尾上製作所(ONOE)コンパクトピザオーブン ON-1781
KNZ メキシコ製ピザ窯チムニー MCH060 ZZ KSK
キャンプでも人気の「ピザ」とは
バーベキューでも人気の調理パン
ピザは宅配で人気のある調理パンです。日本では生地の厚みによって2種類に分類でき、生地が薄くてカリッとした食感のタイプをクリスピーと言いイタリアやニューヨーク系のピザになり、生地が厚めでもっちりとした食感の生地はシカゴ系のピザです。どちらのピザもキャンプだけではなくバーベキューや林間学校などのアウトドアでも作られる人気の料理ですが、アウトドアでピザを焼く方法は限られているので焼き方を工夫しないと綺麗に焼けません。
専用の道具とは
ピザを家庭で食べる場合は冷凍食品、チルド食品のピザがあるのでトースターやオーブンで焼いていくだけで簡単です。キャンプやバーベキューなどのアウトドアの場合はトースターやオーブンで焼くことができないのでピザ窯を使って焼くことが多いです。ピザ窯にはいろいろ種類があり耐火レンガを使った本格的なピザ窯は持ち運びできないため、アウトドアではピザを焼く方法として簡易なピザ窯やダンボールを使ったり、七輪を使ったりします。
ピザを作る時に必要な道具・材料
材料
ピザ生地のレシピによって多少違いますが、基本的には小麦粉、水、塩、砂糖、イースト菌、油を混ぜて発酵させた後に好きな厚みの伸ばしてから、ピザソースを塗って好きな具材をトッピングして焼いていくだけです。特別な材料は必要なくすべてスーパーで買えるので手作りまでのハードルは高くありません。油は一般的にはオリーブオイルを使いますが、風味が強くなければどんな油でもいいのでサラダ油でも、菜種油でも作れますよ。
道具
作り方で多少道具が変わりますが、ピザ作りに必要な道具はボウル、スケール(測り)、計量カップ、作業台(まな板でも可)、麺棒、クッキングシートが必要です。スケールはデジタルだとボウルの重さを含まず粉類の分量を簡単に測れるので便利な道具です。ピザ窯を使う場合はクッキングシートを使わないですが、家庭用のオーブンで焼く時には必要な道具になります。アウトドアでもピザの焼き方によっては必要です。
ピザを焼く為に必要な道具
キャンプでは使えない:オーブン
家庭ではごく一般的な焼き方の1つです。オーブンは予熱で庫内の温度を200~250度ほどにして一気に焼き上げていくのでカリッとした食感になります。扱いやすい道具ですが、電源がないと使えないことからキャンプやバーベキューなどのアウトドアでは別の道具が必要になります。
キャンプでは使えない:ピザ窯
耐火レンガを使って設置する本格的な石窯は、プロが導入する焼き方でオーブンより更に高温ですばやくことから生地はしっかり焼けて具材は水分が多いのでジューシーに焼けます。一般家庭にピザ窯あるのは珍しいですが、ピザ窯を作るためのキットなどが発売されていてスペースが有れば意外とピザ窯を簡単に設置できます。ただしコテなどの道具は別売です。
キャンプで使える:ピザ窯
バーベキューコンロの上で使う簡易なピザ窯もたくさん発売されていてアウトドアでピザを焼く方法の1つとなっています。コンロで焼けるのでバーベキューやキャンプでピザを焼くことができますが、ピザ窯はオーブンにはある天板がないため生地を取り出す専用の道具「ピザピール」も必要になります。
その他
キャンプやバーベキューなどのアウトドアでの焼き方は後述しますが、レシピを変えなくてもスキレット(フライパン)やダッチオーブン、ダンボールオーブンなど工夫すればいろいろな方法で焼くことができます。
ピザの作り方1
発酵させる本格的な生地の作り方
