パラコードとは
パラシュートコードの略
パラコードはパラシュートコードの略です。 パラシュートに使われるコードですから、その強さは折り紙付きです。
アウトドアグッズでも、パラコードを使用したブレスレットやキーホルダー、ストラップなどが市販されていてかっこいい!おしゃれ!とアウトドア好きさんだけでなく多くの人から注目を集め始めているグッズです。
パラコードの特徴
パラコードの特徴として、やはりそのコードとしての「強さ」があげられるでしょう。 特に、引く力に対する耐久性と柔軟さによる強度は目を見張るものがあります。
パラコードを使ったストラップなどのアクセサリーは飾りの他に緊急時のロープ代わりに持ち歩くという人も少なくありません。 見た目と実益を兼ね備えたアクセサリーがパラコードを使ったアイテムの特徴といえるでしょう。
パラコードの種類
パラコードは色柄も豊富
パラコードのアクセサリー作りが注目されている理由に、コードの色や柄が豊富ということもあります。 アウトドアっぽい迷彩模様から緊急時にも目立つ蛍光カラー、それと組み合わせる単色と豊富に揃っています。
渋い色や派手な色も自分の好みで選ぶことが出来るのもパラコードの良いところです。
材質
パラコードの材質はナイロン製です。 しかし、近年中国製の安価なパラコードとしてポリエステル製のパラコードが出回っています。
コードの強度の面でいえばナイロンの方がずっと上で、Mil-spec準拠のパラコードにはポリエステル製のものはひとつも存在しません。
ファッションだけでなく、アウトドアでいざというときに使うのであれば、材質にこだわって購入しましょう。
価格
パラコードの一般的な価格としては以下を目安にしてください。 量り売りの店舗でType 3 Commercial Grade550という約250kgの荷重にも耐えられるパラコード 単色・複合色10m650円から切り売りのものは価格が高いものも多いです。
パラコードで作るアクセサリーの目安として4m使用で、長さ18センチのブレスレットが作れます。
上記のパラコードは太さ経4mmのもの。 Type2のものだと3mmというのもあります。1mmの違いでもキーホルダーなどに編んでみるとかなり太さに差が出ます。実際に編んだ写真などから自分の好みの太さを選びましょう。
パラコードの購入場所
パラコードと検索すると大手通販サイトからも購入することが可能です。 このほか、実店舗ではアウトドアショップでは、ほとんどの店舗でパラコード製品の取り扱い、または取り寄せができるでしょう。
パラコードの付属パーツ・種類
パラコードのアクセサリー作りにはコードだけでは作れません。 パラコードのアクセサリー作りに欠かせない付属パーツと種類をご紹介します。
リリースバックル
パラコードでブレスレットを編むならこれがメインといえるパーツがリリースバックルです。
プラスチック製でアウトドア用のものには、コンパス、火打ち石、ホイッスルなどがついたものも売られています。
このこだわりがアウトドア好きにはたまらないアイテムなのではないでしょうか。 パラコードでブレスレットを作るなら、ぜひアウトドア用のリリースバックルで作ることをおすすめします。
リリースバックルの種類と使い方
リリースバックルには大きさがあります。 「3/4」「5/8」「1/2」「3/8」という4つの種類があり、それぞれ何本のパラコードが通せるかという違いがあります。
3/4:男性用ブレスレット、犬の首輪にも 5/8:3/4より少し小さめです。4本パラコードが通せます。 1/2:女性用のスリムなブレスレットに。2本バラコードが通せます。 3/8:一番小型なリリースバックルです。2本パラコードが通せます。
アメリカではこのサイズが主流となっています。
パラコードの活用・種類①ブレスレット
ブレスレットデザイン1
世界で1本のオリジナル時計バンド。 飽きたらまた違う色や編み方で付け直しが出来るのでずっと愛用できそうです。
ブレスレットデザイン2
渋い色目のパラコードとシルバーの留め具がおしゃれなブレスレットです。 編み方はこの後でもご紹介しているジッパー編みです。 パラコードの色や留め具のデザインなど、作る人のセンスで色んな顔を見せてくれるのがDIYの楽しいところですね。
ブレスレットデザイン3
同じ編み方でも単色や2色使いなどで着けたときの表情が変わります。 ひとつで着けても、重ね付けしても。
パラコードの活用・種類②キーホルダー
キーホルダーデザイン1
