ほっと温まる静岡の冬グルメ
静岡は海に面しており、自然豊かな環境から美味しい料理が食べれることでも有名ですよね。静岡は冬に旅行しても楽しい観光地がたくさんあり、また冬が旬の魚や独自の保存食など、冬に食べて美味しいグルメが多くあります。B級グルメも次々に生まれている上お店毎に特徴や味の違いがあるので、何度行っても新鮮な美味しさに出会うことができますよ。静岡の絶品冬グルメを味わいに、ぜひお出かけしてくださいね。
静岡のおすすめ冬グルメ 1.静岡おでん
身体の心から温まる静岡名物
静岡おでんは静岡件で食べられている人気のおでんです。一般的によく見られるおでんより、煮汁が真っ黒なのが特徴の料理です。煮汁は豚のモツや牛筋からとっただし汁に濃い口の醤油を合わせたもので、おでんのタネから出る出汁とあいまって風味豊かな味わいが広がります。見た目は黒いので観光で来た人は驚きますが、意外とあっさりした出汁の味で、美味しいと人気なんですよ。おでんはそばにいるだけで温まる、冬にピッタリのメニューですよね。冬の名物としてぜひおすすめしたい食べ物です。
静岡ならではのネタ
静岡おでんには、静岡ならではの食べ物がタネとして使われていることが多く、観光中の食事におすすめです。静岡おでんのタネはどれも一本ずつ串に刺さっていて食べやすいですよ。特に静岡名物の黒はんぺんは有名で人気の高いタネです。全国的に多い白いはんぺんは魚の白身からつくられますが、黒はんぺんはサバやイワシを丸々一匹使うため、灰がかった色のはんぺんが出来上がります。骨もすった状態で入るので、白いはんぺんより鉄分やカルシウムなどの栄養価が高く健康にも良いですよ。静岡おでんを食べるなら、ぜひ一本食べてみてくださいね。
三河屋
三河屋は、静岡市の青葉横町にある、静岡おでんの有名店です。特に冬にはおでんを求めて多くの観光客や地元の人が訪れます。三河屋の創業は昭和23年のことで、当時は屋台だったそうです。昔からの味を守る三河屋のおでんはほっと温まる出汁の効いた味わいですよ。店内は昭和レトロな雰囲気で座席は13席あり、全てカウンター席です。おでんの他に揚げ物や焼き物もたくさんあるので、お酒好きの方にもおすすめですよ。昔ながらの味わいと雰囲気を楽しみに立ち寄ってみてください。
静岡のおすすめ冬グルメ 2.たまごふわふわ
近藤勇の好物といわれる袋井の名物
たまごふわふわという何とも可愛らしい名前のついた食べ物は袋井市の名物で、たまごのしゃく、ふわっとした食感が楽しい料理です。使用するのはたまごと出汁のみで、泡立たせた卵を土鍋に入った出汁へ入れ蓋をし、ふわふわの食感になるように火を入れます。土鍋を開けるとほわっと湯気が立ち、冬に温まるにはぴったりです。
たまごふわふわは元々江戸時代の東海道袋井宿で朝食に出されていたといわれており、なんとあの新撰組の近藤勇も好物だったそうです!茶碗蒸しなどの卵料理とも違う食感を、ぜひ体感してくださいね。
とりや茶屋
とりや茶屋は、かつての東海道袋井宿で江戸時代に出されたたまごふわふわを再現してるお店で、使用している素材も遠州地方のものにするなど、こだわりのメニューがいただけるお店です。たまごふわふわをつくるには、通常泡立て器で卵を撹拌させますが、とりや茶屋では江戸時代と同じように、全て手作業でかき混ぜています。驚きのこだわりですよね。一つ一つ手がかけられたたまごふわふわは優しい食感で、とても温まる料理です。駅からも徒歩7分と近く駐車場もあるので、袋井市の観光や、デートにもおすすめのお店です。
静岡のおすすめ冬グルメ 3.とろろ汁
滋養たっぷりの丸子名物
