにあるヒル・トップの場所はボウネスからフェリーに乗り約1時間。ハリーポッターの世界へアクセスできるおすすめの場所です。
イギリスの湖水地方の観光ガイド4
レイクサイドでおすすめのハーバースウェスト鉄道
ウィンダミア湖に南端の場所に位置する町のレイクサイド。ここからの旅行はのどかな田園風景の中を走る蒸気機関車で観光するのがおすすめです。レイクサイドからハーバースウェイトまでおよそ5.6kmの距離を走る蒸気機関車のハーバースウェイト鉄道。モデルコースに加えてほしいおすすめの鉄道です。片道約20分と短いな観光ですが、癒しの観光を楽しめます。
アニメの機関車トーマスのモデル
この蒸気機関車はイギリス発の幼児アニメーションでお馴染みの機関車トーマスのモデルになった蒸気機関車です。レトロ感が可愛く、車内のアンティークな内装と車窓からの湖水地方の風景がベストマッチ!心癒される約20分の旅行が楽しめます。
イギリスの湖水地方の観光ガイド5
ウィンダミア湖北端の町アンブルサイド(Amblesaide)
湖水地方の玄関口となるウィンダミアより今度は北に上ります。ウィンダミア湖の北端に位置するアンブルサイド。湖水地方の中でもリゾート地として人気のある町です。この町の建物は黒っぽい切石(スレート)を積み上げた壁の家や店などが立ち並んでいるのが特徴的です。石の積み方は様々ですが、それも面白い点です。またカークストンパス(Kirkstone Pass)という峠の上にある白い建物は、1496年に建てられた建物で、レトロなパブ。湖水地方で一番高い所にあるパブに立ち寄るのも旅行の思い出になるでしょう。
アンブルサンドの観光名所のブリッジハウス
アンブルサイドの町の観光名所の一つのブリッジハウスは、なんと17世紀に建てられた切石の家です。この建物も切石を積み上げた壁です。観光客が多い時期の夏は、内部の見学も可能ですが、冬期は閉館しています。しかし橋の上に建っている景観だけでも写真に残しておきたい光景です。とても小さな家ですが、1Fの内部にはキッチンが付いており、外階段で2Fへ上るようになっています。橋の上に切石を積み上げた家が建っているなど、日本ではお目にかかれない光景です。
イギリスの湖水地方の観光ガイド6
詩人ワーズワースが後年暮らしたライダル・マウント(Rydal Mount)
アンブルサイドとグラスミアの中央に位置するライダルマウントも湖水地方の旅行でおすすめの観光スポット。ここにはイギリスの湖水地方をこよなく愛した詩人のウィリアム・ワーズワースが晩年まで過ごした家があります。現在もワーズワースの家族が所有し、夏の期間は自家製ケーキとドリンクを提供してくれるティールームをオープンしています。
ワーズワースが手掛けた庭園も見どころ
彼が過ごした家の周りのイングリッシュガーデンは、ワーズワース自身が手掛けた庭園。庭の散策も可能です。日本では見かけたことのない花や水仙やブルーベルなど、四季折々、綺麗な花々に癒されます。ワーズワースの眠るセント・オズワルド教会の場所にはワーズワースの名作「水仙」の詩碑があり、その周りには水仙が植えられており、４月には水仙の花群の見ごろを迎えます。
イギリスの湖水地方の観光ガイド7
詩人ワーズワースが愛した町グラスミア(Grasmere)
ウィングミアから北へ約13km進んだ場所にあるグラスミア湖のほとりに佇む静かな町のグラスミアも、湖水地方の観光のモデルコースに外せない町です。グラスミアは詩人のワーズワースがこよなく愛したイギリスの湖水地方で過ごした町の一つです。グラスミアの自然の風景がワーズワースの傑作の多くを生み出しました。グラスミアは自然の風景が格別に美しい、湖水地方のモデルコースに外せない場所です。
詩人ワーズワースの傑作が生まれたグラスミアのダヴ・コテージ
グラスミアにあるダヴ・コテージは、湖水地方をこよなく愛した詩人のワーズワースが10年ほど暮らした家です。グラスミアのダヴ・コテージはアンブルサンドの中心から北西に約6.5kmの場所にあります。ワーズワースは17世紀に建てられたグラスミアのこのダヴ・コテージから数々の傑作を生みだしました。家の中は妹のドロシーと生活していた当時の様子がうかがわれます。湖水地方の特徴である羽目板の壁や、暖炉、切石の床など何百年もの前の雰囲気が今も残るところが見どころです。家の内部は有料で見学できます。だたし夏期のみで、冬はお休みしています。
グラスミアのから丘に登った景色は絶景!
