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オキナグサの育て方と増やし方を解説!花言葉や栽培のコツをご紹介!

柔らかな産毛に包まれた情緒あふれるオキナグサ。花が終わった後も、白くてふわふわの綿毛に変身していくので、その姿を長く楽しめます。オキナグサの育て方と増やし方をわかりやすく解説し、ポイントをまとめました。名前の由来や別名、花言葉といった豆知識もご紹介します。
更新: 2022年2月7日
おとはねくみこ
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オキナグサ(翁草)を育てよう

風情あるオキナグサ

白い細やかな毛に包まれた葉と花茎。種になると白くて長い綿毛のような姿に。優しい雰囲気で何とも趣があります。そんなオキナグサの育て方と増やし方を初めての方にもわかりやすく解説します。名前の由来や別名、花言葉、種類、栽培のコツもご紹介しますので、知識を深めることで、より深い愛情を持って栽培してみましょう。

オキナグサの基本情報

お日様がよく当たる山や草原に生え、白くて細やかな毛が広がって包まれている葉や花茎が特徴的。学名プルサティラはラテン語プルソー(打つ、鳴る)から。花の咲きはじめが釣鐘のように首をかしげた姿なのです。花びらのように見える6枚は実は萼(がく)で、次第に顔を持ち上げていきます。日本各地で多く自生していましたが、現在では減少し絶滅危惧種に定められています。

オキナグサのデータ

【科】キンポウゲ科・オキナグサ属の多年草
【学名】Pulsatilla cernua
【別名】白頭草(ハクトウソウ)、善界草(ゼガイソウ)、猫草(ネコクサ)
【原産地】本州、四国、九州
【開花期】4月~5月

オキナグサ(翁草)の名前の由来・別名・花言葉

オキナグサの名前の由来

種になると、白くて長い綿毛に変身します。綿毛が風にあおられてなびく様子がお年寄りの白い髪の毛のように見えることから、お爺さんを意味する翁(オキナ)の文字がその名に存在し、白頭草という別名もあるのです。ふんわりとした優しい様子はとても癒され、ファンが多いことも頷けますね。

オキナグサの別名

「白頭草」以外にもたくさんの別名があります。「善界草」は能の演目「善界」で、演者が白い毛髪をつけることから。もう一つの別名「猫草」は猫のようにふわふわの白い毛のように見えることからです。日本各地に自生していて、地方によってはオバガシラ、オジノヒゲ、カワラノオバサン、ユーレイバナといった呼び方もあり、いずれも種の姿から連想させる名前となっています。

オキナグサの花言葉

花言葉は、表裏一体をなしています。表の言葉は、何も求めない、告げられぬ恋、純真な心、華麗、奉仕。一方、裏の言葉は、背信の愛、裏切りの恋、背徳の恋、心の闇は内に隠して。これはどういうことでしょうか。表の言葉の意味は、最初うつむいて咲くことからつつましやかな女性をイメージ。それに対して、うつむいていたのが時間が経つと上を向いて咲くことから裏の言葉の意味を持つようになりました。何だか考えさせられる花言葉ですね。

オキナグサ(翁草)の種類

日本オキナグサ

日本オキナグサは寒さにも比較的強い山野草です。背丈は20~40㎝ほど。地植えでも鉢植えでもOKです。赤紫色以外にも、こちらのような薄黄色があります。優し気な黄色は珍しく、愛好家の間でも好ましく思われています。春の季節にぜひ楽しみたいですね。

西洋オキナグサ①

プルサティラ パールベル

西洋オキナグサの原産地はヨーロッパです。日本オキナグサと比べると花が大きく、色も赤、紫、ピンク、白とバリエーションが豊富。赤は「レッドベル」紫は「バイオレットベル」といったように「ベルシリーズ」または「ピンホイール」と札がついて販売されていることもありますのでお知りおきください。

西洋オキナグサ②

こちらは、西洋オキナグサの一つで、「プルサティラ ブルガリス パパゲーノ」です。花弁の先がひらひらと分かれており、まるで八重咲のように美しい品種です。白、紫、ピンク、赤紫といったようにたくさんのカラーを楽しめます。西洋オキナグサは上を向いて咲くことが多いです。