基本的な平編みのキーホルダー。 最初に作るなら、編む長さも短いキーホルダーなどが良いでしょう。
キーホルダーデザイン2
組紐のような編み方をカラフルなパラコードで。 思いつくまま色を組み合わせて作ってみると、今まで気づかなかった発見が出来るときもあるでしょう。 余っているパラコードですぐ出来てしまうのも手作りの良さです。
キーホルダーデザイン3
パラコードの太さが違うと印象も変わってきます。 細めのパラコードなら見慣れた編み方でも雰囲気が違って面白いですね。
パラコードの活用・種類③犬の首輪やリード
丈夫なパラコードでおしゃれな首輪
赤の差し色がキュートな、パラコードで作ったおそろいの首輪とリードです。 さりげなくご主人さまのブレスレットもおそろいなのがとってもおしゃれですね。 パラコードは丈夫なので犬の首輪やリードをとても安くおしゃれにオリジナルで揃えることができるでしょう。
パラコードの活用・種類④持ち手
パラコードでかっこいい持ち手1
持ちやすいしかっこいい。 パラコードで持ち手をくるくると巻くだけでも、コーヒーの味が変わってくる気がします。
パラコードでかっこいい持ち手2
100円ライターがおしゃれに変身。
パラコードでかっこいい持ち手3
すべり止めの役割もしてくれそうです。
パラコードの活用・種類⑤ストラップ
ストラップデザイン1
シンプルでかっこいいストラップ。 どんな時代でもシンプルなかっこよさは変わりません。
ストラップデザイン2
よくみると刀の形になっているパラコードのストラップ。 カラーコーデネートされているのも素敵です。
ストラップデザイン3
落としたら大変なカメラのストラップは、丈夫なパラコードなら安心です。
【DIY】パラコード【編み方の種類】①基本
パラコードを使ったキーホルダーやストラップはアウトドアグッズで編んであるものも売られています。 しかし、一度ロープにしてしまうと編み方を知らないとただのナイロンコードで持ち歩くのにも邪魔になるだけです。 アウトドアで使う人もパラコードの編み方の種類をいくつか覚えておくと便利です。
簡単おしゃれな基本の編み方①
ソロモンステッチの編み方 パラコードを使った簡単なDIYから始めるには、まずは基本となる単純な編み方から覚えていくとよいでしょう。 色の違う2本のパラコードを使った「ソロモンステッチ」がおすすめです。
もちろん、同じ色で編むことも可能です。なれるまでは違う色でやるとわかりやすいでしょう。
上になるパーコードの色を決めたら、「そのコードが右にきても左にきても必ずそのコードが上になれば良い」と覚えれば混乱せずに編むことができます。
簡単おしゃれな基本の編み方②
スネークノットの編み方 スネークノットは同じ長さのひも2本(または1本のひもを半分に折って使用)使って編む編み方です。 動画では綿ロープを使用していますが、編み方はパラコードの編み方と同じです。
他の基本的な編み方と比べると多少難易度があがりますが、他の編み方の編み始めに使われることもあるため覚えておきたい基本的な編み方となります。
簡単おしゃれな基本の編み方③
ジッパー編みの編み方 ジッパー編みは編み目がジッパー(ファスナー)のような形になることからこの名前が付けられています。
ソロモンステッチと同様に簡単な編み方ですが細身のデザインでしなやかに曲がることから男女問わず身につけられるアクセサリーとしておすすめです。
単色でも2色使いでも簡単におしゃれなデザインに仕上がり、キーホルダーやストラップなど汎用性も高い編み方です。
【DIY】パラコード【編み方の種類】②四つ編み
丈夫でかっこいい編み方①
4つ編みには編み方が2通りあって、ひとつはステッチといいます。 これは名前の通りステッチ(縫い目)のような仕上がりになる方法です。
丈夫でかっこいい編み方②
4つ編みのもう一つの編み方はスパイラルフォーといいます。 スパイラル(螺旋状)に網目が形づくられることからこの名前がついています。 どちらもパラコードの基本的な丈夫でかっこいい編み方として覚えておくと良いでしょう。
丈夫でかっこいい編み方③
3つ編みがもっと複雑になった4つ編みを探している人は、上の2つではと探している編み方と違うと感じる人もいるでしょう。 そんな人にはこちらの編み方をご紹介します。
実際にはこちらは1本のパラコードで編み込んでいくことで4つ編みの模様を作ります。
英語の動画ですが、動画内の編んでいる手元を見て同じようにしていけば、タイトル画像のようなかっこいいブレスレットを作ることが出来るでしょう。
【DIY】パラコード【編み方の種類】③人気のデザイン
