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ローダンセとは?花言葉と育て方を解説!花言葉の由来はなに?

春になると花屋に並ぶローダンセ。実は育て方も難しくなく、園芸初心者の方でも育て易い花です。簡単なコツさえ押さえれば、花屋に並ぶような花で、花束を作ることも夢じゃありません。今回はそんなローダンセの花言葉や育て方、さらに増やし方など、たっぷりご紹介します。
2020年8月27日
たたみ.
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はじめに

春から夏にかけて可愛らしい花を咲かせるローダンセ。花屋に並ぶピンクや白色の花びらは春を感じさせてくれます。切り花や花束の他に、ドライフラワーにして楽しむこともできます。育てるのも難しくなく、園芸初心者の方でも気軽に育てることができます。元気なローダンセを育てる方法や、増やし方、花言葉まで、その魅力をたっぷりお伝えします。

ローダンセについて

ローダンセの基本情報

科名:キク科
原産地:オーストラリア
草丈:30~50センチメートル
開花時期:5~7月
一般的には秋に種をまいて、春に花を楽しみます。花屋でも春から夏にかけて多く並びます。花びらの色はピンクや赤、白などが多いです。花びらが重なり合って咲く様子は、ふんわりしていて春の暖かさを連想させます。

【特徴1】乾燥に強い

ローダンセの最大の特徴は乾燥に強いという点です。もともと花びらに含まれる水分量が少ないため、ドライフラワーにしても脱色が少なく、生花の状態に近い色鮮やかなままの花を楽しめます。ドライフラワーにした後、ハンドメイドの材料にすることで、楽しみの幅も一層広がりますね。白やピンクの花びらが光に当たって透ける様子はとても幻想的です。

【特徴2】寒さと加湿に弱い

その他の特徴としては、寒さと加湿に弱いという点です。ローダンセの開花時期の前後には寒い時期と梅雨の時期がありますので、お手入れにひと手間が必要です。ですが、お手入れも決して難しいものでもなく、だれでも簡単にできるものです。元気なローダンセを育てるためには、苦手な時期のひと手間の愛情と日当たり・水はけのよい環境を整えることが大切です。

ローダンセの花言葉と由来

花言葉

ローダンセ全体の花言葉は「変わらぬ思い」、「終わりのない友情」、「飛翔」、「光輝」です。一見すると「変わらぬ」「終わりのない」という言葉と、「飛翔」は真逆の意味のように感じます。ですが、その由来は全て、ローダンセの儚くも色あせないその姿から来ています。

「光輝」、「飛翔」の由来

「光輝」という言葉は、ローダンセの白銀色に光り輝くつぼみの様子に由来しています。一方で「飛翔」は、その可憐な花の様子から来ています。細い花首をもたげたさまが、今にも飛び立ちそうな白鳥身見立てられたことに由来しています。透けるような白い花びらは、確かに美しい白鳥の羽のように見えます。

「変わらない思い」、「終わりのない友情」の由来

ローダンセはドライフラワーとしても非常に人気です。それは、ローダンセが乾燥させてもきれいなピンクや白色を保ち続けるためです。その乾燥させても色あせないという特徴が、「変わらない思い」「終わりのない友情」という花言葉で表現されています。長い時間が経っても色あせないその姿に、人の変わらず長く続いていく思いを重ねたのでしょう。

ローダンセを育ててみましょう


ローダンセを育てることは決して難しくありません。花屋に並ぶようなローダンセを、自分で育ててみませんか。今回は種から育てる場合と苗から育てる場合の両方の方法をご紹介します。種と苗、どちらの方法であっても元気なローダンセを咲かせられます。育てた花を切り花にして飾ったり、花束にしてプレゼントしたり…。そんな日々の生活にほんのちょっと彩を加えてくれるローダンセを、自分で育ててみましょう。

ローダンセの育て方1【土作り】

鉢植えの場合

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出典:Amazon

用土は、ローダンセの好む水はけのよい土を使います。鉢植えの場合には、市販の草花用培養土を使用します。そこに赤玉土と腐葉土を2割ずつ足したものがおすすめです。

庭植えの場合

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庭植えの場合にはあらかじめ用土に石灰と腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。ローダンセは弱アルカリ用土でよく育つためです。混ぜ込むタイミングは石灰を2週間前、腐葉土を1週間前がおすすめです。用土の状態をしっかりと整えてあげることで、自然と元気なローダンセが育ちます。

ローダンセの育て方2【種まき・苗植え】

種まきのポイント

ローダンセの種は大きめですから扱いやすいです。種をまく時期と、種まきの前の簡単なひと手間を加えればしっかし発芽して、大きくなってくれます。

種まきの時期

ローダンセの種まきの時期は大きく分けて2つあります。9~10月頃にまく「秋まき」と、暖かくなってきた3月頃からまく「春まき」です。それぞれの特徴は以下のようになります。
 

秋まきの特徴
メリット  デメリット
高温多湿の時期を外して育てられる 冬の管理が必要になる
(別記:冬の管理)     
 
春まきの特徴
メリット デメリット
特に保護(冬の管理)が必要ない    開花が6月頃になり、生育が悪くなることもある

一般には寒冷地では春まき、それ以外の土地では秋まきがよいとされています。ローダンセを育てる環境に合わせて、種まきの時期を選んであげると、元気な花を育てることができるといえます。

種を植える前にやるべきこと

ローダンセの種は、種まきの前に綿毛を切る必要があります。これはローダンセの種は表面が綿毛で包まれており、そのままでは吸水しにくい状態になっているためです。方法としては、袋に種と少量の砂を混ぜて入れ、軽くこすり合わせてる、布に包んでよく揉むなどの方法があります。また、一晩水につけてからまくという方法もあります。きれいで元気な花を咲かせるためには、ここでひと手間かけることが大切です。

