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ルーマニアの首都ブカレストの治安は?2019年現在の旅行の危険度をご紹介!

GWにどこか海外へ旅行を考えているみなさま、ルーマニアの首都ブカレストはいかがですか?多くの観光客が訪れるブカレストは【治安が良い観光地】として高く評価されています!この記事ではルーマニアの治安や旅行で注意すべき2019年現在の情報をご紹介します。
2020年8月27日
Maddy
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はじめに

ルーマニアの治安の実情とは?

ヨーロッパの観光客にたいへん人気の美しい国・ルーマニアですが、インターネットでルーマニアについて検索してみると【治安】【野良犬】【悪い】などのキーワードが関連ワードとして検索されています。関連ワードから、日本人の旅行者がいかに治安について不安を抱いているか伺えます。でも、実際のところはどうなのでしょう?

ルーマニアはヨーロッパ有数の治安の良い国

実は、ルーマニアはヨーロッパ内でも有数の治安の良い国として知られています。ルーマニアという国について情報が少ないことがこの不安を煽っているようですので、まずはルーマニアの基本情報について確認して行きましょう!(本文は2019年4月4日時点の情報をもとに作成されております。)

ルーマニアという国について

ルーマニアの位置や政治経済

ルーマニアはヨーロッパの南東に位置し、セルビア、ブルガリア、ハンガリー、ウクライナ、モルドヴァ共和国など様々な国と隣接し、黒海にも面している国です。また、ルーマニアはEUへ2007年に加盟しました。1989年に独裁政治が崩壊し、2019年現在は大統領と政府・議会の間でねじれ現象が起きています。景気は上昇傾向にあり、また豊かな土地を利用した農業・天然資源業が盛んです。

ルーマニアの観光

ルーマニアはドラキュラの住んでいた城のモデルとなったブラン城が観光地として有名です。首都・ブカレストは多くの美しい中世の街並みがあり、世界一美しい書店や王宮など観光地が集中しています。街歩きには最適で、物価も他のヨーロッパと比べると安くバックパッカーにも人気の国です。

治安が悪いという印象はなぜあるの?

過去ルーマニアについて大きく報道された内容は、2012年にルーマニアのブカレスト市内にある国際空港で起きた【日本人女子大生殺害事件】です。また2017年にはルーマニア政府にむけた市民による大きなデモ活動が起きました。このデモ活動は発生してから一ヶ月ほど経った後に収束しています。このデモについてもニュースで取り上げられました。
このような情報が日本人にブカレストやルーマニアは治安が悪い、という印象を植えつけました。

首都・ブカレスト、本当はどんな街?

ルーマニアの首都・ブカレストは人口は約180万人でのんびりした街です。20世紀初頭、別名【リトル・パリ】と呼ばれ、ヨーロッパの美しい街並みを有していました。ですが、街は第二次世界大戦で焼かれ、また社会主義時代に社会主義的無機質な建物を建てるために壊されて、大部分を失ってしまいました。しかし社会主義崩壊後、ルーマニア政府は残っていた古くからの建物を保存、また都市を再開発し昔のような美しい街並みを復活させました。

ルーマニア人の国民性は?

ルーマニア人は、基本的に明るく、人には親切にするあたたかい性格です。また、外務省の発表によるとルーマニア人における日本文化への関心はとても高まっているようです。近年の日本のアニメ・マンガ人気を受け、現在ルーマニアでは日本語を勉強する若者も増えています。東欧ではポーランドに次いで日本語を学んでいる人がいる程です。これらの流れに伴い訪日するルーマニア人も増加しており、とても日本人に優しい国であると言えますね。

首都・ブカレストは本当に治安が悪いのか?


