日間賀島のご紹介!
1.知多半島から10分の離島
日間賀島とは、愛知県は三河湾に存在する離島です。離島とは言っても本土から非常に近く、日間賀島を挟み込むように位置する知多・渥美半島から10km圏内。そのため定期高速船が航行しています。
本土とは人や物資の行き来が活発なので、日間賀島に手ぶらで渡航しても不自由はありません。
2.漁業と観光業が支える日間賀島
現在、日間賀島は水産業と観光業で成り立っています。漁業は古来から行われてきましたが、豊富な海産物を提供する飲食店や宿泊施設などの観光業も併せて行っています。
かつては日間賀島を「タコの島」として観光PRを行ってきましたが、トラフグの水揚げ量が全国一位となったことでフグの島としても知名度向上に努めています。
また、季節折々の観光イベントが催されているのも特徴です。
3.日間賀島は釣り場として超一級ポイント!
釣り場としての日間賀島は、三河湾と伊勢湾の海流がぶつかるために魚種が非常に豊富。訪れる釣り人季節を問わず、年間約9万人にも登ります。
気候は一年を通じて温暖なので、4~5月の春から初夏、そして9~11月の秋にかけて快適な釣りができるでしょう。
日間賀島釣り場案内:西港
1.日間賀島の最人気ポイント西港
高速船を降りてすぐの釣り場が日間賀島西港です。日間賀島西港は船の出入り口から港の南北に分けられます。船を下りて左手に歩けば北堤防、右手に進むと南堤防に辿り着くでしょう。
南堤側は漁船の停留所や倉庫があるので、目印になります。釣りのポイントとしては、南北ともに港内と外海に向けての釣りが可能。南堤防は海岸線に沿った形状のため、釣り歩くのに適しています。
2.日間賀島西港北堤のポイント・釣果情報
西港の北堤防側は全体が釣りポイント。港内や堤防の足元付近では、アジ、カワハギ、クロダイ、メジナや根魚などの釣果情報が挙げられます。
ここでは仕掛けを遠くに飛ばす必要が無いので、腰を据えて釣りがしたい方におすすめのポイントです。
3.日間賀島西港南堤のポイント・釣果情報
西港南堤側は船の繋留所のため、北堤防より広々。港内ではクロダイをはじめ、アイゴやメバル、タコの姿が見られます。外海側では根掛かり多発ポイントのため投げ釣りはおすすめできません。
また、波消しブロック帯では各種根魚が狙えるものの、足元には十分な注意が必要です。
日間賀島釣り場案内:東港
1.船乗り場の日間賀島東港
日間賀島東港は、西港と同じく高速船乗り場となっています。船を下りて左手に進めば西堤防、右手側に進めば東堤防です。西港とは異なり、水深が浅いため釣り人の姿はあまり見られません。人気の少ない釣り場を求めるならおすすめのポイントです。
2.日間賀島東港西堤防のポイント・釣果情報
東港内全体ではクロダイやメジナ、根魚が狙えます。港外に向けて仕掛けを投げればキスやカレイもターゲットに。外海向きの消波ブロック帯でも根魚が釣れますが、足元には注意。
船着場や繋留船の陰にはシーバスが潜んでいることもあります。
3.日間賀島東港東堤防のポイント・釣果情報
東港の東側堤防は西側より長いのが特徴。しかし繋留船など海の変化に乏しいポイントなので、堤防の足元を探るような仕掛けで釣り歩くのがおすすめです。
堤防先端からは投げ釣りでカレイやキスが狙え、外向きの消波ブロック帯では各種根魚が釣れます。
4.日間賀島Sビーチ小突堤のポイント・釣果情報
日間賀島東港で高速船を降り、東に歩けばサンライズビーチ小突堤が見えてきます。こちらも水深が浅いものの、安全でファミリーフィッシングにおすすめのポイント。
投げ釣りではキスやカレイ、堤防に沿いの消波ブロック帯で根魚が釣れます。
日間賀島釣り場案内:北港
1.フェリー乗り場の日間賀島北港
日間賀島北港はフェリー乗り場です。北港はフェリー乗り場を中心に西側が新井浜港、東側が久渕港と呼ばれます。西港と東港からは距離があるため、釣り人の姿は多くありません。
ですがフェリーが航行するために水深があり、時期によっては西港にも負けないほど魚種が豊富。多くの魚種を釣りたい方におすすめの釣り場です。
