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小豆カイロとは
冷えは万病の元と言われている現代。寒さによって体に負担を与えてしまっている時期は冬のみにならず、夏場もエアコンの効き過ぎなどで、慢性の冷え性に悩まれるかたも多くいます。
そんな中、エコ温活グッズとして話題になっているのが、小豆を使ったカイロです。名前の通り、布製品のなかに入れた小豆を温めて、カイロ代わりにするといったアイディアアイテムです。
なぜ小豆なのか?
小豆の程よい硬さと1粒の大きさが、体の隅々までフィットするので当てたときに心地良く、少し前までは小豆枕を使っている人も珍しくありませんでした。
豆の形を活かすという意味でクッションやまくら、カイロになったことも1つの理由ですが、もう一つは、機能面でも小豆がカイロに適していることがあるのです。
小豆カイロが保温しやすい訳
熱には乾熱、温熱、2つの種類があるのですが、体を芯から温めることに効果的だと言われているのが、温熱という水分を含んだ熱です。小豆の特徴として挙げられるのが、含有する水分の多さです。
小豆の中の水分が効率よく熱を吸収して、持続的な温熱効果をもたらしてくれるのです。夏の寝苦しい夜では、反対に小豆の水分が人の体熱を冷やしてくれる効果もあり、小豆は温感、冷感ともに優秀な素材ということになります。
手作り小豆カイロの作り方【基本】
小豆カイロの作り方は簡単、必要な材料も「小豆」「入れ物」があればOK。アイデア次第では色々な形や用途のカイロもできます、まずは基本となる作り方から解説いたします。
布地を縫う
レンジで加熱したさいの耐熱条件を考えると、ポリエステル繊維やウールなどは燃える危険があるので、小豆を入れる布には綿100%もしくは麻を使います。
カイロに適した好みのサイズの布を1枚用意したら、小豆の入れ口部分を残しつつケースの形に縫っていきましょう。
小豆を入れて口を閉じる
縫い付けが終わったら、入口から小豆を流しこみ最後に口を閉じて(縫って)完成です。このタイプの小豆カイロは、作るのは簡単ですが全面を縫い付けてしまっているので、小豆を取り換えることができません。
この他にも作り方はいくつかありますので、引き続きご紹介したいと思います。
手作り小豆カイロの作り方【小豆の交換可】
小豆カイロは何回も使える便利でエコな素晴らしい温活アイテムですが、消耗品なので劣化は避けられません。ケースの口を全て閉じてしまっては、小豆を取り換えるときに縫い直すのが面倒なので、結局は使い捨てカイロになってしまいます。
せっかく作ったお気に入りのケースを長く使い続けるには、中に入れた小豆の交換ができる仕様のカイロを作りましょう。
小豆の出入口をマジックテープ・ボタンで作成
小豆を入れる布を全面縫い付けてしまうのではなく、一ヶ所だけはマジックテープやボタンを取り付けてみましょう。そうすることでケースが開封可能になり、古くなった小豆を交換することができます。
小豆は直入れしない
カイロケースに開け閉めできる工夫を施して終わりではありません。布を長持ちさせたり、何らかの衝撃で小豆がこぼれ落ちるのを防ぐためには、小豆自体を直接入れないことが大事です。
お茶パック
温めた小豆を直接布に触れさせると汚れやすく、洗濯の回数も増えてしまいます。そんな時はお茶パックに小豆を入れてから布に入れれば、衛生的に優れた手作り小豆カイロの完成です。
ジップロック
気になるのは汚れだけじゃなく、小豆独特の臭いも気になるという方には、ジップロックの使用をおすすめします。ジップロックに入れて温めた小豆は、保温効果も長続きするだけじゃなく、布につくニオイも汚れも気になりません。
注意したいのは、加熱するときにジップロックの口は開けておきましょう、閉じたまま電子レンジで温めると破裂する恐れがあります。
