シマノ(SHIMANO) 15メタニウムDC HG 右 03378
シマノ(SHIMANO) 16 メタニウム MGL HG 右 03532
シマノ アンタレスDC MD XG RIGHT ベイトリール (右ハンドル)(2018年モデル)
「15メタニウムDC」とは
「名作」と呼ばれる釣り具や、多くの釣り人から愛用される釣り具には必ず愛用される理由が存在します。15メタニウムDCは「15メタ」とも略される、老舗釣り具メーカー「シマノ」発のパワフルなリール。軽量なうえよく飛ぶと評判の「名作リール」と名高いリールの1つです。
15メタニウムDCという「リール」
シマノ(SHIMANO) 15メタニウムDC HG 右 03378
15メタニウムDCは「メタニウムDCシリーズ」の1つ、上位機種に「アンタレスDC」下位機種に「スコーピオンDC」があり、様々な先進的な技術を使用することで、高インプレを保持しつつ扱いやすいという、釣り初心者にもおすすめのリールと言われています。メタニウムDCの「DC」はデジタルコントロール、すなわち自動調節を意味し、ある程度であればルアーの飛距離をリールが調節してくれる、大雑把な人にもおすすめのリールと言えるでしょう。
15メタニウムDCのインプレ
「評判が高い」ことで有名な15メタニウムDCですが、具体的にどんなインプレで、どんな点が高く評価されているのでしょうか?15メタニウムDCを使用した人々の声の中でも、特に高く評価されていた評判やインプレを取り上げ、その性能を追求していきます。
軽量且つ、安定感のあるインプレ
15メタニウムDCは「軽量且つ、よく飛ぶ」と飛距離と軽量さに注目されていました。リールが計量と言うのはルアー釣りにおいて非常に重要、軽量リールを使用すればそれだけ腕が疲れにくくなり、様々なルアーを使用しカスタマイズしたり「粘る」事が出来ます。メタニウムDCはベイトフィネスに使用する様な軽量ルアーにも対応しているため、ある程度であれば「ベイトフィネス」にも対応できます。メタニウムDCとベイトフィネスの実際の相性については、後の項目で詳しく解説していきます。
ソルトゲームでも使える
15メタニウムDCは海水OKとなっているため、バス釣りほか、ソルトゲームやシーバス相手にも使用できると、シチュエーションを問わず、あらゆる場面で使えるリールのため「万能リール」としてタックルに組み込むことが出来ます。シーバスを相手にする際もメタニウムDCの飛距離やインプレなら問題なく相手出来、ソルトゲーム向けルアーと組み合わせれば、バスのみでなく、シーバスを始めとするソルトゲーム攻略にも使用できます。
ブレーキセッティングが簡単
15メタニウムDCのダイヤルブレーキはある程度手動で調節可能となっており、オート調節の他1~4まで手動でカスタムできるとかなり簡素な作りとなっており、直感的にブレーキを調節できます。ブレーキセッティングも、カスタムしなくても基本的にオート調節で大体のルアーが投げられ、バックラッシュも起こりにくいため「買ってすぐ使用できる」と言う手軽さが魅力。その一方で、大型ルアーだとバックラッシュが起こる場合があるため、ある程度の手動調節が必要だと思われます。
15メタニウムDCの「音」
15メタニウムは性能のみでなく「DC音の心地よさ」という点で購入されている方も見受けられました。釣り具は単純な性能や見た目のみでなく「使用した際の音」も重要であるという方にも、15メタニウムDCは魅力的なリールと言えるでしょう。このメタニウムDC等の「DC機能」が備わったリール特有の音は「DC音」と呼ばれ、釣り人には「手ごたえを感じられる音」と呼ばれています。
15メタニウムDCと他リールを徹底比較
