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トランギア「ラージメスティン」の評判は?気になるサイズや使い勝手を解説!

アウトドアキャンプで料理するのに大活躍する人気の商品トランギア社のラージメスティンはキャンプに限らず登山、釣りをする人にも愛用される定番商品です。人気の秘密であるラージメスティンの特徴から飯盒以外を調理できるレシピまでご紹介します。
2020年8月27日
undrop818
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ラージメスティンとは?

トランギア社が販売している取っ手付きアルミ製飯ごうのことです。アウトドアで使用するために便利な構造になってます。古くから登山者などに愛用され、今ではキャンプをはじめ、アウトドア全般で人気を得ています。普通のメスティンとラージメスティンがあります。どちらも同じアルミ製飯ごうです。今回はこの大きいタイプのメスティン、ラージメスティンをご紹介します。

メスティンは飯ごうの意味

トランギア社のメスティンは飯ごうという意味です。飯ごうとは以前軍隊が腰にかけて使う携帯用炊飯器具でした。そのため兵式飯ごうは腰にフィットする形になっています。現在は山やキャンプなどで調理器具として使用されています。

ラージメスティンはトランギア社のロングセラー商品

アルコールバーナーで有名なトランギア社は90年の老舗ブランドです。アルコールバーナーはアルコールストーブとも言われ、日本でも半世紀以上にわたって登山者などに愛用されています。ラージメスティンはトランギア社のロングセラー商品。今や世界中で評判のいいアウトドアクッカーとなりました。

ラージメスティンのスペック

【重量】270g
【サイズ】20.7×13.5×7cm
【容量】1350mℓ
【素材】アルミ製(無垢)

普通のメスティンの倍近い重さ

ラージメスティンは重量270g、普通のメスティンは150gなのでおよそ倍近い重さです。その分サイズも倍近く、普通のメスティンの炊飯は1.8合なのに対し、ラージメスティンは家族にうれしい2合、3合も炊け、最大で3.5合まで炊くことができます。取っ手の色は黒と最近発売された赤から選べます。

ラージメスティンの便利なポイント

ラージメスティンはアウトドアで料理をするときに便利な点があります。それは蓋がついていることと取っ手が折りたたみできることです。蓋があることでバーナー以外にたき火の中に入れて炊飯することができますし、あらかじめ下ごしらえをした食材、あるいはバーナーや固形燃料などの燃焼道具をラージメスティンに詰めて持ち運ぶことができます。

コンパクトサイズでスタッキングできる

取っ手もおりたためるので場所をとらずにコンパクトサイズでスタッキングができます。さらにもう1点便利な点として、100均でラージメスティンにぴったりフィットする小物が多く見つかることです。いろんなオプションを自分なりに発見することでラージメスティンの用途が広がります。

ラージメスティンの特徴

①形

日本では飯ごうといえば豆のような形をした兵式飯ごうと丸形飯ごうが一般的でした。ラージメスティンは角丸長方形の形をしている角型飯ごうです。取っ手を折りたたむと蓋を押さえられ、弁当箱として使うこともできると評判です。

中にもしまえる便利なスタッキング機能

ラージメスティンはスタッキングしやすい丸四角の形のため、インスタントラーメンやレトルト、あらかじめカットした野菜などいろんな食材、あるいは固形燃料やポケットストーブのエスビット、ガストーチなどの小物を中に入れて持参することができます。また、バックパックなどにもスタッキングしやすい形、サイズとなっています。

②鉄より上をいくアルミ製


熱伝道率が高い・軽い・さびにくいという特徴に加え、均一に広がるためアルコールバーナーでもきれいにご飯を炊くことができます。無臭・無害の特性もあります。アルミはスタッキングの時に傷がつきやすいとの評判もありますが、硬いものと一緒にスタッキングしなければ問題ありません。

③3.5合まで炊けるビックサイズ

ラージメスティンはサイズが大きいため3.5合までの炊飯ができます。ソロでも2合炊いて、残りをおにぎりにしたり、家族で3合炊いたりと用途が広がります。また、ごはんを1合ほど炊いて、その上からレトルトカレーをかけてカレーライスにしたり、いろんな具材をラージメスティンのご飯にのせて丼にしたり、食器として、あるいは弁当箱として使って食べることができます。

炊飯以外の調理も可能

ご飯を炊くのが飯ごうですが、メスティンは他のおかずも調理できます。中でもラージメスティンはサイズが大きいので鍋料理や蒸し料理、燻製なども容易に作ることができ、幅広い調理方法で使うことができます。また、固形燃料とエスビットなどを使って自動で炊飯することもできると評判です。

④飽きないデザイン

ラージメスティンはアルミ製ですので傷がついてもそれが味となって愛着がわきます。そのため何年も使い続けることができます。また、ピカピカに光る鏡面加工にしたり、つや消し加工にしてみたりと自分の好きな質感に加工することもできます。シンプルで好きなようにカスタマイズできる自分だけのオリジナルをつくれるのが世界中から広く長く愛される理由です。