静岡の丸子では、とろろ汁を名物として出すお店が複数あります。丸子のとろろ汁は栄養たっぷりの自然薯を丁寧にすりおろし、お味噌汁でのばすのが特徴です。静岡産の自然薯は粘り気が強く風味も豊かで、とても美味しいですよ。自然薯は古くは滋養がつくとして薬用として使用されていましたが、その美味しさから現在は食べ物として親しまれています。味噌汁と割ったとろろ汁は熱々で、身体がしっかり温まるメニューです。
道の駅「宇津ノ谷峠」静岡市側
丸子のとろろ汁は数々の老舗が提供するメニューですが、道の駅「宇津ノ谷峠」静岡市側でも気軽に食べる事ができます。お値段も老舗に比べると安いため、手軽にいただくことができますよ。もちろん味は静岡県産の自然薯を使用した一級品です!道の駅なので特産館や地元の商品もたくさん並び、観光やデートにもおすすめのスポットです。ドライブのついでに立ち寄ってみてくださいね。
静岡のおすすめ冬グルメ 4.浜松の餃子
シンプルで美味しい浜松名物
浜松の餃子は、静岡のB級グルメの中でも有名な人気の食べ物です。浜松の餃子の特徴は具にスパイスなどであらかじめしっかり味付けがされていることで、醤油をつけなくてもそのまま美味しくいただくことができます。また具はシンプルにキャベツ・豚ひき肉・にんにくが使われているため、それぞれの素材の旨味がしみ出し、野菜の甘みを存分に味わえますよ。お皿の中央にもやしをゆでたものが置かれることが多く、しっかり味の餃子の箸休めにぴったりです。季節を問わず食べたくなる浜松の名物です。
餃子は浜松市のソウルフード
餃子は浜松市のソウルフードともいわれ、餃子界では「東の宇都宮、西の浜松」としても有名です。浜松市は2012年には世帯ごとの餃子の消費額が日本一となり、家庭でどれだけ餃子を食べているかが分かります。市内には現在も400軒以上もの餃子屋さんがあり、それぞれが浜松の餃子を作り上げています。浜松市に観光やデートで行ったら、一軒だけでなく何軒か餃子のはしごをすると、お店の違いも分かって楽しいですよ。
石松餃子
石松餃子は浜松市の餃子発祥当時の、屋台の味を守る老舗です。創業はなんと昭和28年のことで、屋台の時の人気ぶりは今にも受け継がれています。浜松餃子の中でも有名な店舗なので、デートや観光で立ち寄るのにもおすすめです。メニューは餃子や餃子定食といったシンプルなもので、だからこそ存分に餃子の美味しい味を楽しめますよ。餃子はやや小降りなサイズなので、いくらでも食べられちゃいます。浜松の名物をぜひお試しください。
静岡のおすすめ冬グルメ 5.みしまコロッケ
ほくほくの甘いジャガイモ
みしまコロッケは比較的近年有名になった三島市の名物です。基本は甘く品質が高いことで有名な馬鈴薯・メークインをたっぷり使い、衣にも同じメークインを使う事でサクサク食感の衣と、甘みの強いほくほくとした中身が美味しいコロッケです。特徴的なのは中の具や形状等は店舗毎に決めて良いところで、同じ「みしまコロッケ」をうたっていても、味わいは店によって全然違います。寒くなり始めた頃に、気軽に買って食べれるコロッケは観光やデートのお供にもピッタリですね。みしまコロッケはメークインの旬の12月頃までの販売となるので、初冬ならではの楽しみともいえます。
大村精肉店
大村精肉店は三島田町駅から徒歩3分にあるお肉屋さんで、和牛をたっぷり使用したみしまコロッケで有名です。こちらのお肉屋さんでは和牛を丸々1頭仕入れているので、コロッケに和牛を使う大胆で贅沢なことができるんですね。ほくほくのコロッケは寒い時期に食べれば身体が温まる最高のメニューです。また大村精肉店のコロッケはハート形をしているところも人気のポイント。デートで立ち寄れば可愛さに盛り上がりますよ!
