ダーニングのやり方は?ヨーロッパ発祥の繕い物、ダーニングの手法をご紹介!のイメージ

ダーニングのやり方は?ヨーロッパ発祥の繕い物、ダーニングの手法をご紹介!

穴やしみがついてしまったお気に入りのお洋服を繕い、装飾にもなると人気の「ダーニング」。テレビや本でも紹介されるようになりました。ここでは身近な道具を使ったダーニングの基本的なやり方を詳しく丁寧に解説していきます。やり方を覚えて大切なお洋服を長持ちさせましょう!

2019年04月01日更新

ryoumin315
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祖母は洋裁師でした。その影響で服は自分で縫うものだと思って育ちました。子どもたちの服も小さいときは手作りでした。今も時々無心で針仕事をします。若い時工務店に勤めていたため、簡単なものはDIYしています。あまり器用ではないのですが、手作業が大好きなおばちゃんです。できるだけ簡単で見栄えのするものを心がけます。
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目次

  1. ダーニングとは?
  2. ダーニングに必要な道具①
  3. ダーニングに必要な道具②
  4. ダーニング用の糸について
  5. ダーニングのやり方①
  6. ダーニングのやり方②
  7. ダーニングのやり方③
  8. ダーニングのやり方④
  9. ダーニングのやり方⑤
  10. ダーニングのやり方!まとめ

ダーニングとは?

ダーニングとは、NHKをはじめとするテレビ番組や、雑誌「暮らしの手帳」でも紹介され、日本でも人気になっている修繕の手法です。セーターや靴下などは使っているうちにどうしても穴が開きやすいものです。穴が開いてしまったり、しみがついてしまったお気に入りの洋服を針と糸を使って繕います。ダーニングの目的は主に二つです。一つは直し、つまり繕いをすること、一つはそれ以上穴が広がらないように丈夫にすることです。そのほかに、刺しゅうのように装飾としての効果を狙ってわざとダーニングを施すこともあります。

ダーニングとは、ヨーロッパで伝統的に行われている、衣類の穴あきやすきりれた箇所を修繕する針仕事です。

手芸用品を製造・販売している「クローバー」のホームページにはダーニングの道具ややり方が紹介されています。

ダーニングに必要な道具①

ダーニングマッシュルーム

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その名の通り、マッシュルームの形をしているから「ダーニングマッシュルーム」と言います。ダーニングをするところの下に当てて、針がほかの生地を縫ってしまわないようにするものです。また、生地を引っ張って、糸をしっかり張る目的もあります。上記のクローバー製のものはマッシュルームを付け替えて使うことができるものです。

代用品

ダーニングマッシュルームは高価なものです。たくさん直したいものがあるならば購入してもよさそうですが、1つ2つやってみたいときは、丸くて針を通さないような固いものであれば代用が効きます。例えば上の画像はインテリアの小さい水晶玉です。ほかにもこけしの頭や、木製の丸いコマ(100均のおもちゃコーナーでよく見かけます)、けん玉なども代用できます。ガチャガチャのケースなども大きさがちょうどいいです。

ダーニングに必要な道具②

他に必要な道具はとじ針、ゴム(紙を止めるための丸いゴムがちょうどよい)、小さめのフォーク、糸切はさみです。とじ針は編み物などの毛糸をとじるために使うものです。編み針のそばに売っていることが多いので探してみましょう。普通の針に比べて針先が丸くなっているのが特徴です。また、フォークは横糸を詰める時にあると便利です。

とじ針

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編み物用のとじ針は上記のように何本かセットになったものが多いです。編み物をする方にとっては必須のアイテムです。もしかするとおうちにあるかも、と思った方は編み物セットを探してみてはいかがでしょうか。とじ針の太さは糸の太さに合わせて選びましょう。針先が丸いので、ここの画像のようにトレーナーやパーカー、キルティングニットといった素材の場合は、かえって針穴が大きく開いてしまうかもしれません。小さめの針を選ぶようにしましょう。

ダーニング用の糸について

ダーニングをするための糸は直したい服の素材に合ったものがよいです。ただし、初めてやる場合はある程度の太さがある糸を使った方がやりやすいようです。ダーニング専用の糸もありますが、普通の毛糸に比べてだいぶ細いのでセーターや靴下の場合は細~中太の毛糸を使うとよいでしょう。装飾として、目立たせたければ明るい色を、目立たせたくない場合は近い色と細さのものを選ぶとうまくいきます。また、毛足は短いもののほうが扱いやすいです。(上の画像は右からリネン糸、リネンコットン糸、コットン糸です。太さは中細でした。)

ダーニング用の糸

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刺しゅう糸

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刺しゅう糸を使う場合は、「5番」を使います。刺しゅう糸としてはだいぶ太めの糸になりますが、毛糸よりは細いので繊細な仕上がりになります。リネンなどの布帛素材を直したいときにおすすめです。針目は細かくしないときれいに仕上がりませんので丁寧に少しずつ進めるつもりで使いましょう。

コットン糸

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毛糸よりも毛足が短く、扱いやすい糸です。手触りも柔らかいので子供服の直しにおすすめです。ある程度の太さがあり、初心者向きです。少し高価なので手芸店などで安売りしていないか探してみるとよいでしょう。

リネン糸

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リネン糸は手触りが硬いものが多く、高価なものが多いのが特徴です。触って確かめてから購入することをおすすめします。その点、コットンを混ぜて作ったコットンリネン糸は色も豊富で手触りもよく扱いやすいです。