カシポオキナグサ


カシポオキナグサは樺太(カラフト)の樫保(カシポ)岳や突阻山(トッソサン)の辺りに咲いていたことから、この名前が付きました。丸みを帯びた形で、藤のような薄紫がとても美しい品種です。栽培はやや難しく上級者向けとなります。

ルイコフチゲ

こちらのルイコフチゲも樺太原産です。カシポオキナグサより一回り大きく、茎がよく伸びるタイプとなります。寒さに耐えられるよう、ふわふわの長い産毛がびっしりと備わっています。冬の寒さが厳しい地域の植物だと思わせてくれるいでたちですね。
 

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方①土・鉢

水はけがよい土にしよう

自然応用科学 山野草の土 5L

出典:Amazon
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用意する土は水はけのよいものが好ましいです。鹿沼土、赤玉土、軽石を5:4:1の割合で混ぜましょう。ガーデニング初心者の方でしたら、山野草用培養土が市販されておりますので、それを使うのもおすすめです。

鹿沼土

グリーンプラン 基本用土 上質鹿沼土5L

出典:Amazon

赤玉土

プロトリーフ 赤玉土(小粒) 5L

出典:Amazon

軽石

通気性のよい鉢を選ぼう

鉢植えの場合は、通気性のよい鉢を選ぶのが正解です。プラスチック製は避け、釉薬のかかっていない素焼きの鉢をおすすめします。また、オキナグサの根は、土の中に深く伸びていくゴボウのような根っことなっておりますので、深さのあるものを選ぶとよいでしょう。

素焼き鉢

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方②植え付け・植え替え

植え付けの季節

水はけのよい土と鉢を用意したら、株を植え付けてみましょう。植え付けの季節は春(3~4月)か秋(9~10月)になります。鉢植えの場合、植え付けた後は、1~2週間ほど太陽にはあてず株を落ち着かせます。その後、日当たりのよい場所に置きましょう。地植えの場合は、風通しがよい大きな樹の下などに植えるといいですよ。

植え替えについて

植え替えの季節は植え付けと同様です。植え替えは年に1回、もしくは2年に1回でも構いません。株が大きくなり現状の鉢では窮屈になったら、ひとまわり大きな鉢に植え替えしてあげてください。地植えの場合は植え替え不要です。

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方③水やり・肥料

水やりの仕方

水は多すぎる状態でも、乾きすぎる状態でもいけません。土が乾いたら毎日水やりするようにしましょう。春や秋の季節は朝に水やりするのが好ましく、暑い夏は夕方か夜に水やりをします。冬は土が乾いているようだと思ったら水をあげましょう。

スプレー


Yeeco 霧吹き スプレーボトル

出典:楽天
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肥料は春と秋に

春と秋は肥料を充実させておくことが栽培のコツです。あらかじめ土に肥料を混ぜ込んでおき、追肥として液体肥料を薄めてから、10~14日に1回程度与えるとよいでしょう。夏と冬は与えません。猛暑となる夏は人間と同様、弱りがちで、冬は休息が必要だからです。

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方④日当たり・置き場所

春と秋は日光に当てよう

たくさんの太陽の光を求めています。春と秋は穏やかで気持ちの良い季節です。元気に育てるために日光によく当てましょう。タブーとなるのは、真夏の強い日差しです。葉焼けを起こしてしまい、株も弱らせてしまいます。冬も大切な花の芽を痛めてしまいますので、日光にはあてません。

置き場所について

春や秋は日当たりのよい場所に。夏は直射日光を避けられるよう、木陰や軒下に置きましょう。風通しのよい場所が適しています。また、耐寒性はあるので、冬は日陰で静かに休ませておきます。冷たい強風は避けた方が好ましいですが、屋内に入れる必要はありません。凍結にだけ注意してください。

