コデマリの育て方を解説!美しく花を咲かせるコツや剪定方法も詳しくご紹介!のイメージ

コデマリの育て方を解説!美しく花を咲かせるコツや剪定方法も詳しくご紹介!

手鞠のような花を枝いっぱいに咲かせ、冬には落葉するコデマリ。公園や庭の生垣にもよく植栽されています。コデマリの花を咲かせる重要なポイントは剪定時期です。今回はコデマリの育て方を中心に解説し、剪定方法や挿し木の仕方、枯れる原因など詳しくお伝えしていきます。

2019年03月13日更新

くずうまま
くずうまま
ガーデンコーディネーターです。ガーデニングが得意分野なので信頼できる記事づくりを目指しています。初心者の方でもわかりやすい記事になるよう心がけていきます!
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目次

  1. コデマリとは?
  2. コデマリの育て方1.環境
  3. コデマリの育て方2.用土
  4. コデマリの育て方3.水やり
  5. コデマリの育て方4.肥料
  6. コデマリの育て方5.植え付け・植え替え
  7. コデマリの育て方6.剪定
  8. コデマリの育て方7.増やし方
  9. コデマリの育て方8.病害虫
  10. コデマリの栽培画像
  11. コデマリの綺麗な花を咲かせよう

コデマリとは?

バラ科シモツケ属

出典: https://pixabay.com

コデマリはしなやかな枝を垂らし、細かい花が集まって枝いっぱいに咲かせます。開花時期は真っ白に彩り、綺麗で魅力的な花木です。花が咲いた姿が手鞠のように見えることからコデマリ(小手鞠)と名付けられたそう。落葉低木で冬には葉を全て落としますが、3月の終わりごろから新しい葉が芽吹き出します。高さは大きいもので2mほどになり、横にも茂るので花が咲いた時は圧巻の見応えでしょう。

コデマリの種類

通常は一重咲きですが、八重咲きの品種もあります。新芽がピンク色で葉に斑が入る「ピンクアイス」、黄色い葉が美しい「ゴールドファウンテン」などの苗も売られています。

庭に多く植えられている

原産地は中国であり、日本の気候にも合っていて栽培しやすく、家庭の庭によく植えられています。育てるのにそれほど手間がかからないうえ、ボリュームのある花付きがやはり人気の要でしょう。コデマリは和風の庭園によく似合います。

切り花でも人気

コデマリは切り花でもよく扱われていて、春になると花屋の店頭に多く並びます。生け花やフラワーアレンジメントに加えられることも多く、しなやかな枝ぶりを活かしたアレンジがされています。

コデマリの育て方1.環境

耐暑性・耐寒性あり

出典: https://pixabay.com

コデマリは耐暑性と耐寒性に優れています。強健なのでどんな場所でも比較的容易に育てることができます。しかし、乾燥を若干苦手とするので、栽培環境は夏場の西日が当たらない場所がベストです。半日陰でも育てることが可能です。冬場には葉を落とすのため、一見枯れるように見えますが落葉低木なので心配ありません。特にマルチングや冬越しの対策をしなくても問題ないでしょう。

風通しのいい場所で育てる

植え付ける時には風通しがいい環境を選ぶようにしましょう。風通しが悪いと、蒸れて病気や害虫が発生しやすくなります。日当たりがよく、さらに風通しがいい場所で育てることで、コデマリにとって最適な環境づくりをすることができるでしょう。

コデマリの育て方2.用土

堆肥と腐葉土をすき込む

出典: https://pixabay.com

大きく生長するので鉢植えではなく、地植えで育てるようにしましょう。土質は選びませんが、植え付ける時に堆肥と腐葉土をすき込んでおくといいでしょう。土中の微生物が増え、水保ちや保肥性がよくなり、土壌が改善されます。土が粘土質であれば、赤玉土も混ぜ込むといいでしょう。

鉢植えで育てたいなら?