種まき(秋まき)

育成箱やピートバンなどにまきます。発芽の適温が15℃と低めであるため、早くにまきすぎないという点にだけ注意が必要です。種をまいたら、上に5mmほど土をかぶせます。芽が出て、本葉が2~3枚になったらビニールポットに仮植えをします。葉が4~5枚になる頃を目安に、春に暖かくなってから植えつけます。株間は15cmほどスペースを空けて植えます。

種まき(春まき)

春まきの場合は直まきでも大丈夫です。秋まきと同じように種と種の間に15cmほどの余裕を持たせてまいてあげましょう。1か所に2~3粒の種を、点まきにしていきます。

苗植え


秋頃になると、苗が出回ります。前述した通り、ローダンセは寒い時期が苦手な花です。植えつけをする場合には春に暖かくなってから行いましょう。鉢植えの場合には6号鉢に2~3株植えるのが目安です。庭植えの場合には株同士の間を15cmほど空けて苗を植えます。ローダンセの苗はとてもデリケートです。苗を植え付ける時には丁寧に行いましょう。

ローダンセの育て方3【水やり】 

芽が出てから、苗が小さいうちは水切れしないように与えていきます。ですが、もともとローダンセは乾燥した土を好みますので、苗が育ってきたら水をやりすぎないように注意しましょう。土の表面が白く乾いたら水やりをする程度で十分です。庭植えであれば、自然な降雨によるものでも大丈夫です。根腐れしないように水やりを行います。

ローダンセの育て方4【育てる場所・肥料】

育てる場所

ローダンセは日当たりの良い場所を好みます。日中、日の光がたっぷり当たるところに植えてあげましょう。また、前述した特徴を踏まえ、寒い時期の霜や寒風には弱いです。鉢植えの場合は霜や寒風が防げるに軒下やベランダに置いて育てます。庭植えの場合の方法は2つです。植えつけた後にビニールトンネルで保温するか、春までビニールポットに植えておいて、暖かい時期になってから植え替えます。

肥料

基本的にローダンセは、多くの肥料を必要としません。肥えた土なら肥料を必要としないほどです。「ローダンセの育て方1 土作り」で記したとおり、あらかじめ用土を整えてあげれば大丈夫です。むしろ肥料をあげすぎると、かえって弱弱しい株になってしまいます。丈夫で元気なローダンセに育てるためにも、肥料を与え過ぎないように注意しましょう。

ローダンセの育て方5【寒さ・加湿対策】

寒さ対策

これまでお伝えしてきた通り、ローダンセは寒さに弱いという特徴を持っています。そのため、寒い時期には寒風と霜を防げるような管理が必要になります。ビニールポットや鉢植えで育てている場合には、寒風と霜を防げるベランダや軒下で育てましょう。暖かくなる前に庭植えしている場合には、ビニールや不織布でトンネルを作って保温してあげましょう。

加湿対策

また、ローダンセは加湿にも弱いです。根腐れしないように雨が多く降る時期には、雨除けの対策も必要になってきます。鉢やプランターで育てている場合には、雨のあたりにくいベランダや軒下に移動してあげましょう。庭植えしている場合には、寒さ対策と同じようにビニールでトンネルを作るなどして、雨をしのげる環境を整えてあげます。

ローダンセの増やし方

増やし方は種を採取する

ローダンセの増やし方も難しくありません。一般的な増やし方は種をまいて増やす方法です。花が咲いた後に種ができるので、それを採取して再びまくことで増やすことができます。種の採取の時期は9~10月頃になります。発芽の適温が15℃であり、大きくずれると発芽しにくくなってしまいます。種をまく際は時期を逃さないようにします。

ローダンセの楽しみ方

ローダンセは育てている最中にはもちろん、花が咲いた後にも楽しみがあります。植え方の工夫やその後の花の楽しみ方を知ることで、栽培がより一層楽しくなること間違いなしです。

寄せ植え


ローダンセを植える時に、寄せ植えをする花が咲いた時により魅力的に見えます。ローダンセの好みと同じ、日当たり・水はけのよい環境を好む草花と一緒に植えてあげるとよいです。色や植え方を工夫して、自分だけのオリジナルの鉢や花壇が満開になった時の感動はひとしおです。

花束

ローダンセは花束にする花としても人気です。春になると花屋にはローダンセの花束を求める人も多くいます。花束にする場合には、満開より少し早めに切り取るときれいな花が長く楽しめます。花束にする際は、花首が細いため折れてしまわないように丁寧に行いましょう。

ドライフラワー

ドライフラワーにするために、わざわざ花屋で買い求める人もいるほど人気の高いローダンセ。ドライフラワーする際にも、満開より早い時期に切り取り、束ねてあげると、ちょうど花が開く頃にドライフラワーにすることができます。

リース

好きな花と組み合わせてリースにしてもかわいらしいです。玄関先や部屋に飾ることで、華やかさを加えられます。

ハーバリウム

ハーバリウムの材料としても楽しめます。ハーバリウムにしてしまえば花が崩れてしまう心配もありません。ローダンセの薄い花びらが、光に透けてきらきら光る様子が楽しめます。

まとめ

ここまで、ローダンセの育て方や増やし方、花言葉などをお伝えしてきました。ローダンセを育てるための大きなポイントは2つです。それは寒さ対策と加湿対策です。この2点を丁寧に行ってあげれば、花屋に並んでいるような元気できれいな花を咲かせてくれます。増やし方も難しくありませんので、花壇いっぱいにすることも夢じゃありません。温かい花言葉と可憐な花を咲かすローダンセ、みなさんもぜひ育ててみてください。

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