2019年現在、世界からはブカレスト、およびルーマニアへの渡航には特段の注意喚起は発表されておらず、ルーマニア国内の治安は良いと評価が高いです。外務省からも一般的な注意を払えば安全に旅行が楽しめると情報が出ています。実は、治安は全く悪くないんです!
ルーマニアの治安について、以下2つの項目に分けて危険度の評価を分けてみました。これらを比較して特に何について注意をしたらいいか、確認していきましょう。

ルーマニアの公共交通機関やテロの危険度

公共交通機関の危険度は低く、一般的な注意を払えば安全に利用ができます。タクシーを利用したい場合は、道端・流しのタクシーは旅行客に高い料金を要求してくる可能性が非常に高いので、道端・流しのタクシーは必ず利用しないことをおすすめします。
テロの危険度についても低いと評価されています。2016年、テロ対策に関する法律の強化が実地されました。現在のところブカレストで起きたテロ事件の情報はありません。

ルーマニアのスリ・路上強盗・詐欺の危険度

スリや路上強盗については危険度は低めです。ですがブカレストなどの観光地では事件が多発していますので人混み、もしくは人気のない場所に行く場合は特に細心の注意を払い行動しましょう。
詐欺については中度の危険度となっていますので、細心の注意を払う必要があります。ブカレスト市内には、現在も警官や警備員を装いタクシー運転手や宿泊施設などと手を組みお金を騙し取ったり、露店やバーなどで高額請求をしてくる事件があります。

外務省からルーマニアの治安についての情報

2019年現在、ルーマニアの治安や安全についての情報について外務省の発表を確認しましょう。

現在,危険情報や感染症危険情報は出ておりませんが,最新のスポット情報や安全対策基礎データ等を参照の上,安全対策に心がけてください。

日本の外務省からのルーマニアへの渡航については上記の情報が出ています。渡航につき危険であるという情報は特段ありません。ルーマニアの治安が悪いというイメージと、実際の情報に差があることがわかりますね。

外務省からの最新の安全・治安情報について

ブカレスト市ビクトリア広場周辺でのタクシー等による抗議行動による歩行者の安全確保への注意喚起/ブカレスト市における水道水の使用を一時的に控えるべき旨の注意喚起

外務省・在ルーマニア日本国大使館からテロ、凶悪事件についての情報は発表されていません。ですが、上記のタクシー運転手たちによる抗議活動のように、まれにストライキなどの活動が行われる可能性はありますので、旅行前には外務省からの最新の情報を必ず確認しましょう。

ブカレストの治安から身を守る7つの方法

期待を込めて旅立った旅行先で事件や事故が起こると、嫌な思い出となり、さらにその国、国民に対しても悪いイメージがずっと残ってしまいます。せっかくなら楽しい旅行にしたいですよね。治安が良い、と世界から評価されているルーマニア・ブカレストですが、高評価でもやはり治安の良さは日本とは違うことを忘れずに行きましょう!

以下の7つを参考にして安全で快適な旅行にしましょう!

①道端・流しのタクシーは利用しない

道端・流しのタクシーは99%と言っていいほど高額請求をしてきて、トラブルの元です。また、タクシー運転手が起こした殺人事件も過去にありますので、必ず以下の方法で確保したタクシーを利用してください。

1.ホテルやレストランにタクシーを呼んでもらう


旅先でWi-Fiやインターネットが自由に使えない場合は、この方法が一番確実で簡単です。タクシー運転手はルーマニア語しか話せない方も多いので、ホテルやレストランの人を通してタクシー運転手と値段や行き先を伝えましょう。

2.Uberを利用する

アメリカから生まれた配車サービスです。首都・ブカレストでもこちらのサービスを使えます。事前にクレジットカードでの支払いを設定しておけば現金で支払う必要がないので、高額請求を防ぎ、またお釣りがもらえない、というトラブルも回避できます。
配車時に目的地を入力できるので、意思疎通の必要がありません。ルーマニア語が第一言語の国なので非常に便利です。また、Uberでは、配車予約する前に運転手の評価を確認ができます。

3.タクシー配車アプリを使う

Uber以外の配車アプリで最も多くの正規タクシー会社が登録されているものは【Speed Taxi】といいます。こちらもUber同様のメリットがあり安心です。
Uber同様の他のメリットとしては、予約前に運転手の評価を確認できます。客から悪い評価を受けると自分の生活に支障が出るので運転手たちはみな真面目です。タクシー運転手よりサービスや愛想が良かったりします。
また、どこからでも配車予約できるのもメリットです。

