藤原産業 SK11 両面ハトメパンチ
ニトムズ KZ‐11
NBK ハトメ穴あけポンチ #25
GEERTOP テントシート
ロゴス(LOGOS)ぴったりグランドシート
ウォニヤ テントシート
グランドシートとは
テントとセットで使いたいシート
グランドシートは絶対にキャンプに必要というわけでもないので登山や自転車、バイクでのキャンプはグランドシートを使わないことがあります。しかしテント泊やキャンプツーリングを含めテントを使う場合はグランドシートはあったほうがいい装備です。
理由は後ほど紹介しますが、グランドシートがあるだけでテントのテントの製品寿命が伸びたり、大雨の時にボトム(床面)からの浸水も防いでくれます。
グランドシートがテントに付属している場合もある
基本的にテントとグランドシートは別々に販売されていますが、メーカーによってはテントのサイズに合った専用のグランドシート(フットプリント)が付属することがあります。
専用のグランドシートだとテントのサイズに合わせて作られているため、市販のグランドシートのようにテントのサイズと合わせる必要がなく使いやすいため初心者の方はグランドシートが付属のテントもおすすめです。
グランドシートの材質
防水能力が自慢のPEシート
グランドシートの素材の一つに低価格のテントのボトムと同じPEシート製があります。
PEシートは工事現場などで使われるブルーシートと同じ材質でPEシート自体は安いく、防水能力はテントの生地よりも遥かに高く完全防水といっていいほど水を通すことはありませんが劣化によりすぐに水を通してしまうので過信は禁物です。PEシートのグランドシートはテントの下に敷くのが一般的な使い方になります。
軽さが自慢のテントと同じ素材
他には防水加工を施したナイロンの生地など種類は豊富です。防水加工を施したナイロン素材でもPEシートと比べると軽く高級感あるためテントの下に敷く以外に変わった使い方としてタープのようにも使えるマルチシートとなっています。
メーカー側もハトメをたくさん付けていろいろな使い方ができるように工夫していて使い方が豊富です。ただしシリコンなどで防水加工を施しているのでコーティングが傷つくと水が染み出しやすくなります。
テントにも使われるリップストップ生地
ナイロン素材のグランドシートの中にはリップストップになっているものもあります。テントの生地でも使われるリップストップとは格子状に生地を編むことで裂けても、そこから広がらないようになっている特殊な縫い方です。ナイロンは生地自体は弱いのでタープのような使い方をした時にリップストップがあると少しだけ安心できます。
グランドシートがテントと一緒に必要な理由1
テントの下に敷くだけで高い防水効果
グランドシートは登山でのテント泊の場合特に必要なか不要か意見が分かれる装備で、不要と思う方はグランドシートがなくても寝泊まりできるので余分な荷物を持ち運びたくないということです。
一方必要と思う方はグランドシートをテントの下に敷くだけでいろいろな効果が得られるからです。先ほど紹介したようにグランドシートはテントの生地よりも遥かに高い防水がありテントのボトムが濡れにくくなります。
テントの底が濡れない
テントのボトムが濡れないことで、テントをひっくり返したりしてわざわざ乾かさなくても良いので撤収時が楽です。また雨が降って地面が濡れているときもグランドシートを下に敷く事で濡れた地面の水分がテントのボトムにつかないので濡れません。
更にキャンプ中に雨が降らなくても地面から蒸発する水分でグランドシートを下に敷かないとボトムが濡れることも多くあるのでグランドシートがあると便利です。
雪上キャンプでも活躍
防水で水や湿気に強いことから近年流行りの冬キャンプ、特に雪上でのキャンプではグランドシートが必要です。グランドシートを下に敷く事でテントの下にある雪が溶けてもボトムから染み込んでくるのを防いでくれます。
グランドシートがテントと一緒に必要な理由2
グランドシートでテントを保護
例えば非常に軽量なテントはできるだけ生地の厚みを減らしていて、フライシートがあるのにインナーが透けて見えるほど薄い生地を使用していることがあります。
同じようにボトムも薄めの生地を使っていて小さな石や枝でボトムに簡単に穴が開くことがありこのような時にグランドシートを下に敷くだけでボトムが傷つかないよに保護してくれるのでテントと一緒に必要な装備です。
テントの汚れ防止にもおすすめ
土や泥で汚れにくい芝生サイトでもボトムに芝生が付いて落とすのが大変ですが、グランドシートがあるとボトムが汚れないので撤収作業が楽になるというメリットもあります。
