ミルクパンってどんなパン？
人気のふんわりミルクパンとは
パン生地には材料の配分や焼き方により、大きく分けて食パン用の「食パン生地」・外が固く焼きあがる「フランスパン生地」・甘い味の「菓子パン生地」・バターの多い「デニッシュ生地」があります。ミルクパンのレシピはこの中では、「菓子パン生地・食パン生地」で作るパンが多い牛乳風味のパンです。食感は柔らかく、味は甘めのパン。甘さを控えめに作ることで、食事用のパンにも、おやつにも食べられる万能選手がミルクパンなのです。
手作りに絶対の決まりはない
甘め生地、柔らかいふわふわ生地で作るレシピが多いミルクパン。手作りのパンは発酵時間・温度などの大まかな決まりはあっても、「これを入れちゃダメ」という決まりはありません。紹介するレシピを参考に、「フルーツやナッツを入れてみよう」などと、工夫するのも良いでしょう。レシピを自由にアレンジできる。これこそ、手作りパンのの醍醐味なのです。
ミルクパンを焼く時の注意事項
ミルクパンのレシピには牛乳・練乳などが使用されます。特に牛乳をたっぷり使ったレシピは、牛乳のたんぱく質が多いため、焦げやすいのが特徴です。さらに、レシピ通りに作っても、オーブンやホームベーカリーの持つ癖によって、焼き上がりが異なる場合があります。特に初めてのレシピで作るときは、ミルクパンの焦げに注意して、焦げ臭さを強く感じたら温度を下げるなどしましょう。
ミルクパンの作り方・簡単レシピ
1分コネ・ふわふわミルクパンのレシピ
パン作りが大変そうに思えるのは、パンのコネ・発酵・ベンチタイムなど、工程が多いからです。さらに、それぞれの工程にも時間の区切りや温度管理があり、繊細な配慮も必要です。そこで、工程の一部の時間を短くした簡単なミルクパンのレシピを紹介します。強力粉は米粉に替えてもOKです。（米粉の場合、柔らかめの焼き上がりになります）
材料
8個分の材料です。家族分にぴったり。皆でちぎりながら食卓を囲めば、会話も弾みそうです。
・牛乳240ml(80％) ・強力粉300g ・イースト6g(2％) ・砂糖15ｇ(5％) ・塩6ｇ(2％) ・バター12ｇ(4％)
作り方
ボールにバターと強力粉を入れ、そこに牛乳を人肌に温め、砂糖・塩を入れて混ぜたものを加えます。こねて一まとめにしたらボールにラップをかけ、1次発酵をさせてください。（25分）その後、ガス抜きをして生地を8等分し、2次発酵させます。（25分）2次発酵させさせたら190～210℃で10分焼けば出来上がりです。
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ミックスを使って焼くミルクパンのレシピ
クオカ プレミアム食パンミックス 濃厚ミルク 253g
材料
パンミックスの種類によってはイーストが同梱されていない商品もありますが、濃厚ミルクパンミックスはイーストが入っています。クオカのホームページには、パンやお菓子の材料が豊富に揃っています。ミルクパンに飽きたら、他のミックスをトライするのもおすすめです。
・クオカ濃厚ミルクパンミックス ・バター15g ・水150cc
作り方
全ての材料をホームベーカリーにセットし、食パンコースで焼くだけで簡単です。イーストの予備発酵も不要なのが嬉しいですね。
パンは使用する材料が多く、計量だけでも時間がかかります。ミルクパンの食パンミックスなら、牛乳や砂糖などを計量する必要が無く、バターと水があれば作れます。これなら、計量するために洗い物が増えることもありません。強力粉使用のミルクパンよりも「ミルクパンミックス」の方が材料費が割高に感じますが、確実においしくできるなら、ミックスを使用するのもアリです。ホームベーカリーをお持ちの方におすすめです。
ミルクパンの作り方・食パン型を使用
1斤分のふんわりミルクブレッドのレシピ
食パン型で作るミルクブレッド。ホームベーカリーを持たない人も、簡単にふわふわのミルクパンが作れる食パンです。
材料
ミルクたっぷりのパンです。お子さんにもおすすめ。歯が揃っていないお子さんのお食事にも。1歳を過ぎていれば、牛乳入りも大丈夫です。
材料 （1斤分） 強力粉 250g 砂糖 20g 塩 5g(又は3g) 牛乳 180ml 無塩バター 20g ドライイースト 3g
