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ラスボラ・エスペイとは?強い生命力を持つ熱帯魚の飼育方法を解説!

ラスボラ・エスペイという魚をご存知でしょうか?ラスボラ・エスペイは小さめの綺麗な熱帯魚で、生命力が強く、初心者でも飼育しやすいのがメリットです。今回はそんなラスボラ・エスペイの特徴や飼育方法などを詳しく解説していきます!
更新: 2019年7月26日
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ラスボラ・エスペイとは?

これから熱帯魚飼育を始める方は、まずは小型の魚を育てるのがオススメです。しかし、小型の魚と言っても沢山の種類がありますよね。最初ですので、失敗をなるべく避けたいところです。そんな時は、生命力の強いラスボラ・エスペイがオススメ。小型で育てやすく、色合いも綺麗です。今回はそんなラスボラ・エスペイの特徴や飼育方法などを詳しく解説していきます!

ラスボラ・エスペイの特徴

ラスボラ・エスペイとは?

ラスボラ・エスペイは、コイ目・コイ科・トリゴノスティグマ属の熱帯魚です。コイに似た見た目をしていませんので、驚かれる方もいるかもしれません、分布はタイやマレーシアといった東南アジアで、大きさは3~4㎝程度。ラスボラ系の代表種の一つとして広く知られており、沢山の方が育てています。飼育もしやすく、値段も安いので、初心者の方には特にオススメです。

ラスボラ・ヘテロモルファとの違いは?

よく似ているのが、上の画像の、ラスボラ・ヘテロモルファという魚です。こちらは同じラスボラ系の魚であり、柄もほぼ同じなので見分けが付きにくいですよね。一番見分けやすいポイントが、柄です。エスペイの方が三角のバチ模様が細いので、幅を見ればすぐに判別出来るのです。また、エスペイの方が体高も低いので、体の形で判断しても良いですね。

ラスボラ・エスペイの寿命

平均寿命は2年〜3年

気になる寿命ですが、小さな熱帯魚の割には寿命が長めで、2~3年、長いと5年ほど生きてくれる場合もあります。小型熱帯魚の寿命は1~2年であることも多いので、寿命が長いのは嬉しいですよね!5年ともなると簡単ではありませんが、なるべく寿命を伸ばせるように、丁寧に育ててあげましょう!

寿命を伸ばすには?

魚の寿命を伸ばすには、適切な環境とストレスの無い状態の維持が大切になります。水質と水温を常に良い状態にしてあげましょう。魚によって個性があり、単独飼育をした方がストレスが減る魚も多いのですが、エスペイは群泳させることでストレスが減りますので、寿命を伸ばしたい場合は群泳を検討しましょう。

ラスボラ・エスペイは混泳出来る?

ラスボラ・エスペイは混泳しやすい魚

ラスボラ・エスペイは穏やかな性格をしており、混泳させやすい熱帯魚です。エスペイの方から攻撃することはあまり無いので、注意点は攻撃されることにあります。相手の体が大きかったり、攻撃的な性格だったりすると、いじめられたり食べられたりしてしまいますので、混泳相手には注意しましょう。エンゼルフィッシュやディスカス等のシクリッド系との混泳は避けた方が無難です。

ラスボラ・エスペイは群泳向き

混泳に向いていて、かつ群泳に向いています。元々群泳して泳ぐ性質を持った熱帯魚ですので、水槽のサイズが許すなら群泳させてあげましょう。少なすぎると怯えてしまい、隠れたまま出て来なくなることがあります。また、他の魚と混泳させる際に、他の魚よりも多い数で群泳させることでストレスが大きく減ります。ストレスが減ると色も良くなりますので、是非群泳させましょう。

ラスボラ・エスペイの飼育方法①用意

用意するもの①水槽・照明

まずは水槽を用意しましょう。エスペイは小さな魚ですので、30㎝水槽でも育てることが出来ます。ただし、水量が少ないほど水質の管理は難しくなりますので、初心者の方にオススメなのは60㎝水槽です。60㎝水槽であれば水量も多く、またサイズに合う製品も沢山あります。エスペイも20匹程度入れられますので、群泳もさせやすいですね。水槽セットは下記記事で紹介していますので見てみて下さい。


