検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

不快害虫とは?人が嫌う虫の種類を駆除・対策方法含めて解説!

害虫は害虫でも不快害虫をご存知でしょうか。夏場はセミやクワガタなど子供が好きな虫も出てきますが不快な害虫も多く出てきます。人間や作物、家畜などには被害がないけど人間に嫌われてしまう虫。不快害虫の種類や駆除、対策方法まで解説していきます。
2020年8月27日
ふらわ
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

不快害虫の駆除と対策方法:はじめに

害虫とは人間や作物、家畜などに害をなす虫のことを言います。人や家畜の血を吸う蚊やノミ、ダニなどの吸血性害虫もいれば、作物を荒らすイナゴやカイガラムシなど枚挙に暇がありません。しかし不快害虫は人間からその存在が不快というだけで実際は特に害はない、むしろ場合によっては益虫だったりするものもいます。今回は代表的な不快害虫とその駆除、対策方法などをご紹介します。※不快な画像にご注意ください

不快害虫の駆除と対策方法:不快害虫とは?

不快害虫に共通する人間が嫌悪感を感じる部分

不快害虫というよりも、普段虫を見ない自然の少ない都会やそういうところでのマンション生活に慣れた世代の人たちは、そもそもどの虫も不快だったりします。たとえ毒性があろうがなかろうが、刺そうが刺すまいが、何の被害を受けてなくても。そもそも節足動物や昆虫が多足であり、脊髄がなく、理性がなく本能だけで生きていることが気持ち悪いので、ゴキブリもクワガタも一緒くたにされることもあります。

しかもそういう気持ち悪いと思う虫類がたくさん群れていれば、実害はなくても心理的被害が甚だしいのです。そういう人間が不快に思う虫の中でも上位なものが不快害虫と言われるものです。

不快害虫の駆除と対策方法:1

益虫と言われてもクモを好きな人はいない?

不快害虫には節足動物が多いのですが、その代表が人間の身近にいるクモですね。特に巣を張るジョロウグモなどは足が細長く色も毒々しく嫌悪感を感じます。糸が顔や体に掛かるだけで大騒ぎの人もいます。また室内にも巣を張らないイエグモ、ハエトリグモ、大型のアシダカグモなどが棲みつくこともあります。

日本には毒グモは少なく、今挙げた種類には毒はありません。特別な病気や菌もなく、噛まれるなどの被害もありません。むしろ、クモはカやハエなどの害虫を捕食する益虫とも言えます。

クモの駆除と対策

とは言っても家の敷地や室内にいるクモは不快な人には不快で駆除しないと落ち着きませんよね。なかなかすばしっこいので、躊躇がない方は害虫であろうがなかろうが殺虫剤はとても有効です。クモが室内に入ってこないようにするのは難しいのですが、とにかくドアや網戸、窓の開けっ放しは厳禁です。網戸への防虫スプレーなども有効です。

ガーデニングでの対策

ガーデニングやベランダの観葉植物はどうでしょうか?屋外ですからクモはどこからともなくやって来てあっという間に巣を張ります。自然界では仕方がないことなんですが、益虫だと言われても嫌ですよね。クモの巣を取り除いても、クモが生きていればまたすぐ巣を張ります。そんな時はガーデニング用の植物にかけてもよい防虫スプレーがありますのでそちらで対策を!

防虫菊の成分を使った安全な防虫スプレー、900ml。ガーデニング用なので植物にかけて使用します。殺虫剤ではなく、あくまでも不快害虫の防虫対策です。

不快害虫の駆除と対策方法:2


大群だと気持ち悪いアリ

アリは害虫じゃないの?という方もいらっしゃると思いますが、少なくとも日本にいる種類のアリは不快害虫の範囲を超えません。外来種の毒性のあるヒアリが有名になりましたが住宅街にはまだ定着していないようですし、被害もほぼありません。アリは小さくて黒いのがウジャウジャ大群でいるのが不快なんですね、怖いというか嫌悪感を感じますね。古い低層の住宅だと家の中までアリの行列が出来ていて食べ物までつながっているなんてこともあります。

アリが入ってくるということは衛生面で問題あり

アリは人間の食べるもの、特に糖類を使ったものには敏感に察知します。家に侵入させないためには、出来ればまず家の床下、出入り口の隙間をなくし侵入を防ぐこと。他の害虫対策にもなります。無理な場合、食べ物を食べない時はテーブルや部屋に置きっぱなしにしない、食べかすの掃除をまめにするなど衛生を保ちましょう。侵入してきたアリに対しては普通の殺虫剤で十分効きます。ガーデニングではアリの巣に仕掛ける駆除剤もありますよ。

庭のアリを巣ごと全滅!毒餌入り容器12個入り、安くてお手軽!