グランドシートはテントのサイズとほぼ同じ大きさなので、嵩張りやすいですがテントの下に敷くだけでいろいろな効果があるのでテントを使って寝泊まりする時はグランドシートの使用をおすすめします。また万能に使えるタイプはタープのようにも使えるので便利です。
その他の効果
グランドシートを下に敷くことでがたがたした地面でも少しだけマシになります。またグランドシートを下に敷く事で地面からの冷気をほんの少しだけ軽減する効果もあると言われています。
グランドシートがある場合とない場合の比較表
テントと一緒にグランドシートは便利
グランドシート使用 | グランドシート不使用 |
地面のへこみを軽減してくれる | 地面のへこみがダイレクトに伝わる |
異物からテントの底を保護してくれる | 異物があるとテントの底が傷みやすい |
地面の汚れがテント底に付着しない | 地面の汚れがテントの底に付着する |
湿気を防いでが濡れない | 地面からの蒸発する水分で濡れやすい |
雨が降ってもテントの底が濡れにくい | 雨が降るとテントの底が濡れてしまう |
なくてもキャンプ(テント泊)そのものは可能なため使用したことがない方もいて余分な荷物とも言われています。 |
グランドシートの選び方
選び方1:インナーのサイズと合わせる
グランドシートの選び方として一番大切なのが大きさです。テントのサイズと同じサイズのグランドシートを使うのではなくインナーのサイズに合わせるようにしましょう。
この選び方を間違えるとグランドシートの正しく使えなくなり、雨が降った時にグランドシートが原因でボトムから水が染み出だす恐れがあります。つまりグランドシートは正しい選び方ができないと正しい使い方もそのままではできません。
選び方2:厚みも必要
グランドシートは地面に敷いてテントを保護するためシートなので薄いシートより厚みあるほうがより異物から保護してくれます。ナイロン素材などは薄い生地が多のでいろいろなメーカーと比較して厚みのある生地を選ぶことが大切です。
通販などで生地の厚みがわからない場合は商品説明に50d(デニール)と書かれていないか確認しましょう。デニールは糸や繊維の太さを表し数字が大きいほど厚みがあるので選び方の参考にしてください。
選び方3:純正のグランドシートについて
テントにグランドシートが付属していない場合でもテントと同じメーカーがグランドシートをオプションとして発売していることが多々あります。
このような場合も同じようにテントにあった形やサイズのグランドシートかどうか確認し、地面に敷いて使わない方は他の使い方ができるか調べて買うようにしましょう。テントと同じメーカーで揃える必要はなくことなるメーカーの組み合わせでも支障なく使えます。
グランドシートの正しい使い方
使い方1:テントより必ず小さくして使う
選び方のときに少し説明しましたが、グランドシートはインナーと同じサイズ、最低でもフライシートより外に飛び出さないようにして使います。雨が降っている時にフライシートよりも飛び出していると、フライシートで弾かれた雨がグランドシート落ちてグランドシートに溜まっていくため通常より水浸しになります。
使い方2:固定する
ただ下に敷くだけでは固定できないのでグランドシートは4隅がハトメになっていてペグで固定できたり結べるようになっています。風がなければ固定する必要はあまりありませんが、固定するほうが風でめくてたりしないのでおすすめです。
グランドシートの代用品1
使いやすいブルーシート
グランドシートの代用品となるのが安くて簡単に買えるブルーシートになります。グランドシートの材質を紹介した時にも触れましたが、ブルーシートとグランドシートは全く同じ素材でできていて嵩張りやすいですが防水能力は抜群です。代用する時はテントより大きいので適当に折り込んだりしてサイズを調整して使います。
ブルーシートを代用する時の選び方
グランドシートの代用品としてブルーシートを使う時はシートの厚さに注意しましょう。ブルーシートは規格により厚みが決まっていて番手が大きくなるほど厚みがまし、強度が高くなるためおすすめは#3000番以降です。
また鮮やかなブルーはフィールドでは非常に目立つのでブルーシートで代用するのであれば黒やグレーやモスグリーンなどの目立たない色がおすすめです。
シルバーシート
ブルーシートより耐久性が高く長く使えるのがUVシートやシルバーシートと呼ばれるシートも代用することが出います。自作する場合もブルーシートと同じようによく使われるシートでブルーシートと同じように数値が大きくなるどしっかりとしたシートになります。市販れているシルバーシートは厚めの物が多く#3000や4000がほとんどです。
グランドシートの代用品2
レジャーシートも代用できる