用意するもの②フィルター

水を綺麗に保つためのフィルターも必要になります。45㎝水槽までであれば外掛け式、60㎝以上であれば上部式のフィルターがオススメです。フィルターからの水流が調整出来る場合、水流は少し弱めにしてあげましょう。実はあまり泳ぐのが得意ではないので、水流が強いとストレスになります。水流が好きな魚と混泳させる場合は、水流の向きを調節するのも良いでしょう。水流を壁にぶつけることでも弱められます。

用意するもの③ヒーター・冷却ファン・水温計

熱帯魚ですので、ヒーターで水温を一定に保ちましょう。適温は22~28度ですが、普段は25度にしておくことをオススメします。パワーが足りないと水温を保てませんので、水槽サイズに合ったものを用意して下さい。60㎝水槽であれば150W必要になります。また、水温をチェックする為の水温計も合わせて買いましょう。夏場に28度を超える環境であれば、水槽用のクーラーやファンも検討して下さい。下記記事で紹介しています。

用意するもの④カルキ抜き

水道水は魚に有害な塩素が入っていますので、そのままでは使えません。カルキ抜き剤を使って中和しましょう。カルキ抜き剤は高いものではありませんので、気軽に購入出来ます。オススメの製品は下記記事で紹介していますので見てみて下さい。

用意するもの⑤餌

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餌も用意しておきましょう。特に餌の選り好みが無い魚ですので、一般的でオーソドックスな熱帯魚用の餌を用意すると良いですね。人気の餌は、上の画像のテトラミンフレークです。他の熱帯魚も食べやすい万能型の製品ですので、他の魚も育てていく予定であれば、ピッタリの餌となってくれます。

用意するもの⑥底砂・水草

水草水槽と相性が良いので、底砂と水草も入れると良いでしょう。底砂は大磯砂などでも良いのですが、エスペイは弱酸性を好む熱帯魚ですので、弱酸性に傾きやすいソイルという底砂を使用するのがオススメです。ソイルは水草育成に適しているので、丁度良いですよね。水草の種類はお好きなものを選んで大丈夫ですので、まずは育てやすい水草を選んでみることをオススメします。

用意するもの⑦掃除道具

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週に一回、水換えと掃除をしますので、その際に使う道具も用意しておきましょう。水換えには水換えホースを使います。上の画像の「水作・プロホース」はとても使いやすいのでオススメです。水と汚れを溜める為の大きめのバケツ・タンクと、コケ掃除用のスポンジも用意して下さい。一般的にはバケツが使われていますが、フタを閉められるタンクは水がこぼれにくいのがメリットです。

ラスボラ・エスペイの飼育方法②準備

水槽の立ち上げ

用意が出来たら水槽を立ち上げていきましょう。まずは水槽やヒーター等を軽く水洗いし、水気を取ってから水槽台に設置します。水槽は重たくなりますので、ある程度地盤が強いところに置きましょう。水槽に底砂を入れ、ヒーターやフィルターを設置し、水を入れます。カルキ抜き剤で塩素を中和したら、フィルターとヒーターの電源を入れましょう。水温が保たれ、フィルターも正常に動いていれば準備完了です。

1ヶ月待ってから飼育する


ラスボラ・エスペイは生命力が強いので、すぐに入れてしまっても構わないのですが、丁寧に育てていきたい方は、2週間ほどフィルターを運転させてから入れましょう。この2週間の間にバクテリアが少し増え、魚が出す汚れを分解しやすい状況になっていきます。いきなり入れる場合は、1匹だけ入れて、1ヶ月ほど飼育してバクテリアを増やしてから他の魚を入れていきましょう。

ラスボラ・エスペイの飼育方法③導入

ラスボラ・エスペイを購入する

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準備が出来たら、ラスボラ・エスペイを購入しましょう。値段は200円くらいで販売されていることが多いですね。ホームセンター等でも気軽に販売されています。もしお近くにお店が無い場合は、ネットショップを利用しましょう。出来れば、入荷直後の突かれた個体ではなく、ある程度落ち着いた状態の個体を選びましょう。個体を見て、なるべく赤い色がしっかり出ているものを選びます。

水合わせをして入れる

購入したら、水合わせをしてから入れましょう。袋に入っている状態で持ち帰ることになりますので、その袋を水槽の水に30分ほど浮かべて、水温を合わせます。次に、袋に水槽の水を入れる、半分捨てる、入れるという作業を3回、1時間くらいかけてゆっくり行い、水質も合わせます。水質をゆっくり合わせたら、最後に水槽に入れて導入は完了です。