不快害虫の駆除と対策方法:3

おぞましさナンバーワンの不快害虫、ゲジ

通常、多くの地域でゲジゲジと呼ばれるムカデの仲間です。足の長いムカデのような姿でしかもゴキブリにも劣らない素早さで嫌悪感というよりおぞましい虫です。オオゲジという種類に至っては成虫になると体長7㎝、足の長さを入れると15㎝ほどにもなり、この大きさが山間部の古い温泉宿の寝室に出現するとほとんどの人はパニックです。

通常は湿度の高い山林に生息し、昆虫類を捕食します。ゴキブリなどの害虫も食べてしまいます、ある意味益虫です。毒性もなく、特別な病気や菌も持っていません。

ゲジは山間部にしかいません

この嫌悪感マックスのゲジですが、上述しましたように、山間部に生息しますので屋内に侵入してくるケースは山間部の林が側にある建物や、山を拓いて作った団地・住宅街です。夏に活動が活発になりますので遭遇する可能性も高くなります。

まずはゲジやエサとなる虫の侵入を物理的に防ぎましょう。ドアや窓を開けっ放しにしない、隙間を塞ぐなどし、室内用の防虫スプレーも有効です。侵入したゲジは素早く、また叩いたりすると取れた脚が動くという気持ち悪いことになりますので殺虫剤がよいでしょう。ゴキブリ同様すぐに死にませんのでご注意を。

殺虫成分が約1か月持続で事前にスプレーで待ち伏せ効果あり。冷凍スプレーで凍らせるので素早い虫も一瞬でストップ!ムカデ、ヤスデ、ゲジゲジに!

不快害虫の駆除と対策方法:4

ナメクジ・カタツムリは不快害虫?害虫?

ナメクジやカタツムリは陸生の貝類です。貝は美味しいし好きだけど、ナメクジやカタツムリは苦手、カタツムリはかわいいけどナメクジには嫌悪感を感じるという人もいます。カタツムリは童謡にも出てくる子供には人気のある虫だったのですが、だいぶ様相も変わってきたのでしょうか。しかし、カタツムリやナメクジは確実に益虫ではなく不快害虫であるとともに衛生的にもよくない、農作物に被害を与える害虫でもあります。


不衛生で菌や寄生虫の宝庫とも

最近、よく聞くのが広東住血線虫(カントンジュウケツセンチュウ)というカタツムリやナメクジとネズミなどの捕食動物の間を行き来する寄生虫で人間の体内に入ると脳に住み着き脳炎という病気を引き起こし物理的ダメージを与え、沖縄で死亡事例もあります。

元々日本本土にはいなかった寄生虫ですが、高い確率で寄生しているアフリカマイマイは沖縄や奄美地方に分布し、日本各地の港湾部のネズミからも広東住血線虫は見つかっています。その他の菌や寄生虫など病気の元を持っていることもあります。

カタツムリやナメクジを食べない日本でも

アフリカマイマイは元々アフリカでは食用で、フランスでもエスカルゴは有名です。日本にはカタツムリやナメクジを食べる文化はありませんが、寄生虫や菌は意図して食べなくても、触ったカタツムリやナメクジから付着した菌を口に入れてしまう、カタツムリやナメクジが這った植物や野菜を食べるなどして病気に感染する可能性があります。

広東住血線虫以外にも寄生虫や菌はたくさんありますので野菜はしっかり洗う、カタツムリやナメクジを触ったら手を洗うなど衛生管理をしっかりしましょう。もちろん殺虫剤は効果があります。

ナメクジ、カタツムリの農薬型毒餌、酸化第二鉄、土や植木鉢に撒くだけ。ペットにも安全!