イースト菌を使って30度~40度ほどの暖かい場所に置いておいて発酵させる本格的な生地です。前述したように特別な材料は使わなくていいので簡単に作れますよ。薄く伸ばすとクリスピータイプになります。発酵させるのでバーベキューをする時に時間を逆算して作らないと発酵しすぎる可能性があるのでアウトドアで発酵させるタイプの生地を作る時は、クーラーボックスで冷やすか自宅で下準備しないようにしましょう。
材料
強力粉はもっちりしたパンのような触感になり薄力粉はサクッとしたクッキーのような食感になります。レシピによって配合したり、どちらかの小麦粉だけ使っていたりと多少違いがありますが基本的には前述した材料と同じです。
材料 (直径24センチほど3枚分) 強力粉200g 薄力粉50g ※強力粉+薄力粉の代わりに準強力粉で作るのもお薦め リスドォル 250g 砂糖20g 塩3g ドライイースト5g 水145~150g オリーブオイル 20g
作り方
材料をすべて混ぜてひとまとまりになるまで手でこねていきます。後は暖かい場所発酵させてから丸く薄く整形してトッピングするだけです。焼き方はオーブンを使用しているのでキャンプで焼く場合は後述する「キャンプでピザを焼く方法」を確認してくださいね。
ピザの作り方2
発酵不要のピザ
キャンプやバーベキューなどアウトドアでピザが作りたくなったら簡単に作れるレシピが発酵不要タイプです。イースト菌の代わりにベーキングパウダーを使用することで発酵していないのにパン生地のようになります。ベーキングパウダーは製菓用品として使われることが多い食材でスーパーでも取り扱われています。
材料
薄力粉だけを使用しているレシピなのでもっちりという食感ではなく、クッキーのようにサクッとした軽い食感になるレシピです。薄力粉、ベーキングパウダー共にお菓子を作る時に使う材料なので余ったらケーキなどにも使えますよ。
材料 (直径18cm1枚分) ★薄力粉100g ★ベーキングパウダー5g ★砂糖小さじ1/2杯 ★塩小さじ1/2杯 ★オリーブオイル(サラダ油)大さじ1杯 ぬるま湯50cc
作り方
粉類を混ぜ合わせたあとにぬるま湯を入れて更に混ぜていきます。適当にこねていきひとまとまりになったら、更にこねていき耳たぶほどの柔らかさになれば完成です。非常に簡単なことからキャンプやバーベキューなどのアウトドア向けのレシピでしょう。
ピザの作り方3
ホットケーキミックスを使ったピザ生地
ホットケーキミックスを使ったピザ生地なら翌朝にパンケーキとして余った粉を使うことができるので便利ですよ。ホットケーキミックスには2種類あり甘くないパンケーキミックスもあります。使われている材料には小麦粉とベーキングパウダーが含まれているので先程紹介したレシピと同じような感じで作れることからキャンプでも便利なレシピです。
材料
キャンプやバーベキューでは通常の計量カップを持っていくことが多いと思うので、分量の違いに気をつけてくださいね。米カップの1カップは180mlで通常のカップは200mlになります。キャンプでも家庭でも正確に測れる道具があると失敗が少ないです。
HM米カップ1杯 小麦粉米カップ1杯 お水米カップ半分 塩麹小匙1杯 クレイジーソルト小匙1杯
作り方
粉類を混ぜ合わせたら真ん中をくぼませて、そこに水を入れてから混ぜていきます。ひとまとまりになるまでこねたら、ラップをして暖かい場所で休ますと完成です。麺棒などで薄く伸ばして焼いていきましょう。
ピザの形成について
フォークで穴を開けると膨らまない
出来上がった生地を形成する時に本場では投げて遠心力で伸ばしていきますが、一般人にはまず無理なので適当な大きさにとり丸めてから麺棒などで薄く伸ばしていきましょう。麺棒を動かすのは一定の方向だけで生地を90度回転させて伸ばすと綺麗な円になりますよ。焼く方法に関係なくそのまま焼くと、生地が膨らんできて凸凹することがあるので形成できたらフォークや竹串などで細かい穴を無数に開けていきましょう。