ラスボラ・エスペイの飼育方法④管理

餌やり

餌やりはシンプルで、一日二回、2~3分で食べきれる量を与えましょう。個体を見て太り過ぎていると感じた場合は餌の量を減らして調整して下さい。与えすぎると食べ残しが多くなり、水質悪化に繋がってしまいますので気をつけましょう。

水換え

週に一回、水換えと掃除をしてあげます。上の動画で解説されているように、水を抜きながら底砂に溜まった汚れを吸いだしていきます。想像以上に汚れているものですので、しっかり掃除して下さい。新しい水を入れる際、水温や水質が違う水を一気に入れるとストレスがかかりますので、ゆっくり入れるか、ヒーター等で加温してから入れましょう。

ラスボラ・エスペイの飼育方法⑤その他

ラスボラ・エスペイは飛び出し注意

飛び出し事故には注意しましょう。ラスボラ・エスペイは飛び出して死んでしまうことがよくあります。飛び出し事故は熱帯魚の死亡原因になりがちですので、飛び出しを防ぐためのフタは必ず用意しておきたいですね。フタは飛び出しを防ぐだけじゃなく、ホコリも入りにくくなり、水も蒸発しにくくなります。フタの隙間から飛び出してしまうこともよくありますので、隙間にも気を付けてください。飛び出した瞬間に傍にいた場合は、優しく戻してあげましょう。

白点病に注意

生命力の強い魚ではありますが、白点病などの病気になる可能性もあります。白点病は温度が低い時にかかりやすいので、25度の水温を下回らないように、適切なパワーのヒーターを使いましょう。白点病は体表に白い点が付く病気で、かかってしまった場合は、一日に一度温度を上げて、28度にします。また、上の画像のメチレンブルーという薬剤を使って治療します。

ラスボラ・エスペイの色揚げ

なるべく良い色のエスペイにしたい場合は、まずは水質を弱酸性にしましょう。PH計が販売されていますので、使用し、PH5.5くらいになるようにして下さい。水流は弱めにして、ヒーターの設定は25度、水草や流木で身を隠す場所を作りつつ、群泳出来る数を入れることでストレスが減ります。適切な環境になるほど色揚げされますので、色を目安にしましょう。

ラスボラ・エスペイの繫殖は可能?


ラスボラ・エスペイは繫殖難易度が高い

繫殖に興味がある方も多いかもしれませんが、実はエスペイは繫殖が難しい魚です。ただし、エスペイは今後減っていくかもしれない魚と言われている面がありますので、繫殖にはチャレンジしていきたいところです。

オスとメスの違い

オスとメスの違いは、体高・お腹の具合で分かります。オスの方が体高が低く、お腹がスリムで、メスはふくよかな体型をしています。オスメスの区別がついたら、メス一匹に対してオス三匹の割合でペアリングさせましょう。

繫殖準備

繫殖の準備で大切なのが、きっかけです。一定の状態を保っていると繫殖行動に出にくいので、PHや温度を少し変えることで刺激を与えます。水草の裏側に産卵しますので、大きめの葉を持つ水草を入れておくと良いでしょう。

卵を隔離する

卵を見つけたら、違う水槽・ケースに隔離しましょう。そのまま放っておくと食べられてしまいます。卵は3日もあれば孵化しますので、孵化する前に見つけて隔離してあげて下さい。

稚魚の育て方

稚魚は普通の餌を食べられませんので、ブラインシュリンプという餌を与えて大きくしていきます。ある程度大きくなれば、親と同じ餌を与えましょう。ストレスを与えないようにする為、最初は水換えを頻繁に行えませんので、餌を与えすぎて水が汚れすぎることが無いようにして下さい。

まとめ:ラスボラ・エスペイとは?

今回の「ラスボラ・エスペイとは?強い生命力を持つ熱帯魚の飼育方法を解説!」はいかがでしたでしょうか?特徴・魅力を紹介させて頂きましたが、とても育てやすそうな熱帯魚でしたよね!生命力が強いので、育てるのは簡単ではありますが、水流は弱めにすることや、性格のキツい魚との混泳には注意が必要です。基本を押さえて育てていきましょう!

ラスボラ・エスペイが気になる方はこちらもチェック!

今回はラスボラ・エスペイについてご紹介させて頂きましたが、他にも熱帯魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。