山形の冬のおすすめグルメを食べよう！
山形といえばどんなグルメを思い浮かべますか？1年を通して食べ物がおいしい山形県は、名産のサクランボをはじめとする果物や秋の芋煮が有名ですが、雪国ならではの美味しい食べ物もたくさんあります。山形はその名の通り山によって分けられた大きく4つの地方（村山・置賜・最上・庄内）があり、それぞれに進化した食文化に興味深い歴史があります。寒い中体が温まる美味しい絶品料理をご紹介いたします。デートや観光でお出かけの際にお役立てください。
山形冬のおすすめグルメ①
金澤屋牛肉店
山形の高級名物、絶品グルメといえば、なんといっても米沢牛をはじめとした牛肉が有名です。米沢牛は国産牛ながらもお手頃価格でいただけるので観光客に大人気です。中でも山形市にある金澤屋牛肉店は一度は行きたい憧れの有名店です。メニューも豊富で、体が温まる美味しい料理といえば、すき焼きやしゃぶしゃぶです。平日のランチは限定10食で牛鍋ランチがお安く食べられると大人気です。山形観光やデートにおすすめです。訪問の際はぜひ予約をおすすめします。
基本情報
☆喰処金澤屋
住所：〒990-0042 山形県山形市七日町３丁目４−１６
電話番号：023-631-2106
火曜日定休
店頭販売・お取り寄せあり
山形冬のおすすめグルメ②
平田牧場
一方、海側の庄内地方では豚肉の生産が有名です。なかでも「平田牧場」は三元豚や金華豚などのブランド豚で知られる有名店です。あっさりした甘味が特徴の美味しい豚肉をとんかつや生姜焼きで頂ける直営店がたくさんあります。キャベツとご飯がお替り自由でボリュームたっぷりです。庄内空港内にも店舗があるので、待合の時間にもおすすめです。本店近くには焼肉・しゃぶしゃぶのお店、とんかつ屋さんがあり、デートや観光ついでに立ち寄れます。お土産用には手軽に料理できるみそ漬けが人気です。お取り寄せもできるのでご家庭で「しゃぶしゃぶ」などいかがでしょうか。
基本情報
☆庄内空港店
住所：山形県酒田市浜中字村東30-3 庄内空港3F
電話番号: 0234‐91‐1529
☆焼肉・しゃぶしゃぶ 平田牧場酒田店
住所：山形県酒田市みずほ2-18-8
電話番号 : 0234‐21‐2919
☆本店
山形県酒田市松原南5-7
電話番号 : 0234‐21‐0111
※本店は物品販売のみで飲食はできません。そのほか全国に支店があります。
山形冬のおすすめグルメ③
寒鱈汁
寒い雪の降る季節、庄内地方を中心とした県内各地では「寒鱈祭り」が開かれます。山形ではすっかり冬の風物詩ともいうべき有名なお祭りです。「寒鱈汁」は「どんがら汁」と呼ばれ、旬の寒鱈のアラも身もだだみ（白子）や肝も入ったみそ仕立ての汁に岩のりとねぎを散らしたシンプルながら濃厚な汁物料理です。漁協や地元商店街それぞれで店を出しているので、ほかにもおすすめの海の幸をお得に購入できるそうです。お祭りの日は全国からの観光バスが集まり、吹雪いていても結構な賑わいになります。チケットを購入して、2杯くらいを食べ比べるもよし、現金で購入するもよしとのことですが、お昼過ぎにはなくなってしまう人気ぶりなので、午前11時くらいから会場入りしたほうがよさそうです。冷えた体が温まること請け合いです。
弁慶飯（べんけいめし）とともに
「寒鱈祭り」に行くと、必ずといいほど売っている「弁慶飯」も捨てがたい冬のメニューです。山形の名物郷土料理のひとつで、地元のお母さんたちが、甘味噌を塗って、「青菜（せいさい）」という大きな葉っぱの漬物でくるんだおにぎりを火であぶってくれます。1個100円前後とお安いのに大人のこぶし大ある、ボリューム満点のおにぎりです。「寒鱈汁」とともに頂きたい体が温まるメニューです。
寒だら祭りの基本情報
2019年の日本海寒鱈祭りの予定
☆鶴岡市
2019年1月20日（日）10時30分から15時
場所：鶴岡銀座商店街 特設会場
問い合わせ： 0235-22-2202（鶴岡銀座商店街振興組合）
☆酒田市
2019年1月26日（土）～1月27日（日）
場所：酒田市中町、JR酒田駅前、みなとオアシス
問い合わせ：0234-22-9311 (酒田商工会議所)
※このほか遊佐町、由良、あつみなどでも開催予定
※1杯600円程度
「お祭り」の時期を逃したら