静岡のおすすめ冬グルメ 6.遠州焼き
たくあんの食感が美味しいお好み焼き
遠州焼きとは浜松市名物のお好み焼きです。生地の中に浜松市特産のたくあんのみじん切りがたっぷりと入れられており、ぽりぽりとした食感と程よい酸味が病み付きになるメニューですよ。紅ショウガやネギも生地に入るため彩りも鮮やかで、食欲をそそります。通常のお好み焼きと違い、何回か生地を焼いている途中で折りたたみ、食べやすいように切って提供されます。ソースの香ばしい香りは、大人から子供まで大好きな味です。冬の寒い時期に、熱々の鉄板料理はいかがでしょうか。
ぬのはし
ぬのはしは浜松駅から車で10分ほどにある遠州焼きが名物のお店で、喫茶店のような落ち着いた雰囲気に地元の常連客からも人気があります。生地に入っているたくあんは味が2種類入っており、甘めとしょっぱめのたくあんが交互に顔を出し美味しいですよ。たくあんの切り方はあえて大小バラバラにしてあるため、食感にも違いがあり楽しめます。駄菓子的な味が軽食にはもってこいです。他にもイカ卵など昔懐かしいメニューがたくさんあり、子供とのお出かけにもおすすめです。
静岡のおすすめ冬グルメ 7.しおかつおうどん
ホッと温まるメニュー
「しおかつお」とは西伊豆で昔からつくられている保存食で、西伊豆でとれたカツオを丸々一本塩に漬けてゆっくり乾燥させたものです。全国でも現在は西伊豆でしかつくられていない食べ方で、地元では有名な食べ物です。しおかつおうどんはそんなしおかつおをふんだんに使用した料理で、釜揚げにしたうどんにしおかつをを削ったものを乗せ、薬味を足して出汁醤油でいただきます。カツオの豊かな海の風味を感じることができ、とても美味しいですよ。ほかほかにゆでられたうどんは冬に温まるには最適な料理です。観光やデートのランチなどに、手軽に食べれるうどんはいかがでしょうか。
喜久屋食堂
喜久屋食堂は国道136号沿いにある人気の食堂で、名物のしおかつおうどんが食べれると連日賑わっています。観光で立ち寄る方も多く、所見でも気軽に入ることができますよ。しおかつおうどんはどこか懐かしいカツオの風味を感じる味です。また西伊豆の名物海賊焼が食べれることでも有名で、しおかつおうどんと一緒に食べれば西伊豆特有の食べ物を一度に楽しめます。
静岡のおすすめ冬グルメ 8.すその水餃子
オリジナルスープで温まる
すその水餃子は裾野市の名物で、裾野市の特産品であるモロヘイヤを皮に使用しているのが特徴です。モロヘイヤはミネラルやビタミン、食物繊維などの栄養価が高い食材で、健康に気を使う方ならぜひ食べたい食材ですよね。モロヘイヤがふんだんに使用された皮は緑色をしていて、女性にも人気があります。食べてもクセの無い味で、するっと入りますよ。また水餃子のスープは店舗により味が異なるため、お気に入りの店舗を見つけに食べ比べしてみてくださいね。どれも温まるスープで、冬の観光やデートにぴったりの美味しい食べ物です。
和風レストラン みよし
和風レストランみよしの水餃子は、なんといっても石焼の鍋で出てくるのが特徴です。あつあつの石焼鍋で、食べている途中も冷めることなく水餃子をいただくことができます。特に寒い冬には嬉しいですよね。また水餃子は変わり種のカレー味、キムチ味などもあり、デートで分けながら食べても楽しめそうです。さまざまな味があるので年代を問わず美味しく味わうことができる、冬に温まるならぜひおすすめしたいメニューです。
静岡のおすすめ冬グルメ 9.うなぎ
静岡はうなぎの名産地
静岡にはうなぎの養殖地として有名な浜名湖や大井川が流れ、静岡のうなぎはそれが目当てで旅行に来る人もいるほど人気です。また浜名湖の近辺はうなぎの関東風・関西風の調理法がちょうど境目といわれており、お店によって違ったうなぎを味わうことができます。
また三島のうなぎも有名で、富士山から流れた水で育ったうなぎは旨味が強く、最高に美味しいですよ。土用の丑の日から夏に食べるイメージの強いうなぎですが、冬に食べるうなぎは寒い中のスタミナをつけるにはもってこいです。
静岡のおすすめ冬グルメ 10.富士宮やきそば
B級グルメの定番料理