男性にもおしゃれでかっこいい編み方①
8の字編みの編み方 編み方の方法としては簡単ですが、綺麗に編み目を揃えて編もうとするとそれなりのスキルを必要とします。 編み始めをコルクボードなどにピンで固定して平らなところで編むと失敗しづらいでしょう。
美しく編むコツは、なんといってもキツすぎず緩すぎない綺麗に揃えて編むことにあります。
男性にもおしゃれでかっこいい編み方②
ブーツレースの編み方 編み方は非常に複雑ですが、編みあがった編み目も美しいパラコード編みです。 ブーツの靴紐のような編み方ということでブーツレースといいます。 基本的な編み方をマスターした人なら、好きな色2色でぜひ挑戦してみて欲しいとてもおしゃれでかっこいいパラコードの編み方です。
男性にもおしゃれでかっこいい編み方③
クロスステッチ平編みの編み方 基本の平編みにもう2本クロスする別の色のひもをプラスして編んでいく編み方です。 クロスするひものもっていきかたさえ理解できればそれほど難しい編み方ではありません。
動画では手に持って編んでいますが、やはりこの編み方もテーブルなどに固定して編むことで編み目が揃って綺麗に仕上がるでしょう。
【DIY】パラコード【編み方の種類】④末端処理
ストラップなどの末端処理①
パラコードが溶けるナイロン製であることを利用して、末端処理はライターなどで炙って溶かしくっつけるという方法をとることが多いです。
編んでいた2本のパラコードを溶かして熱いうちにつなげれば溶けたところが冷えて固まって1本のコードになるということです。
かなりしっかり溶接されるので、思い切り引っ張ってもそこから取れてしまうことはありません。
ブレスレットなどの末端処理②
一般的な溶かしてくっつける方法も、ブレスレットなど肌に触れるものは場所によっては「溶接部分がチクチクして使いにくい」という問題が起こります。
その場合は、パラコードを編み目の中に数センチ通してカットするという方法が使われます。
これはパラコードではないただの綿のひもでアクセサリーを作る時などにも使われるテクニックです。 覚えておくとパラコード以外のひもでの編み方に応用できるので便利です。
【DIY】パラコード【編み方】⑤解き方
パラコードの目的
パラコードはとても丈夫なひもです。250kgもの荷重を支えて切れることなく作られています。 それでいて、ナイロン製だから軽くて持ち運びにも便利です。
最近はおしゃれとしてパラコードのアクセサリーを身につける人も多いですが、本当の目的は緊急用のロープとして携帯します。
自作で作るアウトドアグッズとして
アウトドアグッズのお店には、自分でDIYしなくてもすでに編まれたものも売られています。
でも、いくら緊急用のロープであっても自分の好きな色で自分の好きなデザインのパラコードアクセサリーを身に着けたい人も大勢います。
何よりも、パラコードのアクセサリーDIYは安くて簡単に短時間に作ることができます。 1本作ると楽しくて何本も作ってしまうという人も少なくありません。
1本に戻しロープとして使う
アウトドアで用いるパラコードのブレスレットやキーホルダーは、緊急時に1本のロープに戻して使うことを想定して編むとよいでしょう。 そのために、簡単にほぐれる編み方も存在します。
ファッションではなく、実際に使えるパラコードのブレスレットやキーホルダー作りにはこの編み方にしましょう。
瞬時に解けるパラコードの編み方動画
【DIY】パラコード【編み方】⑥失敗しないコツ
パラコードを使ったDIYアクセサリーを数種類見ていただきました。
編み方には簡単なものから複雑なものまでありますが、簡単なものから順を追って作っていけば編み方のコツをとらえることができ、誰でも失敗せずに上手にパラコードアクセサリーを作ることができるでしょう。
いきなり難しいものに挑戦するのもよいですが、失敗するのが怖いという人は簡単なものから順を追って編み方のルールを覚えていくことをおすすめします。
まとめ
パラコードのDIY、ストラップやブレスレット、キーホルダーなどの編み方の種類をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
とても丈夫なパラコードは、アウトドアグッズのストラップなどにつけておけばいざというときのロープ代わりに重宝しそうです。
いざというときが無いのが一番ですが、ちょっとロープが必要だなというときに思い出して使ってみるのもよいのではないでしょうか。 たくさん編んだらプレゼントしても喜ばれるでしょう。