BESTEK テレビ壁掛け金具 26〜65インチ
AQUOS シャープ 4T-C50AJ1
配線モール 1号 白 1m テープ付き 10本
壁掛けテレビの基本
壁掛けテレビの設置の仕方
壁掛けテレビは憧れだけど、どのような仕掛けで壁掛けになってっているのだろう、という方も多いのではないでしょうか。一般的な壁掛けのテレビに共通していることは、専用の金具に引っ掛けるように固定されているというところです。
電源やHDMIなどの配線は、壁に穴を開け内側に通しているタイプや配線カバーで隠しているタイプなど、取り付ける場所の壁などの条件によって変わります。
壁掛けテレビの金具
BESTEK テレビ壁掛け金具 26〜65インチ
寸法 | 690×410×50mm |
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重量 | 2.4kg |
壁掛け金具は取り付けたいテレビに対応したものを選ぶ必要があるので注意しましょう。壁掛け金具の機能としては、固定するのみだけれど壁とテレビの間の隙間が少ないタイプ、角度のみ変えられるタイプ、高さや向きが変えられるタイプに大きく分けられます。
大手ブランドは自社製品に対応した壁掛け金具を用意していますし、壁掛け金具の専門メーカーもあり、どちらも基本的には販売から設置までフォローしてくれます。
壁掛けテレビの見やすい大きさ
壁掛けに適した大きさはあるのでしょうか。その答えは設置する部屋や用途に応じて変わります。
リビングなど10畳以上の部屋には「60V型以上」を、寝室など8畳程度の部屋には「49Vから55V型」が、書斎など4.5畳から6畳の部屋では「32V型まで」にするのが、最適なサイズといわれます。
テレビの大きさで使用する壁掛け金具が変わります。それに適した金具を探していきましょう。
壁掛けテレビの見やすい距離はどのあたり?①
テレビの最適視聴距離
当然ですが、テレビは遠いとよく見えず、近すぎても見にくいものです。そこで、最もちょうどよくきれいに見える位置として推奨されているのが、最適視聴距離です。
これは一般的な壁掛けテレビの場合「画面の縦幅の3倍の距離」といわれています。たとえば、60V型のテレビの縦幅は約74センチなので最適視聴距離は222センチです。
この距離がどれだけ確保できるかで、壁掛けできるテレビの大きさが変わるので注意しましょう。
4Kテレビの最適視聴距離
AQUOS シャープ 4T-C50AJ1
寸法 | (幅)112.6cm×(奥行)27.1cm×(高さ)71.9cm |
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重量 | 21.5kg |
近年浸透してきた4Kの壁掛けテレビであれば「画面の縦幅の約1.5倍」が最適な視聴距離といわれます。これは、解像度が高いため近くで見てもきれい、ということです。
60V型の壁掛けテレビも4Kであれば111センチの距離が確保できれば置けるということになります。まわりの家具とのバランスは考慮すべきですが、ホームシアターなど壁掛けテレビを楽しみたい部屋では有効でしょう。
壁掛けテレビの見やすい距離はどのあたり?②
見る体勢
最適視聴距離なら快適に見れるかというと、必ずしもそうとは限りません。60V型4Kの壁掛けテレビを111センチの距離から「床に座って」見るのでは、映画館の最前列で見るようなもので、首が痛くなってしまいます。
床に座って見るのなら、もっと離れて見る方が快適でしょう。同じ壁掛け位置に設置しても、立って見るのか寝転んでみるのか、ソファや椅子に座るのかで見やすい距離は変わるといえます。
光の具合
会社やお店などのモニターで、照明の映り込みが気になり椅子の位置をずらした経験は誰でも一度くらいあるのではないでしょうか。
私たちは見る角度を変えればよいことを無意識のうちに知っているようですが、家のテレビやソファを設置した後にこれが起きてしまっては面倒なので注意が必要です。
おおよその位置が決まったら、日光や照明などの具合を出来る限り確認しておきましょう。
壁掛けテレビの最適な高さの決め方①
高さは1メートルくらい
視聴距離の見当を付けたら、高さを考えていきます。おおよその高さのイメージとしては、テレビの中心の位置の高さが床から1メートルといった感覚でよいでしょう。
テレビの大きさも機能も、目線の高さもさまざまにある中で、確実に見やすい高さというわけではありませんが、この高さを起点にすると考えやすいでしょう。
この高さは、縦幅約50センチの40V型壁掛けテレビを、ソファに座って見たときにちょうど良いくらいの高さです。
シチュエーション別の高さを考える
壁掛けテレビを設置したい部屋は決まっていることがほとんどでしょう。部屋が決まっていれば見るタイミングやシチュエーションもおのずと決まってきますが、これは高さを考えるうえでも大変重要です。
ソファで見るのか、テーブルなのかなど、どんな目線の高さになるのかをはっきりイメージ出来ていれば「壁掛けテレビの中心の高さが床から1メートル」という高さが自分の家にとって適切かも考えやすいでしょう。
壁掛けテレビの最適な高さの決め方②
テレビ上端が目線の高さ
さて、壁掛けの高さを検討していく上での基本的な考え方があります。それは最適視聴距離で見るとき「壁掛けテレビ上端が目線の高さ」に来ることです。この高さであれば、首を傾けることなく画面全体が視野に収まります。
先ほどの「縦幅約50センチの40V型を、椅子に座って見たとき」も目線の高さはおよそ125センチなので、この考え方に沿った高さであることがわかります。
あとは、自分の身長やソファなどの高さを考慮すればよいわけです。
テレビとの距離
