万能調味料で料理の幅を広げよう
調味料にはさまざまあり、砂糖や塩などのベースとなる調味料からケチャップなどの複数の食材から作られる調味料があります。その中でもあると便利なのが万能調味料と呼ばれるものです。万能調味料はさまざまな料理で使え、料理の幅を広げるために欠かせません。
これ一本という万能調味料を紹介
料理の幅を広げるために欠かせないあると便利な万能調味料ですが、現在さまざまなメーカーから多くの商品が発売されています。今回はその中からこれ1本あれば料理の幅が広がるだけではなく、時間の短縮などに繋がり重宝する万能調味料を紹介していきます。また、手作りで簡単に作れる万能調味料もいくつか紹介していきます。
市販されている人気万能調味料
①味覇(ウェイバー)
おすすめの市販万能調味料一つ目は、さまざまな使い方ができる中華風調味料である味覇です。中華を作るときの味のベースとして活躍するだけではなく、和食や洋食などの料理にも使えてコクとうまみをプラスできます。
これ一本で味に深みを加えられる使い勝手のいい万能調味料です。万能調味料といえば味覇を挙げる人が多いほど人気があります。
②テンジャン
おすすめの市販万能調味料二つ目は、朝鮮半島で作られている日本の味噌に近い調味料テンジャンです。ゆでた大豆を豆の形が残るようにすりつぶし、一定の大きさに丸めたら暖かい場所に置いて枯草菌による発酵を促して作られる伝統的な調味料です。
韓国などではスープや鍋物の味のベースとして使われることが多いです。これ一本あれば本格的な韓国の味に仕上げられます。
③XO醤
おすすめの市販万能調味料三つ目は、香港生まれの合わせ調味料XO醤です。干しエビや干し貝柱、金華ハム、生姜、唐辛子などをみじん切りにし、水分が飛ぶように炒めてラー油や紹興酒、豆板醤などで味を整えた調味料がXO醤です。これ一本で料理の味に深みを加えることができ、本格的な中華料理を作る人は用意しておくと役立ちます。
④味の素ほんだし
和食の分野で忘れてはならない万能調味料がほんだしです。昆布やカツオ節を用意しなくても美味しいだしのきいた料理を作ることができ、おすすめの万能調味料の一つです。和食だけではなく、洋食や中華などうまみを足したいときにも使えます。
⑤めんつゆ
市販の万能調味料といえばめんつゆは欠かせません。めんつゆといえばそうめんなどの麺類を食べるときに使いますが、だしが入っているためだしを聞かせたい料理に使えこれ1本あればさまざまな料理の味付けに使えます。大変便利な調味料なので、常に使えるように準備しておくことをおすすめします。
⑥香味ペースト
おすすめの市販万能調味料六つ目は、味の素から発売されている香味ペーストです。鶏からとっただしをベースに香味油と数種類の調味料を合わせたペースト状の万能調味料です。
チャーハンや野菜炒めの味付けに使うことによって味に深みが増し、これ一本で簡単にワンランク上の料理を作れます。味の素といえばほんだしが有名ですが、香味ペーストもおすすです。
⑦創味シャンタン
おすすめの市販万能調味料七つ目は、創味食品から発売されている創味シャンタンです。中華料理の味のベースとしてプロの料理人も愛用しており、チャーハンや野菜炒め、スープの味付けに使うことによって本格的な味付けができます。
缶タイプとチューブタイプのものだけではなく、粉末タイプのものも販売しており大変便利な万能調味料です。これ一本あれば中華料理の味付けは困りません。
おすすめ人気手作り万能調味料①
食べるラー油
一時期ブームになった食べるラー油は市販品もありますが、家でも簡単に作れます。食べるラー油はそのままご飯にのせて食べるだけではなく、マヨネーズと混ぜてディップにしたり冷奴のしょうゆの代わりに使ったりとさまざまな使い方ができます。
食べるラー油の簡単レシピ・作り方
食べるラー油の作り方はさまざまありますが、基本的には熱した油に材料を加えて作るのがスタンダードです。耐熱容器に一味唐辛子と小口切りに切ったネギや唐辛子、みじん切りに切ったにんにくを入れ、そこによく熱したごま油もしくはサラダ油を入れて完成です。
材料 ごま油 50cc サラダ油30cc 一味唐辛子 10g にんにく 3~5かけ 赤唐辛子 2、3本 ねぎ(青いとこでも白いとこでも)少々 砂糖小1 塩小1 醤油大5
おすすめ人気手作り万能調味料②
にんにくしょうゆ
食欲をそそる食材といえばにんにくですが、にんにくを醤油に漬けて風味づけをしたものがにんにく醤油です。チャーハンの風味づけに最適な晩網調味料で、炒め物といった料理の味付けにも使えます。