庄内地方の料亭や、温泉ではこの時期に寒だら汁を提供するお店が多くみられます。寒い冬に体が温まる郷土料理が豊富です。上は酒田市の「旬味井筒」さんのものです。こじんまりとしてますが落ち着いた雰囲気で大人のデートにもおすすめです。
☆井筒
住所：〒998-0044 山形県酒田市中町2-3-27
電話番号：0234-24-1422
山形冬のおすすめグルメ④
寒中挽き抜きそば祭り
そば処としても知られる山形県、内陸地方は特にそばを育てるのに適した土地であったことからそばも山形名物として有名です。天童市を治めていた織田藩がかつて将軍家に献上していたとされる「寒中挽き抜きそば」を市内の各店舗で1~2月中に味わえるそうです。食べ物の少なくなる冬の厳しい寒さの中で挽くことで、白くて香り高いそば粉になります。毎年初日には奉納祭と賞味会が開かれるそうですので、気になる方は問い合わせてみましょう。
基本情報
開催時期：2019年1月から2月
開催場所：天童市内各地の「そばの里天童」ののぼりのあるお店
問い合わせ：023-654-3511（天童商工会議所）
山形冬のおすすめグルメ⑤
北の富士
酒田市にある第五十二代横綱「北の富士」の実の妹さんがおかみさんをしているちゃんこ鍋屋さんです。ご当地料理ではありませんが、おすすめの名物はやはりちゃんこ鍋です。店内には横綱ゆかりの品が飾られていて気分も盛り上がります。メニューも「横綱」「大関」「どすこいコース」など、ちゃんこ鍋の種類も豊富で、温まること間違いありません。デートや観光におすすめです。年末年始は大変込みますので、行きたい方は予約したほうが賢明です。また、予約するとお土産用セットも購入できるそうです。
基本情報
☆ちゃんこ鍋 北の富士
住所：酒田市亀ヶ崎3-19-17
電話番号：0234-26-2915
※ランチ営業はありません
山形冬のおすすめグルメ⑥
納豆汁
納豆汁は古くから、大黒様（12月9日に大黒様を祭るお祭り、豆で達者にと願いを込めて豆料理をいただきます）やお歳夜でも頂く山形県の郷土料理です。山菜や芋がら（ずいき芋の茎を干したもの）、キノコが入った納豆のとろみのついた濃い味のお汁で体が芯から温まるメニューです。冬場は食べ物が少なく、特に動物性たんぱく質を取ることが難しかった内陸地方を中心に県内各地で食べられています。納豆の大豆たんぱくで栄養と暖を取っていたと考えられます。
材料と作り方
■材料
納豆（アンテナショップや県内のスーパーなどで「納豆汁の素」というものも売っていますが、手に入らなければひきわり納豆をすり鉢ですっておく）、芋がら（水で戻して、1㎝位の長さに切る）、なめこ、山菜の水煮（もだしというキノコが入っているとなおよい）、油揚げ（厚揚げ）、つきこんにゃく、セリ、ねぎ等の薬味、みそ
■作り方
水で戻して切った芋がらと山菜の水煮を熱湯に通して臭みを取る。だし汁に（お湯にだしをといてもOK）具材を入れて火を通し、納豆を入れて（だし汁をすくって少しずつのばすとよい）みそで味付けする。薬味は食べる時に入れていただく。
納豆汁が食べられるお店
納豆汁は家庭料理ですが、一部の郷土料理を提供する料亭や居酒屋などで提供されています。冬季限定の可能性もあるので、行く前にお問い合わせしたほうが確実です。
☆割烹 飯豊
住所：山形市香澄町3-5-20丸久ビル
電話番号：023-622-0939
山形冬のおすすめグルメ⑦
玉こんにゃく
ご当地B級グルメの大定番、山形名物の「玉こんにゃく」です。玉こんにゃくは山形発祥の食べ物といわれています。味のしみた丸いこんにゃくを串に刺して甘辛く煮た食べ物です。お店によりますが1本100~200円程度とリーズナブルなので、間食におすすめです。県内いたるところの道の駅、SAなどで売られています。お土産用にも売られていますので、ぜひ購入してみては？熱々の玉こんは熱々の温まること間違いなし、観光ドライブの休憩にいかがでしょうか。
超有名店「千歳山こんにゃく店」
なんと、昭和元年創業の老舗店です。名物「玉こんにゃく」のほか、みそ田楽、こんにゃくそば、こんにゃくハンバーグなどがいただけます。
☆千歳山こんにゃく店
住所：〒990-2412 山形県山形市松山３丁目１４−１
電話番号：023-623-6669