リビングダイニングなど大きい部屋では、最適視聴距離より離れて見ることの方が多いでしょう。その場合の高さは「最適視聴距離+1メートルごどに、10センチ高く設置」することが基本です。
高い方が遠くから見やすいのは感覚的に伝わるでことでしょう。ただし家庭においては高さは低めの方が落ち着いて見やすい場合が多く、やみくもに高くすると近くでは見にくかったり、見た目が不安定に感じることもあるので様子をみて決めます。
壁掛けテレビの最適な高さの決め方③
家具との高さ
設置する高さの見当がついたら、テレビ以外のものに目を向けましょう。特に気を付けるのは、テレビ台の高さです。DVDデッキを置くため壁掛けでも残す場合が多いですが、元々その上にテレビを置いて見やすい高さになるよう設計されているので、考慮しないと隙間が少なくなり失敗しがちです。
狭いとテレビ台に乗っているように見る失敗は避けたいところです。5から15センチが目安ですが、テレビの大きさで異なるので注意です。
まわりに家具がないとき
インテリアをすっきりさせたいという理由で壁掛けのテレビに変えたい場合のうち、テレビ台を置きたくないという方はいっそう高さに注意するべきでしょう。というのは、まわりに比較するものが少ないほど高さの印象そのものがインテリアに影響するからです。
低すぎるとやぼったいですが、高すぎると不安感をあおります。離れたところから見て高さを決めましょう。部屋に入ったときの第一印象を大事にするといいでしょう。
壁掛けテレビの失敗しない位置の決め方①
ソファ以外で見る場合の高さに注意
メインで見る高さ以外のことも考えておきましょう。フローリングにソファというリビングであっても、床に座って見る場合もあるかもしれません。
たとえば、洗濯物を畳むとき、冬になってこたつを出したとき、赤ちゃんの世話をするとき、ソファに座りきれない人数でテレビゲームをするときなど、見る高さは変わります。
生活スタイルを振り返っておき、その頻度も含め考慮しましょう。
失敗しないためには家族全員が見やすい位置に
壁掛けテレビはいちど設置してしまうと、高さを変えるのは容易ではありません。その高さや位置はもちろん、家族全員が見やすい位置であるべきです。それぞれ見るときの場所や視線の高さ、時間帯が異なる場合もあるでしょう。
これから家族が増えたり、成長していく子供がいる家庭もあるでしょう。家族の今とこれからの生活スタイルを振り返っていきましょう。
壁掛けテレビの失敗しない位置の決め方②
壁の種類①
希望の位置が決まれば、そこに設置できるかを壁の種類から考えます。最近建てられた日本の住宅の部屋内の壁は、多くの場合石膏ボードが貼られています。簡単な見分け方は、画鋲が刺さるかどうかです。
石膏ボードの場合、ねじを締めると石膏が崩れるためアンカーというものを打って処理します。ボード自体の厚みにより、設置できるテレビや金具の重さが変わってしまうので、その場合は専門家に相談しましょう。
壁の種類②
見分けやすいのはコンクリート打ちっぱなしや、昔の家に見られる土の塗り壁です。これらは、コンクリートに穴を開ける工具が必要なので専門家に取り付けを依頼しましょう。
木の壁は自分で設置できそうに感じますが、通常木の板が貼られているだけでその下が不明なのは壁紙の場合と同じなので注意が必要です。また、引き戸が収納される部分の壁は他より薄い場合があるため長いねじを締めにくく、重くなるときは向きません。
壁の中身
テレビを設置したい壁が石膏ボードの場合、そのさらに裏の部分に間柱と呼ばれる木の柱やスタッドと呼ばれる金属の柱があれば、そこにねじを締めることが可能になります。
これは一定間隔で入っているものなので、少しずらせば取り付け可能という場合もあります。壁を数メートルにわたってノックしてみて、一定間隔で高い音に変化するところがあるようであれば、こういった構造になっている可能性が高いでしょう。
壁掛けテレビの失敗しない位置の決め方③
配線の処理
壁掛けテレビの配線は壁の中を通す場合があります。これが可能なのは、壁の中身が空洞の場合です。空洞というのは、先ほど説明した壁の中に間柱がある構造で、なおかつ間柱と間柱の間に断熱材などが詰まっていない場合のことです。
これは、一般住宅で部屋と部屋の仕切りになっている壁に多い構造です。外壁に面していて断熱材が入っている場合や、コンクリートの壁、中に電気の配線や水道管があると予想される壁は通せません。
配線の注意
配線モール 1号 白 1m テープ付き 10本
サイズ | 40 × 3 × 1.5 cm |
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配線を壁の中に通せなかった場合は、モールという配線カバーで隠すことになります。これはホームセンターでも買うことができ、種類やカラー展開もいくつかあるので、目立たないものが選べます。
配線がそのまま垂れ下がったままだと、引っかかって抜けるとテレビの設定をし直すことになってしまったり、小さな子供がいる場合は本当に危険になります。適切な処理をしておきましょう。
まとめ
壁掛けテレビはその高さを決めるのも考慮することがいっぱいです。ですが、その設置するまでの過程も家族みんなで楽しめば新しい生活をイメージするためのわくわくする時間に変わります。
ぴったりの高さで、理想の壁掛けテレビのある生活を始めてみませんか?
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今回の記事では金具を使って固定する方式を中心にご紹介してきました。
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