にんにくしょうゆの簡単レシピ・作り方
作り方も非常にシンプルで、皮を向いてよく洗ったニンニク1個分を約100mlの醤油に2週ほど漬け込むだけで完成です。保存するときはしっかりときれいにした密閉容器の中に入れ、冷蔵庫で保存します。
■材料 (作りやすい分量) ・ニンニク … 1個 ・醤油 … 100ml
おすすめ人気手作り万能調味料③
ネギ味噌
冬に旬を迎えるねぎですが、そのねぎをみじん切りにして味噌や砂糖などの調味料で甘しょっぱい味に仕上げた万能調味料がねぎ味噌です。焼いたお肉や魚につけたり、ゆでた野菜につけたり、冷奴にかけたりといった使い方ができます。
ネギ味噌の簡単レシピ・作り方
ねぎは粗めのみじん切りに切ってごま油を引いたフライパンでしんなりするまで炒めます。しんなりしたら味噌や酒、みりん、砂糖などの調味料を加え、弱火から中火ぐらいの火加減で水分を飛ばして程よい味噌の固さに仕上げます。完成したネギ味噌はしっかりと冷ましてからタッパーなどに入れって冷蔵庫で保存します。
材料 ネギの青い部分70g(およそ売られているひと束分) ●みそ50g ●砂糖大さじ1 ●みりん 大さじ2 ●醤油小さじ1/2 ●酒大さじ2 ごま油 少々
おすすめ人気手作り万能調味料④
だし醤油
だし醤油とは鰹節や昆布から取っただしと醤油を合わせた調味料で、これ一本あればだしを聞かせた料理の味付けを簡単にできます。麺つゆとの違いは砂糖やみりんが入っていないため醤油の味が強いのが特徴です。ホウレン草や小松菜、菜の花などの葉物野菜を使ったお浸しなどの料理によく使われています。
だし醤油の簡単レシピ・作り方
醤油200mlに対して鰹節20gの割合で合わせ、一晩寝かせておきます。翌日みりんも加え火にかけて2分間沸かしながらアクを取り、火を止めてゆっくりと冷ましたらこして完成です。
1. 醤油……1カップ 2. みりん……1カップ 3. 削り節……20g
おすすめ人気手作り万能調味料⑤
ガーリックオイル
ニンニクの風味をきかせたガーリックオイルはさまざまな料理に活用できる万能調味料です。これ一本でペペロンチーノやニンニクの香りをきかせた料理などたくさんの料理に活用できます。
ガーリックオイルの簡単レシピ・作り方
ガーリックオイルの材料の基本はにんにくとオリーブオイルで、鷹の爪を加えてパンチをきかせることもあります。みじん切りに切ったにんにくと輪切りに切った唐辛子を瓶に入れてオリーブオイルを口いっぱいまで注げば完成です。
材料 にんにく(みじん切り) 3個 輪切唐辛子ひとつかみ オリーブ油 瓶の容量
おすすめ人気手作り万能調味料⑥
塩レモン
塩レモンとはモロッコで伝統的に作られてきた調味料で、塩漬けにしたレモンを熟成させて作ります。レモン特有の香りと苦みが料理に加わり、料理の味をワンランク上のものにしてくれます。
塩レモンの簡単レシピ・作り方
塩レモンを自作する場合、レモンと塩をしっかりと密閉できる蓋つきの瓶などで熟成させて作ります。レモンはなるべく国産の物を使い、くし形もしくは輪切りに切って塩とレモンを交互に瓶に入れます。1日1回をめどに瓶を振って冷暗所において熟成させ、全体的にとろっとしてきたら完成です。
・レモン 4つ(約400g) ・塩 40~80g(レモンの重さ10~20%の量)
おすすめ人気手作り万能調味料⑦
ごまだれ
ごまだれは中華にも和食にも使える万能調味料です。ごまの風味は食欲をそそるため、使うゴマは作る直前に炒ってすり鉢ですり潰すことによって風味がより強くなります。風味が命になってくるため、作り置きはできるだけ避け作ったら使いきるようにするのがおすすめです。
ごまだれの簡単レシピ・作り方
中華風のごまだれを作る場合は芝麻醤を使うことが多いですが、手に入りやすいすりごまを使うのがおすすめです。マヨネーズをベースに作ると簡単に作れ、しょうゆや砂糖、すりごまをしっかりと混ぜ合わせるだけで完成です。
材 料(2人分) マヨネーズ大さじ2.5 すりごま大さじ2 酢小さじ1.5 醤油小さじ1.5 砂糖小さじ1 粉末だしひとつまみ
おすすめ人気手作り万能調味料⑧
バジルソース
バジルの風味が食欲をそそるバジルソースも簡単に手作りできる万能調味料です。パスタと絡めれば簡単にジェノベーゼが作れ、さまざまな料理のソースとしても活躍します。さわやかな香りのバジルソースは食欲をそそりますが、鮮度が命のため作ったらすぐに使いきるようにしましょう。
バジルソースの簡単レシピ・作り方