作り方
パンケースにバター・イースト以外の材料を入れ、スタートを押します。5分後にバターを投入し、イーストは所定の場所に入れます。焼きあがったらケーキクーラーの上で粗熱を取り、10分後にラップをします。
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パンの発酵について
パン生地の発酵は、「鍋にお湯を入れてその上にパン生地の入ったボールを入れる」「オーブンレンジの発酵機能を使う」「ホームベーカリーで1次発酵まで済ませる」などの方法があります。夏で気温の高い日にはラップをかけて室内に置いておくだけでパン生地の発酵が進みます。発酵はもと生地の1.5～2倍にまで膨らむのが目安です。発酵の仕方によって出来上がりが異なるので、温度計で生地の温度を確認しましょう。
ミルクパンの作り方・手ごね出の作り方
ふんわり優しい味・はちみつミルクパンのレシピ
材料
はちみつの甘さが優しい味のパンです。
強力粉180g、薄力粉20g、塩3g、ドライイースト30g、はちみつ30g、バター10g、牛乳60cc、水60～70ｃｃ
作り方
ボールに粉類と塩、はちみつ、イースト、温めた牛乳と水を入れ一まとめにします。台に乗せ、バターを入れて５～10分混ぜ、つやが出て来たら一まとめにします。ボールに入れてラップをかけ、1次発酵します。④ガス抜き後、8等分し、ベンチタイムを取り2次発酵をします。発酵後、180℃で13分焼けば出来上がりです。
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ミルクパンの作り方・ホームベーカリーでちぎりパン
かわいいデコミルクパン・簡単な作り方
練乳は砂糖と牛乳で出来ているので、パンが甘くふんわり出来るのですが、焦げやすい材料です。ミルクパン自体がもともと焦げやすいレシピなので、練乳を入れた時は、特に焦げに注意しましょう。冷めた後にデコペンで好きな絵を描けるのは、手作りならではの楽しみです。
材料
強力粉100g、薄力粉100g、砂糖10g、練乳（コンデンスミルク）10g、塩３g、バター２０g、牛乳150cc、ドライイースト３g
作り方
ホームベーカリーに材料を投入し、スタート。１次発酵まで済ませます。ガス抜き後、生地を８等分し、ベンチタイムを８分取ります。再度ガス抜き後、生地を耐熱皿に入れ、ベンチタイム４０分を取ります。１８０℃で余熱後、１５０℃で１０～２０分焼きます。
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練乳たっぷりふんわりミルクパン
材料
ホームベーカリーを使った練乳たっぷりのミルクパンです。アーモンドプードルが練乳のコクをより深くしてくれます。
強力粉270g、アーモンドプードル30g、塩4g、砂糖30g、無塩バター30g、練乳（コンデンスミルク）30g、卵1個（40g）、牛乳140cc、ドライイースト4g。飾り用にアーモンドスライス適量、残った溶き卵。
作り方
材料をホームベーカリーに投入し、スタートし、１次発行まで済ませます。生地をガス抜き後、８等分し、ベンチタイム１０分を取ります。ガス抜き後、成型し直し、２０分間２次発行させます。発酵後、スライスアーモンドを散らし、１７０℃１５分焼きます。
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ミルクパンをフライパンで作る
簡単・100gミルクパン
材料
パン・料理研究家池田真奈美さんのレシピ。湘南でパン教室を営んでいる方です。
強力粉100g、塩2g、砂糖20g、牛乳30g、水30g、ドライイースト1g、オイル（白ゴマ油サラダ油など無味無臭の物）大さじ1、
作り方
前日の準備にタッパーに強力粉・砂糖・塩を入れ、混ぜておく。別のボールにイーストとオイルを入れてた後に、強力粉・砂糖・塩を混ぜたタッパーに入れて混ぜ、一まとめにし、蓋をして３０分置いておきます。その後、生地を丸め直し、２０分置いて野菜室に一晩おきましょう。当日の作業は生地をタッパーから取り出し、好みの形に成型した後４０分２次発行します。発酵後はフライパンで弱火で５分焼きます。
