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パラコードとは?
パラコードとはパラシュートコードのこと
パラコードとはパラシュートコードのことで、パラシュートに吊るすためのロープのことです。パラシュートに吊るすために高強度になっていて、アウトドアや登山でも十分に使えるロープですね。
パラコードの最初は第二次世界大戦で、古くから丈夫で信頼性の高いロープとして使われてきています。現在ではパラシュート用としてはもちろん、アウトドアやファッションアイテムとして使われています。
ミルスペックとは?
元々は軍用パラシュートに開発されたパラコードですが、よく聞くミルスペックとはどういう意味なんでしょうか?ミルスペックとは軍用に使われる規格のことです、軍用に使われるあらゆる種類のものにミルスペックがあります。
ミルスペックと言えば軍用の厳しい基準を満たしている最高級品というイメージがありますが、大量に使用するものはそうでもありません、ミルスペックを満たしていると安物の流通品よりは高機能ですが、最高級品というわけではないので注意が必要ですね。
何にでも使える道具
パラコードは高耐荷重のロープなので、汎用性が高いのが魅力です。また結んだり編んだりしやすくなっています。アウトドアや登山に持っておけばちょっと使いたいときに活躍しますし、いざというときにあって良かったというロープですね。
またパラコードを結んだり編んだりしていろいろな種類の小物やアクセサリーを作ってファッションアイテムとして使っている方もいますね。
パラコードの特徴
使い方は無限大
パラコードは工夫次第でいろいろな使い方ができるのが最大の特徴で、これにハマる方がたくさんいますね。簡単な使い方はロープとしてキャンプの物干しや、テントの固定に使うことができます。
パラコードを帯状に編んでブレスレットとして身に着けておけば忘れませんし、いざというときにほどいて使うことができます。パラコードを編んでアクセサリーやキーホルダーを作る材料として使っている方もいますね。
価格が安い
パラコードは本格的なロープと比較して価格が安いことも魅力です。価格が安いのでガンガンつかっていけますし、切ってアクセサリーの材料にしてしまってもいいですね。アクセサリーやキーホルダーのような小さいものだけでなく、ポーチのようなものまで作れるのがパラコードの魅力です。
中に芯が入っている
パラコードのよく使う4mmの太さであれば中に7本の糸で芯が入っています。この芯によって高い耐荷重が出るようになっています。パラコードをほどいてこの芯を取り出して使うこともできます、または芯を抜いてパラコードを細くして使うこともできますよ。
パラコードには決まった使い方はなくて、いろいろな使い方を知っていると何かと使える道具になっています。
パラコードの耐荷重
パラコードの太さによって変わる
太さ4mmのパラコードを550パラコードと呼ぶこともあります。これは550ポンド(=約250kg)の耐荷重があるパラコードという意味です。もちろんパラコードの種類によって太くなれば耐荷重は上がりますし、細くなれば小さくなります。
パラコードの耐荷重は静かに引っ張った場合の最大値なので、過信は禁物です。登山などで人を吊り下げるには専用のロープを使いましょう、パラコードは非常用として持っておくと便利ですね。
本物はポリエステル
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ミルスペックにも定められている本物のパラコードは素材がポリエステルです。安い廉価品だと素材がナイロンの場合があり、これだと耐荷重が落ちてしまいます。本物志向の方で耐荷重を求めるなら素材がポリエステルがどうかを確認しましょう。またファッションや小物作りが目的であればナイロンでも問題位ありません。
パラコードの使い方①
キャンプで使う
キャンプやアウトドアでパラコードは大活躍します。例えばテントやタープの張り綱に使ったり、洗い物を干すのに一時的な物干しとしても使えます。結びやすい太さのパラコードなら張り綱にはちょうどいいですし、耐荷重も十分ですね。
また予備で持っておけば、ちょっとロープが欲しいときに重宝します、安いパラコードはどんどん切って使っていけますね。
着火剤の芯のパラコード
パラコードの芯が着火剤になっているパラコードもあります。これなら火起こしに困ったときにパラコードをほぐして芯になっている着火剤を取り出して、火起こしに使うことができますね。この着火剤入りのパラコードとメタルマッチがあればどんな状況でも火を起こすことができますね。
パラコードの使い方②
小物を作る
パラコードの編み方を覚えればアクセサリーやキーホルダーなどの小物を作ることができます。バックルのパーツと合わせてワンタッチのブレスレットを作ったり、ブレスレットの編み方で長くすればスリングを作ることもできますね。
ジッパーの小さい飾りやキーホルダー、犬の鎖、ペットボトルホルダーなどアイデア次第でなんでも作れるのがパラコードの魅力です。
その他の使い方
パラコートには他にもいろいろユニークな使い方があります。例えば芯を抜いて補足したパラコードを靴ひもに使ったり、芯をほぐした糸でボタンを付けたり歯の隙間の掃除に使ったりできます。パラコードの編み方や結び方を知っていると、アウトドアで何もなくてもパラコードを上手く利用して使うことができますね。
パラコードの結び方
結び方①もやい結び
パラコードに限らずロープワークの種類の中でまず覚えておきたいのがもやい結びです。もやい結びは輪っかを作りますが、この輪っかが頑丈で大きさが変わらないのが特徴です。アウトドアや登山だけでなく船でもよく使われる結び方ですね。結びやすくほどきやすい、かつ丈夫な使いやすい結び方ですのでぜひ覚えておきましょう。
結び方②二重八の字結び
