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ヌカカは危険な吸血動物!
ヌカカとは、ハエ目(双翅目)に分類され、ヌカカ科に属する吸血動物です。吸血動物というと蚊やブヨをイメージされる方が少なくないと思いますが、場合によってはそれ以上の被害を出すことがあります。今回はそんなヌカカのあまり知られていない生態や特徴、刺されてしまった時の治療方法や、被害に遭わないための対策、駆除の方法をご紹介していきます。
ヌカカの生態
小さく厄介な害虫
ヌカカの生態はとても特徴的で、「糠(ぬか)粒のように小さい蚊」という意味からその名がつけられました。その名前のとおり、体長はなんと1~1.5mmほどしかありません。薄くて透明な翅に黒い斑紋がついているのが特徴ですが、あまりにも小さいため肉眼では黒いゴマ粒のようにしか見えません。ほかの虫と見分けるのは難しく、一般に生態があまり知られていない一つの要因でもあります。またその小ささから網戸をすり抜けて家に侵入することもあり、完全に防いだり、駆除が難しいという厄介な一面もあります。
水辺のあるところには要注意!
ヌカカは日本では約40種類が確認されていて、地域によってその種類は異なるものの全国各地に生息しています。そして水田、森林、山間地帯、また沼、渓流沿い、海岸などで活動しています。ヌカカは産卵の時期になると住まいを水辺へと移し、そこにある草や石に産卵します。そして幼虫の時期には泥土の中で成長するため、水辺のあるところで大量発生することがあるのも特徴的です。ですからそうした場所でのキャンプや釣りには特に注意しなければなりません。
6~9月に最も多く発生
ヌカカは春~夏の時期にかけて、4~10月頃に発生します。特に6~9月の時期にかけては最も多く活動します。この時期は服装も軽装になり、肌の露出も増えることから多くの被害がでてしまいます。またヌカカは20℃を超えると活動を始めますが、最も暑くなる日中は活動が弱まるため、比較的すずしい朝と夕方に活発に活動します。夏の時期には朝や夕方にウォーキングやジョギングを行っておられる方も多くいらっしゃいますが、その時間帯は特に注意が必要です。
集団で襲ってくる!
ヌカカは通常の蚊とは違い、集団で活動する習性があります。ですから集団で襲われる危険性もあります。一度に数十ヶ所刺されてしまうということも少なくありません。刺すのはメスだけですが、飛んでいる中からメスを判別するのは困難でしょう。また集団で活動していますので、その中には相当数のメスも存在しています。集団で襲われることによって被害が拡大してしまいます。
ヌカカに刺されてしまった時の症状
一度に何ヶ所も刺される!
前述のようにヌカカは集団で襲ってくるため、一度に数ヶ所、多い時は数十ヶ所刺されてしまうこともあります。それだけ刺されるとかゆみの症状も相当なものになり、治療にも時間がかかってしまいます。またヌカカは幹部が赤く炎症を起こすのも特徴です。上記の写真のように見た目にも大きく現れてしまいますので、女性の場合には特に用心が必要でしょう。
刺された直後は気づかない
個人差はありますが、ヌカカは刺された直後やしばらくの間は症状がでることも少なく、気づきにくいという特徴があります。時間が経過してからかゆみや痛みが生じる「遅延反応型」だからです。ヌカカの唾液に含まれる成分が、人間の体の抗体と反応し、その後かゆみの原因となる物質が分泌されると、かゆみや見た目の症状に現れます。刺された直後は気づきにくいため処置や対策が遅れて、余計に多く刺され、被害が拡大してしまうことがあります。
かゆみが一週間以上続く
ヌカカに刺されると強いかゆみが一週間以上続くことがあります。一ヶ所程度なら我慢できるかもしれませんが、数ヶ所から数十ヶ所刺されている場合は掻かないようにするのはとても難しいです。掻きむしってしまった結果さらに症状が悪化してしまい、かゆみや痛みが続いてしまうという悪循環になりかねません。掻きむしってしまうと肌を傷つけ跡が残ってしまうこともありますし、かゆみ対策で行ういわゆる「爪バッテン」などは絶対にやめましょう。
ヌカカに刺されてしまった時の応急処置
ステップ①石鹸と流水でよく洗う
ヌカカに刺されたあとの皮膚には、ヌカカの唾液や体液が付着していて、それがかゆみを長引かせる原因となってしまいます。皮膚を洗わずに薬を塗ったとしても、薬の効果は薄れてしまいます。まずは石鹸と水できれいに洗い流すのが、初めにできる処置です。この時ポイントとなるのは流水で洗うということです。貯めた水だとヌカカの唾液や体液といった毒素をきれいに取り除くことができません。アウトドアを行なっているとき水はとても貴重ですが、可能な限り流水を使って洗い流しましょう。
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ステップ②患部を冷やす
患部を冷やすことも、かゆみや痛みを和らげるのに役立ちます。また患部の腫れや炎症を抑えるのにもとても効果的です。氷や保冷剤があるならばタオルなどに包んで患部を冷やしましょう。なければ流水などにしばらく当てておくだけでもとても効果があります。一方で、患部を温めることはかゆみや炎症を悪化させることにつながりかねませんので、おすすめできません。
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ステップ③外用薬を塗る
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患部を冷やしたあとは外用薬を塗っておくことも効果的です。かゆみ止め成分が入っている抗ヒスタミン薬を塗るほかにも、赤みや腫れがひどくなっている場合には、抗炎症成分が入っているステロイド系の薬を塗ることも有効です。市販のものだと思うような効果が得られないものもありますが、しかし一定の効果は期待することができます。薬を塗ったあとしばらくはかゆみが残りますが、薬の効果がでるのをじっと待ちましょう。
ヌカカに刺されてしまったら皮膚科へ
炎症がひどい場合には皮膚科で見てもらう
市販の薬で思うような効果が得られず、かゆみや炎症がひどい場合には迷わず皮膚科を受診して治療してもらいましょう。専門のお医者さんに診てもらえれば、最適な治療を受けることができます。自分で治療しようとすれば完治が遅れたり、跡が残ってしまうということも少なくありませんので、皮膚科を受診するのが最も賢明な方法と言えるでしょう。
皮膚科の処方薬で治療
病院の処方薬であれば治療に大きな効果を期待することができます。ひとえに虫刺されといっても、虫もさまざまで、症状や行なった応急処置も人によって異なります。皮膚科に受診すると、基本的には内服薬と外用薬で治療することになりますが、症状やそれまでの経過を診て、最適な処方箋を出してくれます。市販薬で効果が得られなかったり、病院を受診するか迷っている場合には、躊躇せずに皮膚科の専門医に診てもらいましょう。
ヌカカ対策①服装
肌の露出を減らす
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ヌカカに刺されないための対策で一番重要なことは、何と言っても肌の露出をできるだけ減らすことです。ヌカカは首元や袖口、また足の裾などから容易に侵入してきますので服装には十分に注意する必要があります。半袖や半ズボン、さらにサンダルやショートソックスなどはできるだけ避けましょう。また、どうしても露出しやすい首周りにはタオルなどを巻いてしっかりと保護することも重要です。
頭皮もしっかりと保護!