不快害虫の駆除と対策方法:5

意見が分かれるダンゴ虫

子供の時は集めて遊んだダンゴ虫、昔の話でしょうか?ダンゴ虫は湿度の高い土に好んで生息しますので、土があれば都会の住宅街でも、特に庭などの日陰にたくさんいます。このように住宅近くに棲む種類は小型でコシビロダンゴムシという名前で、海岸部などではヨーロッパ原産とされるハマダンゴムシという一回り大きい種類のダンゴムシもいます。落葉などを食べ毒性はありませんし特定の病気や菌を持っているということも聞きません。近縁種にワラジムシという丸くならない仲間もいます。

不快害虫ダンゴムシの駆除と対策

通常であれば屋内に上がり込んでくることはありません。あるとすれば低層住宅などのベランダや庭ぐらいです。ガーデニングなどで植物をかじられたり、不快ということであれば、駆除も視野に入れましょう。ダンゴムシは毒性もなく触ると丸くなりますので捕まえやすく、近くの土のある場所(草むらなど)に放してもよいでしょう。捕まえても、殺虫剤を使ってもいいですがキリがありません、次の日にはまた発生します。

パウダー状の散布型殺虫剤1kg。あらゆる種類の害虫に効く!植木鉢やプランターの下、ブロック、石の下など虫の住処に散布で殺虫、防虫効果あり。動植物に掛からないよう注意!

不快害虫の駆除と対策方法:6

大群が嫌がられるヤスデ

ムカデは知っているけどヤスデは知らないという若者も増えましたが、ゲジ、ダンゴムシに続く節足動物が不快害虫として挙がっています。もう足が多いというだけで嫌悪感を感じる人が多いのに、ヤスデは6月から7月に掛けて大量発生する場所があり、その大群がおぞましいと感じる人も多いです。また1匹だとわかりませんが大群だとヤスデが放つ独特な匂い(毒性があるようです)が更に嫌悪感を増加させます。ですが人を噛んだり、恐ろしい病気や菌を持っているという報告もありません。


害虫ムカデと似ていても実害はない不快害虫ヤスデ

ヤスデはムカデと違い人を噛む害もなく、エサも枯れ葉や菌類で、大量に発生し匂いがすごいという以外実害がありません。こちらも普通は山林などに棲息し、その近辺にある住宅などに出現します。山の土で埋め立てた土地でも繁殖することがあります。

大群を嫌って物理的なダメージ与えたり潰すと強烈な匂いを放ちますので、ある意味害があり、駆除は殺虫剤の方がよいでしょう、歩くスピードも遅いです。大群が何かの邪魔とか被害がない限りは出来るだけ放っておきたいところです。

花、木、野菜に直接スプレー!殺虫、殺菌のオールマイティの1本

不快害虫の駆除と対策方法:7

バッタの仲間なのに不快害虫なカマドウマ

カマドウマというバッタ、キリギリスの仲間をご存知でしょうか?なかなかお目にかかる機会がない虫です。エサは小さな虫、人間の残飯、動物の死骸など雑食性で虫を食べてくれるという意味ではクモのように益虫の側面もありますが、カマドウマの名の通り昔から山林に近い家の台所でよく見かけられました。現在も山間部の侵入しやすい古い家屋や旅館、サービスエリアのトイレなど衛生がよくない日当たりが悪い湿度の高いところに好んで現れます。

やはり見た目と群れていることで不快

カマドウマは毒性もなく怖い病気や菌を媒介するわけでもありませんし、噛まれるとかの被害もありません。細長い脚と色や模様が一見クモの様でもありハッとさせられるのでしょう。また同じ場所に数匹の群れでいることもあります。緑のバッタの方が清々しいのです。侵入を防ぐには小さい虫ではないので、しっかりとドアや窓、網戸を閉めることです。当然殺虫剤は効果てき面です。

カメムシやカマドウマが嫌う天然成分のみの専用防虫忌避剤。

不快害虫の駆除と対策方法のまとめ

見た目、動き、群れでいることが不快害虫というのは人間の身勝手ではありますが、人間の縄張りに侵入してくれば毒性がないとか、実は益虫とかその人が不快であれば関係ありませんよね。どんな虫であろうと野生のものですから衛生面の害はあります。小さい虫は捕食者である不快害虫も呼び込みます。害虫が侵入できない物理的な工夫、入る隙間を失くす、防虫スプレーなど、そしてごみ処理、掃除など衛生を保つなど防虫対策を重点的に行いましょう。

害虫が気になる方はこちらもチェック!