株が小さいうちは鉢植えで育てることも可能です。鉢植えで育てる場合には、赤玉土7:腐葉土3の割合でブレンドしましょう。これはどのような植物にも使うことができる基本的な土作りの割合です。コデマリは極端な乾燥を嫌うので、赤玉土6:腐葉土4の割合にするといいでしょう。自分で土作りをするのが手間と感じたり、残土の保管ができない方は、園芸用の培養土を購入して使用するのがおすすめです。

コデマリの育て方3.水やり

植え付けて1年目の水やり

植え付けたばかりのコデマリは、まだ根が地中に広く張っておらず、根から水分を吸収する力が弱い状態です。植え付けてから1年間は水やりをするようにしましょう。特に夏の時期は暑さで水切れを起こし枯れることがあるので、涼しい時間帯にホースを使って全体を散水しましょう。冬場は休眠期になるので、降雨だけで問題ありません。

植え付けて2年目の水やり

植え付けて2年を経過したものは地中に根を広く張っているので、降雨だけで十分でしょう。夏場に雨が降らないような日が続くようであれば、散水してあげた方がベターです。葉が生き生きとし、ハダニの予防にもなります。

鉢植えの水やり

鉢植えは土が乾いてから、水を底から流れ出るまでたっぷりとあげます。土が乾いているかどうかは、鉢植えを持ってみるとわかります。軽いようであれば、水やりをしましょう。常に土が湿った状態にあると、根が空気を吸えず、根腐れを起こし枯れることがあるので注意してください。長雨が続くような時には、鉢植えを軒下に移動させるようにしましょう。

コデマリの育て方4.肥料

寒肥

冬の寒さが厳しい1月〜2月下旬までに寒肥を施します。株元から30cmほど離れた場所に30〜40cmの深さの穴を掘ります。寒肥には土壌改良も期待できる有機質の緩効性肥料が適しています。堆肥と油粕を混ぜ、穴に入れましょう。油粕がない方は、堆肥と緩効性化成肥料でも構いません。深く穴を掘っても冬は休眠期なので、根を痛めてもダメージが少なくすみます。

追肥

花が開花した後に追肥をします。一般的には開花後にあげる肥料のことをお礼肥と呼びます。花を咲かせた後の植物は、養分を多く使い疲弊している状態です。この時に肥料を与えることで、植物の回復を手伝うことができます。即効性のある肥料をあげるようにしましょう。

コデマリの育て方5.植え付け・植え替え

植え付け・植え替え時期

通年を通して植え付け・植え替えは可能ですが、真夏と真冬は避けた方が無難です。地植えにした場合には、特に植え替える必要はありません。鉢植えで育てている方は、次第に枝ぶりも広がっていくので植え替えが必要です。鉢植えの底から根が飛び出しているようなら、一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。植え付けて2年を経過しているような時にも植え替えをします。

植え付け・植え替えの仕方

環境を考慮して植え付け場所を選びましょう。植え付ける時に元肥として緩効性肥料を施してもいいでしょう。根が固まっているようなら軽くほぐしてあげると根付きが早くなります。水やりが楽になるよう、周囲を丸く線を描くように凹ませると、ウォータースペースが作れます。植え付けた後はたっぷりと灌水させましょう。鉢植えに植え替える際には、隙間が無いよう土を入れ込んでいくようにしましょう。

コデマリの育て方6.剪定

剪定時期

開花期が終わったら剪定時期となります。秋の9月ごろになると次の年の花芽ができてしまうので、早めに剪定を行うようにしましょう。花芽が出来た枝を落としてしまうと、翌年の開花数が減ってしまうので、剪定時期には十分に気をつけてください。

剪定方法1.透かし剪定

混み合った枝を剪定します。風通しがよくなることで病害虫の予防に繋がり、全体に日光が当たるようにもなります。枯れた枝や傷んでいる枝も剪定していきましょう。

剪定方法2.強剪定

強剪定は全体をコンパクトにしたい場合に用いる剪定方法です。栽培して数年経ったコデマリに有効で、新たたな枝が次々と出ていきます。逆に、植え付けたばかりのもの、比較的に小さいものに強剪定をしてしまうとストレスが大きくかかってしまい枯れることもあるので避けた方がいいでしょう。1/2程全体の枝を剪定し、枯れた枝や弱っている枝は根元から剪定するようにします。