4.空港や駅ではタッチパネル式の機械を使う

ヘンリ・コアンダ空港やノルド駅には、タッチパネル式の機械でタクシー配車アプリに登録されているような正規タクシーの配車予約をすることができます。
ちなみにブカレストの正規タクシー会社についてですが、在ルーマニア日本国大使館はAXI2000、COBALCESCU、MERIDIAN、SPEED、LEONEなどを発表しています。

②貴重品やカバンなどは肌身離さず管理する

日本人観光客が海外旅行でやりがちなのは、写真を撮るためや地図を確認するために携帯を手やポケットに入れて持ち歩く、カバンを開けたまま行動をする、などが見受けられますが、スリの被害に遭う一番の原因ですので絶対にしないでください。また、公共交通機関に乗るときにリュックを背負ったまま乗ることも同様ですので、必ず自分の体の前で抱えて乗りましょう。

③治安の悪い夜はなるべく出歩かない

日本とは違い街灯があまり多くないので、ブカレストの街はどこも薄暗いです。また、夜に外出する人も減るので外出時にトラブルが起きても助けを求めることが困難になります。夜の街中には酔っ払いも増えますのでトラブルの元は避けましょう。どうしても夜暗くなって出歩く場合はホテルの近くのみにするという心がけが必要です。

④物乞いに近づかない

日本人になじみのない物乞いですが、首都・ブカレストにも多く、特に駅やスーパー付近などで見かけます。物乞いに気を取られているときに、他の仲間が盗みをはたらく、または子供連れの物乞いは旅行客の同情を利用し、気が緩んだところで子供に盗みをさせる例もあります。お金を請求されても無視してください。

⑤野良犬に近づかない

2007年のEU加盟以降野良犬の対応に成功し、ほとんどと言っていいほどブカレストで見かけません。ただし、外務省が発表している通りルーマニアは狂犬病が撲滅された国ではありません。万が一見かけた場合はえさを与えたりむやみに近づかないようにし、また噛まれた場合はすぐに病院へ行きワクチン接種など早急に対応してください。

⑥治安が悪い地域には近づかない


首都・ブカレストでは北駅付近がもっとも治安が悪いので注意が必要です。また、どこの都市でもそうですがやはり歓楽街は治安が悪いです。クラブや風俗店、カジノなどはリスクを回避するために出向かないほうがいいでしょう。言葉が通じないとトラブルが起きたときに不利な立場になります。
また2019年の最新の情報では【フェレンターリ】という地区がゲットーとして指定されていますので、行かないようにしましょう。

⑦値段がないものや店側の言い値では買わない

値段が表示されてない店、特に露店やバーなどでは店側が提示してくる言い値では取引をしないようにしましょう。日本人旅行者はお金を持っているから、と通常より高い値段を言ってくる場合がありますので、言い値でいきなり買わずに周りの店の値段を確認したり、買うのを保留してあとでホテルの人におかしな値段でないか相談してみましょう!

ラマダンの時期の旅行は特に注意を

イスラム教の断食期間は注意が必要

ルーマニアではテロ事件の情報はありませんが、やはり一般的にテロの可能性が増えると言われる時期は避けましょう。ラマダンと呼ばれる断食期間や、およびラマダン明け3日間のイードと呼ばれる期間はどこの国でもテロが増える可能性があります。2019年のラマダン期間は【5月5日から6月4日】となります。

ラマダーンの時期に旅行が被ってしまう!

2019年のゴールデンウィークは5月6日までですので、ルーマニアに旅行に行きたいがどうしてもこの時期と被ってしまうという日本人旅行者の方もいらっしゃると思います。その場合は【礼拝堂などに近づかない】【歩道のない道はなるべく避けて歩く】などに注意を払いましょう。どこにいても、最悪の事態を頭の片隅に置くことが大切です。

ルーマニアの治安について心配は無用です

ルーマニアは治安が悪い国ではないことがわかりましたね。独裁時代の暗い雰囲気もなくなり、ますます観光地として発展する首都・ブカレストを旅行で訪れるときは、日本で観光するときよりも注意深くいれば、不安になりすぎる必要は全くありません!
GWの時期の観光は一番旅行に適した時期となります。どこか海外旅行を考えているみなさん、春の陽気に包まれたブカレストに是非行ってみてはいかがでしょうか。

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