15メタニウムDCは購入者や使用者により多少の差異はあるもの、総合で見れば「買ってよかった/使ってよかった」と言う声が多く、評判の高いリールと言うのは間違いないと言ってもいいでしょう。では15メタニウムDCは本当に「勢いのまま買っても後悔しないリール」なのか、他のリールと比較してどうなのか?他の「評判が高いリール」と15メタニウムDCと性能を徹底比較していきます。
メタニウムMGLと性能を比較
シマノ(SHIMANO) 16 メタニウム MGL HG 右 03532
15メタニウムDCと「どちらを買うべきか」で度々名が挙がる「メタニウムMGL」ですが、発売年数で言えばメタニウムMGLのほうが早く、15メタニウムDCは「一昔前の高インプレリール」と言う点が強いリールです。肝心のメタニウムMGLのインプレや評判ですが、やはり「よく飛ぶ」ところが注目されており、滑り出しがよく、飛距離が出ると言われています。こちらもメタニウムDC同様に「よく飛ぶリール」と言えるでしょう。
軽量さはいまいち?短期決戦向けリール
「メタニウムMGL」は頑丈かつ飛距離が出る分、メタニウムDCより20グラムほど重いため「軽量なリール」で選ぶ場合はメタニウムDCに軍配が上がります。また、ラインの巻き量もメタニウムDCのほうが少し多く、製造年数の新しさや頑丈さはメタニウムMGLが上、ラインの巻き量や軽量さなど「長期戦」を行いたいのであればメタニウムDCがおすすめ、と言ってもいいでしょう。
アンタレスDCと性能を比較
シマノ アンタレスDC MD XG RIGHT ベイトリール (右ハンドル)(2018年モデル)
続いて紹介するのが、メタニウムDCに並ぶ人気リール「アンタレスDC」です。アンタレスDCはメタニウムDCの「上位機種」に該当し、メタニウムDCの基本的なインプレはそのままに、価格が高い分様々な点がカスタマイズされた「メタニウムDCをそのままパワーアップさせたようなリール」と言えるリールです。
スプール径と飛距離の「落とし穴」
「メタニウムDCをそのまま強化したようなインプレ」と書くと、アンタレスDCを購入すれば間違いないのでは?と思ってしまいますが「上位機種だから」で購入すると思わぬ落とし穴が待っている場合があります。価格や総合インプレで見れば様々な点が勝るアンタレスDCですが、アンタレスDCとメタニウムDCはスプール径が異なり、2つの機種は3ミリも違いがあります。この「スプール径の違い」がクセモノで、メタニウムDCと全く同じ感覚で使用すると飛距離が落ちてしまうのです。
飛距離だけで見れば「スプール径が大きい」アンタレスDCのほうが飛距離が出ると言っていいですが、それはキャストするルアー次第、スプール径が大きくなると、それだけ「軽量なルアーを投げても飛距離が出ない」様になり、アンタレスDCで小型ルアーを投げると飛距離が出ず、さらにバックラッシュが起こる場合もあります。メタニウムDCが小型~中型ルアー向けリールなら、アンタレスDCは大型ルアーや重量のあるルアー向けリールと言ってもいいでしょう。
ブレーキの特性が違う「落とし穴」
もうひとつ、アンタレスDCがメタニウムDCの上位互換になるとは限らない点に「ブレーキの特性が違う」と言うものがあります。メタニウムDCのブレーキは「どんな状況であっても、最適な飛距離にルアーを調節してくれる」普段使いできるブレーキなら、アンタレスDCのブレーキは「より遠くへ飛ばす、ルアーがよく飛ぶためのオプション」と言う感じで、遠投を重視した構造となっています。
アンタレスDCの性能を最大限に発揮したいのであれば、軽量でない大型ルアーを使用し、思い切りキャストするパワフルな釣りスタイルとなるため「メタニウムDCで行った釣りスタイル」で使用するとバックラッシュなどのライントラブルが頻発したり、評判程飛距離がでない場合があります。2種は「どっちかが上」ではなく、得意分野が真逆と言ってもいいリールの為、アンタレスDCは「パワフルなゲームを行う際」のタックルに組み込むようにしましょう。