バジルソースといえばバジルが欠かせませんが、できるだけフレッシュな状態のものを使いましょう。バジルソースの作り方はフレッシュバジルのほかにニンニクやオリーブオイルと共にミキサーにかけ、塩コショウで愛を整えるだけで完成します。
イタリアンで使われているようなバ本格的な味を楽しみたい場合は松の実やおパルミジャーノチーズをミキサーかけるときに加えると味が近くなります。
材 料(10人分) バジル30g ニンニク2片 オリーブオイル50cc 塩小1/2 コショウ大1
おすすめ人気手作り万能調味料⑨
柚子胡椒
柚子胡椒といえば市販品を購入するイメージがありますが、家庭でも簡単に作れる万能調味料の一つです。また、柚子胡椒といえば九州では一般的な調味料ですが、刻んだ唐辛子と柚子の皮、塩をすり潰しながら作られます。市販品はこれ一本あれば和風料理の薬味を中心に、料理の味にアクセントをつけたいときに活躍します。
柚子胡椒の簡単レシピ・作り方
柚子胡椒の作り方は非常にシンプルで、まずは青柚子の皮と青唐辛子を細かく刻みます。その後、すり鉢で塩と共にすり潰しながら全体をなじませます。その後、綺麗にした保存容器に入れ、冷蔵庫で1週間程度寝かせたら完成です。
材料(作りやすい分量) 青柚子(小)の皮…約10個分(75g) 青唐辛子(ヘタと種を除く)…75g 塩…30g(青柚子の皮と青唐辛子を合わせた分量の20%)
おすすめ人気手作り万能調味料⑩
塩こうじ
万能調味料といえば塩こうじと連想するほど一時期ブームになりましたが、自宅でも簡単に作れます。塩こうじとは麹や塩、水などを混ぜ合わせて麹菌の力によって発酵させて作る伝統的な調味料です。昔は漬物をつける漬け床として使われることがほとんどでしたが、現在では炒め物や焼き物などの味付けをするために使うこともあります。
塩こうじ塩こうじの簡単レシピ・作り方
市販の米こうじを購入すれば簡単に誰でも作れ、米こうじと塩、水を混ぜ合わせて綺麗な瓶などに入れて暖かい場所で発酵させます。発酵させる期間は夏であれば1週間程度、冬であれば10日程度あれば出来上がります。
発酵させてる間は一日に一回程度混ぜる必要があり、加えた米こうじが柔らかくなったら完成です。また、発酵中は二酸化炭素が発生するため逃げ道を作る必要があります。
材料(作りやすい分量です) 米こうじ(乾燥) 200g 塩 60g ミネラルウォーター 300cc
おすすめ人気手作り万能調味料⑪
ねぎ生姜だれ
ねぎ生姜だれはねぎと生姜を使った中華風の万能調味料で、お肉料理だけではなく魚料理や冷奴にも合うソースです。から揚げにかければ油淋鶏に変身し、蒸し鶏のソースとしても非常におすすめです。
ねぎ生姜だれの簡単レシピ・作り方
メインとなるねぎ1本と生姜ひとかけはすべてみじん切りにします。生姜が苦手な人はみじん切りではなくする下して使うことによって生姜独特の刺激を柔らかくできるためおすすめです。フライパンでごま油を熱したら生姜とねぎを加えて軽く炒め、ボールに取り出して醤油や砂糖、酢を加えて甘酸っぱいタレに仕上げます。
材料 長ねぎ 1本 生姜 1かけ(5g) 砂糖 大さじ1 ごま油 大さじ1 醤油 100cc 黒酢 大さじ2
おすすめ人気手作り万能調味料⑫
南蛮醤油
南蛮醤油とは南蛮の持つピリ辛さをきかせた醤油ベースの万能調味料です。非常に簡単に作ることができ、さまざまな料理につけて楽しむのが一般的です。ピリ辛の万能調味料といえば食べるラー油が一般的ですが、南蛮醤油もおすすめです。
南蛮醤油の簡単レシピ・作り方
南蛮醤油を作るときに欠かせない青南蛮は爆発を防ぐために包丁やフォークなどを利用して穴をあけ、網にのせて全体をしっかりと炙ります。その青南蛮を醤油とみりんを合わせたボールの中に加え、すりこ木などを使って青南蛮を軽く潰して漬け込めば完成です。
保存するときは蓋つきの瓶で保存し、できるだけ早く使いきるようにします。
材料 青唐辛子適宜 醤油適宜
万能調味料で日々の料理を楽にランクアップ
今回は市販の万能調味料から簡単に作れておすすめの万能調味料について紹介してきました。市販のものはこれ一本あればどんな料理でも美味しく作れるものばかりで、料理の幅を広げるために大変重宝します。また紹介した手作り万能調味料以外にも作っておくと便利なものもまだまだあります。
市販品や手作りの万能調味料をうまく活用して普段の料理をワンランク上のものにしていきましょう。
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