ヘリノックスのチェアゼロとは？
チェアゼロとは、ヘリノックス社が発売する携帯用チェアの一種です。姉妹品ともいえる「チェアワン」の座り心地をそのままに、軽量と携帯性を追求した新たなモデルとなっています。チェアワンと比較すると、その重さが「軽量でいい」と様々なレビューで好評判となっています。
ヘリノックスはどのような会社？
Helinox（ ヘリノックス ）社は、高い耐久性と携帯性を重視し発売している有名なアウトドアグッズ販売会社です。チェアゼロを始め、チェアツーやチェアグランドといった様々なチェアや、携帯用テーブルやバックパックなど、アウトドアにすごく便利な商品と沢山扱っています。また、携帯性と実用性を兼ね揃えたデザインから、多くのレビューサイトで高い評判と信頼を得ているのです。
チェアゼロの性能
・重量:490g、スタッフバック込重量510g
・サイズ:幅520×奥行き480×高さ640ｍm
・収納サイズ:10×10×35cm
・座面高:28cm
・耐加重(静荷重):120Kg
・素材（シート）：ポリエステル/ナイロン
・素材（フレーム）：アルミニウム合金
・カラー：グレー、ブラック
チェアゼロの魅力①：「軽量」
チェアゼロの最も特徴的な部分は「軽量」であることです。重さを確認してみると490ｇしかなく、500ｍｌのペットボトルと比較しても軽量であることがわかります。専用のスタッフバックも20ｇしかなく、重さほとんど感じることはないでしょう。その軽量さから「アウトドアにピッタリ」と多くのレビューが評判を集めています。
チェアワンとの比較
チェアゼロは「チェアワンの座り心地の良さをそのままに軽量化」した商品になります。実際にチェアワンと比較してみると、チェアゼロが490ｇに対して、チェアワンは890ｇと400ｇも重さがあることがわかります。もちろん、チェアワンも決して重過ぎるというわけではありませんが、チェアゼロの軽さを知ることでチェアワンが「重い」と感じてしまうレビューもあるのです。チェアワンの方が重さがあることで「風で飛ばされにくい」などのメリットもありますが、それ以上に「軽量」であることがアウトドアなどで評判となっているようです。
登山におすすめ
様々なアウトドアで重さは重要な選択要素となりますが、特に登山家の間で評判が高くなっています。登山は重い荷物を持ったまま山を登るアウトドアです。少しでも楽をするために重い荷物は持ちたくはありません。ですが、チェアゼロなら500ｍｌなので、大体手持ちのペットボトル一つ分くらいの重さで、登山やキャンプなどのアウトドアにも持っていけるようになるのです。登山が慣れない初心者はもちろん、上級者でも軽量なチェアゼロはとても便利な携帯チェアなのです。
チェアゼロの魅力②：「座り心地」
チェアゼロの売りにしているもう一つの部分は「座り心地」の良さです。すっぽりと沈む布製の座面は腰や尻にフィットして、座り心地が悪い思いをさせません。また、座面を四方でしか固定しないことで、座った際にゆらゆら揺れてハンモックのような座り心地の良さを与えてくれます。
立ち上がりにくい
しっかりフィットする座り心地の良さから、人によっては立ち上がりにくいと感じることもあります。腰が深く沈んでいますので、脚の力だけで立ち上がる必要があるのです。また、チェアゼロに手をついて立ち上がろうとしても、慣れていないとその重さからチェアゼロ自体から倒れてしまうこともあります。ヘリノックスのチェアシリーズ初めての人は、立ち上がる際に手こずる可能性もありますので注意してください。
チェアゼロの魅力③：「携帯性」
チェアゼロの特徴は軽量である事だけではありません。折りたたむことで「10×10×35cm」のサイズにコンパクトにまとめられることも挙げられます。そして、専用のスタッフバックに収納すれば、バックパックに入れておけば、様々なアウトドアに持っていけるようになります。軽量であることと合わせて、チェアゼロは高い携帯性があるといえるでしょう。
チェアゼロの魅力④：「組み立てが簡単」
たとえ軽量で評判が良くても、使い勝手が悪ければ使う気にはなれません。特に組み立てが面倒だと「無くてもいいか」と思って廃れてしまうことでしょう。ですが、チェアゼロはそのような心配がなく手間取ることはありません。簡単にいえば「折りたたまれているのを伸ばしてロックする」だけです。チェアゼロの骨組みを広げて固定し、その上からチェアのシートをかぶせれば完成です。もちろん、片付けも簡単ですので、「面倒」と感じることなく使っていくことができます。
チェアゼロの魅力⑤：「耐久性」
チェアゼロが軽量であることから「耐久性は大丈夫？」と思うかもしれませんが、もちろんチェアゼロは高い耐久性を持ちます。使用されている素材はアルミニウム合金製で、例を挙げれば航空機のパーツやジュラルミンケースにも使われている、軽くて丈夫な素材です。もちろん、いくら丈夫とはいえ限度はありますが、耐荷重120ｋｇまで耐える強度は簡単には壊れません。多少ぶつかった程度では問題ない耐久性がありますので、アウトドアでも安心して使うことができるでしょう。