剪定方法3.弱剪定

大きくしたい、ボリュームをアップさせたい場合に有効な剪定方法です。枝の先端部分を数枚葉が残る程度に残し、軽く剪定します。すると脇芽が出て全体のボリュームアップに繋がります。ストレスがそれほどかからないため、植え付けたばかりの株にも剪定することができます。強剪定で枯れるのが心配な方は、弱剪定をするといいでしょう。

コデマリの育て方7.増やし方

挿し木・株分け時期

挿し木や株分けで増やすことができます。挿し木に適した時期は3月です。株分けは2月〜3月ごろか、秋に行いましょう。

挿し木

3月ごろのまだ葉が無いうちに、若い枝を切り取って挿し穂にします。挿し穂は10cmほどの長さにし、下葉は手で摘み取ります。この時に発根促進剤を使うと、成功率が上がります。赤玉土や挿し木用の清潔な用土に挿し穂を射し込み、水やりをします。挿し木後の管理は、土の表面が乾いたら水やりをするようにしましょう。新芽が出る頃には発根してくるので、それまで明るい日陰で管理します。挿し木がぐらつかなくなり、発根が確認できたら植え替えをしましょう。

株分け

植え付ける時や植え替える時に株分けをすることができます。植え付けて数年経ったコデマリも掘り上げて株分けが可能です。株分けをする際にはナイフやナタを使って根鉢を分けると比較的簡単です。株分け後のコデマリはダメージを受けているので、活力剤を与えてあげるといいでしょう。

コデマリの育て方8.病害虫

カイガラムシ・アブラムシなど

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カイガラムシやアブラムシは植物の養分を吸汁します。大量に発生すると、害虫の排泄物からすす病などの病気の発生にも繋がり枯れることがありますので、見つけ次第駆除しましょう。カイガラムシは歯ブラシを使ってこそぎ落とすのが有効です。害虫対策に殺虫剤を撒いて予防しておくといいでしょう。

うどんこ病

葉に白い粉を振ったような状態になります。光合成が妨げられ、ひどいと枯れることもあります。うどんこ病の発生を予防するには、透かし剪定が有効です。混み合った枝がると風通しが悪くなり、日光が当たらなくなります。そのような条件下では、湿気がこもりやすくカビやうどんこ病が発生しやすくなる原因となるので、剪定や防除のための薬剤を散布するようにしましょう。

コデマリの栽培画像

画像1.春の新芽

3月になるとあたたかい日差しが差し込み、コデマリの新芽が出始めます。ぷっくりと膨らんだ新芽が春の到来を感じさせてくれます。開花はあともう少しです。

画像2.蕾が開花

小さな蕾をいくつもつけたコデマリの画像です。早くも開花している蕾があります。コデマリの一重咲きの花には5枚の花びらがつきます。

画像3.満開

コデマリが満開になりました。枝いっぱいに花をつけた姿はとても綺麗です。茎が見えなくなるほどに白い花が覆います。

画像4.鉢植え

小さな苗木は鉢植えでの栽培も可能です。植栽スペースや庭がない方でもコデマリを楽しむことができます。日光に当たる風通しのいい場所で育てましょう。水切れに注意して育てれば、翌年も綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。

画像5.落葉中

画像のように冬には全ての葉を落としてしまいますが、春にはしっかりと芽吹いてくれるので問題ありません。落葉樹は冬にどうしても寂しげな印象になってしまうので、他の常緑の植物を側に植えるか、草花を植えて周辺を彩り豊かにしてあげるといいでしょう。

コデマリの綺麗な花を咲かせよう

コデマリを上手に育てて開花を楽しもう!

公園や庭の生垣など、さまざまな場所で植栽されているコデマリ。日当たりと風通しのいい環境で育て、剪定時期を間違えなければ翌年にびっしりと花をつけてくれるでしょう。切り花にして室内に飾ったり、生け花にしても素敵ですね。コデマリを育てて、春の開花を楽しみに待ってみてはいかがでしょうか?

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