15メタニウムDC、実際の釣り人の声
人気リールとメタニウムDCの性能を徹底比較したところで「実際にメタニウムDCを使用した」釣り人の声を取り上げていきます。実際はどんなリールなのか知りたければ釣り人の声を聞くのが一番!という事でメタニウムDCの「評判だった個所以外の点」を取り上げていきます。
DC音が気になることも
メタニウムDCのDC音は心地よいと言われていますが、やはり人によっては騒がしい音に聞こえることもある様です。メタニウムDCをキャストした際のDC音はかなり独特で、人によっては「忘れられなくなり、日常生活でも思い出すようになる」声も見受けられました。何度も使用し、DC音に慣れるまでは「DC音」が気になって仕方ない、なんてこともあるでしょう。
ルアー次第では飛距離がイマイチ
メタニウムDCはあらゆるシチュエーションで使用できますが「あらゆるルアーに対し、よく飛ぶリール」になるとは限らず、空気抵抗のあるルアーや、重めのルアーをキャストする場合はメタニウムDCをカスタムする必要が出来てきます。「物凄くよく飛ぶ」と言われているので、評判通りにキャストすると思ったより飛ばなくてガッカリなんて声も、確かによく飛ぶリールですが、使用するルアーやカスタム次第では「期待しすぎない」ことも必要です。
意外とバックラッシュが起こる
メタニウムDCはバックラッシュが起こりにくいと言っても、やはり絶対に回避することが出来ず、起こる時は起こります。特にブレーキがクセモノで、オートにカスタムしておくと結構バックラッシュするため、実際はブレーキを手動でカスタムしつつキャストするのが基本スタイルとなります。あくまで「ほぼバックラッシュが起こらない」なので、絶対バックラッシュしないとは限りません。オートブレーキのみでなく、自分でブレーキをカスタムするのも重要です。
15メタニウムDCとベイトフィネス
15メタニウムDCは軽量なルアーにも対応しているためベイトフィネス対応可能と書きましたが、実際にベイトフィネスで使用した場合の相性はどうなのか?ベイトフィネス用リールとしてのメタニウムDCに注目します。
使えなくもないが、向いては居ない
先に結論から言うと、メタニウムDCはカスタム次第でベイトフィネスにも対応できますが「ベイトフィネスには不向き」と言ってもいいリールです。メタニウムDCは軽量且つよく飛ぶことがウリのリールの為、ベイトフィネスの繊細なアクションと合わせるとメタニウムDCの長所を殺すような形となり、さらにブレーキの立ち上がりに生じる「タイムラグ」がクセモノ。メタニウムDCは通常の釣りやソルトゲーム等で使用する分には高性能なので、無理してベイトフィネスには使用しない方がよいでしょう。
15メタニウムDCはやはり名作
気になる点もあるが、やはり名作
15メタニウムDCは総合で見れば名作と言ってもよく、気になってしまう個所も「ベイトフィネスに不向きである/メタ音が耳に残る/ルアー次第では飛距離が出ない」など、十分目をつぶることが出来るモノばかり。ここで紹介された「注意点」を把握しておけば「買って損なし」と言ってもいいリールです。メタニウムDCの使用で気を付けるべきなのが「大型のルアーには対応していない」こと、さらにパワフルな釣りを追求するのであれば、ほかのリールの購入も検討してみましょう。
他リール情報が気になる方はこちらもチェック
メタニウムDCの飛距離や価格、インプレなどの点に注目した記事や、性能比較で名が出てきた「メタニウムMGL」はどんなリールなのか紹介している記事。さらに「ベイトフィネス用リール」とはどんなものか?気になる方の為、ベイトフィネスリールの紹介もしていきます。ぜひ参考になさってください。
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