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服装で意外と盲点なのが頭皮です。アウトドアでも晴れていない日などは帽子をかぶらなかったり、忘れてしまうこともありますが、ヌカカはその小ささゆえに毛髪の中まで容易に侵入してきます。頭皮が刺されたかどうかはなかなか確認ができないため、気づかないうちにたくさん刺されていて処置が遅れてしまうこともありえます。ですから曇っていたり、たとえ雨が降っていたとしても帽子をかぶって、頭皮をしっかりと保護しましょう。ぜひ出かける前には、頭から足先までの服装と靴のチェックを心がけましょう。
ヌカカ対策②虫除け
虫除けスプレー
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出かける前に虫除けスプレーを全身や衣服にかけておくことも効果があります。しかし虫除けスプレーは時間が経つ効果が弱くなってしまうため、用法・容量を守りながら、数時間おきにかけるのがよいでしょう。また体質によってはアレルギー反応を起こすこともあるので、成分をしっかりと確認しておくことも重要です。最近では写真のように科学成分のものではなく、天然成分の商品も多くなっているので、心配な方はこうしたものを使用することをおすすめします。
虫除け線香
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虫除け線香を持ち歩くこともとても有効です。とくに、釣りをやキャンプなど一定の場所にとどまらなければならないときはとても便利です。最近では虫除け線香の入れ物にフックがついていてリュックに付けられたり、持ち運びが便利なものもあります。しかし虫除け線香には、発がん性物質が含まれていたり、アレルギーの原因になることもあるので、密閉された空間では絶対に使用しないようにしましょう。
ヌカカ対策③居そうな場所をさける
歩く場所に注意する
ハイキングや登山をしている時は、周りの草木などを散策しながら歩くことが多いですが、その際にも注意が必要です。ヌカカは森林の中の草木の中に潜んでいることが多いので、草をかき分けた瞬間おびただしい数のヌカカが発生するということがあります。必要以上に草をかき分けたり、あまり道が整備されていない所に入るのはできるだけ避けましょう。また、長時間歩いていると服装も乱れ、いつの間にか肌が露出しているということもありえるので、服装をこまめにチェックすることも重要です。
発見したらすぐに立ち去る
飛んでいる普通の蚊を見つけるのは難しいですが、ヌカカは集団で行動していることが多いので、刺される前に発見できることがあります。まだ距離があるから大丈夫と思っていると、人の体温や汗のにおいにつられて集団で急に襲ってくることもあります。ですから発見した場合にはできるだけ早くそこを立ち去るようにしましょう。
しかし、慌ててしまうとほかの場所にいるヌカカを刺激してさらに大量に発生するかもしれませんので、落ち着きながらもすばやく行動することが大切です。
ヌカカの駆除
殺虫剤スプレーを散布
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ヌカカの発生源となりそうな場所に殺虫剤スプレーを散布しておくことはヌカカの駆除に有効な手段です。キャンプでテントを張っている場合などにはその周りの、ヌカカが発生しそうな場所にあらかじめ散布しておくのがよいでしょう。ヌカカがまだ発生していなくても産卵の時期に合わせて殺虫剤を散布しておくことによって、ヌカカの産卵や幼虫の生育の妨げにもなるため、ヌカカの発生源を断つことにもつながります。
ライトトラップを仕掛ける
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ライトトラップと呼ばれる、紫外線の光を出してヌカカをおびき寄せ駆除する方法もあります。街の中の電柱や工場に設置されているのを見かけることがあるかもしれませんが、ライトトラップは一般の家庭用にも普及していて、虫を駆除するのにとても有効です。1000円程度から購入できる商品もあるので、一度試されてみてはいかがでしょうか!?
まとめ:ヌカカの生態~駆除まで
今回の「ヌカカに刺された時の症状と処置の方法は?正しい対策や生態・特徴をご紹介!」はいかがだったでしょうか?ヌカカに刺されるととても厄介であり、処置や治療も大変です。せっかくのアウトドアに出かけても楽しさが半減してしまうかもしれません。刺されないために服装などによる対策を行い、刺されてしまった時の備えもしっかりとしておきましょう。
ヌカカが気になる方はこちらもチェック!
今回はヌカカについて解説させていただきましたが、他にも害虫や虫刺されに関する記事がたくさんあります。気になる方はぜひ見てみてください!
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