毛糸

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毛糸にもいろいろ種類があります。ウール100%や毛足の長いモヘア、アクリル100%の扱いやすいもの、アクリル混のウール(家庭で洗濯できるよう加工されたものが多い)などです。ダーニング用には細めの毛足の短いものを選ぶと失敗しません。洗濯機で洗濯できると表示されているものや、アクリル混を選ぶと失敗しません。上の画像の商品は一見高そうに見えますが、40玉セットなので1玉40円強ととてもお得です。たくさんの色を少しずつ揃えたい方におすすめします。

ダーニングのやり方①

まずは直したい場所の周囲をぐるりとなみ縫いで囲みます。こうすることでこれ以上穴が広がらないようになります。(写真はしみができたところです。)

周りを縫う

ダーニングをしたい場所が中央になるように下に、マッシュルームもしくは代用品を当てて、ゴムで縛ります。ニットの場合は素材を引っ張りすぎないようにしましょう。

まずは使いたい糸を決めて、50㎝くらいの長さに切りとじ針に通します。スタートしたい場所の3㎝くらい外側から針を入れ、周囲を四角くなみ縫いしていきます。糸端は玉結びせず、15㎝位を外側に出しておきます。目は細かいほうがよいのですが、出来上がりの時隠れて見えなくなりますので、多少粗くなっても大丈夫です。少し離れたところから針を入れておくのは、縦糸や横糸に巻き込まれないようにするためです。

ダーニングのやり方②

縦糸を通す

周囲を四角く縫い終わったら縫い目の2~3㎜外側へ針糸を出し、反対側へ向かって糸を伸ばし、縫い目の2~3㎜外側に針を入れて、糸と同じ太さ分、隣へ針をすくって通します。

また、反対側へ糸を伸ばし、隣へ針を出すを繰り返します。針を刺しているのは両サイドのなみ縫いの外側だけです。糸を変えたい人はここでとじ針を3~4㎝外側へ出して糸を抜きます。縦糸は引っ張りすぎると横糸が通らなくなるので注意しましょう。

ダーニングのやり方③

横糸を通す

横糸を変えた人は、最初のなみ縫いの時と同じように、繕いたい場所の3~4㎝外側からとじ針を入れます。やはり糸先は15㎝ほど残しておきます。縦糸と垂直になる側面の、なみ縫いの2~3㎜外側に針先を出し、縦糸の上→下→上→下→と、交互にくぐらせていきます。端まで行ったら外側の生地をすくって、横に針先を出します。

今度は先ほどと上下が反対になるように横糸をくぐらせます。隣が上→下だったら、下→上という順番です。端まで来たら、フォークで横糸を端に引き寄せるようにぐいぐいと引きます。この作業をマメにすると、目が詰まったきれいな仕上がりになります。縦糸同様、なみ縫いの外側でしか針は生地を縫っていません。穴やしみのできたところの上に織物を織っていくような感じに仕上げていきます。目が詰まっていればいるほど丈夫にできます。

ダーニングのやり方④

糸を始末する

横糸を最後まで通したら、なみ縫いのすぐ外側に針を刺し、マッシュルームとゴムを外して、裏から針を引き抜きます。

生地の裏側を見たまま、外側によけておいた、最初の糸や縦糸の終わりの部分、横糸の最初の部分を針ですくって引っ張り出します。

裏側に出ているなみ縫いの縫い目に残った糸を巻きかがり(巻きつけるようにぐるぐると糸を通すこと)して、残った糸を切ります。残りの糸も同じように始末します。表側からスチームアイロンをかけて生地を落ち着かせるときれいに仕上がります。ウールのセーターは焦げやすいので当て布をしましょう。

ダーニングのやり方⑤

円形にするやり方

円形に繕いたいときは、残しておく糸を縫い終わった糸と同じくらいの長さにしておきましょう。(ここでは、縦糸と横糸を変えていないので、最初の糸の長さを70㎝くらいの長めにしてあります。)

穴やしみの周りになみ縫いをしたら、中央から縦糸を渡していきます。右からでも左からでもよいのですが、一番長いところから始めて、最後は短くなるように縫っていきます。

端まで来たら、針を外して、残しておいた反対側の糸に針を通し、反対方向へ縫っていきましょう。

横糸も中央から初めて右か左へ進めていきます。途中で横糸をフォークで詰めていくところや糸の始末は同じようにします。

いろんな糸と形で装飾ダーニング

使う糸の素材や色を変えたり、丸と四角を並べたりと色々試してみましょう。手が慣れてきたらもっと複雑な形に挑戦してもかわいいです。丸いダーニングの下にランニングステッチで茎や葉をつけてお花に見立てても素敵ですね。他にもハート形などは円形にするやり方の応用でできて挑戦しやすい形です。左右で糸を変えてもかわいいです。アイディア次第でいろんなダーニングを楽しめます。

糸を変えるやり方

途中で糸が足りないと思ったり、色を変えたくなったら、巻きかがりできるだけの長さを残して直したい所の外側に針先を出し、とじ針から糸を外します。すぐ隣から新しい糸をつけたとじ針を通し、縫いはじめのように外側から針を通して続きを縫っていきます。

ダーニングのやり方!まとめ

ダーニングのやり方は?ヨーロッパ発祥の繕い物、ダーニングの手法をご紹介!いかがでしたでしょうか。ダーニングマッシュルームがない方でも、身近なものを使ってダーニングを施すことができます。穴が開いたり、汚れてしまってあきらめていたお気に入りのお洋服の直しをしてみませんか。繕い物としてでなくシンプルなニットに装飾として、きれいな糸でやってもかわいいです。慣れてきたらいろんな形にチャレンジしてみてください。途中で縦糸や横糸の色を変えるとまた違った表情が出来上がります。

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暮らし~のでは他にも初心者でも簡単にかわいくできる手芸をご紹介しております。下のリンクは編み物や縫物など糸と針を使ったものを集めてみました。様々な手法を覚えて、手芸の幅を広げるとますます生活が楽しくなりますね。

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