ラージメスティンのメンテナンスは2つだけ

発売されているアウトドアクッカーのほとんどはコーティング加工がされていますが、メスティンは無垢なアルミ素材で、コーティング加工がされていません。買ったままのラージメスティンでも問題なく使えますが、使う前にする準備作業としてバリ取りとシーズニングをしたほうがよりベターといえます。ラージメスティンを買ったらバリ取りとシーズニングを行いましょう。

バリ取り

バリとは金属加工後に出る突起のことです。手などを切る恐れがあるため研磨して削り落とします。メスティンの蓋や本体の縁の部分に水に濡らした金たわしやサンドペーパーでごしごし磨いて滑らかにしてください。手を切りやすいので軍手を着用しましょう。

シーズニング

一般的な方法としては、バリ取りを行った後に鍋にお米のとぎ汁を入れて本体と蓋を15分ほど煮ます。全部がお湯に浸かっていなければ浸かっていなかった部分を浸けて同じように煮ます。表面に膜が張ることで焦げにくくなります。その後取っ手を取り付けて使用してください。

ラージメスティンに必要な道具

ラージメスティンで調理するときの燃焼道具は固形燃料、エスビットのポケットストーブ、バーナー、コンロ、グリル、七輪、五徳、そしてたき火です。用途によって道具を選ぶことができます。例えば固形燃料ならエスビットと一緒にラージメスティンの中にスタッキングして持ち運ぶことができます。 手っ取り早くお腹を満たしたいときにはバーナーがおすすめです。たき火を見ながらゆったりした気分で調理もできます。

メスティンで炊飯するために必要な火と台

炊飯するためには、ラージメスティン以外に固形燃料とエスビットなどとライターを用意します。固形燃料はホームセンターや100円ショップなどで売られています。固形燃料台は100円ショップでも固形燃料用コンロとして売られていますが、スタッキングを考えるならエスビットのポケットストーブがよいでしょう。屋外では風が吹くと大変時間がかかってしまいます。ウインドスクリーンという風よけがあれば燃焼効率が高まり、風が強い日も火力が落ちるのを、また火が消えるのを防いでくれます。

ラージメスティンで自動炊飯!

ラージメスティンは自動炊飯ができると評判です。固形燃料とエスビットなどを使い、燃料の燃え尽きる時間でご飯を炊きます。微妙な火加減調節などは行いません。30分ほど浸したお米と水をメスティンに入れ、ふたをしめてポケットストーブの上に置き、固形燃料に火をつけて終わりです。火はだいたい20分ほどで消え、10分ほど蒸らすとできあがりという手軽さです。

2合と3合の炊き方


2合のお米に対して360㏄の水、3合のお米に対して540㏄の水で炊きます。計量カップがなくても、180㏄のシェラカップなどで代用できます。2合の場合は20分、3合の場合は25分くらいの燃焼時間の固形燃料を選ぶとよいでしょう。ポイントは炊く前の水につける時間を30分以上にすると失敗は少なくなります。3合ではラージメスティンがいっぱいになります。炊き込みなど具材を入れる場合は2合のほうがよいでしょう。

自動炊飯の注意点

自動炊飯は固形燃料に火をつけてからその後はほったらかしでできるすぐれものです。ただし、炊飯時の環境や、2合、3合といったお米の量によって大きな誤差が生じますので、野外だと少し長めに蒸らす、長持ちする固形燃料に変えてみるなどの工夫が必要です。

野外での自動炊飯は少し長めに

風や気温、天候など目まぐるしくかわる野外で火を取り扱うときには 、通常火力が弱まります。少しでも風を感じたら長めの固形燃料、蒸らす時間を長くするなどの工夫が必要です。逆に家ではおこげができていたのに野外だとおこげができずきれいに炊けるということもあるようです。

自動炊飯で他の炊飯料理

この自動炊飯機能をつかっていろんな自動炊飯料理を考えてみましょう。まず、ご飯にいろんな具材を混ぜて一緒に炊くという方法が一番簡単です。炊き込みご飯、牛丼、親子丼、玉子丼などです。もう一つはラージメスティンでご飯を炊いて、別の鍋でお湯を沸かす方法です。この2つの同時調理はいろいろなレトルト類が簡単にできあがります。野外で手っ取り早くおいしく食べられるメニューの幅が広がります。

牛丼

あらかじめスライスした玉ねぎと一口大に切った牛肉を割下に30分ほどつけておきます。お米の自動炊飯をするときと同じ要領で水とお米をメスティンにセットします。お米は具材を入れるので2合か3合がいいでしょう。そこに割下を入れてかきまぜ、そのうえに玉ねぎ、牛肉、玉ねぎと乗せて自動炊飯します。