庫内のサイズに注意
豪快に大きなピザを作るのもキャンプならではですが、キャンプでは特に大きさに注意しましょう。ダッチオーブンやスキレットから大きいと焼きにくいですし、簡易的なピザ窯が小さいと焼けません。道具に合わせて形成しましょう。家庭で使うオーブンなら天板のサイズという目安があるのでわかりやすいです。
キャンプでピザを焼く方法1
ダッチオーブンを使う焼き方
キャンプやバーベキューで人気の調理器具「ダッチオーブン」を使えば上下から焼いていけるので本物のオーブンのように綺麗に焼けます。ダッチオーブンでの焼き方のポイントにくっつかないように焼くというのがあります。しわくちゃにしたアルミホイルを敷いたりして直接生地がダッチオーブンにくっつかないように注意しながら焼いていきましょう。火加減は上を強めにするのが一般的な焼き方になります。
焼くときのポイント
上を7~8割ほどで下を3~2割ほどの火力で焼いていきます。本格的なピザ窯は400度という高温で短時間焼いていくので炭に風を送ってダッチオーブンの中を高温にすればするほど美味しく焼けますよ。風を送らない場合でも5分程度で焼けますが、高温で石窯風を目指すならさらに短い時間で焼けるので焼き過ぎには注意してくださいね。ダッチオーブンはキャンプで人気の調理器具ですが、下の火力が強すぎるとすぐに焦げてしまいます。
スキレットで焼く場合
キャンプだけではなく家庭用の調理器具としても人気のあるスキレットも同じ焼き方で焼くことができます。ただしスキレットが2ついるので注意しましょう。ひっくり返したスキレットで蓋をしてその上に炭を置いて焼いていきます。
キャンプでピザを焼く方法2
バーベキューコンロに対応したピザ窯を使う
尾上製作所(ONOE)コンパクトピザオーブン ON-1781
バーベキューコンロの上で使えるピザ窯もたくさん売れているので、それを使うとキャンプでも簡単にピザが焼けます。焼き方はバーベキューコンロの上に置くだけなので、新たに炭火を用意しなくてもいいので手軽です。ピザ窯ですが、グラタンなども焼けることからキャンプでオーブン料理が楽しめますよ。ダッチオーブンと比べると料理のバリエーションは少ないですが、価格が安く手入れも簡単なためキャンプ初心者にもおすすめです。
自宅で焼く場合
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同じような小型のピザ窯でより本格的なものもありますが、持ち運ぶには重たいのでキャンプではなく庭でバーベキューをする時に便利です。キャンプで使えないのは残念ですが美味しいピザが焼けますよ。重さを気にしないのであれば動かすことは可能です。アウトドアで焼く方法は工夫次第でたくさんあります。
キャンプでピザを焼く方法3
蓋をするだけの焼き方
文字通り蓋をするだけです。紹介してきた中では一番シンプルな方法で特別な道具が不要なためキャンプ初心者やキャンプにあまりお金をかけたくない方でもすぐに実践できる焼き方です。フライパンで生地を焼く時に蓋をする、焚き火やコンロで焼く時にアルミホイルで包んで(蓋をして)焼くことで熱が全体に行き渡るようなります。ただし直接熱源で上を焼いているわけではないので焦げ目はつきません。
焼く方法にひと手間加える
キャンプではガスバーナーを持っていくことも多いと思います。キャンプでは火をつける道具として使われますが、キャンプ以外では炙り料理に使われるので蓋をして焼いた後にピザの表面を炙って焦げ目を付けることで美味しそうなピザがキャンプでも食べられますよ。
キャンプでピザを焼く方法4
ダンボールにアルミホイルを貼る即席オーブン