手作り小豆カイロの作り方【靴下】
作る工程も、小豆交換の仕方も全てにおいて一番楽な方法は、靴下を使った小豆カイロです。お金も手間もほとんどかからないので、小豆の保温効果を試したい方におすすめです。
靴下に小豆を入れて口を結ぶ
使用する靴下は、くるぶしソックスなどの長さが短い靴下ではなく、スネあたりまで伸縮範囲のあるタイプを選びましょう。作り方は、靴下の中に小豆を適量入れて、靴下の口を縛って小豆を閉じ込めるかゴムなどで口を結びます。
これだけで簡易的な小豆カイロの完成です。注意点は、靴下はポリエステル製の商品が多く流通しているので、小豆は靴下に入れるまえに単体で温めるようにして下さい。
小豆カイロの使い方【基本】
小豆カイロは、寒さしのぎだけ温活グッズではありません。持続性のある保温効果で心身をリラックスさせてり、程よい重さを活かしたマッサージで肩こり腰痛にアプローチしたりと、使い道は多種多様です。
小豆はレンジで温める
小豆カイロが保温する仕組みは、電子レンジで温めるといった至ってシンプルな方法です。温める時間は、レンジのワット数や小豆の量によって異なるため、分数など時間は一概には言えません。
安全に時間を算出する方法としては、10秒もしくは5秒ごとに、こまめにレンジを開け閉めして手の感触で好みの暖かさを計ってください。必要な温度まで温まったらレンジから取り出して、カイロとしてすぐ使用することができます。
小豆カイロの使い方【テラピー】
ハーブやエッセンシャルオイル、ラベンダーなどの香り豊かな自然植物エキスなど、癒しの香りを小豆カイロにしみ込ませることで、テラピーとして優雅な時間を演出することができます。
小豆に直接アロマオイルを浸したり、カイロの中に小豆と一緒にお花を混ぜ込んだり、布に香りをしみ込ませたりと、小豆カイロに好きな匂いを加える方法はいくつもあります。
肩こり解消に
肩こりはさまざま要因から引き起こされると言われています。まず一つ目は冷えです、温めた小豆カイロで冷え対策をすることで肩こりの悪化を防ぎます。
「風地」「天柱」と呼ばれる、うなじ周りにあるツボに小豆カイロを押し当てれば、小豆の硬さがツボ押しになり、暖かさが冷えを解消します。
自律神経を整えるテラピー効果
肩こりを引き起こす2つ目の要因は自律神経の乱れです、自律神経の乱れは姿勢や呼吸の乱れでもあります。深く息をすってゆっくり吐く、アロマの香りと心地よい温かさで呼吸を整えて、力みと肩こりを和らげていきましょう。
小豆カイロの使い方【目の疲労軽減】
目の疲れを解消するには、温めることが効果的です。近頃は薬局でも使い捨ての温感アイマスクも販売されていますが、小豆カイロなら何度も使えて目の周りを温熱によって優しく温めることができます。
布のサイズを両目が覆いかぶさる小さめにすれば、疲れ目専用の温活アイテムになります。
小豆カイロの使い方【冷え性対策】
冷え性対策には、普通のカイロよりも小豆カイロの方が効果的です。上述したように温めた小豆は温熱を発するようになります、温熱はカイロの乾熱と違って体を芯から温める効果をもたらしてくれるからです。
温める場所はお腹から
冷え性では、手や足の先など末端がとにかく冷たくなることが多いでしょう。なので温める箇所は手足を優先しがちですが、お腹を温めることが大切なんです。腹部の中心部から体内を温めることで、血流が良くなり全身が温まります。
必要に応じて足先にも小豆カイロを押し当てれば、体全体が熱をもってポカポカしてくるでしょう。
小豆カイロの使い方【ペットを守る】
体を冷えに悩むのは人間だけじゃありません。犬や猫などのペットも、年齢と共に筋肉や体力が衰えてしまい寒さにも弱くなります。