二重八の字結びはもやい結びと同じく輪っかを作る結び方です。もやい結びより小さく頑丈な輪っかを作るのに適しています。登山などで自分の体重を支えられるぐらいの頑丈な結び目を作ることができますよ。応用としては連続して結ぶことでハンギングチェーンを作ることもできます、これはパラコードで結ぶのにぴったりですね。
結び方③自在結び
自在結びはロープの張りを調整できる結び方です。普段テントやタープを張るときは自在金具を使っていますが、自在結びを覚えておけば自在金具がなくても張りを調整できます。現地で自在金具が壊れてしまうこともあるので覚えておきたいですね。
結び方④ふた結び
ふた結びはロープを丸太や岩に固定するときに使える簡単な結び方で、ほどくのも簡単にできます。張り綱をペグに結んだり、立ち木にロープを結ぶときにふた結びで結んでおくと便利です。またロープの端の処理にも使えますので、簡単ながら使う場面の多い結び方ですね。
パラコードの編み方①
1本のパラコードでブレスレットを作る
1本のパラコードでブレスレットを作ってみましょう。パラコード1本のブレスレットはアクサセリーとしてファッション性だけでなく、アウトドアではほどいてロープとして使うこともできます。
また使ったあとは編んでおけばコンパクトにまとめられ、身に着けておくことで忘れることもありませんね。カラビナなどのパーツと合わせればさらに使いやすくなります。
準備するもの
準備する材料はまずパラコードですね。今回は1本で作るので出来上がりのブレスレットは単色になります、好きな色を選びましょう。パラコードの種類の中でも4mmのものを4mの長さにカットしておきます、これで約18cmのブレスレットを作ることができます。
次にバックルのパーツですが、ワンタッチで取り外せるものがいいです。中には方位磁石やホイッスルが内蔵されているバックルパーツもあるので好みに合わせて選びましょう。
準備する道具
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パラコードを切るのは、はさみがあれば十分です。切ったパラコードの端はライターであぶって処理します。ライターであぶることでパラコードが溶けてほつれずに処理することができますよ。
あるといいのがフォーセップという道具でペンチとはさみのいいとこどりのような道具です。フォーセップがあると編み込んできつくなってきたパラコードを引っ張ったりしやすくなりますよ。
コブラステッチの編み方
コブラステッチとは平編みともいいパラコードの一般的な編み方です。まずバックルのパーツにパラコードを通して芯を作ります、この時にブレスレットの長さを決めておきます。
パラコードを編んでいくことで厚みが出るので指が入るぐらいの余裕を持たせた長さにしておきます。そしてコブラステッチで編んでいきます、基本的には左右対称に同じ動作で編んでいくことできれいに仕上がりますよ。最後は末端の処理をして完成です。
パラコードの編み方②
2本のパラコードでブレスレットを作る
1本のパラコードで作るブレスレットは単色になってアクセサリーとしてはいまいちですね。そこで色違いの2本のパラコードをつなぎ合わせることでおしゃれなブレスレットを作ることができますよ。
パラコードは熱で溶かすことができるので、2本の端を溶かしてくっつければ繋ぐことができます。色違いでも同じようにほどいてロープとして使うことができますね。やはりバックルのパーツを利用してつけはずししやすくしておきます。
編み方は同じ
パラコード2本を使っていても編み方は同じでコブラステッチで編んでいきます。色違いになっている方が分かりやすいですね。編み方によって表と裏で柄が反転します、どちらで使ってもいいですがバックルのパーツに表裏があれば好みの色を決めておいてから編み始めましょう。
パラコードの編み方③
ストラップの編み方
ストラップを作るにはストラップパーツを使ってここへパラコードを編んでいきます。編み方はスネークノットという種類の編み方を使ってみましょう、丸い太めの編み方でヘビのように曲げやすい編み方です。
単色でもいいですが2色にしておくとカラフルなストラップが作れます。パラコードの端を輪っかにしたり、コードストッパーで処理するなどの工夫をするとより使いやすくなりますね。
キーホルダーの編み方
キーホルダーにはボックスノットを使ってみましょう。箱型に編み上げるボックスノットは存在感がありキーホルダーにぴったりです。パラコードとナスカンやリングを上手く使って使いやすいキーホルダーに仕上げましょう。ボックスノットは編みながら好みの長さで止められるので、好きな長さにキーホルダーを調整することができますね。
スリングの編み方
スリングとは長いひものことですが、パラコードをコブラステッチで長く編んでスリングを作ることもできますよ。スリングはエアガンを吊るスリングにしたり、犬の散歩用のスリングにすることもできますね。スリングで重たいものを吊るときは注意してください、スリングに編めば耐荷重が上がるわけではありません。
コブラステッチを道具に活用できる
コブラステッチは活用して道具の柄に編みつけることができますよ。クッション性があるパラコードなので、道具の柄を握りやすいグリップにすることができます。また重たいバッグの持ち手部分にコブラステッチで編んでおけば手に食い込みにくくなりますね。
まとめ
パラコードの使い方や何種類か編み方をご紹介しました。パラコードは紐として使えるだけでなく、編み込んでコンパクトにしておくこともできますし、パーツと組み合わせて便利な小物やアクセサリーを作ることもできますよ。
安くて手に入りやすいのもいいですね。まずは基本的な編み方を何種類か覚えて、いろいろ好みのアイテムを作っていきましょう。
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