ダンボール箱の内側に綺麗にアルミホイルをでんぷんのりで貼っていきます。しわができないように、破れないように細心の注意を払いながら作業しましょう。内側全面にアルミホイルを貼ることで熱が反射してダンボール中が高温となりオーブンのようになりますよ。熱源は缶に入れた炭火なのでダンボールが直接炭に触れない限り安全です。キャンプのアクティビティとして作ってもいいでしょう。
作り方
アルミホイルを綺麗に貼っていき、網を置くための棚を針金などを使用して作ります。下部には金属のトレイや缶の炭床を作り網の上にピザを置いて蓋を閉じて焼いていくだけです。蓋を頻繁に開け閉めすると庫内の温度が下がるので注意しましょう。詳しい作り方は動画をご確認ください。
キャンプで食べたくなるピザのレシピ1
ポテトの醤油バター&マヨタマピザの材料
キャンプでも食べたくなるようなピザのレシピを紹介していきます。市販のソースを使っても美味しいピサができますが、ソースを工夫したり具材を変えることでいろいろなピサができますよ。トマトをベースにするだけではなくマヨネーズや醤油などいろいろなソースのレシピがあります。
マヨタマ♡【ID488663】半分~ じゃがいも中2個 醤油小さじ1杯強 バター大さじ半分程度 とろけるチーズお好み量 ウインナー3本 マヨネーズ適量 粗挽き黒コショウ適量 オリーブオイル小さじ1~2杯
作り方
適当な大きさにしたじゃがいもを串が通るまで加熱してから、サンドイッチの人気材料マヨタマをピザ生地にのせじゃがいもやウインナーなどをトッピングしていき最後にチーズやマヨネーズをのせて焼いていきましょう。キャンプで作る時は具材を自宅で用意してくると簡単にできますよ。
キャンプで食べたくなるピザのレシピ2
照り焼きピザの材料
照り焼きチキンを作ってそれをトッピングすると和風な照り焼きチキンのピザできます。ソースはトマトソースではなくマヨネーズをベースにしています。トッピングには海苔とシメジなどの馴染みのあるキノコを使うことで和風のピザになりますよ。
■ トッピング マヨネーズ適量 鶏もも肉1/2枚 きのこ適量 ピザ用チーズ適量 ■ 仕上げ きざみ海苔orもみ海苔適量 ■ プラスアレンジ 切り餅1個~
作り方
あらかじめ鶏肉を一口大にして照り焼きを作ります。ピザ生地ができたら薄く伸ばしてマヨネーズを全体に塗り、きのこと照り焼きチキンをトッピングしていき最後にチーズを振りかけて焼いていきます。焼き上がったら海苔をトッピングして完成です。
キャンプで食べたくなるピザのレシピ3
ネギマヨピザの材料
ネギは火が通ると甘みのある食材で意外とピザにも合うため、ネギマヨピザは人気のあるレシピです。キャンプでも作りやすい簡単なレシピで初心者の方でも失敗しません。ピザクラストとはピザ生地のことです。
万能ねぎ又はわけぎ250g ピザ用チーズ300g マヨネーズ80g 醤油小さじ1 七味唐辛子お好みで ベーコン4~5枚 ピザクラスト1枚
作り方
マヨネーズ、醤油、七味唐辛子を混ぜて作った特製のソースを生地に塗っていきます。塗り終わると大量のネギをトッピングしてチーズで蓋をするかのように振りかけていきます。最後にベーコンをのせて焼いていくだけです。シンプルでキャンプやバーベキューでも簡単に作れるレシピですよ。
ピザの作り方とキャンプでの焼き方のまとめ
キャンプでも工夫すればピサが焼ける
ダッチオーブンは高いものでは1万円を超えてしまいますが、ダンボールで作るオーブンなら1000円以内で作れるので焼き方を工夫すれば道具がなくても焼けます。単にアルミホイルで包むだけでもしっかり焼けますよ。バーベキューが好きな方は簡易的なピザ窯あるとグラタンなどいろいろなものも焼けるので重宝します。ピザのレシピはいろいろあるのでお気に入りのレシピを見つけてくださいね。
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