ブルーシートが安っぽく見えて嫌な方はレジャーシートで代用することができます。
レジャーシートで代用すると少しもったいないと思う方もいるかも知れませんが、ブルーシートと比べると人が上に座るために作られていることもあり厚みがあったり、アウトドア用品を製造しているメーカーから発売していることもありブルーシートより信頼性があります。価格がブルーシートより高いこともありグランドシートの代用としてはマイナーな方です。
レジャーシートを代用する時の選び方
レジャーシートには厚みの規格など特に無いのでできれば実物を見て厚みを確かめたうえで代用するのが確実です。サイズはできるだけインナーテントと近い大きさを選ぶようにしましょう。
厚みがあると地面の凹みを気にせず過ごすことができます。しかし多少折りたたみにくくなることもあるので、レジャーシートで代用するメリットはアウトドア用品を作っているメーカーが発売し人が上に乗って使うように作られている点です。
グランドシートの自作するために必要な道具
ブルーシート、シルバーシートを改造して自作
ブルーシート少しだけ改造してグランドシートを自作することができます。自作と言っても生地はブルーシートを使うので縫ったりする必要はなく簡単です。ブルーシートは裁断してもほつれてくることはないので家庭にあるハサミなどで処理しても問題ありません。
自作に必要な道具1
藤原産業 SK11 両面ハトメパンチ
ブルーシートにハトメを取り付けるために専用のパンチとハトメ本体(金具)必要になります。ブルーシートを改造してグランドシートを自作するのでハトメの材質を濡れてもど錆びにくいステンレス製がおすすめです。穴あけパンチとハトメがセットになっている場合もありますが、必要であれば個別に売られているハトメを買いましょう。
自作に必要な道具2
ニトムズ KZ‐11
ブルーシートなどインナーテントのより少しだけ大きく切り出して折返してハトメで留める時に両面テープで固定してからすると綺麗に処理できます。色は何色でも大丈夫ですが湿ったり濡れたりしても剥がれないように「防水タイプ」になっていることが大切です。
自作に必要な道具3:穴あけポンチ
NBK ハトメ穴あけポンチ #25
ハトメを取り付けるための穴を開ける時に使う道具なのでハトメの経と大きさを揃える必要がります。パンチに付属している場合もあり穴を開ける時はシートの下に木などを置いてから穴を開けるようにしましょう。
グランドシートの自作方法
グランドシートの作り方
ブルーシートなどをテントの寸法より少し大きく切り出して余分な生地を内側に折り込んでテープで止めます。この時の処理の方法はいろいろあり動画では直接テープで留めていますが両面テープを使って折り込んだ時にテープが内側になるよう留める場合もあります。
どちらでもやすい方法で大丈夫です。しっかりテープで固定できたら後は、穴あけポンチでハトメを取り付ける場所に穴をあけハトメを付けるだけです。
おすすめのグランドシート1
Amazonで人気のグランドシート
GEERTOP テントシート
ナイロンの薄い生地でサイズもたくさんあるので選びやすく、多目的に使えるためおすすめです。薄いと強度が心配になりますが、一回で穴が開くことなく厚みの割にしっかりとしているとの評価も多い特徴があります。
おすすめのグランドシート2
テントと形がぴったりのグランドシート
ロゴス(LOGOS)ぴったりグランドシート
いろいろなサイズが発売されていてロゴス以外のメーカーのテントともぴったり合うサイズがラインナップされています。素材はPEシートなので自作するのと変わりませんが自作する時間がない方や自信がない方におすすめです。
おすすめのグランドシート3
シルバーコートが施されている珍しいシート
ウォニヤ テントシート
通常のグランドシートにはないシルバーコートが施されている特徴があるシートでタープとして使った時に温度の上昇を抑える効果があります。冬のキャンプではシルバーコートの面を上にすることで、他のグランドシートより微々たるものですが保温効果が期待できます。グランドシートとしてだけではなくマルチに使いたい方におすすめです。
グランドシートのまとめ
グランドシートはやっぱり必要
キャンプを撤収作業も含めて快適にするためにはグランドシート必要です。地面とテントの間にシートを敷くだけで防水、防汚、そして異物からの保護とメリットがたくさんあり。お気に入りのテントを長く使うことができます。
専用のシートを使わなくてもブルーシートなどでも自作できるので来季のキャンプに向けて自作してみてはいかがでしょうか。
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