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方⑤株分け・種まき

株分けして増やそう

オキナグサはゴボウの根のように土深く伸びていきます。大きな株に育ったら、春か秋の植え替えの季節に株分けを行うのですが、望ましいのは春よりも秋の方で、根が傷みにくいとされています。根を傷つけないように優しく取り割り、傷口には殺菌剤を塗布しておくのがコツです。

種を「取り蒔き」して増やそう

種が実を結ぶと白い毛が長くたなびきます。手でほぐしてとったら、綿毛の部分は捨て、丸くて固い種を山野草用培養土に蒔きましょう。種を採取してすぐに蒔くことを「取り蒔き」といい、この方法が一番発芽する確率が高いのです。すぐに蒔かない時は、冷蔵庫で保存し、2月下旬~3月ごろに蒔くといいですよ。春に発芽してから、開花するまでは2~3年といったところです。

こぼれ種にみる生命力

番外編となりますが、こちらはこぼれ種で庭のアスファルトの隙間で育って増えているとのことです。山間のドライブウェイや自然公園のアスファルト、石垣、道端、線路など思わぬところで自生していることも。自然の生命力を感じさせてくれますね。

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方⑥病気・害虫

病気を防ぐには風通しが大切

株が枯れてしまう白絹病や軟腐病があります。カビが原因で、高温多湿の環境となりやすい梅雨から夏過ぎまでが要注意です。風通しをよくすることが大切となります。病気になってしまった株は他への感染を防ぐために焼き捨てましょう。葉が黄色くなり元気がないような状態は、病気ではなく、肥料が足りていない可能性が高いです。

注意したい害虫

新芽や茎、葉につく害虫は、アブラムシ、アオムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、ハダニなどがあります。日頃から茎や葉の裏などをよく観察しておき、見つけ次第取り除きます。薬剤を散布して駆除してもよいでしょう。

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方⑦栽培のコツ

花茎切りをして風通しをよくしよう

風通しについてですが、風通しのよい場所に置くだけではなく、終わってしまった花や枯れた葉を取り除いて株が蒸れないようにすることも、栽培のコツとなります。風通しが悪くなると、葉の元気がなくなったり、茎が細くなったりします。花だけを摘み取るのではなく、花茎から切り取ることがポイントです。こまめに手入れをして、清潔な環境にしてあげましょう。


花茎切り用ハサミ

東京堂 フラワー資材 ハンドクリエーション

出典:Amazon

栽培のコツのおさらい

栽培のコツをおさらいすると、
①春と秋は日光によく当て、肥料を与えましょう。
②夏と冬は日陰で休ませましょう。
③風通しをよくしましょう。
以上のポイントを押さえておくといいですよ。

西洋オキナグサの育て方と日常管理

こちらの動画は、西洋オキナグサの育て方をわかりやすく紹介しています。日本オキナグサも同様となります。手短に要点を押さえた解説となっておりますので、ぜひご覧ください。

オキナグサ(翁草)の育て方と増やし方⑧栽培例

ロックガーデン

山野草であるオキナグサはロックガーデンにもおすすめです。岩石を配置して風情のあるオキナグサを楽しみましょう。岩石は多すぎる水を吸収したり、少ない時は放出したりと、水分量の調整役の一面もあります。

春の寄せ植え

こちらは、紫と白の西洋オキナグサの素敵な寄せ植えです。黄色のフクジュソウやクルミと合わせて春を迎える一鉢となっています。配置や色使いの参考にしてみてはいかがでしょうか。

オキナグサ(翁草)のまとめ

ガーデニングライフにオキナグサを

寒さにも強く、ポイントを押さえておけば、比較的育てやすい植物だとわかっていただけたことでしょう。鉢植えでも地植えでもOKなので、自分のライフスタイルに合わせることができます。オキナグサの変わりゆく姿を楽しみながら、お花の一生をあなたのガーデニングライフの一部にしてあげてくださいね。

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春はガーデニングに力を入れたくなる季節ですね。暮らし~ののガーデニングでは、お花や植物の栽培方法を数多く紹介しています。実践に役立つ内容が盛りだくさんとなっておりますので、ぜひチェックして植物を育てる際の参考にしてみてください。