湖水地方のグラスミアといえば詩人のワーズワースの名前が代名詞のように飛び出しますが、仮にワーズワースを知らなくともグラスミアの町の景観も最高に綺麗で癒されます。町の中心にはお土産屋さんやカフェやレストランなどがありますが、日本のように高層ビルなどはどこにも見当りません。中世の建物が立ち並び、のどかな異国のなかでのカフェも、いつもと違う味わいです。グラスミアの町の中心から少し丘をのぼると、そこから望める風景は癒しの絶景!の一言です。
イギリスの湖水地方の観光ガイド8
湖水地方国立公園レイク・ティストリクト(Lake District National Park)
イギリスの湖水地方というとその大半が、この湖水地方国立公園レイク・ティストリクトを示します。湖水地方の北の端にあるモデルコースに外せないスポットです。公園内の広さは約2300㎢。東京都とほぼ同じくらいの面積をもつ湖水地方の国立公園です。グラスミアのダヴ・コテージより北にアクセスしたところに位置します。
公園内にはたくさんの湖水が点在!
公園内には小さな湖や池などを含め約90近い湖水があり、それがレイク・ティストリクトという名が付いた由来にもなっています。214か所の丘陵やスコーフェルパイク山があり、湖を一緒に望める絶景が望めるスポットです。
イギリスの湖水地方の観光ガイド9
湖水地方北部の中心の町ケズウィック(Keswick)
グラスミアよりさらに北へアクセスした湖水地方のモデルコースに外せない町です。湖水地方北部の中心にある町ケズウィックは、ダーウェント湖畔のほとりに佇む町です。湖と山と石造りの中世の家並みが広がる町です。ケズウィックへの旅行でおすすめのポイントは、この町の南に位置するサプライズ・ビューと呼ばれる絶景スポット。
サプライズ・ビューからの絶景の眺めを堪能!
断崖絶壁のこのスポットには、足がすくむ高さにありますが、眼下にはケズウィックの町の建物やダーウェント湖に浮かぶボートやカヌーがミニチュアのおもちゃのように望め、まさにサプライズ・ビューの眺めです。ここから望めるダーウェント湖の湖面のグラデーションや、川の水が湖に注ぎこむ景色、山並みの美しさはまさに絶景です。
湖水地方の女王であるダーウェント湖
湖水地方の北部の湖のダーウェント湖は「湖水地方の女王」と呼ばれるほど美しい湖です。その景観は絵画のような景観です。日差しを浴びた湖面は、鏡のように周囲の山々や建物を映し、まるで絵葉書のようにも見えてしまいます。湖面は美しいサファイア色。湖畔を囲む周囲の山々の厳か雰囲気と、神秘的な森に囲まれたダーウェント湖は湖水地方の中でもどこか神聖な雰囲気の湖です。
イギリスの湖水地方の観光ガイド10
湖水地方の北部にあるキャッスルリング・ストーン・サークル
湖水地方の旅行ならではの面白いスポットのキャッスルリッグ・ストーン・サークル(Castlerigg storne circle)は、湖水地方北部の町のケズウィックから車で5分東に進んで場所にあります。小高い丘のこの場所は、手頃なハイキングコースとしても人気の場所です。そしてその風景はというと、神秘的な石の数々です。日本では見られないまさに絶景です。
新石器時代ごろに作られた石のサークル
キャッスルリッグ・ストーン・サークルは、新石器時代ごろに作られたものと考えられています。全く観光地化されていないこの場所は、まさに神秘的な景観を呈しており、思わず感動してしまう絶景です。直接石にも触れることもできるパワースポット。どうやって作られたのは未だに謎ですが、人工的に作ったものではなく、その素朴さを大切にするイギリス人らが、昔のままの風景をそのまま保存している特別な場所です。
周囲の山々が絶景に望めるスポット
ここでは謎めいたストーン・サークルだけ見どころなのではなく、周囲の山々も絶景に見どころです。小高い丘で羊が放し飼いにされている田園風景も、日本では見られない絶景です。
湖水地方のシンボルの羊に出逢えることもある!