2.新井浜港のポイント・釣果情報
新井浜港での釣り場は港内と堤防沿い、そして沖堤防です。港内での釣り対象魚はシーバスやクロダイ、根魚など。外海向きのブロック帯で根魚が狙える他、季節によってはアオリイカの姿も見られます。
堤防先端はアジやサバなどが狙えますが、沖堤防が近く潮通しがやや悪いのがネック。一方、沖堤防は潮通しが抜群。クロダイやメジナ、アジ、根魚などが時期を問わずよく釣れるポイントです。
3.久渕港のポイント・釣果情報
フェリー乗り場から東側が久渕港。釣り人の姿は少なく、魚影が濃い釣り場です。釣果が多いポイントは堤防先端までに点々と存在するテトラ帯。中でも一番のポイントは、青い屋根が目印の倉庫前テトラです。
港の内外でクロダイや根魚、カレイ、キス、アオリイカ、アジ、サバが狙えます。また、暑い季節が終わればシーバス釣りの大チャンスが到来。接岸するコノシロを狙って大型シーバスが姿を見せます。
日間賀島の釣り方解説:ヘチ釣り
1.ヘチ釣り仕掛けの解説
ヘチ釣り仕掛けとは、竿と太鼓型リール、釣り針のみを使用するシンプルな仕掛けです。タイコ型リールはスピニングリールとは異なり、仕掛けを遠投することは困難。そのため、足元直下に仕掛けを落とし込んで餌を食わせる形になります。
釣り餌にはアオイソメやオキアミ、イソガニなど。ターゲットはクロダイ、メジナや各種根魚です。
2.ヘチ釣りタックルを解説
ヘチ釣りには短めのルアーロッドやコンパクトロッドが最適です。小型スピニングリールかタイコ型リールにナイロンラインをセットすればOK 。ハリスは1.5号を1m程、先にはチヌ針3号を結びましょう。
ヘチ釣りは餌の重量で仕掛けを降ろしていく釣り方ですが、潮の流れがある場合は小さなガン玉を用いることもあります。
プロマリン 銀竜
全長 | 3m |
---|---|
自重 | 161g |
日間賀島の釣り方解説:投げ釣り
1.投げ釣り仕掛けの解説
投げ釣りは仕掛けを遠投する釣り方です。仕掛けを投げたあとは放置せず、リールを少しずつ巻いて動かしましょう。ターゲットとなる魚はカレイ、キスや根魚など。夜釣りではクロダイ、シーバスが狙えます。
その際は仕掛け部に発光体、または竿先に鈴などを付けると良いでしょう。
2.投げ釣り仕掛け用タックルの解説
投げ釣りには専用の竿が適しています。リールには大型遠投用リールを用意しましょう。ナイロンライン3号かPE0.4~0.8号を目一杯にセットすればOK。メインのライン先端にはテーパーラインを結びましょう。
テンビンの重量は20号を基本に最大30号程度、この重量は竿が背負えるオモリ負荷によって異なります。
日間賀島の釣り方解説:ウキフカセ釣り
1.ウキフカセ釣り仕掛けの解説
ウキフカセ釣りとは、撒き餌とウキ仕掛けを潮に流すことによって魚を釣る方法です。釣り餌と撒き餌を同調させることで初めて釣りになります。
撒き餌で魚を集められるので、釣果を得やすいのが長所です。しかし、潮の流れを読むのには多少の練習が必要になります。
2.ウキフカセ釣り仕掛けのタックル解説
ウキフカセ釣りに必要な竿は磯竿です。小中型スピニングリールにはナイロンラインをセットしておきましょう。ハリスは1.5号の太さでOK。ハリスにチヌ針を結べば仕掛けの基本は完成です。
ウキと小物類は「ウキ止めゴム」「シモリ玉」「円錐ウキ」「絡み防止パーツ」の順でラインに通しましょう。また、ハリス上にガン玉を1~2個打てば仕掛けが海中で安定します。
日間賀島の釣り方解説:サビキ釣り
1.サビキ釣りの解説
サビキ釣りとは、撒き餌の中で擬似針を踊らせて魚に食いつかせる釣り方です。撒き餌はカゴに詰め、そのまま仕掛けを下ろせば海中で広がります。
魚への誘いは、竿を上下させて仕掛けを動かせばOKです。サビキ仕掛けには、仕掛けを竿下に下ろすタイプと遠投サビキタイプの2種類があります。
2.サビキ釣り仕掛けのタックル解説
サビキ仕掛けを扱うのに適した竿は、コンパクトロッドやルアーロッド、磯竿などです。狙いたいポイントに合わせて使い分けるのが有効。小中型リールにはナイロンラインをセットしましょう。