耐久性の高いシート
フレームの耐久性が高いことがわかりましたが、もちろんシート自体も高い耐久性があります。様々な物で使用されているポリエステル/ナイロンを使用したシートも簡単に破れる心配はなく、シートを気遣う必要のない、楽で座り心地の良いシートといえるでしょう。フレームもシートも丈夫なチェアゼロは、レビューでも人気の商品です。
チェアゼロは少し小さい？
好評判のレビューから誰にでもおすすめできるチェアゼロですが、体格がいい人にはあまり向いてはいません。というのも、チェアゼロは腰をシートにしっかり落としてしまう都合上、体格がいいとフレームに阻まれて窮屈に感じてしまいます。また、チェアゼロは背もたれに寄りかかることもできますが、背が高いとそのまま後ろに倒れてしまうこともあり危ない部分もあるのです。そのため、体格がいい人にとってチェアゼロは、「使えなくはないですが物足りないチェア」となってしまうでしょう。
他のヘリノックスチェア
レビューで評判の高いチェアゼロですが、他にもヘリノックス製のチェアは数多く存在します。基本はどれも「軽い・丈夫・座り心地が良い」ことを目的としていますが、それぞれ違った特徴があります。
チェアワン
スペック
・重 量：890g（960g） ※（）内はスタッフバッグ込みの重量です。
・サイズ：520×500×660mm（幅×奥行き×高さ）
・座面高：34cm
・収納サイズ：35×10×12cm
・耐荷重（静荷重）：145kg
特徴
チェアゼロの基ともいえるチェアワン。チェアゼロと比較すると重さはありますが、代わりに、サイズと耐荷重が少し高くなっています。チェアゼロよりも長く愛用されているため愛用者は多く、「チェアゼロでは軽すぎてダメ」「チェアゼロが少し小さい」と感じる人に人気となっています。ただ、チェアゼロと大して差はありませんので、好みで選ぶといいでしょう。
ヘリノックスグランドチェア
Helinox 1822229
出典:Amazonスペック
・重量:615g
・サイズ:幅520×奥行き440×高さ500mm
・座面高:22cm
・耐加重:120kg
特徴
他のヘリノックスチェアシリーズの中で、最も座面高の低いグランドチェア。チェアゼロよりも座面高が低いですので、より足を投げ出して休みたい人におすすめのチェアです。ただ、その分余計に立ちにくくなりますので注意してください。
ヘリノックス スウィベルチェア
スペック
・重量:1220g(スタッフバック込重量1320g)
・サイズ:500mm×520mm×700mm
・収納サイズ:400mm×120mm×140mm
・座面高:39cm
・耐加重:120kg
特徴
座りながら体を動かすことのできるスウィベルチェア。オフィスチェアのように支柱があり、そこを中心に座面を回転させることができます。座ったまま体を動かせますので、いちいち立ち上がる必要がなくなるでしょう。ただ、ヘリノックスチェアシリーズの中でも重さがあり、チェアゼロと比較すると2倍以上の重さがあります。また、他のチェアと違う足回りが比較的転倒しやすいといえるでしょう。そのため、自力で持ち運ぶ必要があり、足場もあまり良くない登山などではあまり向いていないかもしれません。
チェアワンミニ
スペック
・サイズ:400×340×440mm
・収納サイズ:260×80×100mm サイズは(幅×奥行き×高さ)です。
・重量450g(500g)。()内はスタッフバッグ込みの重量です。
・座面高:24cm
・耐荷重(静荷重):90Kg
特徴
チェアワンを一回り小さくしたチェアワンミニ。サイズや重さがチェアゼロよりも小さく、最も携帯性がいいチェアといえます。ただ、サイズが小さいことから窮屈に感じてしまうかもしれません。女性や子供用と考えればおすすめですが、男性用にはあまり向いていません。
チェアツー
スペック
・重量:1070g
・サイズ:幅550×奥行き650×高さ840mm
・座面高:34cm
・耐荷重:145kg
特徴
ヘリノックスチェアシリーズの中でもサイズの大きいチェアツー。チェアワンと比較しても一回り大きいサイズをしています。そのため、チェアゼロでは少し窮屈と感じる体格がいい人も、これなら座り心地の良さを楽しむことができます。多少重量とサイズが大きく携帯性が下がりますが、体格が良ければあまり気にならないでしょう。
まとめ
チェアゼロは、今まで「重い」と感じる携帯用チェアを払拭させる携帯用チェアといえます。500ｍｌのペットボトルほどしかない軽さは、今までの携帯用チェアに慣れている人からすると思わず「軽！」と驚いてしまうほどです。初めて買う人や買い替えを行う際は、是非チェアゼロを試してみてください。携帯のしやすさや座り心地の良さなど、アウトドアをより快適にしてくれるでしょう。
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