観光旅行にもデートにもおすすめ「こんにゃく番所」
上山市の「こんにゃく番所」では「玉こんにゃく」のほか、懐石料理やカフェメニューが豊富です。蒟蒻づくしながらしっかりとお食事がいただけます。お土産も購入できる人気有名店なので、デートや観光にもおすすめです。連休などは込み合いますので懐石料理は予約したほうがよさそうです。敷地内にあるおしゃれなCafe「日々蒟蒻」ではこんにゃくを使用した珍しいカフェメニューが豊富です。
☆こんにゃく番所
住所：〒999-3225 山形県上山市楢下1233-2
電話番号：023-674-2351
山形冬のおすすめグルメ⑧
冬季限定のラーメン屋さん
鶴岡市三瀬海岸にある「琴平荘（こんぴらそう）」です。全国きってのラーメン消費県でも有名な山形県ですが、こちらは冬季間限定のラーメン屋さんです。もともとは夏の海水浴客をメインとした旅館なのですが、冬の期間にお客様を呼べないかと始めたのがきっかけだったそうです。写真の通りの王道ラーメンが口コミで評判を呼び、休日は1時間待ちになるほどの人気ぶりです。観光やデートで来る人もたくさんいます。今では物産館にお土産用のラーメンセットが売られています。寒い冬の日本海で美味しいラーメンで温まるのも旅の思い出になりそうですね。
基本情報
☆琴平荘
住所：山形県鶴岡市三瀬己381-46 旅館琴平荘
電話番号：0235-73-3230
※10月1日から翌年5月31日まで冬期間のみ営業
山形冬のおすすめグルメ⑨
赤湯ラーメン
山形で寒い冬に体がぽかぽかに温まる美味しい辛みそラーメンといえば、南陽市にある「赤湯ラーメン龍上海」です。赤湯温泉には名物赤湯ラーメンのお店が多数あり、中でも龍上海は有名店として人気があり、家族連れからデートで訪れるカップルまでで賑わいます。辛みそラーメンの名前で今や全国区に有名になった龍上海ですが、もともとは醤油系の濃厚なラーメンを出していたお店だそうで、美味しいと今も根強い人気があります。やや太めの麺に分厚いチャーシューがのったガッツリ系の醤油ラーメンです。油が多いため最後まで熱々のまま頂けるのが特徴だそうです。辛いものが苦手な人やお子様でも頼めるメニューがあるのはありがたいですね。
基本情報
☆赤湯ラーメン 龍上海赤湯本店
住所：〒999-2231 山形県南陽市二色根６−１８
電話番号：0238-43-2952
山形冬のおすすめグルメ⑩
新庄市「とりもつラーメン」
新庄市ではチャーシューの代わりにとりもつがのった、名物「とりもつラーメン」を、愛を「とりもつ」ラーメンとしてPRしています。鶏がらベースの醤油味のスープ、味付けされたとりもつはお店によってだいぶ違うそうです。新庄市内では「とりもつラーメン」を提供しているラーメン屋さんが多数あり、食べ比べをする観光客もいるそうです。意外とあっさりしているそうなので観光やデートで訪れてみては。
基本情報
☆末広
住所:山形県 新庄市 末広1-36
電話番号：0233-23-4558
☆一茶庵支店
住所：山形県 新庄市 下鉄砲町10-3
電話番号：0233-22-2377
☆そば処 八千代
住所：山形県新庄市金沢152
電話番号：0233-22-7741
山形冬のおすすめグルメ⑪
ひっぱりうどん
テレビで紹介されて話題になった、山形の冬のB級グルメといえば「ひっぱりうどん」です。ゆでた乾麺のうどんを鍋ごと食卓に出し、サバの水煮缶と、納豆、薬味で頂きます。簡単なのに美味しいと村山地方を中心に家庭料理として広まりました。みんなでうどんを「ひっぱって」食べるから「ひっぱりうどん」なのだそうです。内陸の寒河江市が発祥と言われ、冬が長く食べ物が少なかったころ、重宝されたと考えられます。今すぐまねできそうな料理なので簡単な材料を乗せておきます。
材料
乾麺のうどん、すりごま、焼きのり、サバの水煮缶（みそ煮でも何でもよいそうです）、納豆、卵、ねぎ、大根おろしなどお好みの具材。サバ缶が苦手な人はツナ缶でもOKです。
麺をサバ缶や納豆を入れたつゆに絡めていただきます。めんつゆを使わずしょうゆだけが好きな人もいるそうです。時間のないときにさっと食べれて温まる、さらに材料費もかからない料理というほどの料理でもないお助けメニューです。
漬物屋さんのひっぱりうどん