サビキ仕掛けは市販品を使えばOK。釣り針の大きさは4号を基準に、数字が大きくなるほどに大型になります。
日間賀島のルアー釣り解説:根魚
1.根魚向けルアー釣りの解説
日間賀島の堤防釣りでは根魚の釣果情報も豊富。本島と比較すると大型の個体も多く見られるので、ある程度パワーのあるタックルで挑むことをおすすめします。ちなみにロックフィッシュとは根魚のこと。
根は海中に沈んだ岩のことなので、根に潜むカサゴ、メバルやアイナメなどを総称して根魚もしくはロックフィッシュと呼びます。
2.根魚向けルアー釣りのタックル解説
基本のタックルはロックフィッシュロッドと小型リールでOKです。ラインはPE0.6 ~1号に2号以上のショックリーダーがおすすめ。
1~3gのジグヘッドと2インチサイズのワームの組み合わせや、10g以内の小型メタルジグを使うのがセオリーです。
日間賀島のルアー釣り解説:シーバス
1.シーバス向けルアー釣りの解説
海のルアー釣り対象魚でトップクラスの人気を誇るのがシーバスです。シーバスは生息域の幅が広いため、釣り場所によっていくつかの攻略方法が存在します。釣り方の基本はルアーを投げたらゆっくりリールを巻くことです。
釣りに適した時期は夏~秋。特に秋は餌を荒食いし始めるので、大型シーバス狙いはこの季節がおすすめです。
2.シーバス向けタックルの解説
シーバス向けタックルにはシーバスロッドと小中型スピニングリールが適します。メインラインはPE製0.8~1.5号にリーダー4号の組み合わせが最適。ルアーにはミノーやバイブレーション、メタルジグがよく使用されます。
3.日間賀島シーバスはここを狙おう!
日間賀島でシーバスを釣るなら、最適な釣り場は東西と北に位置する各港です。いずれも整備された釣り場なので、堤防向けの釣り方が釣果を伸ばす秘訣になります。狙うべきポイントは、堤防の角や船の出入り口、堤防沿いなど。堤防の角と船の出入り口は、丹念にルアーで探ればヒットする確率が増します。
また、堤防沿いは、壁と平行してルアーを投げる方法が基本です。堤防が海面に作る影の境にルアーを泳がせるとシーバスが姿を現します。
日間賀島のルアー釣り解説:エギング
1.エギングの解説
エギングとは、和製ルアーであるエギ(餌木)を使ってのイカ釣りのことです。ターゲットはアオリイカを始めとした各種のイカ類。特にアオリイカは生息域が広く、狙える釣り場が多いのでトップの人気です。
日間賀島の各港にもよく姿を見せるため、数釣りできる秋頃には釣り人がエギを投げる姿が見られます。
2.エギングタックルの解説
エギングタックルにはエギングロッドと小中型スピニングリールが基本。メインラインにはPE製の0.6~1号、2号以上のリーダーを結べばOKです。エギは2.5号~4号までを扱いますが、3号前後が最も使用されます。
3.オクトパッシングにチャレンジ!
オクトパッシングとは、専用に改良されたエギを使ったタコ釣りのことです。エギ本体の下部にオモリを装着し、エギを海底まで沈めてタコにアピールする形になっています。海底や障害物に張り付くタコを引き離すためには、タックルを図のような強力なものにすると良いでしょう。
日間賀島でお役立ち!堤防釣りのコツ
堤防釣りはより近くを狙おう!
日間賀島の釣りでは仕掛けを遠くに投げたり、沖に流し過ぎたりする釣り方はおすすめできません。これは、沖合いに高速船や漁船がかなりの頻度で航行しているためです。
船にラインが引っかかり、思わぬ事故に繋がる可能性さえあります。次の項目では、堤防釣りの更なるコツを解説していきましょう。
魚が集まるポイントを見つけよう!
堤防釣りでは魚が集まるポイントを見つけるのが大漁のコツです。探すべきポイントとは、餌が集積する地点。目安としては撒き餌が滞留するポイントです。このような地点では、波に浚われた生物や堤防の付着物が集まります。
それらを餌として狙う魚も集まってくるので、釣れるチャンスが大きくアップ。日間賀島に限らず、どのような堤防でも最初は近くから探っていくと良いでしょう。
暑い時期や季節には夜釣りがおすすめ!