関節痛は動物にもありますので、可動部を包み込むように温めてあげてください、きっと気持ちよくなってウトウト寝てしまうはず。手作り小豆カイロなら、お金をかけずに愛するペットのリラクゼーションを助けることができます。
手作り小豆カイロの注意点
小豆カイロはエコだし機能性も高く、とても魅力的な温活サポートアイテムですが、知っておきたい注意点もいくつかあります。
加熱しすぎ注意
小豆は加熱しすぎることで割れてしまいます。割れた小豆はすき間から虫が発生しやすくなるので、すぐに交換したした方が良いでしょう。交換頻度を少なくするためにも、レンジで温める時間は十分注意しながら見張っておきましょう。
また、お茶パックで加熱する際は、パックの繊維が溶けないように注意しましょう。
連続使用は控えよう
小豆カイロが冷たくなってきたら再度温め直したくなりますが、短時間の間に何度もレンジで加熱することも、豆が乾燥して割れてしまう原因になります。一回使った小豆カイロを再び温めるときは、4時間以上の間隔を空けてからレンジし直すようにしましょう。
豆の寿命を見極めよう
くり返し使えるのが小豆カイロの長所ですが、使用回数には限界があります。寿命がきた小豆カイロは十分な保温機能を発揮しませんので、古くなったら早めの取り換えが肝心。豆の硬さが弱弱しくなったり、豆が縮んできたりしたら寿命のサインです。
しっかり温まるためにも、小豆の寿命を意識しておきましょう。
おまけ①小豆カイロをレンジなしで温める方法
家に電子レンジがない、電子レンジのマイクロ波が苦手、レンジを使用しないで小豆カイロを温めたい人もいるでしょう。レンジなしで出来る小豆の温め方を2つ紹介します。
湯煎で小豆を温める
ジップロックで密封した小豆を、弱火で湯煎して下さい。豆が煮えてしまっては次回から使い物になりませんので、慎重に温度具合を確認して、ちょうどよい温かさになったら取り出しましょう。
濡れてしまったジップロックの表面を拭きあげたのち、ケースにいれてあげればレンジがなくても小豆カイロを熱することができます。
炊飯器の保温機能
時間はかかってしまいますが、炊飯器の保温機能で小豆を温めることも可能です。まずは焦げ防止のために炊飯器の窯に微量の水を張ります、次にジップロックで密封した小豆を入れて保温スイッチを押すだけ。
この方法では、加熱しすぎる心配は減るメリットと時間がかかるデメリットが生じます。
おまけ②市販で買える小豆カイロ
手作りすることが醍醐味の小豆カイロですが、市販で買える商品の中には使い勝手がよくデザインも可愛いものがたくさん販売されています。
市販の小豆カイロ①上半身に巻き付けて使う
ぽかぽか よもぎっこ
こちらのぽかぽか よもぎっこは、小豆と薬草が入ったカイロです。入っているものはすべて天然のもので、びわの葉やラベンダー、岩塩やショウガ、ヨモギなどが入っています。
使い方通常の小豆カイロと同じで、電子レンジで温めてください。カイロの使い方は簡単で、温めたいと考えている部分に乗せるだけ。使用時は、お手持ちのスカーフに包んでじんわりと患部を温めるが最適な方法となります。
市販の小豆カイロ②ホットアイマスク
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目を温めるアイマスクは、耳にかける形状など自分でハンドメイドすることは難しいので、市販品を購入することをおすすめします。市販品には香り付きのものもあるので、温感以外に癒し効果もあわせて実感することが期待できるでしょう。
まとめ
季節に関わらず、冷えは慢性の肩こりなど健康維持を妨害する大敵です。誰でも簡単に手作り小豆カイロを作って、寒さ対策をすることができます。この機にオリジナルの1袋を作ってみてはいかがでしょうか。
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