やたら漬けという漬物で有名なお店の経営するお食事処でもひっぱりうどんを提供しています。ほかにも郷土料理がいただけるので、観光の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。お漬物もお土産に購入できて一石二鳥です。
☆香味庵まるはち
住所：山形市旅篭町２丁目１の５
電話番号：023-634-4108
お蕎麦屋さんのひっぱりうどん
家庭で食べるのが一般的のようですが、観光ついでに楽しみたい方は下記のお店で頂くことができます。こちらは、山形名物のおそばの専門店ですが、郷土料理を味わうこともでき、「ひっぱりうどん」も冬季限定で提供しているそうです。（※うどんの写真が見つけられなかったため上の画像はそばです。）
☆そば処山せみ
住所：山形県西村山郡大江町貫見394
電話番号：0237-64-2008
山形冬のおすすめグルメ⑫
あじまん
冬季限定（10月~4月くらいまで）で現れる「あじまん」は山形県内のみで食べられるB級グルメの定番ファーストフード「あじまん本舗」が販売している「回転焼き」という食べ物のことです。大判焼きといえばピンとくるかもしれませんね。メニューは名物の「あじまん」、たこ焼きの「たこぽん」の2種類のみ。県内のスーパーの出入り口に小さな店舗「あじまん」がオープンしていると、「冬が来るなぁ」と実感する県民も多いそうですよ。冬のドライブデートで小腹が減ったら「あじまん」を探してみてはいかがでしょうか。
定番の「あじまん」
「あじまん」はあんことクリームの2つのテイストがありますが、土日限定でスペシャル「あじまん」が売られていることもあり、毎月変わるそうです。「あじまん」はすべての味で1個105円とリーズナブルで、おやつにぴったりです。（値段は2018年12月のものです。）
「たこポン」も人気のメニュー
たこ焼きの「たこポン」、5個入り250円、10個入り500円の2種類、青のりはかかっておらず、しっとりフワフワの優しい味わいが美味しいと評判です。（値段は2018年12月のものです）
「あじまん」のあんこを購入できます
名物「あじまん」の美味しい「あんこ」は十勝産小豆を用いたこだわりの一品。店頭であんこだけを購入することもできます。1袋500g入りで385円と、こちらもリーズナブルで人気の一品。お汁粉を作ったり、お餅にそえたりしていただくそうです。
山形冬のおすすめグルメ 番外編
冬でも食べたい人気の「芋煮」
本来は秋の風物詩（9月に行われる名物行事「日本一の芋煮会」は観光客、県内外に有名）ですが、温まる美味しい食べ物として大人気ですので番外編としてご紹介します。山形市など内陸部（村山地方）では、牛肉入りのしょうゆベース、日本海側の庄内地方では豚肉入りのみそベースの芋煮が作られます。秋の天気の良い土日はあちこちの河原に湯気が立ちのぼり、家族や友人と「芋煮会」を楽しむ様子が県内各所で見られます。スーパーでは鍋と材料をセットにした「芋煮セット」を貸し出すほど、定着したメニューです。家庭でも簡単に作れますので、作り方をご紹介します。（各地方、家庭によって入るものは様々ですので、こちらでご紹介するのはあくまでも一例としてご覧ください。）
山形風芋煮
■材料
里芋・牛肉・ごぼう（ささがき）・こんにゃく・シメジなどのキノコ・ねぎ・だし・しょうゆ・砂糖・みりん（しょうゆと砂糖・みりんをめんつゆにするとらくちんです）
■作り方
里芋の皮をむいて（むいてある物を買ってもOK)塩で洗って、下茹でする。ねぎ以外の具材を大きな鍋に入れて火が通るまで煮たら、だしとしょうゆ・砂糖・みりんを入れて味を調え、ねぎを散らす。すき焼きの汁が多い感じを目指すとよいです。
庄内風芋煮
■材料
里芋・豚肉・ごぼう（ささがき）・こんにゃく・油揚げ（厚揚げ）・シメジなどのキノコ・ねぎ・だし・みそ
■作り方
里芋の皮をむいて（むいてある物を買ってもOK)塩で洗って、下茹でする。ねぎ以外の具材を大きな鍋に入れて火が通るまで煮たら、だしとみそを入れて味を調え、ねぎを散らす。芋以外はほぼ豚汁です。隠し味にほんの少ししょうゆを入れる人もいるそうです。
山形冬のおすすめグルメ まとめ
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