日間賀島の釣り場は殆どが整備されています。そのため、暑い季節は堤防の上がかなりの温度に。夏の時期は宿泊施設などを利用し、日中を避けると快適な釣りができるはずです。
このような時期に釣りをする場合は、仕掛けに発光体を装着すると視認性が良くなります。
日間賀島で釣具・釣り餌を探すならココ!
貸し竿店の情報
五郎さんが自転車をレンタルするのは、日間賀島西港の「いこい」というお店。料金は1時間540円でした。島の外周は約20分位で回れます。 pic.twitter.com/tvVT4v2s4L
— ロケ地マニアックス (@LocationManiacs) July 21, 2014
日間賀島西港近には餌と貸し竿を扱っている店舗があります。ここで手に入る餌はアオイソメや石ゴカイです。貸し竿は延べ竿タイプのシンプルな仕掛け。
手ぶらで日間賀島に渡っても魚釣りは可能ですが、延べ竿で使える仕掛けの予備があるとよいでしょう。
釣りにベストな時期こそ品切れ?
GWやお盆休みといった行楽の季節や釣りのターゲットが多い時期には、日間賀島へ渡る前に釣り餌の準備をしておくのがベスト!日間賀島には、平日でも観光客や釣り人が多数訪れます。
そのため、餌は正午を越す前に売り切れとなってしまうことも。品切れになってしまうと、在庫の補充に時間が掛かってしまいます。現地で困る前に、予め釣り餌は十分な量を確保しておきましょう。
日間賀島へのアクセス情報
高速船の料金案内(2021/10/20現在)
乗船料金表 *片道料金/往復料金(大人料金のみ)
日間賀 | 篠島 | 伊良湖 | |
河和 | 1,400/2,690 |
1,400/2,690 | 2,300/4,400 |
師崎 | 700/1,340 | 700/1,340 | 1,410/2,700 |
日間賀 | 400/700 | 1,400/2,690 | |
篠島 | 400/770 | 1,400/2,690 |
日間賀島へは名鉄海上観光が、知多半島と渥美半島間に高速船・カーフェリーを航行させています。南知多方面では、河和港乗船センターと師崎港観光センターから高速船に乗船可能。
ちなみに日間賀島への出発便数は師崎からの方が多いので、乗船するならこちらがおすすめです。乗船料金は上図を確認してください。(大人料金のみ)
乗船場へのアクセス情報
河和港乗船センターへは、名鉄河和駅から徒歩8分。師崎乗船センターへは河和港からバスが出ています。所要時間は30分。降車すれば目の前が師崎港観光センターです。
知多半島道路(有料道路)からお越しの方は、豊丘IC師崎方面で降りればOK。渥美半島は、伊良子港乗船場から高速船に乗れます。名鉄JR豊橋駅から伊良子港バス停降車、所要時間は1時間40分ほどです。
駐車場情報(2021/10/20現在)
収容数 | 営業時間 | 料金(1h) | 料金(24h) | |
河和 | 71 | 5~23 | 100円 | 500円 |
師崎 | 193 | 5~21 | 100円 | 2,000円 |
河和乗船センターの駐車場は71台収容可能、5~23時まで営業。1時間100円、24時間500円です。師崎観光センターの駐車場の収容台数は、屋内と屋外合わせて193台。1時間100円、24時間2,000円。5~21時までの営業です。
日間賀島釣り情報:まとめ
陽気のいい季節・時期には日間賀島に行こう!
「日間賀島の釣り情報!時期ごとの釣果や仕掛けなどの釣り方のポイントも!」は以上です。多くの釣りに関する情報をお届けしました。日間賀島はやはり観光地だけあって開催されるイベントも豊富です。
例えば、島を周回できるサイクリングイベントや、人口砂浜でのイルカとのふれあいなど。季節が進むにつれて時期に合った様々な催しが開かれます。釣り目的でもぶらり旅でも、日間賀島に出かけてみてはいかがでしょうか?
大物シーバスを狙う方法と危険な毒魚への対処法が気になる方はこちらもチェック!
日間賀島で大物が狙える魚種といえばシーバス。このシーバスは季節毎に捕食対象を変えます。その攻略法の一つが「コノシロパターン」です。ご紹介する記事で知識を身につければ、初心者の方でも大型シーバスは遠くありません!。
また、日間賀島では季節を問わず釣りができるのが魅力ですが、時には歓迎されない魚が釣れることも…そんな魚で怪我をしないための知識も併せてご紹介します!
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