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フライパンで焼くミルクパン
材料
中華鍋位の大きめのフライパンの使用がおすすめ。
強力粉200g、イースト6g、牛乳140cc、砂糖20g、マーガリン20g、塩3g
作り方
発酵から焼きまでフライパンで行うパン。洗い物が減って、簡単な手作りミルクパンのレシピです。簡単なので人気です。
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ミルクパンをふわふわに焼くコツとは
生地を混ぜる時に注意すること
パンのふわふわ感を決める発酵。イーストの働きをベストな状態にするには、コネ上りのパン生地の温度が28～30℃になるようにします。ホームベーカリーやオーブンは生地の発酵の温度を設定できますが、手ごねで作る場合、は温度の細心の注意が必要です。手で生地の状態を感じることも手作りの楽しさですが、発酵が進み過ぎるとぱさぱさになり、ふんわり感が減ってしまいます。冬場は生地が冷えやすく、夏は発酵が進みやすいことを覚えておきましょう。
焼き方について
小さく成型したパンは短時間で焼くことがポイントです。短い時間で焼くことで、外はパリッと、中はふんわり焼くことが出来ます。食パン型に入れた生地以外は、ミルクパンレシピは15分くらいで焼き上げるのがふわふわにするコツなのです。
ミルクパンを使ったおすすめレシピ
パングラタンのレシピ
材料
ミルクパン生地の食パン1枚、ホワイトソース150cc、ベーコン１枚、玉ねぎ１/4個、ホウレンソウ1/4束、とろけるスライスチーズ１枚、パン粉、塩、コショウ適量
作り方
ミルクパン生地の食パンをトースターで軽く焦げ目がつくまで焼く。パンを焼いている間に、フライパンでベーコン、玉ねぎ、ホウレンソウを炒め、ホワイトソースを入れ、塩コショウで味を調える。焼きあがったミルクパンを一口大に切り、グラタン皿に盛る。上から、先に作っておいたホワイトソースをかけ、とろけるスライスチーズとパン粉をかけてオーブントースターで７～８分焼きます。チーズが溶け、パン粉に焦げ目がついたら出来上がり。
甘いミルクパンもしっかりと味の付いたホワイトソースで簡単に作れて、お腹にたまる食事になります。ミルクパンとホワイトソースの相性が抜群。休日のランチにおすすめ、お子さんにも人気のメニューです。パンをくりぬいて器にして作っても良いでしょう。
ミルクパンがおいしいベーカリーショップ
ふんわりおいしいミルクパンを作るには、本物の味を味わって、下で覚えておくこと良いでしょう。ベーカリーショップにはミルクパンの美味しい店が沢山あります。その一部を紹介します。
俺のBerkary&cafe
俺のフレンチなどの人気レストランで有名な会社が手掛ける俺のBerkary&cafe。ここの生食パンは、岩手の自然法牧牛の牛乳をたっぷり使った食パンです。商品名にはミルクは使用されていませんが、牛乳たっぷりのふわっと甘い食パン。焼くより、生の方がおいしいと評判です。ミルクパンってどんなものかしら？と、作る前に一度味わってみたい方におすすめの食パンです。新宿・銀座・武蔵小杉に店舗があります。
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浅野屋
軽井沢にある老舗のベーカリーショップ。ドイツ風の、どっしりとしたパンメニューが多い印象です。通販もしているので、「ベーカリーショップが遠くてなかな行けない」という方にもおすすめです。定番パンの中の「パン・オ・レ」は、水を使用せず、水分はミルクだけを使用した甘いパン。牛乳のほのかな甘い味がする優しい風味のパンです。
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ミルクパンでいつもの朝食をグレードアップ
毎日朝食はパンという方も多いほど、私たちの生活に密着したパン。食パンも良いのですが、主食のパンをミルクパンにするだけで、メニュー全体の印象も変わってきます。ほんのり甘いミルクパンを作って、朝食やおやつを変えてみませんか？
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