炊飯以外のお料理紹介

ラージメスティンは炊飯が基本ですが、その他の料理もおいしく作ることができる万能調理器具です。ラーメンはもちろん、炒め物、蒸し物、鍋物、パンもできます。野菜炒めは一口大に切った野菜、ウインナーなどを適当に投入します。一度蓋をします。少ししてから蓋をあけ、野菜の炒まる音がするまでしばらく様子を見てください。野外は火力が弱くなるので、メスティンの蓋をしたり冷凍野菜を使ったりなどの工夫をして調理します。

蒸し器としての使い方

シューマイ&肉まん

蒸し物をするときには、ラージメスティン用SSメッシュトレイが必要になります。100円ショップにある網でも大丈夫です。網をメスティンに入れます。網の下まで水をいれます。沸騰してきたら網の上に蒸し物を入れてください。シューマイでも肉まんでもお好きなものを蒸してください。シューマイは20分、肉まんは30分ほどかかります。

揚げ物としての使い方

串カツ

あらかじめお好みの具材を串に刺しておきます。メスティンに油を投入して泡がふつふつしだしたらお好みの串カツを入れてください。蓋にキッチンペーパーをひくと油切りになります。たくさんの人たちとメスティンを囲んで串カツパーティーにすると楽しそうですね。

アヒージョ

オリーブオイルをメスティンの半分ほど入れ、細かく刻んだ鷹の爪、にんにくをいれ火にかけます。泡がふつふつしてきたらお好みの具材を入れます。(エビやイカ、ホタテ、あさり、カキ、きのこ類など)。ぐつぐつと音を立てて沸騰してきたら完成です。オリーブオイルにフランスパンをひたして食べても最高です。

鍋物としての使い方

鍋は出汁と具材を入れるので大きな容量が必要です。ラージメスティンは鍋をするのに適しています。しかしラージメスティンでもひとり鍋ほどの大きさです。鍋をつつきながらビールやおつまみという組み合わせが最適です。キムチ鍋、鶏鍋、モツ鍋、いろんな鍋が楽しめそうです。ポトフ、湯豆腐もいいですね。

スパゲティはもちろんスープスパゲティも


メスティンに水を入れ沸かします。お湯が沸いてきたらスパゲティを入れます。その上に具材、固形スープの素あるいはお好きなスープの素を入れかき混ぜます。固形燃料がなくなる前に様子を見てください。具材に火が通っていればできあがりです。
スパゲティは半分に折ると入りますが、サラスパにすれば折らずにすむ上にゆで時間の短縮になります。お好きな具材をメスティンにあらかじめ切ってつめていくことをおすすめします。

パンも焼けます!

ラージメスティンはオーブン料理をするのにも適しています。中でもダッチオーブンのようにパンが焼けます。まわりにクッキングシートをするとよいでしょう。クッキングシートははみ出ると燃えるのでラージメスティンの大きさにカットして使いましょう。

ラージメスティンの口コミ

通常サイズのメスティンを ソロキャンプでは使っていましたが ファミキャン時に使いたいと思い 大きいサイズを購入しました。 この商品は炊飯時ほったらかしでも 比較的簡単に炊き上がりお米も 美味しく頂けました。 その他の調理もでき非常に便利な一品です。

メスティンを使いこんでいけば、自然とラージメスティンが欲しくなります。1合でも2合でも3合でも自由自在にお米を炊く調整ができる上に他のおかずとの同時調理ができ料理の幅が広がると評判です。ラージメスティンにメスティンをスタッキングして持ち運びできます。

届いた時は斜めに蓋が深く入っており外すのに苦労しました。ご飯を炊いたら美味しくて感動!

ラージメスティンは蓋と本体が深くはまり込んでしまうととれなくなる現象が多いようで、多くの人が蓋をとるのに苦労しています。蓋をあまり強く押さず、深く閉じないように気をつけるか、少し角のところを変形させて使う手もあります。いずれにしても慣れるまで時間がかかります。

ラージメスティンは使い方次第

ラージメスティンの評判は多岐にわたります。ラージメスティンがさまざまなニーズに対応できるものであるからと、使う方のアイデア次第で新たな使い方ができるからです。

まとめ

トランギア社のラージメスティン。使う人の用途によって、その人好みのクッカーになっていき、愛着が生まれます。バリ取りやシーズニングが面倒ですが、どんどん自分のものになっていくという楽しみな作業でもあります。またバリ取りやシーズニングをせず無垢な素材のままで楽しむというのも人それぞれの楽しみ方ではないでしょうか。ラージメスティンをもってアウトドアに飛び出し、おいしい料理を食べましょう。

メスティンと相性の良い道具が気になる方はこちらをチェック!

メスティンにはカスタマイズできる道具が色々あります。暮らし~のではアウトドアに欠かせない道具がたくさん紹介されていますので、こちらもチェックしてみてください。