富士宮やきそばは、全国的にもB級グルメの定番料理として有名ですよね。富士宮やきそばとは、富士宮市でつくられる麺を使用した焼きそばで、通常の蒸し麺よりしっかりとした歯ごたえともちもちとした食感が特徴です。焼きそばの麺はコシの無い物が主流なので、初めて食べるとびっくりしますよ。具は豚肉や卵、キャベツなどが多く、出汁粉をかけていただきます。また「油かす」と呼ばれるお肉のかすを使用するのも特徴で、お肉の脂の美味しさがソースとからんでたまりませんよ!富士宮市のご当地グルメを、ぜひ現地で食べてみてくださいね。
富士宮やきそば専門店 すぎ本
すぎ本はその名の通り富士宮やきそばを専門に扱った、富士宮やきそばの老舗です。60年も続くオリジナルのソースは後を引く美味しさで、ここでしか食べられない味にリピーターも多く訪れます。富士宮浅間大社からも近く、観光やデートに立ち寄るのにもおすすめですよ。またこちらの焼きそばは大変人気なため、やきそばのお土産用テイクアウトも用意されているので、持ち帰ればご自宅でも美味しい富士宮焼きそばをいただくことができます。もちろんオリジナルのソースも入っているので、濃厚なソースの旨味を味わえますよ。
静岡のおすすめ冬グルメ 11.しぐれ焼き
富士宮焼きそばを使ったアレンジメニュー
しぐれ焼きは、静岡でも特に人気の食べ物「富士宮焼きそば」を使用した料理です。富士宮焼きそばを入れたお好み焼きのようなもので、麺と生地、ソースが絡み合い、ついつい箸が進んでしまいます。焼きそばの入ったお好み焼きというと広島風お好み焼きやモダン焼きを思い浮かべますが、しぐれ焼きは独特のコシが強いしっかりとした麺で、食べごたえのある食べ物です。
また最後に鰯粉をたくさん振りかけるのも特徴の一つで、鰯の旨味がプラスされとても美味しいですよ。具はその他はキャベツやもやしとシンプルなものが多いですが、だからこそそれぞれの素材の美味しさが引き立ちます。鉄板で焼きたてのしぐれ焼きはお昼やお酒のつまみにもおすすめです。
静岡のおすすめ冬グルメ 12.金目鯛
冬に旬を迎える高級魚
静岡といえば、伊豆の金目鯛!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。伊豆名物の金目鯛は通年食べる事はできますが、実は旬は冬。特に寒くなり始めた10月〜3月が油がたっぷりのり、美味しい金目鯛を食べる事ができます。煮付けももちろんですが伊豆では金目鯛のしゃぶしゃぶや、なめろう、お刺身も美味しくいただけます。しゃぶしゃぶは特に寒い冬には嬉しいですね。同じ食べ物でも旬の冬に食べると、こんなに脂がのっているのか!とびっくりします。伊豆は観光にも綺麗な場所や絶景が多く、デートで訪れるのもおすすめですよ。
静岡のおすすめ冬グルメ 13.つけナポリタン
吉原商店街で評判の驚きメニュー
つけナポリタンはその名の通り、ソースにつけて食べるスタイルのナポリタンです。一般的なナポリタンはスパゲッティにソースが絡んだ状態で提供されますが、吉原商店街を中心とした富士市で出されるナポリタンはソースが別添えになっていて、ゆでてある麺を付けて食べます。発祥は2008年と最近のことで、じわじわとB級グルメとして口コミで広がり人気になりました。トマトベースにブイヨンや鶏ガラなどのスープを加えた特製スープはどこかほっとする味わいです。ぜひ大流行の一足先に!?富士市の名物料理を食べてみてくださいね。
イルポンテ
イルポンテは富士市で20年続くイタリアンレストランで、特に地元の野菜や鳥などを使用したつけナポリタンは人気が高く、有名です。素敵な外観とテラス席もありどこか洋風な雰囲気で、デートにもおすすめのおしゃれなお店ですよ。つけナポリタンの他にも日替わりのランチなどもあるので、気軽に入る事ができます。静岡の冬グルメというと国内ならではの郷土料理が多いですが、たまには気分を変えて洋食の名物も食べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は静岡で冬におすすめなグルメをまとめました。静岡には数多くの特産品やB級グルメがあり、冬に食べるとよろ美味しく感じられる食べ物もたくさんあります。ぜひまだ出会った事の無い美味しさを求めて、冬の静岡を旅行してみてくださいね。