運が良ければピーターラビットの原作者のビクトリクス・ポターが絶滅寸前のところを保護した、湖水地方のシンブルであるハードウィック種の珍しい羊に出逢えるかもしれません。ハードウィック種の羊は、真っ黒な毛色で生まれ、段々に茶色になり、そして灰色の毛に変わる、成長段階に合わせて毛色が変わるという特色を持っています
イギリスの湖水地方観光のへアクセス
まずはウィンダミアへアクセスしよう
イギリスの湖水地方はイギリスの地図ではロンドンから北西の場所、リバープール(Liverpool)の北に位置します。湖水地方へは、湖水地方の玄関口であり、モデルコースの中心の町であるウィンダミアへアクセスして旅行の計画を立てるのがおすすめです。ヴィンダミア駅前には荷物一時預かり所や、レンタサイクル店、観光に関するツーリスト店があるので安心です。
鉄道、長距離バス、レンタカーでアクセスしよう!
ロンドンからウィンダミアまでは鉄道か長距離バス(National Express)またはレンタカーでアクセスします。ヴィンダミア駅前には荷物一時預かり所や、レンタサイクル店、観光に関するツーリスト店があるので安心です。
ロンドンから鉄道でアクセス
ロンドンからウィンダミアへ鉄道を利用するのが一番早いアクセス方法です。ロンドンのユーストン(Euston )駅からオムセンフォルム(Oxenholme)へアクセスし、乗り換えてウィンダミアへアクセスします。ロンドンからオムセンフォルムまでは約4時間、オムセンフォルムからウィンダミアまでは約20分です。ただしオムセンフォルム行きの電車は1時間に1便しかありません。
長距離バス(National Express)でアクセス
ロンドンから湖水地方のウィンダミアまで長距離バスが運行されています。ただし1日1便です。乗車時間は約8時間です。乗り換えがなく便利ですが、時間がかかります。チケットは当日でも購入できますが、満員で乗車できないこともありますので、予め購入しておくのがおすすめです。事前に購入すると価格も安くなります。学生の方は国際学生証を提示すると学割が利用できます。
イギリスの湖水地方の観光はツアーもおすすめ
観光ツアーを利用してみよう
湖水地方はモデルコースとなる町や湖、そしてスポットが南北に広がるので、個人で旅行の計画も立てやす観光地ですが、湖水地方を思う存分に満喫したいのなら連泊するツアーに参加するのもおすすめです。大手旅行会社が提示する湖水地方を旅行する観光ツアーは、約8日間程度のツアーが一般的です。ロンドンを含めそのほかの町を周遊するツアーです。その中で湖水地方でのんびり滞在できる日程のツアーを選んで計画するのも、湖水地方を満喫できるおすすめの観光プランの一つです。
湖水地方のみの観光はウィンダミアのホテルが便利
ツアーに参加せずに個人で湖水地方の旅プランを計画するにも、連泊してのんびり湖水地方を観光するなら、ウィンダミアに宿泊するのが便利でおすすめです。ウィンダミアは湖水地方の観光の拠点。また町の中にはホテルやゲストハウスもたくさんあります。またパブやレストランにも困りません。個人で湖水地方の観光プランを立てるときも、ウィンダミアを拠点に観光プランを立てましょう。
イギリスの湖水地方へ旅の出かけてみよう!
世界でお馴染みの可愛いいたずらうさぎのピーターラビットの発祥地であるイギリスの湖水地方。観光拠点となるウィンダミアの町から始まる旅は、格別に美しい自然と、のどかな町並み、そして絵本の中にいるような風景に心が癒されます。大きな湖や池が多く点在する湖水地方は、非日常的な世界を旅するにはおすすめの観光地。モデルコースとなる町を上手く巡れる旅のプランを立てて、湖水地方を満喫してください。
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